転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される！？

新婚生活

なっ…

「なっ…なっ…」
「やっと気がついた。」
「離して！何してるの！！」

うとうととまどろんでいたはずが、急に違和感を感じ…

ばっと目が覚めたら、色気いっぱいの夫であるこの男に押さえ込まれていた。
文句を言うも、唇を奪いながら、思いっきり叩きつけられ、翻弄される。


「あぁ…ん…やぁ～～」
「起きた方が、やっぱりもっと可愛いね」


さらに激しくされ、彼の背中にしがみついた。




それからどのくらい翻弄されたのだろうか…
何度もイカされ、意識を飛ばしかけても、癒されて……

「だから、離してと言っている！！」

いくら蜜月と言われる新婚生活だからといって、これは恥ずかし過ぎる。
どうしてこうなった？？

単に、一人になりたくて出かけて、妖精と思われるものに出会って…
必死に考えるも…

「ふふっ、余裕だね。もっと可愛がらないといけないね。ごめんね、気がつかなくて」

さらに愛され、翻弄されて、ついでに尋問もされてしまった…

何故城を出たのかから始まり、別世界に連れ去られることになったきっかけから…
少し気晴らししたかっただけなのに、こんな事になるなんて、誰が知っているのか…
わかるわけないじゃないか！

そう思うも、連れ攫われたのも事実なら、迷惑をかけたのも事実だから文句は………言えないけど、言いたい！！


結局、ゆっくりと温泉を楽しめたのは、明後日だった。
それも、夫である男に抱き抱えられての…
どんな羞恥プレイなのか……



しばしの滞在後、城に戻り、警護が厳しくなったのは言うまでもなかった。
まぁ、今回の件とは別の件も関係して過保護になったのだろうが…