上 下
6 / 129
転生ですか?

行動開始

しおりを挟む
翌日から行動開始だ。
皆んなが寝静まった事を確認し、2人でコソコソと目的地まで移動する。

「リリィ、どう?」

ウィルが周りを見渡して確認してくれる
私のドレスを少し掴みながら……
初めての夜中の探索だから怖いのかもしれないなぁ……
ふふっ…兄なのに、中身がどうしても元女性だからかなぁ……可愛い。
このままだと、女性より男性に持てそうで心配だ……
と、今はこのドアに集中。
鍵がかかってるなら…………無いなぁ……
じゃあ、トラップ………も無い………
何故??

「特に何もないなぁ、こんな重要な場所、鍵がしっかりされてるとか、結界とかあると思うんだけど……思いっきり開いてる……」

『ほら』と言ってウィルに扉を開けて見せた。

部屋の中も、特に何も無さそうだ……

2人で中に入ると、机の上にや棚などに色んなものが散乱していた。
使う人には分かるのかもしれないけど………こんなので大丈夫か?

ウィルが自分の掌に小さな灯りを浮かばせ、それを少し上にフワフワと浮かべる。
あまり上に浮かばせると、他の者に見つかる可能性大だからね。
勿論、私も同じようにして、灯りを灯す。
ウィルの反対側に行ってみる。
2人で同じところを探すより良いだろう。
ん?ウィルの姿が見えない?書物に隠れた?

「ウィル。何処から……」
「リリィ、こっちから見ておこうと思う。ほら、これは武器の購入に関しての書類みたいなんだ。でも、こんなに沢山いるのかなぁ……こっちのも同じ武器の購入書類がある。ほぼ1ヶ月に一回ってあり得ないよね……金額が正当なものかは分からないから……」
「じゃ、これで記録取ろうよ。さっき面白いもの手に入れてさ……」
「それ何?」

数枚の用紙を睨めっこしていたウィルが、私の方を向くと同時に、服のポケットから懐中時計のような物を取り出した。
ここに来る前に、場所確認で覗いた部屋。
魔道具とか置いてある保管庫だったんだ。で、『破棄』と書かれた箱の中にあった物を一つ拝借した。
何だか面白そうで、心惹かれたから……

「壊れてるね。でも……」

と言って、魔力を行使してみたら、上手く行った。少しいじくっただけなんだけどね………

「治ったの?」
「うん。これ、懐中時計なんだけどさ、記録もできるみたいなんだよね。他にも色々ありそう。でっと……」

懐中時計を開けて、書類をカメラで写すようにしてボタンを押してみた。

「でもって」

懐中時計を上に向けてまたボタンを押すと、書類が映し出された。
まるで写真を見てるようだ。
ウィルの目がキラキラしてる。
これは使えるとでも思ってるのかなぁ……

「凄いね」
「ふふっ…、これで気になる物を撮っていこう。価格とかは後日確認で」
「そうだね……でも、リリィ、もう少し女の子らしくしないと、言葉とか……」
「え~っ、今はいいだろう」
「今も気をつけないと、ポロっとでるよ」
「そういうなら、ウィルも、もう少し男っぽくしないとね」

2人でクスクス笑いながら、作業を再開する。






「もうそろそろ、部屋に帰る?」
「そうだね。巡回の者が来るだろうし……僕たちが部屋にいないと皆んなが騒いでも困るしね」

読んだ書類を元に戻す。
本当は綺麗に整頓したかったけど、それをやると…………極秘監査がバレるとウィルが念押ししてくる。
まぁ、そうだな。
でも、写すのも良いけど、本物の書類も手に入れたいなぁ、証拠として……
でも、そのまま持ってたらバレた時面倒だし、なんか収納アイテムが欲しいなぁ…
別空間に保存できる……みたいな……
ちょっと考えてみよう……


「明日は、もう少し暖かい格好で来ようね。少し寒い」

部屋は2人しか居ないから冷える。しかも極秘出来てるから、暖房とかつけれないしね……
おーさぶ……思わずブルッと震えた。

「そうだね、夜冷えると思ったけど、思った以上に冷えたね」

ウィルも寒そうだ。


いそいそと2人で部屋に戻り、ベットに潜り込む。
暖か!眠くなってきた……

「「おやすみ」」

そのまま2人で眠った。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ラストグリーン

桜庭かなめ
恋愛
「つばさくん、だいすき」  蓮見翼は10年前に転校した少女・有村咲希の夢を何度も見ていた。それは幼なじみの朝霧明日香も同じだった。いつか咲希とまた会いたいと思い続けながらも会うことはなく、2人は高校3年生に。  しかし、夏の始まりに突如、咲希が翼と明日香のクラスに転入してきたのだ。そして、咲希は10年前と同じく、再会してすぐに翼に好きだと伝え頬にキスをした。それをきっかけに、彼らの物語が動き始める。  20世紀最後の年度に生まれた彼らの高校最後の夏は、平成最後の夏。  恋、進路、夢。そして、未来。様々なことに悩みながらも前へと進む甘く、切なく、そして爽やかな学園青春ラブストーリー。  ※完結しました!(2020.8.25)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしています。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

処理中です...