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転生ですか?
報告しあい
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「リリィ、ご機嫌だね。何か良い物あったの?」
ウィルが声かけてきた。
ちょうど今からベットに潜り込み、報告しあおうと思ってたんだ。
ベットに入る前にだけどね……
「ん?まぁね、偶然だったけどさ、『シロさん』に会ったよ」
懐かれたけど………
「え?あのゲームの隠しキャラの?」
ウィルがびっくりしてる。うん、可愛い。時々可愛い表情をするんだよな。男の子だけど、元女性だからかなぁ……
まぁ、俺……いや、私の前ならいいけどね……
「ヘェ~、で、どんな感じだった?」
「ゲームと同じで髪は銀髪。瞳は紫に近い蒼かなぁ。」
「で、何処にいたの?私、ゲームの宣伝の時にいるって知ったけど、実際は出てこなかったんだよね……」
「そうなの?ほら、魔法道具保管の近くに少し変わった建物あっただろ?そこに隠し扉があってさ、そこに居た」
・・・・・
「もしかして、1人で……」
「危ない事はしてない……」
「してるじゃないか!」
ウィルが私の服を掴み、揺さぶりながら大きな声で叫びそうになる…………だから、すぐさまウィルの口元を両手で塞ぎ、壁際で押さえこんでみた。
「ごめん……」
「イヤ、確かに私が悪い。ごめん」
ペコッと頭を下げた。
これはもと日本人だからしてしまう動作……
兄達にも、『皇族だから、むやみやたらに頭を下げるものじゃない』って言われてるけど、ついついやってしまうよね……
「リリィ、お願いだから、心配させないで……」
「ごめんね。」
ニコッと微笑み全てを話した。
かなり呆れてたが、最後笑ってた。
ん?何か変だ。ウィルも何かあった?
「で、ウィルの方は?」
「あぁ、調べてたら、出るわ出るわで……」
ウィルが懐から懐中時計を取り出し、スイッチを押すと、書類の様な物が映像で映し出される。
持って帰っても大丈夫そうなのは密かに拝借して隠してあるとか……
「私も収納ボックス欲しいなぁ、魔道具の……」
「ん?」
「いや、何でもない。でね、この年、凄い豊作だったって歴史書にもあったし、先生も言ってたでしょ?」
「あぁ、オズワルド先生の授業で言ってたね」
「でもほら、見てみて……国からの支給金。前後の年よりも多いのよね。豊作なのに不作事の時の様に支給って……」
「「変よね」」
「結構やらかしてるね」
「本当にね。でも、これだけではまだ足りないから、もっと調べ上げるけどね……と、そうそう、『クロさん』に会ったよ。」
映し出されていた映像をしてそう言った。
クロさんて、あのクロさん?
「何処で?」
思わずじっと~~~っとウィルを見る。
これは絶対やらかしてる。
「私は別に、自分から行ってないから……」
「ふ~ん。で!?」
「調べものしてて、クロさんが来てたから………」
全部喋らした。私のの目が据わってしまうのは仕方ないよね……
何やってるの!?そんな可愛い顔してもダメだからね!
「ウィルも人のこと言えないね!」
「ごめん」
ウィルは少し怯えながら、正座して謝りまってきた。土下座です………
ふぅっと溜息をつく。
「もう良いよ。お互いだし……」
「次は2人でする?」
「ん~、一人で調べたい物があるからなぁ……ウィルの分野は得意じゃないし……そうだ…」
ウィルの前に手を出して、懐中時計を貸してと言って、受け取る。
魔力を練り上げてっと、さっきウィルが欲しいって言ってた機能が付加できそうだと思っていじくってみる。
「これで、何とか……元々これについてたみたいなんだけど、上手く作動して無かったから、直したよ。」
「???」
「ここを押すと収納ボックス代わり。ある程度のものが入るよ。ウィル仕様にしたから、その書類の束に向けて押してみて」
「こう?」
書類が消えた。
「で、いる物を思い浮かべて押してみて」
出てきた。
うん、成功!!
「後、危険な目に遭った時はここを押すと3分は時間が止まる。で、勝手に時間がウィル以外巻き戻るから、その前に逃げて。ウィルが触った物は……例えば、止めてこのペンをこっちに移すと、時間が戻るけど、これは移動したままだから、見た目瞬間移動だね。これを使うからって、ウィルの身体に負担はかからないから、大丈夫だよ。理屈は難しいから、説明省くね。ただし、連続では使えないから、気をつけて。」
「凄いね……試しに……」
何するつもりだ…………
ウィルがボタンを押した。
いきなりバサっと本が落ちてきた。
「悪戯はやめような!」
思わずプンスカ怒ってみた。
少しウィルがしょげる。
うっ……可愛い。
ウィルに少し甘い私だった…………
ウィルが声かけてきた。
ちょうど今からベットに潜り込み、報告しあおうと思ってたんだ。
ベットに入る前にだけどね……
「ん?まぁね、偶然だったけどさ、『シロさん』に会ったよ」
懐かれたけど………
「え?あのゲームの隠しキャラの?」
ウィルがびっくりしてる。うん、可愛い。時々可愛い表情をするんだよな。男の子だけど、元女性だからかなぁ……
まぁ、俺……いや、私の前ならいいけどね……
「ヘェ~、で、どんな感じだった?」
「ゲームと同じで髪は銀髪。瞳は紫に近い蒼かなぁ。」
「で、何処にいたの?私、ゲームの宣伝の時にいるって知ったけど、実際は出てこなかったんだよね……」
「そうなの?ほら、魔法道具保管の近くに少し変わった建物あっただろ?そこに隠し扉があってさ、そこに居た」
・・・・・
「もしかして、1人で……」
「危ない事はしてない……」
「してるじゃないか!」
ウィルが私の服を掴み、揺さぶりながら大きな声で叫びそうになる…………だから、すぐさまウィルの口元を両手で塞ぎ、壁際で押さえこんでみた。
「ごめん……」
「イヤ、確かに私が悪い。ごめん」
ペコッと頭を下げた。
これはもと日本人だからしてしまう動作……
兄達にも、『皇族だから、むやみやたらに頭を下げるものじゃない』って言われてるけど、ついついやってしまうよね……
「リリィ、お願いだから、心配させないで……」
「ごめんね。」
ニコッと微笑み全てを話した。
かなり呆れてたが、最後笑ってた。
ん?何か変だ。ウィルも何かあった?
「で、ウィルの方は?」
「あぁ、調べてたら、出るわ出るわで……」
ウィルが懐から懐中時計を取り出し、スイッチを押すと、書類の様な物が映像で映し出される。
持って帰っても大丈夫そうなのは密かに拝借して隠してあるとか……
「私も収納ボックス欲しいなぁ、魔道具の……」
「ん?」
「いや、何でもない。でね、この年、凄い豊作だったって歴史書にもあったし、先生も言ってたでしょ?」
「あぁ、オズワルド先生の授業で言ってたね」
「でもほら、見てみて……国からの支給金。前後の年よりも多いのよね。豊作なのに不作事の時の様に支給って……」
「「変よね」」
「結構やらかしてるね」
「本当にね。でも、これだけではまだ足りないから、もっと調べ上げるけどね……と、そうそう、『クロさん』に会ったよ。」
映し出されていた映像をしてそう言った。
クロさんて、あのクロさん?
「何処で?」
思わずじっと~~~っとウィルを見る。
これは絶対やらかしてる。
「私は別に、自分から行ってないから……」
「ふ~ん。で!?」
「調べものしてて、クロさんが来てたから………」
全部喋らした。私のの目が据わってしまうのは仕方ないよね……
何やってるの!?そんな可愛い顔してもダメだからね!
「ウィルも人のこと言えないね!」
「ごめん」
ウィルは少し怯えながら、正座して謝りまってきた。土下座です………
ふぅっと溜息をつく。
「もう良いよ。お互いだし……」
「次は2人でする?」
「ん~、一人で調べたい物があるからなぁ……ウィルの分野は得意じゃないし……そうだ…」
ウィルの前に手を出して、懐中時計を貸してと言って、受け取る。
魔力を練り上げてっと、さっきウィルが欲しいって言ってた機能が付加できそうだと思っていじくってみる。
「これで、何とか……元々これについてたみたいなんだけど、上手く作動して無かったから、直したよ。」
「???」
「ここを押すと収納ボックス代わり。ある程度のものが入るよ。ウィル仕様にしたから、その書類の束に向けて押してみて」
「こう?」
書類が消えた。
「で、いる物を思い浮かべて押してみて」
出てきた。
うん、成功!!
「後、危険な目に遭った時はここを押すと3分は時間が止まる。で、勝手に時間がウィル以外巻き戻るから、その前に逃げて。ウィルが触った物は……例えば、止めてこのペンをこっちに移すと、時間が戻るけど、これは移動したままだから、見た目瞬間移動だね。これを使うからって、ウィルの身体に負担はかからないから、大丈夫だよ。理屈は難しいから、説明省くね。ただし、連続では使えないから、気をつけて。」
「凄いね……試しに……」
何するつもりだ…………
ウィルがボタンを押した。
いきなりバサっと本が落ちてきた。
「悪戯はやめような!」
思わずプンスカ怒ってみた。
少しウィルがしょげる。
うっ……可愛い。
ウィルに少し甘い私だった…………
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