160 / 216
異世界の扉
異世界の扉
しおりを挟む
光り輝いた後、湿地帯特有の花々が咲き乱れ始めた。
何とも言えない…
「綺麗…」
そう呟いた途端に…
皆んなの動きが止まった。
そう、まるで時間が止められた感覚だ。
風で揺れていた花も、歓喜で喜びある騎士達も…
側にいるアルも、まるで人形のように…
「これって、どういう…」
「ユウリ様。大丈夫です。落ち着いてください。」
そう言われて振り向けば、ディアブロが姿勢正しくお辞儀をしていた。
「では、こちらに…」
そう言われて腕を取られる。
すると、一気に視界が変わった。
目の前に広がるのは白い花が咲き乱れた花畑のように見えた。
そして、二人の成人と子供?
いゃ、あれはこの世界で崇められている二神だ。そして少女。
少女が二神を従えているように見えたのだった。
「よく来た。待っておったぞ。異世界からの者よ。」
そう言って、扇子で口元を隠している。
まるで日本人形のようにも見えた。
背後に控える二神は、そっと膝を折った状態で控えていた。
ディアブロは、軽く会釈するのみ。
「ディアブロ。そなたもよく連れて来てくれた。もう良いぞ。」
「ご冗談を。この私の大切なお方です。貴女にお願いされて案内はさせて頂きましたが、ここに留め置く気はもうとうございません。御用がないのでしたら、この方と共にこの場を下がらせていただきますよ。」
「相変わらずじゃの。」
「お褒めいただき、ありがとうございます。」
「褒めとらんわ!」
えっと、この二人の関係はよくわからないけれど…何だか火花散らせてない?
でも、かなりのお知り合い??
後ろの二神がビクビクしているのは気のせい??
よくわからない状態で、どうするのが正解なのだろうか。
うん、とりあえず、様子を見よう……
何とも言えない…
「綺麗…」
そう呟いた途端に…
皆んなの動きが止まった。
そう、まるで時間が止められた感覚だ。
風で揺れていた花も、歓喜で喜びある騎士達も…
側にいるアルも、まるで人形のように…
「これって、どういう…」
「ユウリ様。大丈夫です。落ち着いてください。」
そう言われて振り向けば、ディアブロが姿勢正しくお辞儀をしていた。
「では、こちらに…」
そう言われて腕を取られる。
すると、一気に視界が変わった。
目の前に広がるのは白い花が咲き乱れた花畑のように見えた。
そして、二人の成人と子供?
いゃ、あれはこの世界で崇められている二神だ。そして少女。
少女が二神を従えているように見えたのだった。
「よく来た。待っておったぞ。異世界からの者よ。」
そう言って、扇子で口元を隠している。
まるで日本人形のようにも見えた。
背後に控える二神は、そっと膝を折った状態で控えていた。
ディアブロは、軽く会釈するのみ。
「ディアブロ。そなたもよく連れて来てくれた。もう良いぞ。」
「ご冗談を。この私の大切なお方です。貴女にお願いされて案内はさせて頂きましたが、ここに留め置く気はもうとうございません。御用がないのでしたら、この方と共にこの場を下がらせていただきますよ。」
「相変わらずじゃの。」
「お褒めいただき、ありがとうございます。」
「褒めとらんわ!」
えっと、この二人の関係はよくわからないけれど…何だか火花散らせてない?
でも、かなりのお知り合い??
後ろの二神がビクビクしているのは気のせい??
よくわからない状態で、どうするのが正解なのだろうか。
うん、とりあえず、様子を見よう……
1
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
辞令:高飛車令嬢。妃候補の任を解き、宰相室勤務を命ずる
花雨宮琵
恋愛
“庶子・黒髪・魔力なし。3拍子揃った高飛車令嬢”――世間でそう呼ばれ蔑まれているデルフィーヌは、あらゆる魔力を無力化する魔力無効の持ち主である。
幼き日に出会った“海のアースアイ”を持つ少年が王太子・リシャールであることを知ったデルフィーヌは、彼に相応しい女性になるため厳しい妃教育に邁進するも、150年ぶりに誕生した聖女に彼のパートナーの座をあっさりと奪われる。
そんなある日、冤罪で投獄されたデルフィーヌは聖女付の侍女となり過労死する未来を透視する。
「こうしちゃいられない!」と妃候補を辞退する道を画策するデルフィーヌに、王命による辞令が言い渡される。
親世代の確執に、秘匿された出自の謎が解き明かされたとき、デルフィーヌが選ぶ未来とは――。
この小説は、不遇なヒロインが自分の置かれた環境で逞しく生き抜いていく姿を描いたハッピーエンドの物語です。
※異世界の物語のため、アース・アイの描写など現実世界とは異なる設定になっています。
※カクヨムにも掲載しています((C)Elegance 2025 All Rights Reserved.無断転載・無断翻訳を固く禁じます。)
交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる