13 / 46
巻き込まれて、囚われて……
助けられて
しおりを挟む
目の前に庇うように立っていた、ダークカラーのスーツを着こなしている美丈夫。
時々連絡をよこしてくれている、そう、イオニシスだった。
でも、どうして、こんな所に?
て言うか、イオニシスはこの恐怖の対象を知っている!?
「アヤ、怪我は有りませんか?こんな所に擦り傷が………ここにも……」
さっき壁にぶつけられてできた物なのか、額と右手の甲、膝に血が滲んでいた。
イオニシスは私には哀しそうなを見せたが、振り返り、私を襲った相手には、かなりの冷たさで見据えていた。
「なっ………なぜ………」
「何故?お前達が勝手にこの世界に蔓延ってきたからでしょう。しかも、人を襲うとは……他の世界に逃げ込み、捕食する事は禁じられていたはず。しかも、私の大切な者に手を出し、傷を負わせるなど……覚悟はできてるのでしょうね………勿論!」
「ひぃ!!」
そう言って逃げ出そうとするのを、足元を凍らせて動けなくした。
「あぁ、アヤには見せれませんね。すみません。」
そう言って、私の前に手をかざした。
意識が遠のく。
判るのは、暖かい温もりだけ…………
「アヤ、すみませんが、眠ったまま待ってくださいね。」
イオニシスの掌から球体を出現させたかと思うと、それは次第に大きくなり、彩花の身体を包み込んだ。
「お待たせしました。ふふっ…」
後退しようにも、足元を凍らせられて、動けない鬼。
「まずは……」
イオニシスは、鬼の両足をそのまま砕いた。
両手を凍らせては砕き、残りをそのまま凍らせていく。
ジワジワと命を摘み取り、跡形も残さず砕き消した。
「さてと……」
彩花を包み込んでいた球体を消し去り、抱きしめる。
怪我をしている所に唇をあて、傷を癒し消した。
「これは、怖い夢です。ですから、忘れてくださいね。」
そう言って、包み込むように抱きしめ、彩花の部屋に飛んだ。
そっと横たえ、彩花の荷物をテーブルの脇に置く。
「本当は、このまま連れて帰りたいのですがね………もう少しで片付けが終わりますから、それまで我慢しますか……でも……」
そう言って、ベットに横たえた彩花の上に覆いかぶさり、頬に、唇に、首筋に唇を落としていく。
「少しだけ………そう、少しだけご褒美を下さい。」
彩花の腰にある蕾をそっと撫でる。
ピクッと反応する彩花……
「可愛い。起きていても、寝ていても可愛いですね。私のアヤ。」
そう言って、少し開いた唇を舌で割って入り貪り、唾液を啜り上げた。
「あ………ん………はぁ……」
微かに漏れる吐息を堪能する。
これ以上は止まらなくなりそうだ………
残念……
そう呟いて、姿を消した……
アヤ、彩花………愛してます……
時々連絡をよこしてくれている、そう、イオニシスだった。
でも、どうして、こんな所に?
て言うか、イオニシスはこの恐怖の対象を知っている!?
「アヤ、怪我は有りませんか?こんな所に擦り傷が………ここにも……」
さっき壁にぶつけられてできた物なのか、額と右手の甲、膝に血が滲んでいた。
イオニシスは私には哀しそうなを見せたが、振り返り、私を襲った相手には、かなりの冷たさで見据えていた。
「なっ………なぜ………」
「何故?お前達が勝手にこの世界に蔓延ってきたからでしょう。しかも、人を襲うとは……他の世界に逃げ込み、捕食する事は禁じられていたはず。しかも、私の大切な者に手を出し、傷を負わせるなど……覚悟はできてるのでしょうね………勿論!」
「ひぃ!!」
そう言って逃げ出そうとするのを、足元を凍らせて動けなくした。
「あぁ、アヤには見せれませんね。すみません。」
そう言って、私の前に手をかざした。
意識が遠のく。
判るのは、暖かい温もりだけ…………
「アヤ、すみませんが、眠ったまま待ってくださいね。」
イオニシスの掌から球体を出現させたかと思うと、それは次第に大きくなり、彩花の身体を包み込んだ。
「お待たせしました。ふふっ…」
後退しようにも、足元を凍らせられて、動けない鬼。
「まずは……」
イオニシスは、鬼の両足をそのまま砕いた。
両手を凍らせては砕き、残りをそのまま凍らせていく。
ジワジワと命を摘み取り、跡形も残さず砕き消した。
「さてと……」
彩花を包み込んでいた球体を消し去り、抱きしめる。
怪我をしている所に唇をあて、傷を癒し消した。
「これは、怖い夢です。ですから、忘れてくださいね。」
そう言って、包み込むように抱きしめ、彩花の部屋に飛んだ。
そっと横たえ、彩花の荷物をテーブルの脇に置く。
「本当は、このまま連れて帰りたいのですがね………もう少しで片付けが終わりますから、それまで我慢しますか……でも……」
そう言って、ベットに横たえた彩花の上に覆いかぶさり、頬に、唇に、首筋に唇を落としていく。
「少しだけ………そう、少しだけご褒美を下さい。」
彩花の腰にある蕾をそっと撫でる。
ピクッと反応する彩花……
「可愛い。起きていても、寝ていても可愛いですね。私のアヤ。」
そう言って、少し開いた唇を舌で割って入り貪り、唾液を啜り上げた。
「あ………ん………はぁ……」
微かに漏れる吐息を堪能する。
これ以上は止まらなくなりそうだ………
残念……
そう呟いて、姿を消した……
アヤ、彩花………愛してます……
0
お気に入りに追加
86
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
一夜限りのお相手は
栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。R5.1月
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる