異世界で聖女活動しています。〜シスコン聖女の奮闘記〜

未来のために

決着

子供達が去り、彼女の側に行く。

そっと頬に唇を寄せ…
いつもと違う…

身体を話して見守る様に手を握り跪く様にして側につく。
やがて、睫毛が揺れた。

もしや…

じっと見守ると…

あの綺麗な黒い瞳が…

震えながら彼女の頬に両手を滑らせる。

唇が開き…

「エド…」

彼女の唇から自分の名前が紡がれた。

ゆっくりと身体を起こそうとする彼女だが、長い間眠りについていたせいか、ふらつく。

そっと身体を滑り込ませて支えてやる。
彼女の柔らかい肉体に、いつもの彼女の香りと温かさを感じる。

戻って来た…

そっと壊れものを扱う様に抱きしめて、彼女の首筋に顔を寄せて…

あぁ、彼女の香りが強くなっている。いつもの香りだ。
眠っていた時は、香りが弱くなっていた。
身体も冷たくて…
だが、今は…

「エド、くすぐったい。」

そう言って逃れようとする彼女の頬や首筋に唇を寄せて、彼女の唇を奪う。

微かに開いた場所から舌を差し込み、絡みつけて啜り上げる。
お互いの唾液を混ぜながら…私の魔力を彼女に流し込んだ。

彼女からは、優しい聖女の魔力が流れ込んでくる。


「あぁ…ん…」

可愛らしく喘ぐ姿も魅惑的で、ついつい…

「ん～～～～、エド～、あぁ～待って、ん…」
「今まで十分待った。」

そう言いながら、彼女の身体を掌やその他で確認していく。
勿論多重に結界は張ってある。
この部屋に入れない様に、音も漏れ出ない様に…

そうしながら、しばしの間、彼女の確認と魔力譲渡目的と言いながら味わっていった。