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アルメルアから教えられた期日は一週間。
という事は、一週間後にあの扉が開く可能性が大いにあるという事だ。
今まで浄化してきたおかげでか、魔獣被害は減っているが、だが、まだ脅威は残っている。
どうする事が成功の鍵となるのか?

アルメルアが追っているもう一人の神を見つければいいのか?
それとも、別の方法??

エドワードはメンバーに全てを伝える前に、自国の兄妹と、各国の国王達と連絡を取り合い情報共有を行った。
そして、もう一人の異世界から来た私の妹にも協力を仰ぐ事にした。

アルメルアの口ぶりからしたら、妹が私と二人この世界に降り立った意味がある様に思えたからだ。
ただ、二人目の異世界人として紹介する事で混乱を引き起こすのは良くないだろうと、ポーション提供してくれている特別な人みたいな感じで協力を仰ぎ来てもらう事にしたらしい。
相手の男性は渋るだろうが、世界がかかっていたらそうも言ってはおれないのもまた事実。

私的には、妹が協力してそばに居てくれるのは心強い。

「少し嬉しそうだな。」

そう疲れて目の下にクマができているエドワードに言われたが、そこは許して欲しいと思った。
そっと癒しの力を流し込む。
心地良さそうに瞳を閉じて受け入れられる。
うん、顔色も良くなったし、クマも消えた。

「明日、もう一度教会に行こうと思う。一緒に来てもらえないだろうか…」

城の近くの教会に行き、もう一度できたら神の声をと考えたのだろう。
その事は私も考えていたから同意する。

「もう少し仕事をしてくるよ。また明日。」

そう言って、侍従に呼ばれて別れた。
皇族も大変だな…
私も準備して、今日は早めに就寝しようと決めた。


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