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調査です

事件発生か?

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ウィルの体調も良くなって、久しびりに城下にでた。
みんな元気にしてるかなぁ……

今回の事件で、しばらくは、あのとっておきの抜け道が使えない。
だから、道々と正門から出てきた。

勿論、2人で父様に掛け合い、許可をもらった。
かなり揉めたけど、ウィルと相談して、あらゆるシュミレーションを行なって、父に嘆願したんだ。

父は渋々許可をくれたが、護衛は影からついてくる事を了承させられた。
まぁ、城下ならいっか……

表向きはクロさんやシロさんが送迎しながら、何処からか見守ってくれる形。
でないと、お店の手伝いなんて出来ないよ……
あんな美形が数人いたら……店が混乱するし、周りも迷惑になる。
市場調査にならないからね。
せっかく地域住民と仲良くなって、いろんな話が聞けるようになったのに

良い話もあるし、聴きたくない話もある。
国民の王族の評価がそれだ。
物価が上がり、生活が苦しくなると……ね。
汚職とかの噂があれば、特に叩かれる。

日本もそう言う事あったしなぁ……
よく政治家とかの問題で国会が揉めて、住民が……

「今年は南の地域は雨が多いから、作物に支障があるようだよ。」
「北は寒さが酷いとか……やだね」

 ………………

何年かに一度起こる異常気象か?
国の備蓄はどうだったかなぁ……
ウィルと調べ上げた事を思い出す。

やっぱり、現地に行った方がいいか………

「ねぇ、リリィ」
「行くんだよね。どっちから行く?」
「とりあえず、南に確か彼がいたね。いきなり行ってみるのもいいかも……あと、病気が気になるし……」
「となると、シロさんの出番が大いにあるね。薬関係詳しいから……」

『南の地域』『大雨』と言う事は、流行病が発症するリスクが高い。作物もそうだけど……
阻止できたら言う事ないけど、出来なければ、どんな手を使っても、早期収束の方向で……

「帰ったら、すぐに段取りして、どうにか許可をもらおう」
「そうだね。父上の許可がいるものね。理由考えなきゃ。病気が……なんて言ったら、許可くれないだろうしね」

果物屋の手伝いをしながら相談した。
クロさんにも少し調べてもらった方が良いよね。
今日のお迎え、クロさんだから、後で相談しょう。

そう考えを2人でまとめて、手伝いを再開した。
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