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殲滅戦
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当日、俺とミューは少し早めに砦に向かうと既に待っていた剣聖のアギトと神仙のブラーフに自己紹介をした。
「初めまして、アギトと申す」
「ほっほ、初めましてというはおかしいかな?ブラーフだ」
「アギトさんとは初めてですね、アキです、こっちはミュー。ブラーフさんは何度も側にきてましたよね?」
「あれはワシの幻体。だがお互いにもうよく知っている感じであるな、ほっほっほ」
簡単に自己紹介を済ませた後に、2人には危険がないように戦闘中は砦内に居てもらうようにおねがいした。
そしてミューと本日の作戦を練る。
まず、地形を確認すると砦の帝国方面には2本の街道があるが、15体がこれに行列を作ってきてくれるとは考えにくい。そこで魔獣軍団が山の木々の間を縫って迫って来た場合の事を想定して作戦を話し合った。
‥‥‥そしてそれは的中した。
監視係が魔獣の到来を知らせ、2人で東の塔の一番上から眺めると以前の報告とは少し違って魔獣の構成は巨猿5頭、巨猪5頭、そして巨熊7頭の系17頭だった。目視確認だけではなくてミューとのコンビ魔法で広域調査をしたので間違いはない。最前列に騎乗した猿、その後ろに熊の編成である。
その魔獣の群れは今回はゆっくりと、砦の前方150度をカバーする形で扇形に隊列を作り迫ってきていた。街道を使うとこちらの罠に掛かる可能性を考慮した作戦に思えたが‥‥‥囲むようにして巨獣の大群が迫るその光景はまるで悪夢そのものだ。
こちらの砦‥‥‥以前よりも丈高く改修された西の監視塔の上から、兵が次々と悲鳴を上げて逃げ出していく。それも仕方ない話だ。巨熊に至ってはこの砦の外壁ほどの背丈に見える。しかも前足を着いて歩いている、体高がそれなのだ。後ろ脚で立ち上がったら途轍もなく巨大であることは明らかだった。
‥‥‥それは誰がどう見ても無理な戦いにみえた。戦いにすらならないと傍目には思われるだろうが、それでも俺達には勝算があった。この地の精霊ととても仲が良くなっている事が2人の勝利を確信させるのに十分な動機である。
魔獣の群れはゆっくりと歩んで迫ってくる‥‥‥砦を囲んで攻撃するということだろう。それで巨熊も巨猪も突撃を掛けてこない。だが、それこそが俺達の狙い通りでもあった。
そしてその時が来た。
「天地にあまねく精霊よ、今その力を解き放ち給え。グレートトルネード!」
全ての魔獣が魔法弓の射程に入った瞬間にミューは両手を頭上に掲げ、阿吽の呼吸でトルネード魔法を唱える‥‥‥直後、天空に巨大な竜巻が現れて、砦を中心にして広大なエリアが雷光を伴い暴風が荒れ狂い始める。ふとみると、ミューの風の精霊も一緒になって楽し気に不思議な踊りを舞っている。
ギュゥオオオゴォオオオオオオオオオオオオオオ!カリカリカリッドドーン!ゴゴゴゴゴゴゴ!
耳をつんざく嵐が荒れ狂い、周囲の広大なエリアに満ち満ちていく。
俺は、ヴォン!という異音と共に魔法弓矢を手に現し風の精霊に話しかける。
「風君またよろしくね」
「任せてよ!」
俺は風の精霊に頷いて見せてから弾道の変わるアイスジャベリンアロー(氷槍矢)を連射する。
ヒュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド‥‥‥
矢は素晴らしい速度で、無限に続くかのように延々と射出されていく。飛び出した魔法矢はまっすぐに進んだかと思うとトルネードの流れに乗って真横に弾道を変化させて、次々と魔獣の死角から襲い掛かった。
ドドン!ドンドン!ドゴン!ドゴン!ガン!ドゴン!ドドン!
耳をつんざく爆音と共に魔獣たちは次々と斃れていく。
それを驚愕しながら、笑いながら見ているものが居た。剣聖のアギトと神仙のブラーフである。
「あっはっはっは……こんな、ものが……人の力だというのか?」
アギトは全身から脱力してその天変地異の光景に見入っていた。今まであまたの死闘を繰り返したアギトですら想像を絶する異常な眺めであった。
「ほっほっほ!ほっほっほっほ!これは愉快愉快」
一方、神仙のブラーフは東塔の一番上、俺の隣に飛んで来て大笑いしながらこの光景を眺めている。彼は初めてみる超絶な破壊力を持つ魔法に爽快な気分を味わっていた。
「ワシもまだまだ天狗であったようだの。これほどの力、見せられては求めずには居れんぞ!‥‥‥だが次はどうするのかの?あの熊達は未だ元気なようだぞ?」
ブラーフの言葉のとおり、巨熊はアイスジャベリンを頭に受け止めてなお悠然と歩みを進めていた。恐るべきタフネスというべきか。
「やはり、本気をださなければならないようだな‥‥‥」
「なに?お主まだ本気では無かったというのか?」
「うむ。ミューお疲れさん、もうトルネードは良いよ。メテオを使うから」
そういうと、ミューは頭上に掲げていた両手を降ろす……するとまるで幻のように凶悪なトルネードが消え去った。
一瞬の間を置いて、7頭の巨熊が今がチャンスとばかりに全力で走り迫って来る。コチラが力尽きたと判断したようだ。
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
大地を揺るがす地響きを立てて多方向から巨獣が迫る光景は誰もが魂を冷やすだろう。
「精霊たちよ、我に力を与えたまえ……メテオバースト!!」
突然上空から巨大なメテオが飛来してそれは疾走する7頭の巨獣へ正確に直撃した。
キュゥン……ガゴゴゴゴゴゴゴゴォン‥‥‥
濛々と上がる土埃が薄まり消えた後に、動いているモノは何一つ存在しなかった。
「フゥ‥‥‥なんじゃ、これは‥‥‥」と俺の隣でブラーフが呟いた。
「やったね!」
「よし!」
ミューとハイタッチをして勝利を祝う。
「本当はこれを使いたくはなかったのです、万が一アルダイルに知られると厄介なので」
「とてつもないとはこの事‥‥‥して、アルダイルに知られなければ良いのだな?」
「そう出来れば。何か策があるのですか?」
「ワシに考えが有るぞ、さっきの技をワシ伝授してもらえれば‥‥‥だがの」
「ありがとう、では是非お願いします」
「任せておきなさい」
「初めまして、アギトと申す」
「ほっほ、初めましてというはおかしいかな?ブラーフだ」
「アギトさんとは初めてですね、アキです、こっちはミュー。ブラーフさんは何度も側にきてましたよね?」
「あれはワシの幻体。だがお互いにもうよく知っている感じであるな、ほっほっほ」
簡単に自己紹介を済ませた後に、2人には危険がないように戦闘中は砦内に居てもらうようにおねがいした。
そしてミューと本日の作戦を練る。
まず、地形を確認すると砦の帝国方面には2本の街道があるが、15体がこれに行列を作ってきてくれるとは考えにくい。そこで魔獣軍団が山の木々の間を縫って迫って来た場合の事を想定して作戦を話し合った。
‥‥‥そしてそれは的中した。
監視係が魔獣の到来を知らせ、2人で東の塔の一番上から眺めると以前の報告とは少し違って魔獣の構成は巨猿5頭、巨猪5頭、そして巨熊7頭の系17頭だった。目視確認だけではなくてミューとのコンビ魔法で広域調査をしたので間違いはない。最前列に騎乗した猿、その後ろに熊の編成である。
その魔獣の群れは今回はゆっくりと、砦の前方150度をカバーする形で扇形に隊列を作り迫ってきていた。街道を使うとこちらの罠に掛かる可能性を考慮した作戦に思えたが‥‥‥囲むようにして巨獣の大群が迫るその光景はまるで悪夢そのものだ。
こちらの砦‥‥‥以前よりも丈高く改修された西の監視塔の上から、兵が次々と悲鳴を上げて逃げ出していく。それも仕方ない話だ。巨熊に至ってはこの砦の外壁ほどの背丈に見える。しかも前足を着いて歩いている、体高がそれなのだ。後ろ脚で立ち上がったら途轍もなく巨大であることは明らかだった。
‥‥‥それは誰がどう見ても無理な戦いにみえた。戦いにすらならないと傍目には思われるだろうが、それでも俺達には勝算があった。この地の精霊ととても仲が良くなっている事が2人の勝利を確信させるのに十分な動機である。
魔獣の群れはゆっくりと歩んで迫ってくる‥‥‥砦を囲んで攻撃するということだろう。それで巨熊も巨猪も突撃を掛けてこない。だが、それこそが俺達の狙い通りでもあった。
そしてその時が来た。
「天地にあまねく精霊よ、今その力を解き放ち給え。グレートトルネード!」
全ての魔獣が魔法弓の射程に入った瞬間にミューは両手を頭上に掲げ、阿吽の呼吸でトルネード魔法を唱える‥‥‥直後、天空に巨大な竜巻が現れて、砦を中心にして広大なエリアが雷光を伴い暴風が荒れ狂い始める。ふとみると、ミューの風の精霊も一緒になって楽し気に不思議な踊りを舞っている。
ギュゥオオオゴォオオオオオオオオオオオオオオ!カリカリカリッドドーン!ゴゴゴゴゴゴゴ!
耳をつんざく嵐が荒れ狂い、周囲の広大なエリアに満ち満ちていく。
俺は、ヴォン!という異音と共に魔法弓矢を手に現し風の精霊に話しかける。
「風君またよろしくね」
「任せてよ!」
俺は風の精霊に頷いて見せてから弾道の変わるアイスジャベリンアロー(氷槍矢)を連射する。
ヒュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド‥‥‥
矢は素晴らしい速度で、無限に続くかのように延々と射出されていく。飛び出した魔法矢はまっすぐに進んだかと思うとトルネードの流れに乗って真横に弾道を変化させて、次々と魔獣の死角から襲い掛かった。
ドドン!ドンドン!ドゴン!ドゴン!ガン!ドゴン!ドドン!
耳をつんざく爆音と共に魔獣たちは次々と斃れていく。
それを驚愕しながら、笑いながら見ているものが居た。剣聖のアギトと神仙のブラーフである。
「あっはっはっは……こんな、ものが……人の力だというのか?」
アギトは全身から脱力してその天変地異の光景に見入っていた。今まであまたの死闘を繰り返したアギトですら想像を絶する異常な眺めであった。
「ほっほっほ!ほっほっほっほ!これは愉快愉快」
一方、神仙のブラーフは東塔の一番上、俺の隣に飛んで来て大笑いしながらこの光景を眺めている。彼は初めてみる超絶な破壊力を持つ魔法に爽快な気分を味わっていた。
「ワシもまだまだ天狗であったようだの。これほどの力、見せられては求めずには居れんぞ!‥‥‥だが次はどうするのかの?あの熊達は未だ元気なようだぞ?」
ブラーフの言葉のとおり、巨熊はアイスジャベリンを頭に受け止めてなお悠然と歩みを進めていた。恐るべきタフネスというべきか。
「やはり、本気をださなければならないようだな‥‥‥」
「なに?お主まだ本気では無かったというのか?」
「うむ。ミューお疲れさん、もうトルネードは良いよ。メテオを使うから」
そういうと、ミューは頭上に掲げていた両手を降ろす……するとまるで幻のように凶悪なトルネードが消え去った。
一瞬の間を置いて、7頭の巨熊が今がチャンスとばかりに全力で走り迫って来る。コチラが力尽きたと判断したようだ。
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
大地を揺るがす地響きを立てて多方向から巨獣が迫る光景は誰もが魂を冷やすだろう。
「精霊たちよ、我に力を与えたまえ……メテオバースト!!」
突然上空から巨大なメテオが飛来してそれは疾走する7頭の巨獣へ正確に直撃した。
キュゥン……ガゴゴゴゴゴゴゴゴォン‥‥‥
濛々と上がる土埃が薄まり消えた後に、動いているモノは何一つ存在しなかった。
「フゥ‥‥‥なんじゃ、これは‥‥‥」と俺の隣でブラーフが呟いた。
「やったね!」
「よし!」
ミューとハイタッチをして勝利を祝う。
「本当はこれを使いたくはなかったのです、万が一アルダイルに知られると厄介なので」
「とてつもないとはこの事‥‥‥して、アルダイルに知られなければ良いのだな?」
「そう出来れば。何か策があるのですか?」
「ワシに考えが有るぞ、さっきの技をワシ伝授してもらえれば‥‥‥だがの」
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