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扉
扉
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「ようこそおいでくださいました。」
そう言って出迎えてくれたのは、第五騎士団の者らしい。
既に一緒に旅して来たオズバン達とは意気投合していた。
私が障壁に向かっていた時に、こっちをお願いしていたからね。
「ちょっと見てくる。」
そう言って、オズバンとディオルグは騎士の一人と階段に向かっていった。
「えっと、大丈夫なのかな?」
「扉に触れるのは危険かと思われますが、近くから確認する分に関しては大丈夫です。今一緒に行った者は魔剣士でもあるので、いざという時は魔法で防御もできます。」
どのくらい近づいても大丈夫なのか、既に確認済みなんですね。
うん、さすがだと思います。
私なら…双眼鏡みたいなのが有れば、それで確認したいな…
近くは少し怖い。
そう思っていたら、エドワードにキュッと手を握られた。
「私が付いています。危険な目には遭わせませんよ。」
そう言って、ニコッと微笑まれたら…
顔が熱い。
どうもこの所、エドワードの対応が何というか…
いかん、少し離れて集中して…
ふっと視線を逸らせば…
「えっ!?」
見覚えのある。そう、あの時見たあの少女だ。
視線があったと思ったら、駆け出した。
「ちょっとごめん。」
握られていた手を振り払って、急いで追いかける。
あの時恐怖したあの少女だけど、なんでか気になる。
そう、追いかけて行かないとと、何故かそう思ったんだ。
「待って…」
そう言って、エドワードが追いかけてくる。
止められる事なくついて来てくれる感じだ。
何か言いたそうにするが、何も言わずに、ただ走ってついて来てくれた…
閑散とした街中を走る、見えた先はこの町の教会だろう。
少女はその扉を開けて、中に入っていくから、私たちもそれに続いて入って行った。
そう言って出迎えてくれたのは、第五騎士団の者らしい。
既に一緒に旅して来たオズバン達とは意気投合していた。
私が障壁に向かっていた時に、こっちをお願いしていたからね。
「ちょっと見てくる。」
そう言って、オズバンとディオルグは騎士の一人と階段に向かっていった。
「えっと、大丈夫なのかな?」
「扉に触れるのは危険かと思われますが、近くから確認する分に関しては大丈夫です。今一緒に行った者は魔剣士でもあるので、いざという時は魔法で防御もできます。」
どのくらい近づいても大丈夫なのか、既に確認済みなんですね。
うん、さすがだと思います。
私なら…双眼鏡みたいなのが有れば、それで確認したいな…
近くは少し怖い。
そう思っていたら、エドワードにキュッと手を握られた。
「私が付いています。危険な目には遭わせませんよ。」
そう言って、ニコッと微笑まれたら…
顔が熱い。
どうもこの所、エドワードの対応が何というか…
いかん、少し離れて集中して…
ふっと視線を逸らせば…
「えっ!?」
見覚えのある。そう、あの時見たあの少女だ。
視線があったと思ったら、駆け出した。
「ちょっとごめん。」
握られていた手を振り払って、急いで追いかける。
あの時恐怖したあの少女だけど、なんでか気になる。
そう、追いかけて行かないとと、何故かそう思ったんだ。
「待って…」
そう言って、エドワードが追いかけてくる。
止められる事なくついて来てくれる感じだ。
何か言いたそうにするが、何も言わずに、ただ走ってついて来てくれた…
閑散とした街中を走る、見えた先はこの町の教会だろう。
少女はその扉を開けて、中に入っていくから、私たちもそれに続いて入って行った。
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