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異世界生活
異世界(アルホンス)
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屋敷の者達の対応で、上手く追い返してくれた。
私はこの女の背後についているだけだ。
文句を言いながらも、そこは皇女としての対応が出来ているのはさすがだと思った。
その場を後にし、合図だけは屋敷の者に送っておいた。
これで今日も私の役目は終わりだろう。
庭園入り口まで戻ると、用事があると伝えて上手く去る。
残念そうにする皇女と、『その対応は!!』と言いたそうな皇女の侍女達を置いて、急ぐか…
自室に戻り、シャワーを浴びてから急いで殿下の元に行く。
今日の報告と、明日の予定だ。
そして、さっき考えた事。
そう、彼女との時間を寄越せと交渉するんだ。
もうそろそろ解放してほしい。
ノックをして入室許可をもらい入る。
相変わらずの書類の山だな…
「やぁ、今日もお疲れ。どうだった?」
「どうだったではありません。もうそろそろ解放して頂きたい」
「ん~~、それは無理。ほら、向こうはお前にお熱だからね。あっ、でももう少ししたら解放できるかも」
二つの書類を眺めながらそう言って来た。
珍しい。今まではその会話から流されていたが、もう少しとは?
「はははっ、顔に出てるぞ。うん、もう少ししたらお前にとっても俺たちにとっても救世主が現れるよ」
「??????」
二つの書類をひらひらさせながら、殿下は私の前に移動して来た。
何だろうか?
促され、ソファーに向かい合わせに座る。
殿下の侍従がお茶の準備をし、テーブルに置いて部屋を辞したのを合図に、器用に防音•遮音。防御結界などの多種多重結界を展開した。
本当に器用だな…
私はこの女の背後についているだけだ。
文句を言いながらも、そこは皇女としての対応が出来ているのはさすがだと思った。
その場を後にし、合図だけは屋敷の者に送っておいた。
これで今日も私の役目は終わりだろう。
庭園入り口まで戻ると、用事があると伝えて上手く去る。
残念そうにする皇女と、『その対応は!!』と言いたそうな皇女の侍女達を置いて、急ぐか…
自室に戻り、シャワーを浴びてから急いで殿下の元に行く。
今日の報告と、明日の予定だ。
そして、さっき考えた事。
そう、彼女との時間を寄越せと交渉するんだ。
もうそろそろ解放してほしい。
ノックをして入室許可をもらい入る。
相変わらずの書類の山だな…
「やぁ、今日もお疲れ。どうだった?」
「どうだったではありません。もうそろそろ解放して頂きたい」
「ん~~、それは無理。ほら、向こうはお前にお熱だからね。あっ、でももう少ししたら解放できるかも」
二つの書類を眺めながらそう言って来た。
珍しい。今まではその会話から流されていたが、もう少しとは?
「はははっ、顔に出てるぞ。うん、もう少ししたらお前にとっても俺たちにとっても救世主が現れるよ」
「??????」
二つの書類をひらひらさせながら、殿下は私の前に移動して来た。
何だろうか?
促され、ソファーに向かい合わせに座る。
殿下の侍従がお茶の準備をし、テーブルに置いて部屋を辞したのを合図に、器用に防音•遮音。防御結界などの多種多重結界を展開した。
本当に器用だな…
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