竜の恋人

未来へ

未来へ

子供の名前をどうしようかと、散々悩んだ。
でも、この世界の常識的名付けなんて知らないから、彼にお任せにした。

向こうの世界では、女の子は『母親の名の一文字を取れば幸せになれる。』みたいな事を友人が言っていた。
子供ができたら、付けるんだって。
でもね。この世界は漢字名無いしね…
だから、いくつか考えてもらって、一緒に選ぶということにしてもらったんだ。

で、結果は男の子だったから、彼がルキウスとつけた。
愛称は『ルキ』

姉の方も無事生まれたらしく、男の子だった。
彼、エドワードによく似た魔人族。
もう少し大きくなったら会えるかなって思ったら、早速抱いて連れてきた。

ルキの上にまたがったりして戯れあっている子供達。
姿は違う異種族だけれども、流石従兄弟。超仲良しだ。
一緒にお昼寝姿も可愛くて、写真もどきの魔道具を最速作って見せてくれたのには驚いた。

かなり貴重なものらしく、私達だけととりあえずしたのも、ここだけの秘密だった。

姉がノリノリで、いっぱい注文つけて私に渡してくれたのよね…

流石って思ってしまった。


そうこうしながら、我が家には五人の子供達と、現在妊娠中の六人目。
もうどれだけ子沢山だよとホクホクしていた。

ちなみに姉には子供が三人だったんだ。