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182 開戦
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魔導王国の女帝とも呼ばれる、ミラージュ公爵との会談に臨むミリアとセイラ。
希望として、二つの条件を提示した。
ひとつは、宿を包囲している兵の撤退。そしてもうひとつは、ルリとメアリーを含めた話し合いの場を持つ事。
本来であれば、ユニコーンにまつわる真実という秘密を握った事で、魔導王国に脅しをかけるような場面なのだが、その秘密を王女ルミナスが公開すると言っているので、交渉のカードにはならなくなった。
残されたカードは、魔道具の製造技術。
ルミナスも知っているので強力な交渉材料にはならないものの、ユニコーンの角の大半は、今もルリのアイテムボックスの中だ。
兵の撤退条件が、ユニコーンの角の譲渡であれば、十分すぎる。
「では、兵を撤退させるように働きかけますわ。わらわと共に、宿へ向かいましょう。直接乗り込めば、現場の兵に止められる恐れはありません。あなた方も一緒に入れば、外にいる事も誤魔化せるでしょ?」
「ありがとうございます」
ミリアの提案についてしばらく考えた後、ミラージュ公爵が口を開く。
何とか提案を受け入れてくれた形だ。
しかも、ミリア達が外に出ていた事を誤魔化せるよう、宿の中まで連れて行ってくれるという。
「クローム王国は、魔導王国との友好を望んでらっしゃるのですよね」
「はい、もちろんです。我が国はエスタール帝国との戦渦にあります。魔導王国イルームとの友好的な関係、そして、お互いの発展が、帝国への抑止力になると信じておりますわ」
最後に、ミリアの最終的な目的を話し、お互いにメリットのある状況を作ろうと約束すると、公爵の馬車に乗り、兵を連れ、宿へと向かう事にした。
『ルリ、聞こえる? 方針が決まったわ。今すぐメイド服で、ミラージュ公爵の屋敷前に来て!』
近くの商業ギルの屋上で宿の様子を窺っていたルリに、セイラからの通信が届く。
「メアリー、お着替えよ。メイド服で来いって!」
「なんでメイド服? ……とか言ってる場合じゃないか。わかったわ」
急いで着替えると、公爵の屋敷に向かって走り出したルリとメアリー。
屋敷前、兵が整列し、馬車が出立するどさくさに紛れて、公爵の馬車に乗り込む。
「ミラージュ公爵様、お話したルリとメアリーですわ。必ずや、両国の発展のための力になってくれますわ」
「よろしくね。お嬢さん」
軽く挨拶を交わし、すぐに馬車は出発した。
300人もの兵を引き連れ、いわば戦争に向かう様な状態だ。
公爵も、これから起こる事態を想定しているのであろう。
『道を開けよ!!』
ミラージュ公爵の声が響く。
宿の前の兵を突っ切り、馬車を進めると、メイド姿の『ノブレス・エンジェルズ』を乗せた馬車は、宿の玄関へとたどり着いた。
公爵のみならず、国王直々のお出ましとあっては、さすがに兵士が止める事は不可能だ。
当然、支持者である導師に報告はいっているであろうが、そんな事はお構いなく、ずかずかと馬車を進め、宿へと入っていった。
「ミリアーヌ様……? 無事戻られたのですね……」
「それで、こちらの方々は……? 国王陛下!?」
急な展開ではあるものの、文官たちは冷静に対応を行っていた。
しかし、何故かメイド服姿のミリア達に驚き、さらに、同行者に国王がいる事を確認すると、思わず腰を抜かしそうになる。
「セイラ、説明をお願い。わたくしは、着替えてきますわ」
近くのメイドに話しかけると、部屋へと走り出すミリア。
文官への説明はセイラに任せ、急いで王族らしい服装に着替える。
そもそも取り囲まれている原因は、ミリア達が宿にいるのかどうかという疑念である。
宿の中からミリアが顔を出せば、それで解決のはずだ。
しかし、そう簡単な問題ではないようだった。
公爵の兵がクローム王国兵の周囲に展開、屋敷を囲む魔導王国の兵と相対する。
3重の輪のような状態で、屋敷の前では兵士の睨み合いが起こり、一触即発の状態となっていた。
国王ラグマン、ミラージュ公爵、そしてニックル伯爵は、表向き、クローム王国の親善大使が本当に宿にいるのかを確認するために、自ら宿に乗り込んだ状態になっている。
しかし、知らせを聞いた他の導師には、何かしらの事情があり、3人がクローム王国に身を寄せたように見えた。
虐げられた王族と、後見の公爵派閥が、亡命したかのような状態だ。
「おい、これどうするのだ? 王国兵に取り囲まれてるぞ!?」
「ラグマン、取り乱すでない。これより、王家の威光を取り戻す!」
突然の状況に頭がついて来ないのか、国王のラグマンは駄々をこねていたが、ミラージュ公爵が一喝する。
「公爵様? 何をなさるおつもりで?」
「セイラ嬢、分からぬか? 導師連中は、我々を国賊として排除しにかかってくるであろう」
ミラージュ公爵が覚悟を決めたように話し始めた。、
導師にとっては、王家の復興を望むミラージュ公爵の派閥は、目の上のたんこぶのような存在だ。
これを好機と、排除を考えてもおかしくはない。
理由などいかように作れるし、王家の血筋は探せばいくらでもいるのだから。
「ミリアーヌ王女殿下、宿周辺の兵の撤退はまだ完了しておらんが、力を貸して貰うぞ!」
「はい、何をすればよろしいでしょうか」
着替えて戻って来たミリアとメアリーが揃うと、ミラージュ公爵が、クローム王国の使節団に力を貸すように依頼してくる。
兵の撤退とルリ達を含めた会談が条件だが、一応宿に戻れたので、当面の課題は解決できている。もし戦闘になったとしても、『ノブレス・エンジェルズ』が戻った今、兵士ごときに負ける道理はない。
「敵は王宮にあり! これより、導師を排除し、王宮を我が手に取り戻す!」
攻めてこられるのであれば、いっそこちらから攻め上がろう。
実に潔い作戦に、全員で賛同する。
「宿から出ると同時に、我が兵が敵兵を抑える。その隙に、精鋭のみで王宮へ向かう。
同時に、各貴族、そして結社に連絡を入れよ。王宮の前で合流だ」
ミラージュがテキパキと指示を出すと、側近たちがすぐに動き出した。
セイラも、近衛騎士団の中から精鋭を選び、宿の警護に残る兵と、一緒に王宮に向かう兵に分ける。
ルリ達も、戦闘用の装いに着替えると、準備は整った。
「いいこと。この戦いでの負けは、クローム王国が魔導王国と敵対することにつながるわ。
全力で行くわよ」
「絶対に勝ちましょう。勝って、ルミナスに王権を取り戻してもらいましょう」
「「「おー!!!」」」
戦闘では何の役にも立たない国王ラグマンを護衛する形で、『ノブレス・エンジェルズ』が配置につく。
「ねぇ、ルリ、ちょっと遊んでみない?」
「いいわよ。何するの?」
戦闘開始の直前、ルミナスが耳打ちしてきた。
それぞれの強さを知っているので、圧倒的な戦力差を前にしていても、まだまだ余裕だ。
「戦闘は少ない方がいいからね」
ルミナスが魔法を唱えると、天候が一気に変わり、周囲に雪が降りだす。
パキパキパキ
それに合わせるように、ルリが一体の地面を凍らせると、魔導王国の兵は身動きが取れなくなった。
「面白そうね、わたくしも混ぜてくださいな。
氷弾! そしてプラズマ、放電! さらに、旋風!」
激しい雷と暴風、そして、氷の礫により、局地的に猛吹雪が吹き荒れた。
「ひぃぃぃぃ」
「あなた達……」
余りの惨状に悲鳴を上げ、生気を失うラグマン。
そして、作戦など必要なかったのではないかと、もの言いたげな目でルリ達を睨むミラージュ公爵。
「手加減しましたから、大丈夫ですわ」
そして、一応、死人は出ないように加減して魔法を放ったと、満足げなミリアがいるのであった。
希望として、二つの条件を提示した。
ひとつは、宿を包囲している兵の撤退。そしてもうひとつは、ルリとメアリーを含めた話し合いの場を持つ事。
本来であれば、ユニコーンにまつわる真実という秘密を握った事で、魔導王国に脅しをかけるような場面なのだが、その秘密を王女ルミナスが公開すると言っているので、交渉のカードにはならなくなった。
残されたカードは、魔道具の製造技術。
ルミナスも知っているので強力な交渉材料にはならないものの、ユニコーンの角の大半は、今もルリのアイテムボックスの中だ。
兵の撤退条件が、ユニコーンの角の譲渡であれば、十分すぎる。
「では、兵を撤退させるように働きかけますわ。わらわと共に、宿へ向かいましょう。直接乗り込めば、現場の兵に止められる恐れはありません。あなた方も一緒に入れば、外にいる事も誤魔化せるでしょ?」
「ありがとうございます」
ミリアの提案についてしばらく考えた後、ミラージュ公爵が口を開く。
何とか提案を受け入れてくれた形だ。
しかも、ミリア達が外に出ていた事を誤魔化せるよう、宿の中まで連れて行ってくれるという。
「クローム王国は、魔導王国との友好を望んでらっしゃるのですよね」
「はい、もちろんです。我が国はエスタール帝国との戦渦にあります。魔導王国イルームとの友好的な関係、そして、お互いの発展が、帝国への抑止力になると信じておりますわ」
最後に、ミリアの最終的な目的を話し、お互いにメリットのある状況を作ろうと約束すると、公爵の馬車に乗り、兵を連れ、宿へと向かう事にした。
『ルリ、聞こえる? 方針が決まったわ。今すぐメイド服で、ミラージュ公爵の屋敷前に来て!』
近くの商業ギルの屋上で宿の様子を窺っていたルリに、セイラからの通信が届く。
「メアリー、お着替えよ。メイド服で来いって!」
「なんでメイド服? ……とか言ってる場合じゃないか。わかったわ」
急いで着替えると、公爵の屋敷に向かって走り出したルリとメアリー。
屋敷前、兵が整列し、馬車が出立するどさくさに紛れて、公爵の馬車に乗り込む。
「ミラージュ公爵様、お話したルリとメアリーですわ。必ずや、両国の発展のための力になってくれますわ」
「よろしくね。お嬢さん」
軽く挨拶を交わし、すぐに馬車は出発した。
300人もの兵を引き連れ、いわば戦争に向かう様な状態だ。
公爵も、これから起こる事態を想定しているのであろう。
『道を開けよ!!』
ミラージュ公爵の声が響く。
宿の前の兵を突っ切り、馬車を進めると、メイド姿の『ノブレス・エンジェルズ』を乗せた馬車は、宿の玄関へとたどり着いた。
公爵のみならず、国王直々のお出ましとあっては、さすがに兵士が止める事は不可能だ。
当然、支持者である導師に報告はいっているであろうが、そんな事はお構いなく、ずかずかと馬車を進め、宿へと入っていった。
「ミリアーヌ様……? 無事戻られたのですね……」
「それで、こちらの方々は……? 国王陛下!?」
急な展開ではあるものの、文官たちは冷静に対応を行っていた。
しかし、何故かメイド服姿のミリア達に驚き、さらに、同行者に国王がいる事を確認すると、思わず腰を抜かしそうになる。
「セイラ、説明をお願い。わたくしは、着替えてきますわ」
近くのメイドに話しかけると、部屋へと走り出すミリア。
文官への説明はセイラに任せ、急いで王族らしい服装に着替える。
そもそも取り囲まれている原因は、ミリア達が宿にいるのかどうかという疑念である。
宿の中からミリアが顔を出せば、それで解決のはずだ。
しかし、そう簡単な問題ではないようだった。
公爵の兵がクローム王国兵の周囲に展開、屋敷を囲む魔導王国の兵と相対する。
3重の輪のような状態で、屋敷の前では兵士の睨み合いが起こり、一触即発の状態となっていた。
国王ラグマン、ミラージュ公爵、そしてニックル伯爵は、表向き、クローム王国の親善大使が本当に宿にいるのかを確認するために、自ら宿に乗り込んだ状態になっている。
しかし、知らせを聞いた他の導師には、何かしらの事情があり、3人がクローム王国に身を寄せたように見えた。
虐げられた王族と、後見の公爵派閥が、亡命したかのような状態だ。
「おい、これどうするのだ? 王国兵に取り囲まれてるぞ!?」
「ラグマン、取り乱すでない。これより、王家の威光を取り戻す!」
突然の状況に頭がついて来ないのか、国王のラグマンは駄々をこねていたが、ミラージュ公爵が一喝する。
「公爵様? 何をなさるおつもりで?」
「セイラ嬢、分からぬか? 導師連中は、我々を国賊として排除しにかかってくるであろう」
ミラージュ公爵が覚悟を決めたように話し始めた。、
導師にとっては、王家の復興を望むミラージュ公爵の派閥は、目の上のたんこぶのような存在だ。
これを好機と、排除を考えてもおかしくはない。
理由などいかように作れるし、王家の血筋は探せばいくらでもいるのだから。
「ミリアーヌ王女殿下、宿周辺の兵の撤退はまだ完了しておらんが、力を貸して貰うぞ!」
「はい、何をすればよろしいでしょうか」
着替えて戻って来たミリアとメアリーが揃うと、ミラージュ公爵が、クローム王国の使節団に力を貸すように依頼してくる。
兵の撤退とルリ達を含めた会談が条件だが、一応宿に戻れたので、当面の課題は解決できている。もし戦闘になったとしても、『ノブレス・エンジェルズ』が戻った今、兵士ごときに負ける道理はない。
「敵は王宮にあり! これより、導師を排除し、王宮を我が手に取り戻す!」
攻めてこられるのであれば、いっそこちらから攻め上がろう。
実に潔い作戦に、全員で賛同する。
「宿から出ると同時に、我が兵が敵兵を抑える。その隙に、精鋭のみで王宮へ向かう。
同時に、各貴族、そして結社に連絡を入れよ。王宮の前で合流だ」
ミラージュがテキパキと指示を出すと、側近たちがすぐに動き出した。
セイラも、近衛騎士団の中から精鋭を選び、宿の警護に残る兵と、一緒に王宮に向かう兵に分ける。
ルリ達も、戦闘用の装いに着替えると、準備は整った。
「いいこと。この戦いでの負けは、クローム王国が魔導王国と敵対することにつながるわ。
全力で行くわよ」
「絶対に勝ちましょう。勝って、ルミナスに王権を取り戻してもらいましょう」
「「「おー!!!」」」
戦闘では何の役にも立たない国王ラグマンを護衛する形で、『ノブレス・エンジェルズ』が配置につく。
「ねぇ、ルリ、ちょっと遊んでみない?」
「いいわよ。何するの?」
戦闘開始の直前、ルミナスが耳打ちしてきた。
それぞれの強さを知っているので、圧倒的な戦力差を前にしていても、まだまだ余裕だ。
「戦闘は少ない方がいいからね」
ルミナスが魔法を唱えると、天候が一気に変わり、周囲に雪が降りだす。
パキパキパキ
それに合わせるように、ルリが一体の地面を凍らせると、魔導王国の兵は身動きが取れなくなった。
「面白そうね、わたくしも混ぜてくださいな。
氷弾! そしてプラズマ、放電! さらに、旋風!」
激しい雷と暴風、そして、氷の礫により、局地的に猛吹雪が吹き荒れた。
「ひぃぃぃぃ」
「あなた達……」
余りの惨状に悲鳴を上げ、生気を失うラグマン。
そして、作戦など必要なかったのではないかと、もの言いたげな目でルリ達を睨むミラージュ公爵。
「手加減しましたから、大丈夫ですわ」
そして、一応、死人は出ないように加減して魔法を放ったと、満足げなミリアがいるのであった。
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