転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される！？

いつまでも…

いつまでも

愛しい子供は、セドリックと名付けられた。
スクスクと成長していく子供の姿に驚かされながら、気がつけば、３人もの子供に恵まれた。
子供が成長していくと言うことは、私達も年老いていく。

色んな波に呑まれながらも、幸せを掴んできた。
国や国民の幸せ、そして、自分達の幸せのために…

全ての夢が叶ったわけでは無かったけれど、決して悔いはなかった。
ほぼ囲われるようにして、夫婦となったが、十分幸せだった。

「たとえ命尽きようとも、来世も、その先もずっと側にいる」
「それは無理でしょ。死が2人を別つまでですよ」
「それはどうかなぁ…私は君に対しては独占欲が強いのでね」
「困った方…」

庭先で、小さな子供たちの姿を見守る。
本当に月日が経つのは長かった様で、短かった。
この幸せな世界が、いつまでも続きます様にと心から願った………







fin