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酔っ払って……
飲んでます
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仕事を定時で終わらせて、亜希子と出かける。
リーズナブルな値段で美味しいし、品数も多いこの店。
少し隠れ家的な場所にあるんだけど、噂が噂を呼んで人気店になっているようだ。
「先輩、何食べます?」
「そうね、サラダと、焼き物何が良いかなぁ、この串焼きセットと、お刺身セット。カルパッチョも食べたいな。」
「良いですね。私は、そうだな~、唐揚げかなぁ、取り敢えず。後、生飲みますよね。注文は、タッチパネルで……と」
2人でタッチパネルを操作して注文していく。
しばらくして、生ビールと付け合わせの枝豆が届き、乾杯し、グビッとビールを飲んだ。
「仕事終わりのビールは美味しいですね~~~枝豆もウマ!!」
「もう、若いのに、そんなオバさんみたいなこと言わないでよ!」
「え~~、先輩、2人だけなんだから良いじゃないですか!」
そう言いながら、運ばれてくる料理を2人でつつきながら飲んでいく。
「先輩なら、も~っと良い男が寄って来ますよ。次いきましょう次!」
「そう言う亜希子はどうなの?確か上杉君だっけ?」
「あ~~アイツとは別れましたよ。もう、最低!!先輩、聞いてくださいよ。あの馬鹿、子供が出来たから、別れてくれ!だって。もう、信じらんない!真面目だと思ってたのに、下ゆるすぎでしょ!」
「子供………出来たんだ……」
「そうなんですよ、取引先のお嬢さんだとか……信じらんない。もう、奴のことはいいですよ。今日はパーッと飲んで忘れましょう。もうすぐ年も明けるし、次はもっと良いことあるはずですよ!」
そう話しながら、数時間、飲んで食べてした。
お腹一杯になったけど、なんだか飲み足りない。
亜希子は、これ以上は飲ませられないなぁ……
店を出て、タクシーを呼ぶ。
亜希子とは住む方向が違うけど……と思ったが、自分で帰れます!と1人で乗って帰って行った。
見送り、行きつけのバーに行く。
ここから、そう遠くないから、歩いて行こう。
女性1人は危ないと言われるかもしれないけど、もうそんなに若くもないから、相手にもされないだろう……
そう思って……
バーにのカウンター席に座り、いつものカクテルをマスターに頼む。
音楽を聴きながら、少しづつカクテルを味わっていた。
「お隣いいですか?」
「どうぞ」
そう言いながら、声のする方に振り向く。
外国人?紳士的な微笑みで、隣の席につく。
後から彼女でも来るのかな?
きっとそうだ。
カクテルを飲み干して、次を注文しようとしたら、隣の席の外国人がスッと私の前にグラスを置いた。
「好きでしょ?モスコミュール。いつも頼んでいましたよね。」
「えっ?」
ニコニコしながら、『どうぞ』と言われた。良いのだろうか……
「この店のオーナーと知り合いで、よく来ていたんです。その時に見かけてまして……声をかけたかったんですよ。私はイオニシスです。彩花さんですよね。マスターーが『アヤちゃん』って呼んでましたよね?」
「見てたんですか?」
「いつも楽しそうにマスターと話してたので気になってたんですよ。」
そう言って、イオニシスと名乗る男性はニコニコしながら、話し続ける。
「よかったら、私も『アヤちゃん』と読んでもいいですか?私の事は『イオ』とでも呼んでください。」
「イオさんですか?」
「呼び捨てでも良いですよ」
そう言って、長い足を組み直し、グラスを揺らしている。
氷がカランとグラスの中でなっている。
妖艶な笑みに呑まれそうだ。
それから、たわいもない話をしながら2人で飲んでいた。
時折、左手のブレスレットを見つめられ、触れられていたが、酔ってるから気にも留めていなかった。
『美形と飲むお酒は美味しい』なんてのほほんと思ってたんだ………
リーズナブルな値段で美味しいし、品数も多いこの店。
少し隠れ家的な場所にあるんだけど、噂が噂を呼んで人気店になっているようだ。
「先輩、何食べます?」
「そうね、サラダと、焼き物何が良いかなぁ、この串焼きセットと、お刺身セット。カルパッチョも食べたいな。」
「良いですね。私は、そうだな~、唐揚げかなぁ、取り敢えず。後、生飲みますよね。注文は、タッチパネルで……と」
2人でタッチパネルを操作して注文していく。
しばらくして、生ビールと付け合わせの枝豆が届き、乾杯し、グビッとビールを飲んだ。
「仕事終わりのビールは美味しいですね~~~枝豆もウマ!!」
「もう、若いのに、そんなオバさんみたいなこと言わないでよ!」
「え~~、先輩、2人だけなんだから良いじゃないですか!」
そう言いながら、運ばれてくる料理を2人でつつきながら飲んでいく。
「先輩なら、も~っと良い男が寄って来ますよ。次いきましょう次!」
「そう言う亜希子はどうなの?確か上杉君だっけ?」
「あ~~アイツとは別れましたよ。もう、最低!!先輩、聞いてくださいよ。あの馬鹿、子供が出来たから、別れてくれ!だって。もう、信じらんない!真面目だと思ってたのに、下ゆるすぎでしょ!」
「子供………出来たんだ……」
「そうなんですよ、取引先のお嬢さんだとか……信じらんない。もう、奴のことはいいですよ。今日はパーッと飲んで忘れましょう。もうすぐ年も明けるし、次はもっと良いことあるはずですよ!」
そう話しながら、数時間、飲んで食べてした。
お腹一杯になったけど、なんだか飲み足りない。
亜希子は、これ以上は飲ませられないなぁ……
店を出て、タクシーを呼ぶ。
亜希子とは住む方向が違うけど……と思ったが、自分で帰れます!と1人で乗って帰って行った。
見送り、行きつけのバーに行く。
ここから、そう遠くないから、歩いて行こう。
女性1人は危ないと言われるかもしれないけど、もうそんなに若くもないから、相手にもされないだろう……
そう思って……
バーにのカウンター席に座り、いつものカクテルをマスターに頼む。
音楽を聴きながら、少しづつカクテルを味わっていた。
「お隣いいですか?」
「どうぞ」
そう言いながら、声のする方に振り向く。
外国人?紳士的な微笑みで、隣の席につく。
後から彼女でも来るのかな?
きっとそうだ。
カクテルを飲み干して、次を注文しようとしたら、隣の席の外国人がスッと私の前にグラスを置いた。
「好きでしょ?モスコミュール。いつも頼んでいましたよね。」
「えっ?」
ニコニコしながら、『どうぞ』と言われた。良いのだろうか……
「この店のオーナーと知り合いで、よく来ていたんです。その時に見かけてまして……声をかけたかったんですよ。私はイオニシスです。彩花さんですよね。マスターーが『アヤちゃん』って呼んでましたよね?」
「見てたんですか?」
「いつも楽しそうにマスターと話してたので気になってたんですよ。」
そう言って、イオニシスと名乗る男性はニコニコしながら、話し続ける。
「よかったら、私も『アヤちゃん』と読んでもいいですか?私の事は『イオ』とでも呼んでください。」
「イオさんですか?」
「呼び捨てでも良いですよ」
そう言って、長い足を組み直し、グラスを揺らしている。
氷がカランとグラスの中でなっている。
妖艶な笑みに呑まれそうだ。
それから、たわいもない話をしながら2人で飲んでいた。
時折、左手のブレスレットを見つめられ、触れられていたが、酔ってるから気にも留めていなかった。
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