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第二章:辺境伯は溺愛中
番外編。婚姻式はおおわらわ
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『今日から同室になったアルベルト・ツイリーだ』
同室になった初日。お前は俺に笑顔で挨拶をした。屈託のない笑顔。物怖じしない性格。あの日から俺はお前に惹かれ続けているのだ。綺麗で優雅で繊細な見かけに反して気が強くて大胆な行動にでる。そんなお前から俺は目が離せなくなってしまった。絶対に俺の手に入れて見せる。誰にも渡しはしない。そんな醜い執着心がオレの中で渦巻いていた。すぐにでも奪い去って誰にも触らせない様に囲ってしまいたかった。
父上はそんな俺の感情に気づいていたのだろう。嫉妬に怒り狂った俺が城の一室にアルベルトを監禁してしまう可能性があるということを。婚儀を遅らすと言われた時は剣を抜きそうになった。婚姻届だけでも先に出してしまおうかと先走ってしまいそうだった。でも、アルベルトに嫌われるようなことはしたくない。悲しませることも駄目だ。いつも笑顔でいて欲しい。常にまっすぐに前を向くアルベルト。頑張り屋で前向きな俺の可愛い伴侶だ。
さあこれで誰にも何も言わせない。俺の伴侶はただ一人だ。アルベルトが傍にいてくれればそれでいい!オレの強さも想いもすべてただ一人だけのものだ。
◇◆◇
ついにこの日が来た!なんか毎日が慌ただしくていろんなことがあったけど待ちに待ったこの日。
「今日からブラッドリー家の一員だね!」
「アルベルトさまはすでに一員におなりでございますよ」
デセルトがニコニコしながら答えてくれる。
「そうですとも。ぐす」
ブルーノはもう涙でぐしゃぐしゃな顔になっている。二人とも本当に自分の事のように喜んでくれてありがたい。これって僕の事を孫のように思ってくれてるのかな?えへへ。嬉しいな!
侍女達にあれこれ磨かれるとあら不思議。僕の髪がツヤツヤに。なんか余計に母さまに似て来たような気がする。女顔って呼ばれるのは好きじゃないけど、でもまぁサミュエルが喜んでくれるからいいかな。
久しぶりに公爵様に会う。僕の義父さんになるんだな。でも爵位はこちらの方が下になる。言葉使いには気をつけないといけない。なんか緊張する。
◇◆◇
「ふむ。なかなかやりおるわい」
最初サミュエルから結婚したい男性がいると聞いた時は半信半疑だった。この堅物が?それも子爵だと?継承を嫌がっての芝居かとも疑っていた。しかし、実際にアルベルト本人に会ってみて理解した。なるほどなかなかの美形だ。その上気も強い。自分の意見も言える。これは化けてくれるかもしれない。
側室の子といえど、初めて出来た我が子は可愛かった。しかも成長するにつれて儂に似た体格となり剣の腕も上げてきた。騎士団からは幼少時からスカウトが来ていたほどだ。そのサミュエルがアルベルトを見る熱のこもった瞳。ああこれは本物だな。いつかは儂の元から去っていくとはわかっていたがその時が来たのか。
しかし、この辺境地は隣国との境目。我が国の要となる場所。普段から腕に覚えがある強者たちを自警団として雇ってはいるが、いつかは要塞を作らなければと思うていた。なのに、そこに騎士団支部を作るなどと途方もないことを考えてくれるとは。わっはっはっは。さすがは儂の息子じゃ!だがそれゆえ伴侶となるものには重荷を背負わせてしまうかもしれない。いくら儂の領地であったとしても息子に代替わりをした途端に手のひらを反す謀反人もでてくるやもしれぬ。管理を任せた周辺貴族の動きも怪しい。そんな場所に一生を縛り付けてよいものか。考える時間をアルベルトにやろうと思った。腰を据えてこの地のために役に立つ人材なのかも見極めたかった。だから婚期を遅らせた。同時にそれはアルベルトに逃げる機会を与えたつもりだった。
「くっくっく。あやつはしっかり化けよったな」
アルベルトはただの綺麗な青年だけじゃなく強くて芯のある、この地を担いで行く人財の一人となった。領民との関係も良好のようだ。サミュエルひとりならこれほど早く領民と仲良くなれただろうか?アルベルトが仲を取り持っていてくれているのだと感じた。たった半年でこれだ。この先もっと良き関係を築いていけるだろう。
しかもいつの間にか領地の特産品とやらが出来上がっていた。割と評判も上がっているようだ。交易も検討しているとのこと。傷に効く温泉も見つけ療養地も開発中とか。やりおるわい。これなら文句のつけようもない。笑顔で領地を譲り渡してやろうではないか。新しい領主の誕生を祝ってやろう。
◇◆◇
三男のアルベルトが婚姻となった。妻のアレーニアはうきうきとしているが私は気が気でない。なんせ公爵家と今日からは本格的に親族関連に名前を連ねる事になる。
「ど、どうすればいいのだ~」
「うふふ。あらあら。どうもしなくてよいのではないの?いろいろと大変なのはアルベルトで私たち親ではないでしょ?」
アレーニアがにっこりと笑顔でほほ笑む。
「それは、そうだが……」
「うふふ。相変わらず貴方は心配性ね。大丈夫よ。あの子は私たちの子供なのだから」
「しかし……いや、そうだな。困難があっても乗り越えてくれるだろう」
アレーニアに言われると何でもいい方向に転がる気がする。こんな頼りない私の元に嫁いできてくれた妻はとてもかわいく綺麗でいてカッコいい。その妻によく似た三男はきっと自分の手で幸せを掴んでいくだろう。
「その、なぜ君はわたしなんぞに嫁いできてくれたのかい?」
「そんなの決まってるじゃないの。私が貴方を誰よりも幸せにできるからですわ!」
やはり私は生涯妻には頭があがらないだろう。……おそらくサミュエル辺境伯もそうなるのでは……?
◇◆◇
「サム!すっごいカッコイイよ!僕の旦那様は世界一だ!」
真っ白な支部団長の服に真っ青なマントがひるがえる。サミュエルの男らしい褐色の肌には白が映える。めちゃくちゃカッコイイ!王都の騎士団長が婚姻を機に辺境支部団長に襲名しろと通達と一緒に祝いの品と団長服を送ってくれた。公務が忙しくて騎士団長は式には来れなかったが、来月は王都にて合同訓練があるため、その時に挨拶がてら同行させてもらう予定だ。
「アル。とても綺麗だ。もう誰にも見せたくない」
サミュエルがぎゅうぎゅう抱きしめてくる。嬉しいけど、せっかく作った白いタキシードが皺になっちゃうよ。
「ふふ。ありがとう。ブルーノがデザインしてくれたみたいなんだ」
僕はくるりと回って見せる。白地の生地には透かし模様が入っていて動くときらきらと光る。とても素敵な仕上がりで僕にはもったいないような気もする。
「…………あいつはアルの素晴らしさがよくわかってるからな」
えっと。なんでそんなに悔しそうなのさ?
「次に服を作るときは俺も同席するぞ!」
「ぷっくく。ああ、ぜひそうして。ではサムの服は僕が決めるね」
ふふふと二人で笑いあうと軽く口づけをする。
ワッと周りで声がした。ああ、農家の方々も来てくれてたのか。ちょっぴり恥ずかしいけれど、でも今日は特別な日。だから思いっきりみんなの前でイチャイチャして幸せだってことを見せつけてやるんだ!
「この晴れの良き日にここに新領主さまの婚姻を祝福いたします!」
「アルさま~!素敵っすよ!」
「サミュエル領主様!おめでとうございます!」
「サミュエル様ばんざい!アルベルト様ばんざい!」
「ありがとう皆!僕これからも頑張るからね!」
「我が伴侶アルベルトの居るこの地を今以上に護り抜くことをここに誓う!」
あはは、サミュエルらしい。でもすごく嬉しい。
そうさ。僕らはここから歩いていくんだ!
同室になった初日。お前は俺に笑顔で挨拶をした。屈託のない笑顔。物怖じしない性格。あの日から俺はお前に惹かれ続けているのだ。綺麗で優雅で繊細な見かけに反して気が強くて大胆な行動にでる。そんなお前から俺は目が離せなくなってしまった。絶対に俺の手に入れて見せる。誰にも渡しはしない。そんな醜い執着心がオレの中で渦巻いていた。すぐにでも奪い去って誰にも触らせない様に囲ってしまいたかった。
父上はそんな俺の感情に気づいていたのだろう。嫉妬に怒り狂った俺が城の一室にアルベルトを監禁してしまう可能性があるということを。婚儀を遅らすと言われた時は剣を抜きそうになった。婚姻届だけでも先に出してしまおうかと先走ってしまいそうだった。でも、アルベルトに嫌われるようなことはしたくない。悲しませることも駄目だ。いつも笑顔でいて欲しい。常にまっすぐに前を向くアルベルト。頑張り屋で前向きな俺の可愛い伴侶だ。
さあこれで誰にも何も言わせない。俺の伴侶はただ一人だ。アルベルトが傍にいてくれればそれでいい!オレの強さも想いもすべてただ一人だけのものだ。
◇◆◇
ついにこの日が来た!なんか毎日が慌ただしくていろんなことがあったけど待ちに待ったこの日。
「今日からブラッドリー家の一員だね!」
「アルベルトさまはすでに一員におなりでございますよ」
デセルトがニコニコしながら答えてくれる。
「そうですとも。ぐす」
ブルーノはもう涙でぐしゃぐしゃな顔になっている。二人とも本当に自分の事のように喜んでくれてありがたい。これって僕の事を孫のように思ってくれてるのかな?えへへ。嬉しいな!
侍女達にあれこれ磨かれるとあら不思議。僕の髪がツヤツヤに。なんか余計に母さまに似て来たような気がする。女顔って呼ばれるのは好きじゃないけど、でもまぁサミュエルが喜んでくれるからいいかな。
久しぶりに公爵様に会う。僕の義父さんになるんだな。でも爵位はこちらの方が下になる。言葉使いには気をつけないといけない。なんか緊張する。
◇◆◇
「ふむ。なかなかやりおるわい」
最初サミュエルから結婚したい男性がいると聞いた時は半信半疑だった。この堅物が?それも子爵だと?継承を嫌がっての芝居かとも疑っていた。しかし、実際にアルベルト本人に会ってみて理解した。なるほどなかなかの美形だ。その上気も強い。自分の意見も言える。これは化けてくれるかもしれない。
側室の子といえど、初めて出来た我が子は可愛かった。しかも成長するにつれて儂に似た体格となり剣の腕も上げてきた。騎士団からは幼少時からスカウトが来ていたほどだ。そのサミュエルがアルベルトを見る熱のこもった瞳。ああこれは本物だな。いつかは儂の元から去っていくとはわかっていたがその時が来たのか。
しかし、この辺境地は隣国との境目。我が国の要となる場所。普段から腕に覚えがある強者たちを自警団として雇ってはいるが、いつかは要塞を作らなければと思うていた。なのに、そこに騎士団支部を作るなどと途方もないことを考えてくれるとは。わっはっはっは。さすがは儂の息子じゃ!だがそれゆえ伴侶となるものには重荷を背負わせてしまうかもしれない。いくら儂の領地であったとしても息子に代替わりをした途端に手のひらを反す謀反人もでてくるやもしれぬ。管理を任せた周辺貴族の動きも怪しい。そんな場所に一生を縛り付けてよいものか。考える時間をアルベルトにやろうと思った。腰を据えてこの地のために役に立つ人材なのかも見極めたかった。だから婚期を遅らせた。同時にそれはアルベルトに逃げる機会を与えたつもりだった。
「くっくっく。あやつはしっかり化けよったな」
アルベルトはただの綺麗な青年だけじゃなく強くて芯のある、この地を担いで行く人財の一人となった。領民との関係も良好のようだ。サミュエルひとりならこれほど早く領民と仲良くなれただろうか?アルベルトが仲を取り持っていてくれているのだと感じた。たった半年でこれだ。この先もっと良き関係を築いていけるだろう。
しかもいつの間にか領地の特産品とやらが出来上がっていた。割と評判も上がっているようだ。交易も検討しているとのこと。傷に効く温泉も見つけ療養地も開発中とか。やりおるわい。これなら文句のつけようもない。笑顔で領地を譲り渡してやろうではないか。新しい領主の誕生を祝ってやろう。
◇◆◇
三男のアルベルトが婚姻となった。妻のアレーニアはうきうきとしているが私は気が気でない。なんせ公爵家と今日からは本格的に親族関連に名前を連ねる事になる。
「ど、どうすればいいのだ~」
「うふふ。あらあら。どうもしなくてよいのではないの?いろいろと大変なのはアルベルトで私たち親ではないでしょ?」
アレーニアがにっこりと笑顔でほほ笑む。
「それは、そうだが……」
「うふふ。相変わらず貴方は心配性ね。大丈夫よ。あの子は私たちの子供なのだから」
「しかし……いや、そうだな。困難があっても乗り越えてくれるだろう」
アレーニアに言われると何でもいい方向に転がる気がする。こんな頼りない私の元に嫁いできてくれた妻はとてもかわいく綺麗でいてカッコいい。その妻によく似た三男はきっと自分の手で幸せを掴んでいくだろう。
「その、なぜ君はわたしなんぞに嫁いできてくれたのかい?」
「そんなの決まってるじゃないの。私が貴方を誰よりも幸せにできるからですわ!」
やはり私は生涯妻には頭があがらないだろう。……おそらくサミュエル辺境伯もそうなるのでは……?
◇◆◇
「サム!すっごいカッコイイよ!僕の旦那様は世界一だ!」
真っ白な支部団長の服に真っ青なマントがひるがえる。サミュエルの男らしい褐色の肌には白が映える。めちゃくちゃカッコイイ!王都の騎士団長が婚姻を機に辺境支部団長に襲名しろと通達と一緒に祝いの品と団長服を送ってくれた。公務が忙しくて騎士団長は式には来れなかったが、来月は王都にて合同訓練があるため、その時に挨拶がてら同行させてもらう予定だ。
「アル。とても綺麗だ。もう誰にも見せたくない」
サミュエルがぎゅうぎゅう抱きしめてくる。嬉しいけど、せっかく作った白いタキシードが皺になっちゃうよ。
「ふふ。ありがとう。ブルーノがデザインしてくれたみたいなんだ」
僕はくるりと回って見せる。白地の生地には透かし模様が入っていて動くときらきらと光る。とても素敵な仕上がりで僕にはもったいないような気もする。
「…………あいつはアルの素晴らしさがよくわかってるからな」
えっと。なんでそんなに悔しそうなのさ?
「次に服を作るときは俺も同席するぞ!」
「ぷっくく。ああ、ぜひそうして。ではサムの服は僕が決めるね」
ふふふと二人で笑いあうと軽く口づけをする。
ワッと周りで声がした。ああ、農家の方々も来てくれてたのか。ちょっぴり恥ずかしいけれど、でも今日は特別な日。だから思いっきりみんなの前でイチャイチャして幸せだってことを見せつけてやるんだ!
「この晴れの良き日にここに新領主さまの婚姻を祝福いたします!」
「アルさま~!素敵っすよ!」
「サミュエル領主様!おめでとうございます!」
「サミュエル様ばんざい!アルベルト様ばんざい!」
「ありがとう皆!僕これからも頑張るからね!」
「我が伴侶アルベルトの居るこの地を今以上に護り抜くことをここに誓う!」
あはは、サミュエルらしい。でもすごく嬉しい。
そうさ。僕らはここから歩いていくんだ!
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