オメガ転生。

学園生活

そんな事が

間で食事や休憩も挟んだが、あまりにも面白くて、気がつけば深夜を回ってしまった。
こんなに熱中してしまったのは…学園での手伝いがつい最近か…

過去には、妹や家族のために、思い出した事を熱中して書き出し…怒られたっけ…
あと、妹がゲームや小説の中の登場人物のようにならないように、計画、実行、修正していた頃か…

思わずふふっと一人で笑ってしまった。
今は側にいないけど、僕が恐怖や不安にならないように、興味の持てそうな仕事をあえて準備してくれたのかもしれない。
それに、これらの過去の政策は雅貴さんが過去に行ってきた事であるから、すぐ側にあの人がいるような気持ちになった。
この屋敷の人たちも、親身に、ニコニコしながら対応してくれて、ごく自然体の自分がいるのにも驚いた。

オメガである事がこの人たちには多分バレているのに、『だから何？』みたいな感じで対応してくれる。
頑張っていた過去のことも知ってるような素振りも見受けられた。
全ての自分が受け止められている感じがする。
雅貴さんの番いだから、そういう対応なのかもしれないけど…それだけではないような気がするのが不思議だ…

「お疲れ様です。今日はこのぐらいにして、お休みください」

そう言って、浴室に案内され、身体を休めてから寝室に案内され、そのまま夢の世界に旅立った。