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8君が気絶してる内に② ※クロフォード

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途中で気絶したメグを二階へ連れて行き、互いに洗浄を施してブラウスとズボンを脱がせて驚いた。

「…………」

服の下も、シミどころか黒子ひとつない。

四肢はほっそりとして、作り物じみている。

胸当ての下着を取り除くと、緩やかな双丘が現れた。発育途中のような膨らみ。そこには淡く色付いた中心が微かな突起としてついているだけだった。

裸体にさせて更に、人形を目前にしているような感覚が増した。だが素肌に触れると、確かにあたたかい。生きている。

うつ伏せにさせて背中に口付けをおとす。
意識はなくとも徐々に反応を返すようになったメグに、どこかから迸る熱が込み上げてきた。
下肢を隠す下着に手を伸ばし、思い直す。
反応がある方が、やはりいい。
起きるまでこうしていよう。
シャツをとり払い、またメグの背中に口付けをおとしていった。



「っ! ふっ、ん、へ、ぁ……!?」

意識がないのとあるのとではやはり後者の反応が格別で、全身を真っ赤にしたメグが混乱と羞恥で更に赤く染まる、それだけで下履きが狭苦しくなる。舌の上で転がした胸の先端がすぐに引っ込んでしまって歯痒い。強く吸って引っ張り出す。そこを甘噛みすると、更に固くなって舐めやすくなった。だから夢中で舐った。

「んあッ、ぁあ、ふっ、ん、っ、んんんっ」

ああ……いいな。こんなに心地良い声が聞けるならもっと早く行動に移しておけばよかった。

「……っこれは! 一体っ……どういった状況でっ、ぁあんっ、」

そう思うのも当然。
会話もそこそこに切り上げて、下着の中に手を伸ばす。溢れる程に濡れていた。そして狭い。指二本、それも第一関節までが限界だ。
痛みに声を上げたメグの唇を塞ぐ。舌を絡め取りながら治癒魔法を施し、更に指を進める。奥が全く開いていない。愛液を零す入り口の手前まで戻り、奥に潤いを塗り込み、道のない場所を曝いていく。どこも誰も触れたことがないと直に指に伝わって、とても滾った。
破瓜させなければ。
とても挿らない。
泣きじゃくるメグに本数を増やす。
指の付け根にあたたかい血が垂れてきた。それが手の甲と手首につたって、理性がはち切れそうだった。
早くものにしなければ。
そう思うも、下着を取り払って間近で見て気付いた。下生えがない。メグはその事に過剰なほど反応して、恥じらった。

「やあッ! 忘れっ、て……見ないでぇ!」

別に生えてなくてもいい。
私的には何も困らない。
むしろそんな反応がもっと見られるならと、ついと舐め上げてしまった。

「アッ、やっ、やだぁ──んあ!」

反応が更によくなった。
そのまま音を立てて舐ると羞恥に増さったのか、メグの顔が蕩けていく。可愛い。間近で見たい。早く受け入れさせて、善がるこの娘を突き上げながら存分にその顔を眺めたい。そして啼かせたい。
挿入前に再び治癒魔法を施したが、やはり痛みの方が勝ったようだった。
体重をかけて奥まで曝いていく。ミチミチと肉の道が拓け、たまらない気持ちになる。根元まで納めきると、メグは気絶していた。力が抜け、微かに中が柔らかくなった。腰を動かし、指で下生えのない突起をぐりぐりと弄る。

「っ、……」

中が絡めとるように蠢き、胸の先端が尖っていく。淡く色付いた先端を指で弾くと、中が締まった。締まる度に内側の肉が蕩けていく。
上半身を倒し、顔を眺めながら口に含んだ。瞼は開かない。それでも小刻みに声を漏らし、頬を赤く染め、健気な反応を返してくる。腰を前後させ二度、三度と強く奥に擦りつけた。限界が来ていた熱を中に放つと、メグの入り口が締まり、か細い声をあげて、ビクンと背中を反らした。

息をついて起き上がる。引き抜こうとするとまたメグが背中を浮かせて反応を返してきた。

「ぁ、……っ、ふ」
「…………」

微かな喘ぎが漏れ出て、胸の先端が尖っていく。私はまた上半身を倒して、抜きかけの自身を奥に進めた。
そうして反応がある胸と腹の裏側と奥ばかり攻め、限界がきて中に熱を放つ。流石にこれ以上は、とメグの下腹部に治癒魔法を施し、引き抜こうとすれば一度目と同じく繋ぎとめられた。二度目は更にきつく締めつけてくる。

「……とんでもない子に育った」

もういいか。
悪いのは気絶してなお私を離さない君だ。
背中に腕を滑り込ませ、逃げられないように肩を掴む。そして顔に口付けを落としながら思う存分に腰を振った。いつの間にかおりてきていた子宮口に先端を擦りつけ、腹の裏側を抉るように突き上げた。メグが瞼を閉じたまま涙を流して腰を引く。掴んだ肩を離さず、更に奥に擦り付け、突き上げた。

「っ、ぁあ、あ、んんっ、んあッ」
「……もっと泣いてくれ」
「ひっ、んぁあ、っ……!」
「もっとだ。奥が痙攣しだした。もっと締めつけて、気持ちいいところに当ててくれ」

耳を舐りながら囁き続けると、メグが太腿を震わせてぎゅっと抱き付いてきた。そのあと尻を振るように自ら当たる角度を変え、全身に力を入れてから脱力した。
息が上がり、抱き付いた腕が離れていく。
両膝裏を持ち、先端でよく締まる入り口を刺激するように抜き差しした。

「──っ~!」

メグが身を捻り、逃げようとする。
それでも構わず抜き差しを繰り返した。
やがて意識のないまま泣きじゃくり出したので、一気に奥まで貫いた。弾かれたようにメグが尻を浮かせる。それを抑え込み、中に放つため、腰を掴んで蕩けた奥を執拗に突いた。

「んあっ、ぁあん、あんっ、あん……!」

可愛い。
私のものだ。
中は驚くほど早く私に馴染んで、形を覚えようと蠢いている。
行為を繰り返し、自分でも懲りないものだと呆れる。そして何度目か解らない精を放つと、メグは完全に反応を消し、寝息を立てだした。
……どうにかして体力をつけさせなければ、この先も気絶を繰り返す。それはよくない。


翌朝から私は仕事以外はメグの家に入り浸った。部屋中を改造したが、バレてはいないようだった。
外食に連れて行き、席を離れる時はメグに外套を被せ、私のものだと周知させる。どこへ行くにもそうした。
冒険者ギルドに誘った時は、自身の執務室に連れ込み、激しく犯した。

「っ、やぁ、あんっ……なんでぇ……こん、なに感じちゃ、うのぉ……ぁ、あ、ああ!」
「ああ。気持ちがいいな。もっと鳴いてくれ」
「ぁあっ! やっ、イッ、ちゃ……!」

痛いおもいはもうしなくてもいいだろうと、まだメグが痛がるところは治癒魔法で全て消した。そして更に鳴かせ、善がらせた。そうして前後不覚にさせたメグを上に乗せると自ら求めて腰を振ってきた。最高に楽しい。ずっと見守り、この手で慈しんできた娘が私の上で快楽に溺れ泣きじゃくっている。たまらない。滾る熱とはまた別に、胸の奥が焦げつく。手に入ってなお欲しいと感じる。

その日の内に情報がまわり、メグはギルドマスターの恋人だと完全に周知された。


数日経ち、腰が抜けてベッドから出られないメグの様子を目で愉しみつつ、今日の予定を頭の中で立てた。そろそろクロムヘルが直接接触してきそうだ。

「く、クロフォード様は苦いお酒も好きなのに、珈琲は飲みませんね?」
「……そうだな──」

その実も樹も葉でさえも夢魔には猛毒だからな。
メグがよく飲んでいる珈琲は私からすると毒が薄まった状態で、飲んでも害はない。
だがソーヤには香りでさえ毒のようだ。故につかず離れずの距離を保っているのだと解った。そうまでしてメグに執着している時点で、目障り極まりない。やはり頃合いを見て再度処理するべきか。

そろそろメグに冒険者登録をさせよう。体力の底上げにはそれが一番だと気付いた。そのあと薬師ギルドは潰す。もう必要ない。


「どうしたんですか?」
「……その、最近忙しそうだなって思って。朝も来てないみたいだし──」

ギルド内にメグの気配を感じ、様子見をしていたらソーヤがメグに話し掛けた。
そして二人して薬師ギルドに向かっていく。
メグが手に持つ毒と、それを飲んで吐いた息を警戒して、ソーヤは途中からずっと黙り込んでいた。だが預り証を渡したあと、去ろうとするメグの手に触れた。

「ごめんね。今まで無料券をあげてたから俺のせいで癖になっちゃったんだろうけど、珈琲はあまり飲まない方がいいよ」
「どうしてですか? あとソーヤさんは全く関係ありませんよ?」
「ありがとう。メグは優しいな。理由は……その、結婚して腹に子供が宿ったら飲めなくなるだろう? だから今からでも量を減らして、珈琲を飲む習慣を変えるんだ。ハーブティーとか白湯に代えてさ」
「……確かに。互いに好むならともかく、珈琲を飲むのはわたしだけですしね」
「わかってくれた!? ほんとメグは賢いよね!」
「いえ、助言ありがとうございます」
「ううん、メグの為だからっ」

殺してやりたい。
メグに触れたその手を、今すぐ切り落としてやりたい。

ソーヤがメグと別れたあと、姿を顕現させた。素早くソーヤの首根っこを掴み、霧の中へ引き摺りこむ。
そして振り向いた瞬間に殴った。

「ぐほッ、っ!?」
「メグに触るな。次はない」

ソーヤの片頬は崩れ、霧状になっていた。脆い。再生も遅い。おまけに一発で気絶した。そのせいで言いたい事の半分も言えなかった。

その後はメグと食事に出掛け、席を離れた合間に仕事を熟し、家まで送ろうと歩いていた時だった。

「失礼。ギルドマスター。我が主が少しお時間頂けないかと仰せです」

付け回していただけのクロムヘルの犬が接触してきた。胸元の紋章をハンカチーフで隠している。なら交渉ではなく、協議の申し込み。犬はメグには一切の興味を示さない。連れて行くべきではない。ここで一旦別れて、安全な家に帰す方が先だ。

「──ありがとう存じます。ですがこのあとクロフォード様とお別れしてから寄るところがございまして、ご好意のみ受け取らせて頂きます。どうか、遜色無きよう」

メグの態度に犬が目で反応した。
チッ……貴族を見る目だ。物言いが丁寧過ぎた。一体メグはどこで学んだのか、王都に来る前は飲んでさえいなかった紅茶や珈琲の淹れ方を修得していた。平凡な顔立ちなのに、髪や肌が美しく、隠し切れていない立ち姿や振る舞いがやけに目をひく、その品格。断る口実が誤解を生まないよう気遣う言葉や、犬に対する会話の間の取り方も、完璧過ぎる。

外套をメグにかける。

本当に寄るところがあったとしても大丈夫だろう。メグはどこで知ったのか、外食の際は奇抜な店に行きたがった。だが本当に危ない店を名指すことはなかったからだ。なら帰りは大丈夫だろうと、それに今まで行った飲食店はどの店主もメグの回復薬を高く評価し常に欲している。今も白粉の城の犬とつるぎの犬が街の偵察がてらこちらを気にしている。先ほど行った泥棒猫の店主もだ。帰りに何かあれば、すぐ私に連絡がくる。

「とても愛らしいお嬢さんですねぇ。一体どこで見つけてきたのか……」
「私の恋人だ。それ以外は知らなくていい」
「……ええ、ええ、心得ておりますとも」


──クロムヘル侯爵との話し合いは私とメグを短時間でも引き離す為の罠だった。いや、目の前にいる犬が直前にメグが怪しいと伝えて、作戦を変更したのだろう。
協議の途中で店主達から何度か念話による連絡がきて、帰りに薬師の後をつけていたクロムヘルの暗部を一匹殺ったから来月はこっちに回復薬を融通しろだの、クロムヘルお抱えのハニートラップ要員が薬師に接近したからその埋葬料は後払いの一括でよろしくだの、好き放題だった。
最後に泥棒猫の店主ルキヤから、メグは無事帰宅したとの連絡がきた。

「……そ、その、薬師からは完全に手を引く。レシピの公開さえ無ければ、こちらは何もしない。約束する。協定を結び、私は税を、そちらは薬師を守ろうじゃないか」
「ほう?」

侯爵が途中から態度を変えた。
次々と手駒が消えて、部下からそれが伝わり慌てたのだろう。メグを浚うことに成功していれば今この場でそれを交渉材料としたくせに、危機感がなさすぎる。あまりにもお粗末だ。

「よろしい、だが次はない」
「…………ああ。わかった」
「っ、当主様! あの娘はきっと没落貴族ですよ! 他国に問い合わせ身柄を調べるのです! 魔力の認証が可能なのですから血を調べればどこの家門か突き止められます!」
「……よさないか。これ以上部下が減ったら困る」
「当主様!」

犬が。
こいつも次はない。
苛々する。メグは道を歩くだけで誰かに目をつけられる。もう極力外には出さない。
ギルドに戻り、部下に薬師ギルドを潰すよう指示した。魔力を含むメグの体液から冒険者登録を済ませたギルドカードは既に出来上がっていた。今夜にでも魔力の認証を終えさせ、しばらくは抱き潰そう。そうでないと私の精神が持たない。

と、そこでルキヤから連絡がきた。
家の周りを濃霧が取り囲み、その一部が中に侵入した可能性があると。
……ソーヤか。
濃霧とは、まさか殴ったせいで、力が増したのか?
あの家に侵入出来たとしても、メグが寝てるか全くの無防備でない限り、連れ浚うことは不可能だ。
ルキヤに念話を送る。
『近くにソーヤの姿はないか?』
『霧で殆ど見えねぇよ。窓は……お、薬師ちゃん床でお前の外套にしがみついて寝てるぞ。って待て……俺が狙ってた食堂の巨乳ちゃんも、何故か倒れてるんだけど…………チッ。霧が晴れたら二人とも消えた。どこだぁ?』

こいつが目をつけていた食堂の巨乳? なら以前ソーヤが付き纏っていた店員か。一度目をつけた者はどちらも浚う気満々のようだ。やはり祖国は、その気質故、滅んで当然だった。
霧に扮し、ヴァンヘルム皇国のどこへ浚ったのか調べる。
ああ。苛立ちと共に頭痛がする。
どうしてくれよう。
次はないと、言ったはずだが……。


霧に扮し、移動する。メグの位置を探りながら浚われた家に着くと、ルキヤが屋根から辺りの様子を偵察していた。
姿を現し、見たままを聞く。

「お、来たか。ほらよ、これが浚った奴の魔力の残り滓だ。頼むぜぇ。巨乳ちゃん、生きててくれよ」

ルキヤが握り拳を開くと、霧状のソーヤの魔力の残り滓が宙に散った。
場所はヴァンヘルム皇国ではない。
近くで霧を顕現させ、そこにメグを浚ったようだ。魔力の残り滓から辺りを探索する。


「──放っておいてよ! 今のわたしは死体なんだから! 触んないで動かさないでそっとしておいてよぉ!」


見つけた。
やはりこの近くだ。
ソーヤに迫られて、泣いている。近くにはルキヤが狙っている店員もいる。
ルキヤの首根っこを掴んでソーヤの霧に引き摺りこんだ。

「触るなと、警告した筈だが?」

風をおこし脆弱な霧を四散させる。
その余波を受けたソーヤの体の一部が霧状に崩れた。

「やだキイラちゃん、大丈夫だった? ギルドマスターと助けにきたわよ!」
「!? あ、貴方は……いつも食堂に荷を届けてくれる、業者の……」
「そう、ルキちゃんよ! 怖かったわよねぇ~、無事でよかった!」

辺りに自身の霧を顕現させ、メグを抱き締める。
余程の怖いおもいをしたのか、脱力した泣き顔で気絶していた。

「……すまなかった。元々私は、狡猾で、こんなまどろっこしい手を使うような男じゃなかった。君を見守る内に、人間味が出てきて、腑抜けになってしまったのかもしれないな」
「んなわけねーだろ、表向きは冒険者から崇められるギルドマスターでも裏では暗殺ギルドに闇医者ギルドに海賊の長がなに寝言いってんだぁ?」
「……お前、それ、お前が狙ってる女を、今後は違う意味で私も狙うことになるが?」
「巨乳ちゃんは大丈夫。今それどころじゃねーから」

ちらりと見るとメグと同様に浚われた店員は霧状に怪我を負ったソーヤに釘付けで、こちらの会話は聞こえていないようだった。

「あんた……化け物だったの?」
「……違う! 俺は前世を思い出したんだ! だから化け物じゃない!」
「化け物そのものじゃない! やっぱり! あんたは人間じゃないって、前から思ってたもの! やっぱり化け物だったのよ!」
「違う! 前だって人間だったろう!?」
「人間の皮を被った化け物よ! 何でも自分に都合のいいように受け取って、最後まで人の気持ちなんて解らなかったくせに! あんたはあたしが泣いて拒絶してもずっと笑ってた! ずっと笑って……首を絞めた……あたしを、殺めた、っ、殺人鬼じゃない……!」
「……はあ? 仕方ないだろ? やっと結ばれたのにキイちゃん痛がって死にたいってうるさかったし、じゃあ天国で暮らそうと思って一緒に死んであげたんだよ? それなのに再会後は覚えてたくせに無視して! ひっでー女、見事に騙されたわ!」
「…………やっぱり化け物ね。化け物は……討伐しないと、ね」

メグに治癒魔法を施している間に店員はソーヤに風と火を混合した攻撃魔法を放っていた。

「やめてよキイちゃん! 殺す気!?」
「化け物が人語を喋るな」
「っ、俺達一度は愛し合った仲なんだよ!?」
「また体が崩れた。やっぱりあたしと同じ赤い血は流れてない。化け物だ」
「キイちゃん!?」
「化け物、化け物が、化け物、化け物化け物化け物、この化け物が!」
「や、やめっ……!」

その様子を見ていたルキヤがぼそっと呟いた。

「やっべぇ……巨乳ちゃん、いやキイラちゃん。最高にイカしてるぜ。この手で育ててみてーわ。爆乳に育ててぜってーものにする」
「勝手にしろ」

体が冷え切ったメグを外套で包む。
そしてルキヤと店員を霧の外に追い出した。
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