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未来のために

未来のために

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どのくらい彼に貪り尽くされただろうか…

目が覚めたらばかりの人間に対して、確かに優しかった。
うん、優しかったんだけどね…
多分だけど…

何せ、初体験な訳だし…

日本人の私は…この国の人たちに対して身長も小さめだ。
彼らの腕の中にすっぽりと収まるサイズだからね。
でだ、お胸も…この国の女性達に比べると小さめ。
だって、彼の手の中にすっぽりサイズだったんだもの。
それを、可愛いって言って…

肌も、日本人特有のしっとりきめ細やか。
うん、これは結構有名な話だけどね…
この世界では知らないよ。
こちらもお気に召した様だ。

かなり……うん、恥ずかしすぎる。

ついつい出そうになる声を抑えようとしたら、阻止された。

「可愛い声を聞かせて。」

そう言いながら…で、かなり恥ずかしい声を響かせてしまった。
うん、絶対にバレてるよ。


意識を飛ばしたのは、外がうっすらと明るくなり始めた頃。
そこまでは、何となく記憶があるの。

時々癒しの魔法をかけられてだからね…

起きたら身体が綺麗にされていて、寝衣も変えられていた。
シーツもきっと交換されていると思う。
初めての印がね~~~。

今は、彼に抱き込まれたままだ。

そっと載せられた手を退けて、ゆっくりと立ちあがろうとして…

うん、ベットから滑り落ちた状態でしゃがみ込んで立てません。

「クスクス…おはよう。どこに行こうとしていたの?」

そう言って抱き上げられてベットに戻された。
うん、いくら下を穿いているとはいえ、ご立派な腹筋を見てしまった。
下履きも…うん、朝からお元気そうです…

コップに水が注がれて手渡される。

「喉渇いただろ?飲んで。そして、頑張ろう。」

素直に受け取り、一気に飲む。
普通のお水だったはずが、ほのかに柑橘系の香りと…

「少しだけ、魔法で変えておいた。美味しい?」
「うん、美味しい…」

そう答えたら、今度は飴の様なものを口にコロンと入れられた。

コロコロと転がしながら舐める。
うん、ピーチの味がする。美味しい…

ついつい最後の方は噛み砕いて飲み込んだ。
私、ずっと舐め続けるのは昔から苦手で、よく飴やトローチといったものは最後の方で噛み砕いて飲み込んでいた。

「美味しい?」
「うん、美味し…」

またそっと押し倒されて、口の中を蹂躙される。

もう、めろめろにされてしまい…

次に気軽いた時はお外が真っ暗。室内はほのかにランプの灯だけ照らされた状態だった。

まさかそれが三日も続くとは、誰が思うだろうか…
魔人族男性…恐るべし…
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