転生した女性騎士は隣国の王太子に愛される！？

遠征という名のお楽しみ

侵入者？

父様に、カイトからもらった情報として、カイトが撮ってきた映像を見せる。
もちろん、見せる前に、魔力で遮音と遮断の魔法をエルがかけてくれた。

「相変わらず、見事ですね……」
父とエド兄様が感心している。

「これは………間者ですね。我が国の軍事情報を取りに？」
「隣国との関係を確認ですね……あわよくば、断裂させたいのか……」

しかし、この動きは………
少し抜けている………もしくはわざとか……

「この者は、このまま泳がしておきましょう」
「カイト、監視は出来ますか？」

「ん？私はラフィのものですから、ラフィの指示がなければ動きません。」
「カイル、その言い方は少しエッチ。」
「事実ですが、お子ちゃまには手を出しませんよ」
ニヤニヤしながら答える。
おちょくられた………

「兄様や、父様達が困るから、手伝ってあげて。」
「仕方足ませんね……」
そう言うと、室内を後にした。

「エル、カイルが持っていた物、量産できる？」
「嫌です。ラフィがかかわると思ってカイルに渡しただけだから……」
作りたければ、自分たちで勝手にどうぞと呟いた。

「ラフィは人気者だね」
そう笑っていた。

そう言えば、隣国の方も明日からの訓練に参加だったよね………
明日、挨拶できるかなぁ………

そう思った。