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異世界で愛を呟かれ
異世界で愛を呟かれ♡
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駆け出したはずなんだけど…慌てた私は自分の足が寝衣の裾と絡んでしまい、転けそうになる。
やばい…
床と顔面がこんにちは~ってするのを覚悟した。
したんだけど、その衝撃は訪れず、そっと回され腕に助けられ、そのまま抱き止められた。
知っているぬくもりと香りでホッとする。
自分の今の着ているモノを忘れるぐらいに…
「ふふっ…どこに行こうとしている?」
そう言って抱き上げられ、顔を覗き込まれる。
そこには愛しいものを見つめるような優しい顔をしたアルの顔。
そしてだんだんと…
思わず俯いてしまう。
顔が火照り、身体も火照ってくる。
胸はもうドキドキが止まらない。
こんなところでときめいている訳にはいかない。
今の私は、とにかく逃げたい…
「えっと、降ろしてくれたら嬉しいのだけれど…」
「ん?」
「あの…そう、今日は疲れたでしょ。だから、そう、おやすみ…」
チラッと上目使いで顔をあげてそう言いかけた時、いきなり唇を奪われた。
次に告げる言葉を奪うかのように合わされ、開いた隙間に肉厚のものが滑り込む。
「ん…んん…」
胸を叩いて逃げたいけれど、しっかりと抱き込まれているせいか、上手くいかない。
口腔内で暴れているモノは、上顎や下顎。歯列をなぞり、逃げ惑う私のモノを捕らえた。
突かれ絡まり吸い上げられる。
息が…
逃げようともがいた腕の力が抜けてくったりする。
それを確認してか、少し抱きしめる力が和らいだ。
そっと壊れ物を扱うかのようにベッドの上に横たわらせられる。
どうしたら良いのかわからず、目を閉じていた。
身体を囲うようにされているのは何となく察したけれど、いつまでも変わらずそ~っと瞳を開ける。
そこには…
獲物を狙う獣の瞳。
だけど…綺麗だと思った。
思わずふふふって笑ってしまったが、それが不味かったのか?
「可愛い…」
そのセリフとわあわない舌なめずりする動作を目撃した。
やばい…
床と顔面がこんにちは~ってするのを覚悟した。
したんだけど、その衝撃は訪れず、そっと回され腕に助けられ、そのまま抱き止められた。
知っているぬくもりと香りでホッとする。
自分の今の着ているモノを忘れるぐらいに…
「ふふっ…どこに行こうとしている?」
そう言って抱き上げられ、顔を覗き込まれる。
そこには愛しいものを見つめるような優しい顔をしたアルの顔。
そしてだんだんと…
思わず俯いてしまう。
顔が火照り、身体も火照ってくる。
胸はもうドキドキが止まらない。
こんなところでときめいている訳にはいかない。
今の私は、とにかく逃げたい…
「えっと、降ろしてくれたら嬉しいのだけれど…」
「ん?」
「あの…そう、今日は疲れたでしょ。だから、そう、おやすみ…」
チラッと上目使いで顔をあげてそう言いかけた時、いきなり唇を奪われた。
次に告げる言葉を奪うかのように合わされ、開いた隙間に肉厚のものが滑り込む。
「ん…んん…」
胸を叩いて逃げたいけれど、しっかりと抱き込まれているせいか、上手くいかない。
口腔内で暴れているモノは、上顎や下顎。歯列をなぞり、逃げ惑う私のモノを捕らえた。
突かれ絡まり吸い上げられる。
息が…
逃げようともがいた腕の力が抜けてくったりする。
それを確認してか、少し抱きしめる力が和らいだ。
そっと壊れ物を扱うかのようにベッドの上に横たわらせられる。
どうしたら良いのかわからず、目を閉じていた。
身体を囲うようにされているのは何となく察したけれど、いつまでも変わらずそ~っと瞳を開ける。
そこには…
獲物を狙う獣の瞳。
だけど…綺麗だと思った。
思わずふふふって笑ってしまったが、それが不味かったのか?
「可愛い…」
そのセリフとわあわない舌なめずりする動作を目撃した。
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