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2章 竜騎士団編
53.エドガー団長
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クロードにはホワイトの返事はわかっていた。伴侶のアンバーをとめることができ、この場をまとめるにはクロードの意見に同意するはずだと。
「先に団長室でまっていてくれ。わたしは朝の鍛錬は自主鍛錬にするよう伝えてくる」
ホワイトは踵をかえし、アンバーを連れてその場を離れた。
「クロ、凄いねっ。エマージェンシーコールなんて知ってたんだ?」
「おう!そのエマーじぇんじぇんコールっていつ知ったんだよ?」
団長室に戻ってきた途端、僕とエドガーが鼻息荒く尋ねるとクロードが目を丸くする。
そのまま微笑んで自分の胸をトントンとたたく。
「胸って……智慧の石?」
「ええ。かつてそう呼ばれていたものですね。今は私の体内で同化してます」
「クロは賢者になったの?」
「賢者がどういうものか私はわかりませんが、それに近いものになってるのでしょう」
「ん?それって前より賢くなったってことか?」
「くくっ。まぁ、そういうことですね」
「じゃあクロはこの世界の知識をさらに得たということだよね?」
「はい。おそらく。同化が進むとともに日増しに知識が豊富になってきてます」
「この城や竜の事はどのくらい知ってるの?」
「この城については歴代の団長が引き継がれる内容くらい。竜についてはわかったようなわからないような感じですね。だが、予測や物事の見極めなどが出来るようになりました」
凄い!僕のクロの知識が最強になったって事だよね? これからもいろいろ教えてもらおうっと!
「おい、団長の引継ぎ内容って教えろよ」
「ふむ。そんな大した事はありませんよ。ですのでご自分で理解されたほうが身に付きます」
「なんだよ!そりゃあ」
「くく。エドなら大丈夫。自分の信念に基づいた行動が出来ているのでね、心配ならアキトに嫌われない為にはどう動くかと考えれば良いのです」
「アキトにか?そりゃ、簡単なようで難しいぜ」
しばらくしてホワイトたちが戻ってきた。
アンバーだけじゃなく、レットとコバルトも一緒だ。
「コバルト!!心配してたんだ!」
僕はコバルトに駆け寄った。コバルトは一瞬怯んだように後ずさりしたがレッドに押され僕の前に出た。
「元気だった?」
僕が見上げると緊張した顔で汗が流れていた。
「か……から……身体はも……もぉ大丈夫か?……お……俺悪かった……」
「うん。全然平気だよ!。心配かけてごめん!僕コバルトに会いたかったんだ」
コバルトはぷしゅう~と音が鳴りそうなくらい真っ赤になった。
「お……おれ……俺も……あい……会いたかった!アキト!す……すっ!」
コバルトが池の鯉みたいにぱくぱく口を動かしている。
「はいはい。そこまで~。アキトは天然の誑しだな!コバルトの心臓が持たねえ」
レッドが合いの手をいれてきた。それより先に話せとばかりに顎をしゃくる。
ホワイトがそれを見てコホンと咳をした。
「あ~、コバルトの事は悪かった。こいつも反省してるので許してやってくれないか?この私が謝るのだ。受け入れてくれるな?」
「もちろんです。元から怒ってなんていません。ちょっと強引だったけど空を飛ぶのは楽しかったです。また乗せてね!」
アキトがコバルトに笑いかけると彼は壊れた人形のように首を縦にぶんぶんふって返事をしている。
「隊長の皆さんがココに集まっていただいたという事はエドガーを団長として認めてくれたという事ですね?」
クロードがすました顔で尋ねる。
「え?本当なのか?ホワイトもいいのか?」
エドガーが嬉しそうに問いかける。
「いいも悪いも団長に認めなければ王都と通路は結べないのだ」
ホワイトが不服そうに横を向く。
その横でレッドが笑顔で頷いていた。
「やはり、王様からエドに力の剣が譲渡されたときに一時的にこちらと王都の連絡通路は閉じたのですね?それをまたつなぐためにはエドの力が必要になる。違いますか?」
「……そうだ。クロード、お前はもうわかっていたのではないのか?」
ホワイトが苛立たし気にクロードを睨む。
「なんとなくだけです。確信が持てたのはホワイトさんが隊長格を全員連れてきてくれた今です」
「ぐっ。……はぁ」
「ふふふ。ホワイトのそんな顔久しぶりだな」
アンバーが嬉しそうに覗き込む。ホワイトはこめかみに青筋が立っていた。
「なんですかそれは?わたしはどんな顔でも美しいでしょう?それなりの努力も積み重ねてますのでね。わたしにはその覚悟がエドガー殿にもあるのかと試したかったのですよ。団長として皆をまとめ上げるのは容易ではありません。日々の鍛錬だけでなく隊員達への気遣い、聡しや指導も兼ねて日々自身を極める努力は怠ってはなりません。だが貴方には上に立つ者としての気品と威厳がまだ足りないのですよ!」
「くく。エド。今のが団長になる心構えだ。ホワイトさんが教えてくれたぞ」
クロードが小声でエドガーに耳打ちする。
「おお!ホワイトありがとう!オレはまだまだ未熟だ。これからもお前たちに鍛えて欲しいっ!だから足りない俺にはお前達が必要なんだ!どうかよろしく頼む!」
「……貴方のそういう馬鹿正直なところは嫌いではないですね」
ホワイトが苦笑した。
「では私たち竜騎士団隊長はエドガーを団長として認めることといたします」
「「「異議なし」」」
全員一致で認めてもらった!これで本当にエドガーは団長になれたんだ!
なんだかとっても嬉しい。僕の伴侶が皆に認めてもらったんだ!
「まぁまぁ。どうせ王都と繋がらなきゃいけなかったんだ。俺はもっと早くにしてもよかったと思ってたぐらいだぜ。さっさと始めようぜ」
レッドがそういうと隊長格4人が片手を交互にあわせて行く。
「一番上にエドガー団長の手を、乗せてくれ」
「お?おう!」
エドガーが手を乗せるとまるで円陣を組んだような格好になる。
団体スポーツをするときにみんなで試合前に力を合わせようって掛け声をかけるやつだ。
「エドガー団長、目を閉じて王宮を思い出して繋げたい場所を頭に思い浮かばせるんだ。なるべく目立たたなくて王に近い場所がいいぞ」
レッドに言われる様にエドガーは目をつぶった。クロードからは数か所注文が入ったみたいだ。
「よし、イメージした!」
エドガーの言葉と共に隊長格4人は目を閉じ、竜語を説いた。
一瞬、部屋全体がまばゆく光ったかと思うと元に戻った。
「できたの?これでもう王都に行ける?」
「ああ。エドガーが望めばいけるようになった」
僕の問いかけにレッドが答えてくれた。
「エドガーが望まないといけないの?」
「そうだ。ココと王都を結ぶ力は力の剣なのだ。だからその保有者の意思が尊重される」
ホワイトが不機嫌そうな顔をする。せっかくの美貌が台無しだ。
「ですが、竜たちの同意がなければ力の剣のもつチカラは使えないのです」
クロードが説明をしてくれてなんとなくわかった。
力の剣にはそれだけのチカラがそなわっているのだろう。しかしその保有者が暴走したり悪いことに使わない様に竜たちの同意が必要だったってことか。
「だから、皆エドガーの事を見極めようとしたんだね?」
「まあ、そういうことだ。悪かったな。エドガー殿、いや団長殿。」
アンバーがほほ笑む。その横でコバルトも頷いている。
「さて、王都にいくにあたり、エドガーには覚悟をしていただかなくてはいけないでしょうね」
クロードが真顔になった。
「俺に覚悟?どういうことだ?」
――――――嫌な予感がした。
僕には魔女のチカラがある。マリーから譲渡された力の予知も夢としてときどき断片を見る。あまり得意ではないのでしばらく見ていなかったのだが、最近よく見る夢の中である人が良く出てきていた。
とても悲しそうでいて楽しそうなその人の事を確かめたくなかった。
クロードが僕の気持ちをわかっているかのように言葉をつづけた。
「もしも、王都が荒れているのなら身内の犯行だからですよ」
「え?!なんだって??」
エドガーは絶句した。
「先に団長室でまっていてくれ。わたしは朝の鍛錬は自主鍛錬にするよう伝えてくる」
ホワイトは踵をかえし、アンバーを連れてその場を離れた。
「クロ、凄いねっ。エマージェンシーコールなんて知ってたんだ?」
「おう!そのエマーじぇんじぇんコールっていつ知ったんだよ?」
団長室に戻ってきた途端、僕とエドガーが鼻息荒く尋ねるとクロードが目を丸くする。
そのまま微笑んで自分の胸をトントンとたたく。
「胸って……智慧の石?」
「ええ。かつてそう呼ばれていたものですね。今は私の体内で同化してます」
「クロは賢者になったの?」
「賢者がどういうものか私はわかりませんが、それに近いものになってるのでしょう」
「ん?それって前より賢くなったってことか?」
「くくっ。まぁ、そういうことですね」
「じゃあクロはこの世界の知識をさらに得たということだよね?」
「はい。おそらく。同化が進むとともに日増しに知識が豊富になってきてます」
「この城や竜の事はどのくらい知ってるの?」
「この城については歴代の団長が引き継がれる内容くらい。竜についてはわかったようなわからないような感じですね。だが、予測や物事の見極めなどが出来るようになりました」
凄い!僕のクロの知識が最強になったって事だよね? これからもいろいろ教えてもらおうっと!
「おい、団長の引継ぎ内容って教えろよ」
「ふむ。そんな大した事はありませんよ。ですのでご自分で理解されたほうが身に付きます」
「なんだよ!そりゃあ」
「くく。エドなら大丈夫。自分の信念に基づいた行動が出来ているのでね、心配ならアキトに嫌われない為にはどう動くかと考えれば良いのです」
「アキトにか?そりゃ、簡単なようで難しいぜ」
しばらくしてホワイトたちが戻ってきた。
アンバーだけじゃなく、レットとコバルトも一緒だ。
「コバルト!!心配してたんだ!」
僕はコバルトに駆け寄った。コバルトは一瞬怯んだように後ずさりしたがレッドに押され僕の前に出た。
「元気だった?」
僕が見上げると緊張した顔で汗が流れていた。
「か……から……身体はも……もぉ大丈夫か?……お……俺悪かった……」
「うん。全然平気だよ!。心配かけてごめん!僕コバルトに会いたかったんだ」
コバルトはぷしゅう~と音が鳴りそうなくらい真っ赤になった。
「お……おれ……俺も……あい……会いたかった!アキト!す……すっ!」
コバルトが池の鯉みたいにぱくぱく口を動かしている。
「はいはい。そこまで~。アキトは天然の誑しだな!コバルトの心臓が持たねえ」
レッドが合いの手をいれてきた。それより先に話せとばかりに顎をしゃくる。
ホワイトがそれを見てコホンと咳をした。
「あ~、コバルトの事は悪かった。こいつも反省してるので許してやってくれないか?この私が謝るのだ。受け入れてくれるな?」
「もちろんです。元から怒ってなんていません。ちょっと強引だったけど空を飛ぶのは楽しかったです。また乗せてね!」
アキトがコバルトに笑いかけると彼は壊れた人形のように首を縦にぶんぶんふって返事をしている。
「隊長の皆さんがココに集まっていただいたという事はエドガーを団長として認めてくれたという事ですね?」
クロードがすました顔で尋ねる。
「え?本当なのか?ホワイトもいいのか?」
エドガーが嬉しそうに問いかける。
「いいも悪いも団長に認めなければ王都と通路は結べないのだ」
ホワイトが不服そうに横を向く。
その横でレッドが笑顔で頷いていた。
「やはり、王様からエドに力の剣が譲渡されたときに一時的にこちらと王都の連絡通路は閉じたのですね?それをまたつなぐためにはエドの力が必要になる。違いますか?」
「……そうだ。クロード、お前はもうわかっていたのではないのか?」
ホワイトが苛立たし気にクロードを睨む。
「なんとなくだけです。確信が持てたのはホワイトさんが隊長格を全員連れてきてくれた今です」
「ぐっ。……はぁ」
「ふふふ。ホワイトのそんな顔久しぶりだな」
アンバーが嬉しそうに覗き込む。ホワイトはこめかみに青筋が立っていた。
「なんですかそれは?わたしはどんな顔でも美しいでしょう?それなりの努力も積み重ねてますのでね。わたしにはその覚悟がエドガー殿にもあるのかと試したかったのですよ。団長として皆をまとめ上げるのは容易ではありません。日々の鍛錬だけでなく隊員達への気遣い、聡しや指導も兼ねて日々自身を極める努力は怠ってはなりません。だが貴方には上に立つ者としての気品と威厳がまだ足りないのですよ!」
「くく。エド。今のが団長になる心構えだ。ホワイトさんが教えてくれたぞ」
クロードが小声でエドガーに耳打ちする。
「おお!ホワイトありがとう!オレはまだまだ未熟だ。これからもお前たちに鍛えて欲しいっ!だから足りない俺にはお前達が必要なんだ!どうかよろしく頼む!」
「……貴方のそういう馬鹿正直なところは嫌いではないですね」
ホワイトが苦笑した。
「では私たち竜騎士団隊長はエドガーを団長として認めることといたします」
「「「異議なし」」」
全員一致で認めてもらった!これで本当にエドガーは団長になれたんだ!
なんだかとっても嬉しい。僕の伴侶が皆に認めてもらったんだ!
「まぁまぁ。どうせ王都と繋がらなきゃいけなかったんだ。俺はもっと早くにしてもよかったと思ってたぐらいだぜ。さっさと始めようぜ」
レッドがそういうと隊長格4人が片手を交互にあわせて行く。
「一番上にエドガー団長の手を、乗せてくれ」
「お?おう!」
エドガーが手を乗せるとまるで円陣を組んだような格好になる。
団体スポーツをするときにみんなで試合前に力を合わせようって掛け声をかけるやつだ。
「エドガー団長、目を閉じて王宮を思い出して繋げたい場所を頭に思い浮かばせるんだ。なるべく目立たたなくて王に近い場所がいいぞ」
レッドに言われる様にエドガーは目をつぶった。クロードからは数か所注文が入ったみたいだ。
「よし、イメージした!」
エドガーの言葉と共に隊長格4人は目を閉じ、竜語を説いた。
一瞬、部屋全体がまばゆく光ったかと思うと元に戻った。
「できたの?これでもう王都に行ける?」
「ああ。エドガーが望めばいけるようになった」
僕の問いかけにレッドが答えてくれた。
「エドガーが望まないといけないの?」
「そうだ。ココと王都を結ぶ力は力の剣なのだ。だからその保有者の意思が尊重される」
ホワイトが不機嫌そうな顔をする。せっかくの美貌が台無しだ。
「ですが、竜たちの同意がなければ力の剣のもつチカラは使えないのです」
クロードが説明をしてくれてなんとなくわかった。
力の剣にはそれだけのチカラがそなわっているのだろう。しかしその保有者が暴走したり悪いことに使わない様に竜たちの同意が必要だったってことか。
「だから、皆エドガーの事を見極めようとしたんだね?」
「まあ、そういうことだ。悪かったな。エドガー殿、いや団長殿。」
アンバーがほほ笑む。その横でコバルトも頷いている。
「さて、王都にいくにあたり、エドガーには覚悟をしていただかなくてはいけないでしょうね」
クロードが真顔になった。
「俺に覚悟?どういうことだ?」
――――――嫌な予感がした。
僕には魔女のチカラがある。マリーから譲渡された力の予知も夢としてときどき断片を見る。あまり得意ではないのでしばらく見ていなかったのだが、最近よく見る夢の中である人が良く出てきていた。
とても悲しそうでいて楽しそうなその人の事を確かめたくなかった。
クロードが僕の気持ちをわかっているかのように言葉をつづけた。
「もしも、王都が荒れているのなら身内の犯行だからですよ」
「え?!なんだって??」
エドガーは絶句した。
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