447 / 458
第十一章:「苦闘編」
第八十七話「王家の怪物」
しおりを挟む
統一暦一二一三年二月二十日。
グライフトゥルム王国王都シュヴェーレンブルク、王宮内。国王フォルクマーク十世
余はまだ薄暗い中、寝台で目を覚ました。
今日は余の即位二十周年の記念日だ。まだ夜明けまでに間があるだろうが、王宮だけでなく王都中で式典の準備が行われているだろう。
しかし、余は二十周年という節目の時を祝う気になれない。
我が傍らには愛する者はなく、王位など継がねばよかったと思っているからだ。
マルグリットが殺されてから十年、よいことなど一つもなかった。
マルクトホーフェンの傀儡であることはよい。ここ数代の王は皆、五侯爵家のいずれかの傀儡であったのだから。
しかし、余ほどないがしろにされた王はいないだろう。
王としての権力はもちろん、国政に意見することも叶わぬ。
私生活では側室を迎えることすら、マルクトホーフェンに脅されてできない。
奴は余が側室を迎えれば、不幸な事態が再び起きると笑顔で脅してきたのだ。もっともこの状況で側室を迎える気はなかったから問題はない。
しかし、このことで分かったことがある。
アラベラの暴走が単独で暴走し、マルグリットが殺されたと思っていたが、弟であるミヒャエルもマルグリットを生かしておく気がなかったということだ。
「マルグリット……」
思わず涙が零れた。十年前ならこのような時に彼女が優しく慰めてくれただろう。
王としても人としても情けないとは思うが、心を許せる者がいないという事実がこれほど精神を痛めつけることだとは思っていなかった。
そんなことを考えていると、窓の外が少しずつ明るくなってきた。
夜が明けたところで侍従が起こしにきた。
「陛下、お時間でございます」
「気分が優れぬ……」
そう言ってみるが、この侍従はマルクトホーフェンが押し込んできた者で、そのような言い訳は聞く耳を持たない。
「まずは起きてください。その上でまだご気分が優れぬようでしたら、叡智の守護者の治癒魔導師に診ていただきましょう」
「わ、分かった……」
渋々起き上がり、寝台から出る。
あとは言われるままに食事を摂り、着替えていく。
式典が始まる前、マルクトホーフェンとアラベラが現れた。
「ご準備は終わっているようですな」
いつもより飾りが派手な服を着たマルクトホーフェンが尊大な態度でそう言ってきた。
「間に合ったようでよかったわ。それでは参りましょう」
アラベラは青い光沢のある生地に銀糸がふんだんに使われたドレスを身に纏い、王妃の王冠を頭に乗せている。そのドレスは胸元が大きく開いており、下品な娼婦のように見えた。
「エスコートをお願いできますかしら。それとも私に触れることも嫌ですか?」
そう言って侮蔑したような表情で私を見る。
「母上、そのような物言いは陛下に失礼です。お控えください」
いつの間にか部屋に入っていたグレゴリウスが窘める。
グレゴリウスも十五歳になり、身長も余とさほど変わらない。また、鍛えているため胸板が厚く、軍服調の礼服がよく似合っている。
「あら、どの言い方が駄目なのかしら? 私は敬意をもってお願いしたのだけど」
ここ最近、アラベラとグレゴリウスの関係がおかしくなっている。
余にとってはよいことだ。
もっともアラベラの子供であるグレゴリウスを、余の子と認めてはいない。もちろん、心の中だけだが。
グレゴリウスは余に敬意を持っているようにふるまうが、その実はアラベラ以上に蔑んでいる。言葉や態度からは感じさせないように努力しているようだが、あの視線は明らかに余を侮蔑しているものだ。
「時間がありませんぞ。すぐに式典会場に向かわねば間に合いません」
マルクトホーフェンが急かすが、まだ余裕はあるはずだ。恐らくグレゴリウスの機嫌が悪いため、話題を変えたかったのだろう。
余はその言葉に頷くことなく、歩き始める。
アラベラが余に近づき、腕を絡めてきた。
その瞬間、蛇が巻き付いたような嫌悪感を覚え、鳥肌が立った。
思わず振り払おうと腕を動かすが、アラベラはニヤリと笑いながら離そうとしない。
「式典の間だけでも我慢してください。これが終われば、私は離宮に入り、陛下の前に姿を見せないようにしますから」
離宮は王都の北の森の中にある静かなところだ。以前は先代の国王である父が亡くなった後に母が住んでいたところだが、今は国賓を招待する時くらいしか使っていない。
その言葉に思わず顔を見てしまう。
「私がいない方がよいのでしょう? グレゴリウスも独り立ちしましたし、私がここに居ても誰も会いに来ません。それに何もすることもありませんから、静かなところで暮らしたいと思ったのですよ」
妙にしおらしく、胡散臭いと思ってしまう。しかし、この女の姿を見ることがなくなれば、余の心も少しは安らぐだろう。
「よいだろう。だが、大賢者の言葉を忘れるな。そなたが愚かなことを仕出かせば、グレゴリウスの王位継承を認めぬ。助言者の言葉を軽視するわけにはいかぬからな」
「そのようなことは分かっていますわ。それに大賢者の言葉と言わず、ご自分が気に入らぬから認めないとおっしゃればいいのに。その程度の気概もないのですね」
その言葉に怒りが湧く。
「式典の前に余を苛立たせるな。それとも不機嫌な顔のまま式典に出た方がよいと考えておるのか? それならば、そなたの思い通りにしてやるぞ」
小声で警告するが、アラベラは意に介した様子がない。
「母上、そのくらいにしていただけませんか。それとも本気で私の王位継承権を失わせるおつもりですか」
グレゴリウスの冷たい声が響く。
「そ、そんなことはないわ……もうやらないから……」
グレゴリウスの底冷えのするような声に、アラベラは怯えたような表情を見せる。
「父上もよろしくお願いします。民に王家の威信を示す式典なのですから」
息子の言いたいことは分からないでもないが、余とグライフトゥルム王家に威信などない。
すべてそなたに流れる血、マルクトホーフェンの血がそうさせたのだと言いたいが、この息子が怒り狂ったら何をするのか分からない恐ろしさがあり、口に出すことはできない。
式典は計画通りに進み、午前中にパレードを行い、午後から園遊会が行われた。また、夕方からは晩餐会が行われた。
園遊会も晩餐会もマルクトホーフェンの息が掛かった者ばかりで楽しめるようなものではなかった。
すべての行事が終わったところで、ようやく解放された。
そう思ったのだが、余の私室にグレゴリウスが一人でやってきた。
「父上に、いえ、陛下にお話があります」
いつになく真剣な表情で思わず身構える。
「陛下と呼んだということは、国王に対してということだな。余に何の権力がないことはそなたも分かっておろう。その上でどのような話をしたいのだ?」
「母を始末しましょう。あの人は我が国に必ず災いをもたらします」
実母を殺すという提案に言葉が出ない。
「陛下は叔父のことを警戒されているようですが、叔父も必ず賛同してくれます。陛下と私を除けば、一番迷惑を掛けられているのは彼なのですから」
確かにアラベラを処罰しなかったのはマルクトホーフェンが反乱を起こし、私を殺すことを恐れたためだ。
「よいのか?」
そう聞くものの、引っかかるものがあり、認めるという言葉は出なかった。
「但し、私を王太子として認めるという条件が必要です。そうであれば、叔父も安心するでしょうから」
息子はまだ十五歳だが、恐ろしい提案をしてきた。
自らが王になるために実の母を殺すと言ってきたのだ。
「陛下が手を下す必要はございません。すべては私と叔父で行います。陛下は私の立太子だけを表明してくだされば、他に何もする必要はないのです」
マルグリットの仇が討てると思わず頷きそうになった。しかし、アラベラを殺した後、余がどうなるのかと考え、動きが止まる。
この冷酷な息子とあの狡猾な侯爵が余を生かしておくだろうか。アラベラの死を余の責任として、母の仇を討つと言って余を殺すのではないか。
そんな思いが頭に浮かび、小さく首を横に振った。
「そなたが手を汚す必要はない。そのような手段で王となることがよいこととは思えぬ。あのような者でもそなたの母なのだ。今の話は聞かなかったことにする」
「必ず後悔しますよ。あの時、私の提案を受けなかったと」
そう言うと、グレゴリウスは冷たい笑みを浮かべながら部屋を出ていった。
その後ろ姿に余は震えが止まらなかった。
余の息子が世界に害悪をまき散らす怪物ではないかと思ったのだ。
余は寝台の潜り込み、嗚咽を漏らしながら震えることしかできなかった。
グライフトゥルム王国王都シュヴェーレンブルク、王宮内。国王フォルクマーク十世
余はまだ薄暗い中、寝台で目を覚ました。
今日は余の即位二十周年の記念日だ。まだ夜明けまでに間があるだろうが、王宮だけでなく王都中で式典の準備が行われているだろう。
しかし、余は二十周年という節目の時を祝う気になれない。
我が傍らには愛する者はなく、王位など継がねばよかったと思っているからだ。
マルグリットが殺されてから十年、よいことなど一つもなかった。
マルクトホーフェンの傀儡であることはよい。ここ数代の王は皆、五侯爵家のいずれかの傀儡であったのだから。
しかし、余ほどないがしろにされた王はいないだろう。
王としての権力はもちろん、国政に意見することも叶わぬ。
私生活では側室を迎えることすら、マルクトホーフェンに脅されてできない。
奴は余が側室を迎えれば、不幸な事態が再び起きると笑顔で脅してきたのだ。もっともこの状況で側室を迎える気はなかったから問題はない。
しかし、このことで分かったことがある。
アラベラの暴走が単独で暴走し、マルグリットが殺されたと思っていたが、弟であるミヒャエルもマルグリットを生かしておく気がなかったということだ。
「マルグリット……」
思わず涙が零れた。十年前ならこのような時に彼女が優しく慰めてくれただろう。
王としても人としても情けないとは思うが、心を許せる者がいないという事実がこれほど精神を痛めつけることだとは思っていなかった。
そんなことを考えていると、窓の外が少しずつ明るくなってきた。
夜が明けたところで侍従が起こしにきた。
「陛下、お時間でございます」
「気分が優れぬ……」
そう言ってみるが、この侍従はマルクトホーフェンが押し込んできた者で、そのような言い訳は聞く耳を持たない。
「まずは起きてください。その上でまだご気分が優れぬようでしたら、叡智の守護者の治癒魔導師に診ていただきましょう」
「わ、分かった……」
渋々起き上がり、寝台から出る。
あとは言われるままに食事を摂り、着替えていく。
式典が始まる前、マルクトホーフェンとアラベラが現れた。
「ご準備は終わっているようですな」
いつもより飾りが派手な服を着たマルクトホーフェンが尊大な態度でそう言ってきた。
「間に合ったようでよかったわ。それでは参りましょう」
アラベラは青い光沢のある生地に銀糸がふんだんに使われたドレスを身に纏い、王妃の王冠を頭に乗せている。そのドレスは胸元が大きく開いており、下品な娼婦のように見えた。
「エスコートをお願いできますかしら。それとも私に触れることも嫌ですか?」
そう言って侮蔑したような表情で私を見る。
「母上、そのような物言いは陛下に失礼です。お控えください」
いつの間にか部屋に入っていたグレゴリウスが窘める。
グレゴリウスも十五歳になり、身長も余とさほど変わらない。また、鍛えているため胸板が厚く、軍服調の礼服がよく似合っている。
「あら、どの言い方が駄目なのかしら? 私は敬意をもってお願いしたのだけど」
ここ最近、アラベラとグレゴリウスの関係がおかしくなっている。
余にとってはよいことだ。
もっともアラベラの子供であるグレゴリウスを、余の子と認めてはいない。もちろん、心の中だけだが。
グレゴリウスは余に敬意を持っているようにふるまうが、その実はアラベラ以上に蔑んでいる。言葉や態度からは感じさせないように努力しているようだが、あの視線は明らかに余を侮蔑しているものだ。
「時間がありませんぞ。すぐに式典会場に向かわねば間に合いません」
マルクトホーフェンが急かすが、まだ余裕はあるはずだ。恐らくグレゴリウスの機嫌が悪いため、話題を変えたかったのだろう。
余はその言葉に頷くことなく、歩き始める。
アラベラが余に近づき、腕を絡めてきた。
その瞬間、蛇が巻き付いたような嫌悪感を覚え、鳥肌が立った。
思わず振り払おうと腕を動かすが、アラベラはニヤリと笑いながら離そうとしない。
「式典の間だけでも我慢してください。これが終われば、私は離宮に入り、陛下の前に姿を見せないようにしますから」
離宮は王都の北の森の中にある静かなところだ。以前は先代の国王である父が亡くなった後に母が住んでいたところだが、今は国賓を招待する時くらいしか使っていない。
その言葉に思わず顔を見てしまう。
「私がいない方がよいのでしょう? グレゴリウスも独り立ちしましたし、私がここに居ても誰も会いに来ません。それに何もすることもありませんから、静かなところで暮らしたいと思ったのですよ」
妙にしおらしく、胡散臭いと思ってしまう。しかし、この女の姿を見ることがなくなれば、余の心も少しは安らぐだろう。
「よいだろう。だが、大賢者の言葉を忘れるな。そなたが愚かなことを仕出かせば、グレゴリウスの王位継承を認めぬ。助言者の言葉を軽視するわけにはいかぬからな」
「そのようなことは分かっていますわ。それに大賢者の言葉と言わず、ご自分が気に入らぬから認めないとおっしゃればいいのに。その程度の気概もないのですね」
その言葉に怒りが湧く。
「式典の前に余を苛立たせるな。それとも不機嫌な顔のまま式典に出た方がよいと考えておるのか? それならば、そなたの思い通りにしてやるぞ」
小声で警告するが、アラベラは意に介した様子がない。
「母上、そのくらいにしていただけませんか。それとも本気で私の王位継承権を失わせるおつもりですか」
グレゴリウスの冷たい声が響く。
「そ、そんなことはないわ……もうやらないから……」
グレゴリウスの底冷えのするような声に、アラベラは怯えたような表情を見せる。
「父上もよろしくお願いします。民に王家の威信を示す式典なのですから」
息子の言いたいことは分からないでもないが、余とグライフトゥルム王家に威信などない。
すべてそなたに流れる血、マルクトホーフェンの血がそうさせたのだと言いたいが、この息子が怒り狂ったら何をするのか分からない恐ろしさがあり、口に出すことはできない。
式典は計画通りに進み、午前中にパレードを行い、午後から園遊会が行われた。また、夕方からは晩餐会が行われた。
園遊会も晩餐会もマルクトホーフェンの息が掛かった者ばかりで楽しめるようなものではなかった。
すべての行事が終わったところで、ようやく解放された。
そう思ったのだが、余の私室にグレゴリウスが一人でやってきた。
「父上に、いえ、陛下にお話があります」
いつになく真剣な表情で思わず身構える。
「陛下と呼んだということは、国王に対してということだな。余に何の権力がないことはそなたも分かっておろう。その上でどのような話をしたいのだ?」
「母を始末しましょう。あの人は我が国に必ず災いをもたらします」
実母を殺すという提案に言葉が出ない。
「陛下は叔父のことを警戒されているようですが、叔父も必ず賛同してくれます。陛下と私を除けば、一番迷惑を掛けられているのは彼なのですから」
確かにアラベラを処罰しなかったのはマルクトホーフェンが反乱を起こし、私を殺すことを恐れたためだ。
「よいのか?」
そう聞くものの、引っかかるものがあり、認めるという言葉は出なかった。
「但し、私を王太子として認めるという条件が必要です。そうであれば、叔父も安心するでしょうから」
息子はまだ十五歳だが、恐ろしい提案をしてきた。
自らが王になるために実の母を殺すと言ってきたのだ。
「陛下が手を下す必要はございません。すべては私と叔父で行います。陛下は私の立太子だけを表明してくだされば、他に何もする必要はないのです」
マルグリットの仇が討てると思わず頷きそうになった。しかし、アラベラを殺した後、余がどうなるのかと考え、動きが止まる。
この冷酷な息子とあの狡猾な侯爵が余を生かしておくだろうか。アラベラの死を余の責任として、母の仇を討つと言って余を殺すのではないか。
そんな思いが頭に浮かび、小さく首を横に振った。
「そなたが手を汚す必要はない。そのような手段で王となることがよいこととは思えぬ。あのような者でもそなたの母なのだ。今の話は聞かなかったことにする」
「必ず後悔しますよ。あの時、私の提案を受けなかったと」
そう言うと、グレゴリウスは冷たい笑みを浮かべながら部屋を出ていった。
その後ろ姿に余は震えが止まらなかった。
余の息子が世界に害悪をまき散らす怪物ではないかと思ったのだ。
余は寝台の潜り込み、嗚咽を漏らしながら震えることしかできなかった。
21
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
元悪役令嬢はオンボロ修道院で余生を過ごす
こうじ
ファンタジー
両親から妹に婚約者を譲れと言われたレスナー・ティアント。彼女は勝手な両親や裏切った婚約者、寝取った妹に嫌気がさし自ら修道院に入る事にした。研修期間を経て彼女は修道院に入る事になったのだが彼女が送られたのは廃墟寸前の修道院でしかも修道女はレスナー一人のみ。しかし、彼女にとっては好都合だった。『誰にも邪魔されずに好きな事が出来る!これって恵まれているんじゃ?』公爵令嬢から修道女になったレスナーののんびり修道院ライフが始まる!
断罪イベント? よろしい、受けて立ちましょう!
寿司
恋愛
イリア=クリミアはある日突然前世の記憶を取り戻す。前世の自分は入江百合香(いりえ ゆりか)という日本人で、ここは乙女ゲームの世界で、私は悪役令嬢で、そしてイリア=クリミアは1/1に起きる断罪イベントで死んでしまうということを!
記憶を取り戻すのが遅かったイリアに残された時間は2週間もない。
そんなイリアが生き残るための唯一の手段は、婚約者エドワードと、妹エミリアの浮気の証拠を掴み、逆断罪イベントを起こすこと!?
ひょんなことから出会い、自分を手助けしてくれる謎の美青年ロキに振り回されたりドキドキさせられながらも死の運命を回避するため奔走する!
◆◆
第12回恋愛小説大賞にエントリーしてます。よろしくお願い致します。
◆◆
本編はざまぁ:恋愛=7:3ぐらいになっています。
エンディング後は恋愛要素を増し増しにした物語を更新していきます。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】聖女ディアの処刑
大盛★無料
ファンタジー
平民のディアは、聖女の力を持っていた。
枯れた草木を蘇らせ、結界を張って魔獣を防ぎ、人々の病や傷を癒し、教会で朝から晩まで働いていた。
「怪我をしても、鍛錬しなくても、きちんと作物を育てなくても大丈夫。あの平民の聖女がなんとかしてくれる」
聖女に助けてもらうのが当たり前になり、みんな感謝を忘れていく。「ありがとう」の一言さえもらえないのに、無垢で心優しいディアは奇跡を起こし続ける。
そんななか、イルミテラという公爵令嬢に、聖女の印が現れた。
ディアは偽物と糾弾され、国民の前で処刑されることになるのだが――
※ざまあちょっぴり!←ちょっぴりじゃなくなってきました(;´・ω・)
※サクッとかる~くお楽しみくださいませ!(*´ω`*)←ちょっと重くなってきました(;´・ω・)
★追記
※残酷なシーンがちょっぴりありますが、週刊少年ジャンプレベルなので特に年齢制限は設けておりません。
※乳児が地面に落っこちる、運河の氾濫など災害の描写が数行あります。ご留意くださいませ。
※ちょこちょこ書き直しています。セリフをカッコ良くしたり、状況を補足したりする程度なので、本筋には大きく影響なくお楽しみ頂けると思います。
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
王さまに憑かれてしまいました
九重
ファンタジー
H28.7.28書籍化に伴い本編を引き下げダイジェスト版に置き換えました。
このお話をお読みいただいた皆さまに心から感謝いたします。どうかこれからもよろしくお願いいたします。
ごく当たり前に、目の前を通り過ぎた早馬に乗せられていた瀕死のけが人のために祈りを捧げた普通の平民コーネリア。そんな彼女の前に、死んでしまったそのけが人が、押しかけ守護霊として現れた!しかもそのけが人は、なんとこの国の国王(故人)だった。これは、望んでもいないのに、王さまに守護霊として憑かれてしまった少女の疲れるお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる