8 / 129
転生ですか?
報告しあい
しおりを挟む
「リリィ、ご機嫌だね。何か良い物あったの?」
ウィルが声かけてきた。
ちょうど今からベットに潜り込み、報告しあおうと思ってたんだ。
ベットに入る前にだけどね……
「ん?まぁね、偶然だったけどさ、『シロさん』に会ったよ」
懐かれたけど………
「え?あのゲームの隠しキャラの?」
ウィルがびっくりしてる。うん、可愛い。時々可愛い表情をするんだよな。男の子だけど、元女性だからかなぁ……
まぁ、俺……いや、私の前ならいいけどね……
「ヘェ~、で、どんな感じだった?」
「ゲームと同じで髪は銀髪。瞳は紫に近い蒼かなぁ。」
「で、何処にいたの?私、ゲームの宣伝の時にいるって知ったけど、実際は出てこなかったんだよね……」
「そうなの?ほら、魔法道具保管の近くに少し変わった建物あっただろ?そこに隠し扉があってさ、そこに居た」
・・・・・
「もしかして、1人で……」
「危ない事はしてない……」
「してるじゃないか!」
ウィルが私の服を掴み、揺さぶりながら大きな声で叫びそうになる…………だから、すぐさまウィルの口元を両手で塞ぎ、壁際で押さえこんでみた。
「ごめん……」
「イヤ、確かに私が悪い。ごめん」
ペコッと頭を下げた。
これはもと日本人だからしてしまう動作……
兄達にも、『皇族だから、むやみやたらに頭を下げるものじゃない』って言われてるけど、ついついやってしまうよね……
「リリィ、お願いだから、心配させないで……」
「ごめんね。」
ニコッと微笑み全てを話した。
かなり呆れてたが、最後笑ってた。
ん?何か変だ。ウィルも何かあった?
「で、ウィルの方は?」
「あぁ、調べてたら、出るわ出るわで……」
ウィルが懐から懐中時計を取り出し、スイッチを押すと、書類の様な物が映像で映し出される。
持って帰っても大丈夫そうなのは密かに拝借して隠してあるとか……
「私も収納ボックス欲しいなぁ、魔道具の……」
「ん?」
「いや、何でもない。でね、この年、凄い豊作だったって歴史書にもあったし、先生も言ってたでしょ?」
「あぁ、オズワルド先生の授業で言ってたね」
「でもほら、見てみて……国からの支給金。前後の年よりも多いのよね。豊作なのに不作事の時の様に支給って……」
「「変よね」」
「結構やらかしてるね」
「本当にね。でも、これだけではまだ足りないから、もっと調べ上げるけどね……と、そうそう、『クロさん』に会ったよ。」
映し出されていた映像をしてそう言った。
クロさんて、あのクロさん?
「何処で?」
思わずじっと~~~っとウィルを見る。
これは絶対やらかしてる。
「私は別に、自分から行ってないから……」
「ふ~ん。で!?」
「調べものしてて、クロさんが来てたから………」
全部喋らした。私のの目が据わってしまうのは仕方ないよね……
何やってるの!?そんな可愛い顔してもダメだからね!
「ウィルも人のこと言えないね!」
「ごめん」
ウィルは少し怯えながら、正座して謝りまってきた。土下座です………
ふぅっと溜息をつく。
「もう良いよ。お互いだし……」
「次は2人でする?」
「ん~、一人で調べたい物があるからなぁ……ウィルの分野は得意じゃないし……そうだ…」
ウィルの前に手を出して、懐中時計を貸してと言って、受け取る。
魔力を練り上げてっと、さっきウィルが欲しいって言ってた機能が付加できそうだと思っていじくってみる。
「これで、何とか……元々これについてたみたいなんだけど、上手く作動して無かったから、直したよ。」
「???」
「ここを押すと収納ボックス代わり。ある程度のものが入るよ。ウィル仕様にしたから、その書類の束に向けて押してみて」
「こう?」
書類が消えた。
「で、いる物を思い浮かべて押してみて」
出てきた。
うん、成功!!
「後、危険な目に遭った時はここを押すと3分は時間が止まる。で、勝手に時間がウィル以外巻き戻るから、その前に逃げて。ウィルが触った物は……例えば、止めてこのペンをこっちに移すと、時間が戻るけど、これは移動したままだから、見た目瞬間移動だね。これを使うからって、ウィルの身体に負担はかからないから、大丈夫だよ。理屈は難しいから、説明省くね。ただし、連続では使えないから、気をつけて。」
「凄いね……試しに……」
何するつもりだ…………
ウィルがボタンを押した。
いきなりバサっと本が落ちてきた。
「悪戯はやめような!」
思わずプンスカ怒ってみた。
少しウィルがしょげる。
うっ……可愛い。
ウィルに少し甘い私だった…………
ウィルが声かけてきた。
ちょうど今からベットに潜り込み、報告しあおうと思ってたんだ。
ベットに入る前にだけどね……
「ん?まぁね、偶然だったけどさ、『シロさん』に会ったよ」
懐かれたけど………
「え?あのゲームの隠しキャラの?」
ウィルがびっくりしてる。うん、可愛い。時々可愛い表情をするんだよな。男の子だけど、元女性だからかなぁ……
まぁ、俺……いや、私の前ならいいけどね……
「ヘェ~、で、どんな感じだった?」
「ゲームと同じで髪は銀髪。瞳は紫に近い蒼かなぁ。」
「で、何処にいたの?私、ゲームの宣伝の時にいるって知ったけど、実際は出てこなかったんだよね……」
「そうなの?ほら、魔法道具保管の近くに少し変わった建物あっただろ?そこに隠し扉があってさ、そこに居た」
・・・・・
「もしかして、1人で……」
「危ない事はしてない……」
「してるじゃないか!」
ウィルが私の服を掴み、揺さぶりながら大きな声で叫びそうになる…………だから、すぐさまウィルの口元を両手で塞ぎ、壁際で押さえこんでみた。
「ごめん……」
「イヤ、確かに私が悪い。ごめん」
ペコッと頭を下げた。
これはもと日本人だからしてしまう動作……
兄達にも、『皇族だから、むやみやたらに頭を下げるものじゃない』って言われてるけど、ついついやってしまうよね……
「リリィ、お願いだから、心配させないで……」
「ごめんね。」
ニコッと微笑み全てを話した。
かなり呆れてたが、最後笑ってた。
ん?何か変だ。ウィルも何かあった?
「で、ウィルの方は?」
「あぁ、調べてたら、出るわ出るわで……」
ウィルが懐から懐中時計を取り出し、スイッチを押すと、書類の様な物が映像で映し出される。
持って帰っても大丈夫そうなのは密かに拝借して隠してあるとか……
「私も収納ボックス欲しいなぁ、魔道具の……」
「ん?」
「いや、何でもない。でね、この年、凄い豊作だったって歴史書にもあったし、先生も言ってたでしょ?」
「あぁ、オズワルド先生の授業で言ってたね」
「でもほら、見てみて……国からの支給金。前後の年よりも多いのよね。豊作なのに不作事の時の様に支給って……」
「「変よね」」
「結構やらかしてるね」
「本当にね。でも、これだけではまだ足りないから、もっと調べ上げるけどね……と、そうそう、『クロさん』に会ったよ。」
映し出されていた映像をしてそう言った。
クロさんて、あのクロさん?
「何処で?」
思わずじっと~~~っとウィルを見る。
これは絶対やらかしてる。
「私は別に、自分から行ってないから……」
「ふ~ん。で!?」
「調べものしてて、クロさんが来てたから………」
全部喋らした。私のの目が据わってしまうのは仕方ないよね……
何やってるの!?そんな可愛い顔してもダメだからね!
「ウィルも人のこと言えないね!」
「ごめん」
ウィルは少し怯えながら、正座して謝りまってきた。土下座です………
ふぅっと溜息をつく。
「もう良いよ。お互いだし……」
「次は2人でする?」
「ん~、一人で調べたい物があるからなぁ……ウィルの分野は得意じゃないし……そうだ…」
ウィルの前に手を出して、懐中時計を貸してと言って、受け取る。
魔力を練り上げてっと、さっきウィルが欲しいって言ってた機能が付加できそうだと思っていじくってみる。
「これで、何とか……元々これについてたみたいなんだけど、上手く作動して無かったから、直したよ。」
「???」
「ここを押すと収納ボックス代わり。ある程度のものが入るよ。ウィル仕様にしたから、その書類の束に向けて押してみて」
「こう?」
書類が消えた。
「で、いる物を思い浮かべて押してみて」
出てきた。
うん、成功!!
「後、危険な目に遭った時はここを押すと3分は時間が止まる。で、勝手に時間がウィル以外巻き戻るから、その前に逃げて。ウィルが触った物は……例えば、止めてこのペンをこっちに移すと、時間が戻るけど、これは移動したままだから、見た目瞬間移動だね。これを使うからって、ウィルの身体に負担はかからないから、大丈夫だよ。理屈は難しいから、説明省くね。ただし、連続では使えないから、気をつけて。」
「凄いね……試しに……」
何するつもりだ…………
ウィルがボタンを押した。
いきなりバサっと本が落ちてきた。
「悪戯はやめような!」
思わずプンスカ怒ってみた。
少しウィルがしょげる。
うっ……可愛い。
ウィルに少し甘い私だった…………
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
ラストグリーン
桜庭かなめ
恋愛
「つばさくん、だいすき」
蓮見翼は10年前に転校した少女・有村咲希の夢を何度も見ていた。それは幼なじみの朝霧明日香も同じだった。いつか咲希とまた会いたいと思い続けながらも会うことはなく、2人は高校3年生に。
しかし、夏の始まりに突如、咲希が翼と明日香のクラスに転入してきたのだ。そして、咲希は10年前と同じく、再会してすぐに翼に好きだと伝え頬にキスをした。それをきっかけに、彼らの物語が動き始める。
20世紀最後の年度に生まれた彼らの高校最後の夏は、平成最後の夏。
恋、進路、夢。そして、未来。様々なことに悩みながらも前へと進む甘く、切なく、そして爽やかな学園青春ラブストーリー。
※完結しました!(2020.8.25)
※お気に入り登録や感想をお待ちしています。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる