オメガ転生。

学園生活

雅貴の苦悩

一雅が部屋から出ていき、報告書をもう一度確認する。
許可証は一雅が持って行ったから、すぐさま行動してくれるだろう。
彼の事だから、準備も整っているのだろうが…

彼の直属の部下達はかなり優秀で、その配下の者達もかなりのモノになっている。
よって、この国は強力な武力で守られていると言っても良い。

闇は無いとは言い切れないが、排除できるモノはとことん排除している。
まぁ、過去はかなり酷いモノだったが…

昔のアレやコレの事を思い出したが、今はこっちの件だ。

影と一雅の報告。
私の大切な者も関わっている件。

「未だにこの様な事をしてるんですね…反吐が出る…」

ついつい汚い言葉が…

かの貴族が中心となっている。
そして、神職も…

この国はでは禁じられているもの…他国でも禁じられつつあるが、未だに行っている国もないとは言えない…
他国の事だが、密かに潰してしまおうか…

その方が安心できる。
愛しい者を今後も狙われるかも知れないから…

番目線でそう考えてしまうのかも知れないが…

オメガ狩り…
そして、狩集めた後は、奴隷として、性奴隷や愛玩奴隷、又は生贄的なものまでの使用…
優秀な子供が欲しいために、ブリーダーの様にアルファとオメガを掛け合わせる…
そんな組織的国家もある…よって、そこへの転売…

冗談ではない！やっぱり潰していこう！！
過去のもこの様な組織を潰して行ったのだが、消えては現れしていくのが鬱陶しくてかなわないが…

取り敢えずは、翔に手を出したこの者だな…

翔を餌にする気はない。
この件だけを潰せば良いわけではないがな…

一雅が武力的に制圧してくれるはずだから、私は知的に排除して…

疲れた私に彼の癒しが欲しい…
とはいえ、彼は私の事を知らないのか…
複雑だ…

影のものを呼び、指示を出す。
そして、また机の上に積み重なれた執務を再開した…