転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される！？

学園生活

隣国へ

春休みに入り、アリシアとエメリアと共に隣国、エスレラルドへ向かいます。
後から行こうと思ったんだけど(2人を追いかける感じで)是非一緒にと強く言われ、馬車に同席させてもらっています、
春休みの宿題は、勿論あらかた終わらせてね。

「エスレラルドってどんな感じなの？本とかでは海と山に囲まれた軍事国家でもあり、一部農業の盛んな地域や漁業が盛んだとあったんだけど……」
「そうですね。軍事国家特有の他国吸収が遥か昔にあったので、その地域地域の特色はありますね。南の方は農業に特化し、北は海に面しているので漁業が盛んです。東は銅山など鉄鉱石が取れたりするので、武器や金物などが盛でしたか……ですが、中央都市は湖もあり、のどかで綺麗な景色の場所もありますよ。」
「そうそう、で、春は寒い冬が終わり、新芽や花々が咲き乱れるため、女神の誕生祭とか、花まつりとか言われてます。武力国家とは思えませんよね」

そう言って笑っている。
確かに、『武力』と『花まつり』はマッチしないけど、いろんな国が集まった形ならありかもしれない。

「そうそう、それから、神殿の巫女様とかが、花をまいたりされるんですよ。神秘的な感じで人気があります」

そうなんだ。楽しみ。

外の風景も楽しみながら、3人でいろんな計画を話し合った。