79 / 129
色々と
目的地について
しおりを挟む
目的地につき、予定の一つである友人の挙式に参加する。
とても幸せそうな2人。
良いな……
私もそのうち……出来るかなぁ……
少し自信がない。
と、そんな事よりも、ウィルの件。
「シロさん、ウィルの情報届いてる?」
「そうですね、クロさんが無事合流できたみたいですよ。」
「そうなの?で、元気にしてる?今どこに?今日会える?」
シロさんに掴みかかるようにして、質問攻めにした。
シロさんはニコニコしながら、そっと掴んだ手を離し、唇を当ててきた。
恥ずかしいんですけど……
「我が君。愛しい姫君。」
「砂糖を食べてるみたいに甘い……」
「ふふっ、リリィは特別ですから……ウィル殿下はお元気そうですよ。ギルドに参加されて、冒険を楽しんでるみたいです。クロさんと、もう1人と。」
「もう1人?」
「クロさんの弟さんだそうです。あと、どうも聖獣とも仲良くなったみたいですよ。相変わらずの『たらし』具合ですね……聖獣までたらし込むなんて……まぁ、リリィも人の事言えませんけどね……」
「???」
「しかも、鈍いし…」
こてんと首を傾げる。
解せん……何の事を言ってる?
猫の事?小鳥のこと?
ちょっと可愛くて、パンを少し分けたら懐かれただけだし…シロさんも良いって言ったよね……
この国に入る直前、森近くの湖で、猫がなんでか溺れてて、助けただけじゃない。
なんでか膝下ぐらいの浅いところでバシャバシャやってて、近づいたら猫が溺れてた。その上を小鳥が旋回してたんだ。猫を助けて、そのままパンを分けたんだ。ついでに小鳥にもあげて…
この猫と小鳥はなぜか仲良しさんで、仲良く食べてた。
そのまま別れるつもりだったんだけど、馬車に乗り込んできたから、そのままもふって楽しんで、今に至る……
それだけ……なんだけど??
とても幸せそうな2人。
良いな……
私もそのうち……出来るかなぁ……
少し自信がない。
と、そんな事よりも、ウィルの件。
「シロさん、ウィルの情報届いてる?」
「そうですね、クロさんが無事合流できたみたいですよ。」
「そうなの?で、元気にしてる?今どこに?今日会える?」
シロさんに掴みかかるようにして、質問攻めにした。
シロさんはニコニコしながら、そっと掴んだ手を離し、唇を当ててきた。
恥ずかしいんですけど……
「我が君。愛しい姫君。」
「砂糖を食べてるみたいに甘い……」
「ふふっ、リリィは特別ですから……ウィル殿下はお元気そうですよ。ギルドに参加されて、冒険を楽しんでるみたいです。クロさんと、もう1人と。」
「もう1人?」
「クロさんの弟さんだそうです。あと、どうも聖獣とも仲良くなったみたいですよ。相変わらずの『たらし』具合ですね……聖獣までたらし込むなんて……まぁ、リリィも人の事言えませんけどね……」
「???」
「しかも、鈍いし…」
こてんと首を傾げる。
解せん……何の事を言ってる?
猫の事?小鳥のこと?
ちょっと可愛くて、パンを少し分けたら懐かれただけだし…シロさんも良いって言ったよね……
この国に入る直前、森近くの湖で、猫がなんでか溺れてて、助けただけじゃない。
なんでか膝下ぐらいの浅いところでバシャバシャやってて、近づいたら猫が溺れてた。その上を小鳥が旋回してたんだ。猫を助けて、そのままパンを分けたんだ。ついでに小鳥にもあげて…
この猫と小鳥はなぜか仲良しさんで、仲良く食べてた。
そのまま別れるつもりだったんだけど、馬車に乗り込んできたから、そのままもふって楽しんで、今に至る……
それだけ……なんだけど??
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
別に要りませんけど?
ユウキ
恋愛
「お前を愛することは無い!」
そう言ったのは、今日結婚して私の夫となったネイサンだ。夫婦の寝室、これから初夜をという時に投げつけられた言葉に、私は素直に返事をした。
「……別に要りませんけど?」
※Rに触れる様な部分は有りませんが、情事を指す言葉が出ますので念のため。
※なろうでも掲載中
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの。
朝霧心惺
恋愛
「リリーシア・ソフィア・リーラー。冷酷卑劣な守銭奴女め、今この瞬間を持って俺は、貴様との婚約を破棄する!!」
テオドール・ライリッヒ・クロイツ侯爵令息に高らかと告げられた言葉に、リリーシアは純白の髪を靡かせ高圧的に微笑みながら首を傾げる。
「誰と誰の婚約ですって?」
「俺と!お前のだよ!!」
怒り心頭のテオドールに向け、リリーシアは真実を告げる。
「わたくし、残念ながらその書類にはサインしておりませんの」
愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる