番いになんてなりたくない！(byリリィ)

学院生活

新たなスタート

クロさんや、犬達から、温泉施設や、ハウス栽培の件は順調だと報告が来た。
ウィルと見に行きたいけど、行けないから、仕方ない。

後、山脈の向こう側がどうしても脅威と感じられて、父上にお願いして、訓練施設を作ることにした。
訓練施設においては、クロさん、シロさん、犬達の意見をきいてね。

近くに温泉もあるから、疲れた体も癒せるしから、いいと思うんだけど。
領民には駐屯地件、騎士団の慰労施設として伝えてね。

あの地域は寒さに対しての訓練と、山脈や、山地を利用しての訓練もできるし、それを利用して、山の上にも見張りとして施設を作ったら、少し安心できると思ったんだ。
うん、良い考え。

後、シロさんが、魔道具で、極寒用の防衛道具を開発・テストにちょうど良いとも言っていた。

犬達も、元は他国の有名な間者だから、彼らの意見もいい感じで反映されてる。
あと、彼らを捕らえたあれも設置した。
新たな間者が来そうだから、捕まえて、仲間になれば良し……って感じで。
あと、何が良いかなぁ～～
そんな感じで、意見していった。


そんなこんなで、学園に入る前日までバタバタし、当日、ウィルやクロさん、シロさんと共に学園に向かった。
父上は、父兄ではあるが、この国のトップ。だから、祝辞とか色々あるんだよね。
母上も、体調が良くなったし、晴れ姿を観たいと言い切って、城に帰ってきてた。
少し痩せてたから、心配したんだけど、本人はすこぶる調子がいいからと言って……

入学式の前に、いったん寮に入り、簡単んな説明を受けてから、入学式に参加した。
男子寮は学園東側。女子寮は西側に位置していた。
男子女子寮を隣接して、何かトラブルがあってはいけないと、東西に学園を挟んで建てられたらしい。
まぁ、どこの世界にも、やんちゃする者はいるからね…
ウィルと離れて寂しいけど……

部屋は、個室で、寝室と勉強部屋が一緒。リビングと従者の部屋があった。勿論、クローゼットがわりの部屋も……
食事は基本食堂。希望者は自室のリビングに従者が食事を取りに行き食べてもいいとのこと。
城の部屋よりは狭いけど、昔住んでいた世界では、マンションぐらいあるなぁ……と思った。

「リリィ、そろそろ…」

シロさんに急かされて、急いで学園の門をくぐる。
今日から新たなスタートだ。