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扉
障壁の向こう
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「うわ~っ。思ったよりも穏やかなんだ。」
目の前に見える砂浜とその向こうに見える穏やかな小波に魅入ってしまう。
ここは想像したどんよりした感じがなかった。
「この辺りはまだ大丈夫だが、ここより東側は魔素の影響が出ているからな…」
「東側?」
「あぁ、扉が見える場所だ。」
この前地図で見せてくれたところだ。
「あの辺りには、魔獣もだが、魔物も多くでて被害報告が増えている。」
「そうですね、魔塔の者達にも応援要請をして討伐してるんですけどね。」
「騎士団でも討伐要請が多いな。」
それぞれがなんとも言えない顔をする。
それだけ被害が多くて、大変なんだ。
オズバン達にそっちをお任せしてるけど…大丈夫だろうか…
「オズバン達、大丈夫かなぁ…」
「彼らなら、多分大丈夫だろう。だが、急ぎここをどうにかして合流した方が良いだろうな…」
エドワードが私の呟きにそう答えてくれた。
「じゃあ、行こうか」
「どこに??」
海側にはここからは、障壁と言われる壁らしきものは見えない。
船も見えないし、この世界でまだ見たことないけど、飛行機でもあるんだろうか??
「こっちだ。」
この場で待機する騎士に馬を預けて、手を引かれて行く場所は、近くに見える石碑だ。
「じゃあ、行こう。」
そう言って石碑に手をかざし、何かを呟いていた。
まるで歌っているみたいだ。
しばらくして石碑が光り輝いて、側に不思議な空間が見える。
そこにキャラハンとオーリスが先に足を踏み入れる。
その後をエドワードと手を繋いで追いかけて行くように踏み入れていった。
目の前に見える砂浜とその向こうに見える穏やかな小波に魅入ってしまう。
ここは想像したどんよりした感じがなかった。
「この辺りはまだ大丈夫だが、ここより東側は魔素の影響が出ているからな…」
「東側?」
「あぁ、扉が見える場所だ。」
この前地図で見せてくれたところだ。
「あの辺りには、魔獣もだが、魔物も多くでて被害報告が増えている。」
「そうですね、魔塔の者達にも応援要請をして討伐してるんですけどね。」
「騎士団でも討伐要請が多いな。」
それぞれがなんとも言えない顔をする。
それだけ被害が多くて、大変なんだ。
オズバン達にそっちをお任せしてるけど…大丈夫だろうか…
「オズバン達、大丈夫かなぁ…」
「彼らなら、多分大丈夫だろう。だが、急ぎここをどうにかして合流した方が良いだろうな…」
エドワードが私の呟きにそう答えてくれた。
「じゃあ、行こうか」
「どこに??」
海側にはここからは、障壁と言われる壁らしきものは見えない。
船も見えないし、この世界でまだ見たことないけど、飛行機でもあるんだろうか??
「こっちだ。」
この場で待機する騎士に馬を預けて、手を引かれて行く場所は、近くに見える石碑だ。
「じゃあ、行こう。」
そう言って石碑に手をかざし、何かを呟いていた。
まるで歌っているみたいだ。
しばらくして石碑が光り輝いて、側に不思議な空間が見える。
そこにキャラハンとオーリスが先に足を踏み入れる。
その後をエドワードと手を繋いで追いかけて行くように踏み入れていった。
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