異世界から来た華と守護する者

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異世界から来た華

どうしたらいいの〜〜〜〜!!

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暖かい温もりに包まれて、ウトウトとする。
あったか~い。良い匂いもする。
昔、怖い夢を見て、兄の布団に潜り込んだ時のよう。
兄に抱きしめられて、背中をさすられ、大丈夫だから寝なさいって……
懐かしい なぁ……

モゾモゾ動いて、背中に腕を回す。
ピクッと動いたかと思うとその温もりが、ぎゅっと抱きしめて来る。
そして、おでこから頬と優しく触れる柔らかく、暖かい感覚。

………………兄は優しかったが、こんなことはしない…………

一気に意識が浮上する。

???????

私を抱きしめた状態で横たわっていたのは……

「ディ様!!」

わたわたするも、胸の中に収まったままの私。

「昨日の晩は『ディ』って呼び捨てにしてくれたのに、寂しいな……呼び捨にして欲しいんだが。」

「えっ」

「無理か?頼む。」

強い眼差しで覗かれました。
しかも、抱きしめて来る力が強くなってます。

ドキドキします。
耳が胸板にあたって少し速く打つ心音が………

「ディも緊張してるの??ドキドキが速い」
「そうだな、泣いていた君を抱きしめて……そのまま離してもらえず眠ってしまった。朝起きたら君の可愛い寝顔と仕草でたまらない。」

抱きしめて……眠った??
もしかして……私、服掴んで離さなかったとか……
昔からよく兄の布団に潜り込んだ時、兄の寝衣の端を握りしめて離さないって笑ってくれたような……

だって、怖い夢とか………怖くて怖くて、側にいて欲しかったから……

それをディに…………

お顔も身体も真っ赤になってる気がします。

ディはそんな私を慰めながら起き上がる。

「もう少し堪能したかったけど、他の者がそろそろ来るだろう……」

そう言って起こされ、口づけられた。

え??

一瞬の出来事で、目を見開く。

顎を捉えられて、深く唇を重ねられる。
息ができない。

まるで呼吸を奪うような激しさだった。

翻弄されてしまう………

「そんな可愛い顔は私以外に見せて欲しく無いな。」
クスッと笑っている………

----ー
「それと、アキコ。私は君の兄じゃない。未来の夫だ。だから、これからは手加減しないよ。君を手に入れるために頑張らせてもらうから、覚悟して。」

そう言って、部屋を出て行く。
ベットの上でヘタリ込む私は………悪くない……よね。

しばらくして、メイドさんが入室してきた。
されるがままに朝の身支度をされて、朝食の席に向かう。
どうしたらいいんだろう……………

キスもされて………私の………ファーストキス……
う~~~~~~っ
どう顔合わせたら良いの~!!
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