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異世界の扉
試練
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青色のスライムについて行き、ついた場所には、地面に剣が突き刺さっていた。
この世界の騎士達が持つ感じの形。
両方に刃が付いていて、切り裂いたり、叩いたりできそうな頑丈な物だ。
騎士が叩いて戦っている姿は見た事ないけどね。
持ち手のあたりには、石が入っているみたいだ。多分装飾なのだろう。
その周りに、守護する獣が居そうなんだけど…
うん、居ないね。
居るのは、赤や黒。この事同じ青色とその他のスライム達。
見た目、カラフルな丸いゼリーが敷かれているようにも見えた。
周りの壁は、青白く輝いている。
上空うには剣が刺さっている真上を中心にぽっかりと穴が空いており、そこから光が差し込んで剣を照らして見えた。
呆然と見ていたら、足元に近づいてきたスライムにツンツンと突かれる。
突かれても、特に痛くないし、どちらかと言えばこそばゆい。
ちょっと冷たかったしね。
スライムボディから、ニョキっと触角?いゃ、この子の手かも知れない。
向こうに行くようにと指し示された。
「あの剣の所に行けってこと?でも…」
そう呟けば、ひしめき合っていたスライムが体を小さくしてスススッと避けて行った。
私一人が十分歩けるぐらいの道ができる。
またツンツンされたから、「わかった。行くね」と言ってその道をゆっくりと進んだ。
側に近づくと、多分鉄で出来ているんだろう。結構錆びていて、刃と思われる所がボロボロになってる。
刃の中心には、何やら模様のような物が見えて、持ち手の所にも一部模様とやっぱり石だ。かなり燻んだ黒っぽい石。
握りやすくしているためか、ボロボロの布切れみたいなのも巻かれていた。
騎士達が持っている剣を真剣に見ていなかったけど、よく似ている。
アルもこんな感じの、もっと綺麗なものを剣帯していた。
ちょっとだけ触ってみる。
恐々とだから…特に何も起こらない。
ただの古びた剣。
もう少しだけ。いっそのこと握ってみる?
持ち手のあたりを両手で握ってみるけれど、うん。変わらない。
ちなみに、抜けるかどうかで、引っ張っても、グラグラとゆすってみても、びくともしなかった。
「動かないね。えっと…」
周りにいるスライム達が、頑張れって声援を送るように触角もとい、手を振っている。
「スライムに応援されてる?もっと頑張れって??」
神が自分一人でここに行くように言って、このスライム達が応援してくれていると言う事は、やっぱりこの錆びれた剣を抜くしかないのかも知れない。
でも、動かないんだけど…
重いかも知れないしなぁ…
「やるしかないよね。じゃぁ」
両手で握って足に力を込めてグッと引き抜くように。
「ぐぐぐっ…ん~~~いっ、痛!」
握った所がズルズルと抜けるように擦れて、錆びれた何処かに掌が。
切れて血が滲み、持ち手に伝わった。
急いで手を離して傷を確認しようとしたら、離れない。
一気に身体中の力が抜けていく感じがして、膝が折れる。
両手は離れず、両手を上げた状態で崩れ落ちる感じだ。
剣には、私の少量であるが血が伝って流れ落ちていく。
刺さっている場所まで落ちた途端に、一気に輝いてそこで意識が途絶えた。
途絶える前に見えたのは、スライム達が一つに形をなして光り輝き、別の個体になっていくなぁ~みたいな感じだったんだ。
この世界の騎士達が持つ感じの形。
両方に刃が付いていて、切り裂いたり、叩いたりできそうな頑丈な物だ。
騎士が叩いて戦っている姿は見た事ないけどね。
持ち手のあたりには、石が入っているみたいだ。多分装飾なのだろう。
その周りに、守護する獣が居そうなんだけど…
うん、居ないね。
居るのは、赤や黒。この事同じ青色とその他のスライム達。
見た目、カラフルな丸いゼリーが敷かれているようにも見えた。
周りの壁は、青白く輝いている。
上空うには剣が刺さっている真上を中心にぽっかりと穴が空いており、そこから光が差し込んで剣を照らして見えた。
呆然と見ていたら、足元に近づいてきたスライムにツンツンと突かれる。
突かれても、特に痛くないし、どちらかと言えばこそばゆい。
ちょっと冷たかったしね。
スライムボディから、ニョキっと触角?いゃ、この子の手かも知れない。
向こうに行くようにと指し示された。
「あの剣の所に行けってこと?でも…」
そう呟けば、ひしめき合っていたスライムが体を小さくしてスススッと避けて行った。
私一人が十分歩けるぐらいの道ができる。
またツンツンされたから、「わかった。行くね」と言ってその道をゆっくりと進んだ。
側に近づくと、多分鉄で出来ているんだろう。結構錆びていて、刃と思われる所がボロボロになってる。
刃の中心には、何やら模様のような物が見えて、持ち手の所にも一部模様とやっぱり石だ。かなり燻んだ黒っぽい石。
握りやすくしているためか、ボロボロの布切れみたいなのも巻かれていた。
騎士達が持っている剣を真剣に見ていなかったけど、よく似ている。
アルもこんな感じの、もっと綺麗なものを剣帯していた。
ちょっとだけ触ってみる。
恐々とだから…特に何も起こらない。
ただの古びた剣。
もう少しだけ。いっそのこと握ってみる?
持ち手のあたりを両手で握ってみるけれど、うん。変わらない。
ちなみに、抜けるかどうかで、引っ張っても、グラグラとゆすってみても、びくともしなかった。
「動かないね。えっと…」
周りにいるスライム達が、頑張れって声援を送るように触角もとい、手を振っている。
「スライムに応援されてる?もっと頑張れって??」
神が自分一人でここに行くように言って、このスライム達が応援してくれていると言う事は、やっぱりこの錆びれた剣を抜くしかないのかも知れない。
でも、動かないんだけど…
重いかも知れないしなぁ…
「やるしかないよね。じゃぁ」
両手で握って足に力を込めてグッと引き抜くように。
「ぐぐぐっ…ん~~~いっ、痛!」
握った所がズルズルと抜けるように擦れて、錆びれた何処かに掌が。
切れて血が滲み、持ち手に伝わった。
急いで手を離して傷を確認しようとしたら、離れない。
一気に身体中の力が抜けていく感じがして、膝が折れる。
両手は離れず、両手を上げた状態で崩れ落ちる感じだ。
剣には、私の少量であるが血が伝って流れ落ちていく。
刺さっている場所まで落ちた途端に、一気に輝いてそこで意識が途絶えた。
途絶える前に見えたのは、スライム達が一つに形をなして光り輝き、別の個体になっていくなぁ~みたいな感じだったんだ。
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