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「なるほど、これが解れるというものか」
「ふぁ、ん……あ、はぁ……」
浅かった抜き差しが徐々に深くなり、指の根元まで入るようになった。横になり向かい合って片足を私の身体に乗せ、私の指を飲み込んで腰をもぞもぞと動かしている。
まだ狭そうなので内壁を広げるように圧迫した。
「ふぁぁぁぁっ!!」
ぶわりと濃くなるフェロモンにそこが重要な場所だと知れる。だが反応がかなり大きいので加減を心がけつつ時間をかけて解していたらフレヤが繋がりを求めた。
「もう、大丈夫です……から、これ、を……」
「うっ!」
これ、と示すためにおれの陰部に触れた滑らかな手は先端の敏感な場所を撫でた。とっくに毛皮の鞘から顔を出して、ダラダラと涎を垂らしている。
フレヤがうつ伏せになり、腰を高くあげて尾を上げる。香油でぬらぬらと光る薄紅色の蕾はひくひくと、もの問いたげに震えていた。
限界だった。
「ここか……っ!!」
「あぁぁぁぁぁっ!!」
性急に侵入した俺をきゅうきゅうと締め付けるフレヤの内部は熱く、心地良かった。だが、叫び声を聞いて不安になる。
「だ、大丈夫か? 苦しいのか?」
俺は気持ち良いばかりだが、こんな所に何かを入れるなど、やはり辛いのではないのか。だが口では心配しつつも離れ難く、動けない。
「はぁ、ん……んっ、あっ……」
もぞもぞと腰を動かし、逃げるのかと思えば追い縋って来る。
「良いのか?」
「はい…… あぁ……トーレ様が…… ぼくの中に…… この匂い…… はぁ……嬉し…… 気持ち良い……」
ゆるゆると体を揺するフレヤ。
気持ち良いのなら大丈夫か、と我慢をやめて中を穿ち始めるとさらに甘い声と匂いが溢れ出し、俺を夢中にさせた。
気がつけば朝だった。
ぐったりと身を投げ出すフレヤからは2人分の匂いが混ざってとても好ましい。
……昨夜嫌がられた所が気になって仕方がない。目覚める前なら……ほんの少しなら……
「やぁぁぁぁっ!!」
目覚めてしまった。
「そこはダメです! なぜそれをするのですか!?」
「……良い匂いが…… フレヤと俺の匂いが混じり合ってとても嬉しくなる匂いなんだ」
「でも!」
「悪かった。我慢する」
とても残念だが。
「他の場所にして下さい」
「他の場所……」
確かにフレヤはどこもかしこも良い匂いがする。昨夜は興奮しすぎて確認を怠ったので、改めて確認しよう。
クンクン
ぺろぺろ
クンクン
ぺろぺろぺろぺろ
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
「や、やめ! そこ、やだぁ!」
「ここもダメなのか?」
「いまは…… ダメ。食事…… して、から……」
耳と首筋と腋の下。
特に腋の下が良い。食事よりもここを舐めたい……。
テーブルに用意してあったすぐに摘まめるものを食べ、フレヤが食べ終わるのをそわそわと待つ。
俺の揺れ続ける尾を見てふわりと笑い、食器を片付けて俺の腕をとった。
「では、先ほどの続きを」
俺の尻尾がちぎれんばかりに暴れる。
ベッドに戻り、匂いの強いところを探しながら身体中を舐め回していたら胸が腋の下と同じくらい甘い声を漏らすので楽しくなり、しつこく舐めていたら叱られた。
「こっち、も…… かわいがってください……」
手を導かれた先にはフレヤの陰茎があり、俺と同じように涎を零していた。
許可が下りたと喜び勇んで舐め回すと、より甘い嬌声とともに白濁を吐き出した。
「あっ! だ、だめ……、まだ……!!」
発情フェロモンを凝縮したようなそれをさらに舐めようとしたら止められた。
そう言えば出した直後は触ると嫌な感じがしたな。あれか。
「すまない。つい自分勝手な振る舞いをしてしまうようだ。次はこちらに入れても良いだろうか?」
「は……、はい……」
そうしてまたフレヤの胎内を心ゆくまで味わった。
「フレヤ、身体はどうだ? あぁ、起きなくて良い。食事の用意がされているようだからここへ持ってくる。それに身体を拭いてシーツも替えよう。だがまず水だ」
無理をさせてしまった事を反省し、甲斐甲斐しく世話を焼く。
…胸に温かいものを感じる。
「ごめ…… なさ…… けほっ!」
「無理をするな。それに悪いのは私なのになぜ謝るんだ?」
「お世話は、ぼくが…… する、もので……」
「そんな決まりはないだろう。それに、フレヤの世話を焼くのは心が温かくなるんだ。お前を嫁にもらえて本当に嬉しく思う」
「トーレ様……!! ぼくが無理やり嫁いだのに……?」
「無理やり? 何の事だ?」
「筋肉痛だからと言って尾を触らせました」
「確かにあの時、心は決まったが……その前にでーとでぴしりと叱ってくれただろう。あの時の凛々しさ清々しさにすでに惚れていたんだ」
「り、凛々しさ……?」
「その美しさ、あの凛々しさ、尻の滑らかさ、そして好ましい香り。フレヤは全てのヒトを魅了するだろう」
「……気の強さが全てを台無しにすると言われました」
「それは心の輝きだから失ってはいけないと思う。あなたの全てがが好ましくてしかたがない。この気持ちが愛なのだろう」
「ふふ…… ぼくもあなたの全てが好ましくてしかたがありません。愛しています」
今度はちゃんとフレヤの負担を考えてベッドで抱きしめるだけで眠った。
翌日は2人とも尾の付け根が筋肉痛になっており、互いに薬を塗った。
私の方は毛皮がベトベトになって少し気持ちが悪かったが、きっとこれからもこの痛みを感じる事だろう。
これは幸せの証。喜ばしい痛みだ。
----- おしまい -----
「ふぁ、ん……あ、はぁ……」
浅かった抜き差しが徐々に深くなり、指の根元まで入るようになった。横になり向かい合って片足を私の身体に乗せ、私の指を飲み込んで腰をもぞもぞと動かしている。
まだ狭そうなので内壁を広げるように圧迫した。
「ふぁぁぁぁっ!!」
ぶわりと濃くなるフェロモンにそこが重要な場所だと知れる。だが反応がかなり大きいので加減を心がけつつ時間をかけて解していたらフレヤが繋がりを求めた。
「もう、大丈夫です……から、これ、を……」
「うっ!」
これ、と示すためにおれの陰部に触れた滑らかな手は先端の敏感な場所を撫でた。とっくに毛皮の鞘から顔を出して、ダラダラと涎を垂らしている。
フレヤがうつ伏せになり、腰を高くあげて尾を上げる。香油でぬらぬらと光る薄紅色の蕾はひくひくと、もの問いたげに震えていた。
限界だった。
「ここか……っ!!」
「あぁぁぁぁぁっ!!」
性急に侵入した俺をきゅうきゅうと締め付けるフレヤの内部は熱く、心地良かった。だが、叫び声を聞いて不安になる。
「だ、大丈夫か? 苦しいのか?」
俺は気持ち良いばかりだが、こんな所に何かを入れるなど、やはり辛いのではないのか。だが口では心配しつつも離れ難く、動けない。
「はぁ、ん……んっ、あっ……」
もぞもぞと腰を動かし、逃げるのかと思えば追い縋って来る。
「良いのか?」
「はい…… あぁ……トーレ様が…… ぼくの中に…… この匂い…… はぁ……嬉し…… 気持ち良い……」
ゆるゆると体を揺するフレヤ。
気持ち良いのなら大丈夫か、と我慢をやめて中を穿ち始めるとさらに甘い声と匂いが溢れ出し、俺を夢中にさせた。
気がつけば朝だった。
ぐったりと身を投げ出すフレヤからは2人分の匂いが混ざってとても好ましい。
……昨夜嫌がられた所が気になって仕方がない。目覚める前なら……ほんの少しなら……
「やぁぁぁぁっ!!」
目覚めてしまった。
「そこはダメです! なぜそれをするのですか!?」
「……良い匂いが…… フレヤと俺の匂いが混じり合ってとても嬉しくなる匂いなんだ」
「でも!」
「悪かった。我慢する」
とても残念だが。
「他の場所にして下さい」
「他の場所……」
確かにフレヤはどこもかしこも良い匂いがする。昨夜は興奮しすぎて確認を怠ったので、改めて確認しよう。
クンクン
ぺろぺろ
クンクン
ぺろぺろぺろぺろ
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
「や、やめ! そこ、やだぁ!」
「ここもダメなのか?」
「いまは…… ダメ。食事…… して、から……」
耳と首筋と腋の下。
特に腋の下が良い。食事よりもここを舐めたい……。
テーブルに用意してあったすぐに摘まめるものを食べ、フレヤが食べ終わるのをそわそわと待つ。
俺の揺れ続ける尾を見てふわりと笑い、食器を片付けて俺の腕をとった。
「では、先ほどの続きを」
俺の尻尾がちぎれんばかりに暴れる。
ベッドに戻り、匂いの強いところを探しながら身体中を舐め回していたら胸が腋の下と同じくらい甘い声を漏らすので楽しくなり、しつこく舐めていたら叱られた。
「こっち、も…… かわいがってください……」
手を導かれた先にはフレヤの陰茎があり、俺と同じように涎を零していた。
許可が下りたと喜び勇んで舐め回すと、より甘い嬌声とともに白濁を吐き出した。
「あっ! だ、だめ……、まだ……!!」
発情フェロモンを凝縮したようなそれをさらに舐めようとしたら止められた。
そう言えば出した直後は触ると嫌な感じがしたな。あれか。
「すまない。つい自分勝手な振る舞いをしてしまうようだ。次はこちらに入れても良いだろうか?」
「は……、はい……」
そうしてまたフレヤの胎内を心ゆくまで味わった。
「フレヤ、身体はどうだ? あぁ、起きなくて良い。食事の用意がされているようだからここへ持ってくる。それに身体を拭いてシーツも替えよう。だがまず水だ」
無理をさせてしまった事を反省し、甲斐甲斐しく世話を焼く。
…胸に温かいものを感じる。
「ごめ…… なさ…… けほっ!」
「無理をするな。それに悪いのは私なのになぜ謝るんだ?」
「お世話は、ぼくが…… する、もので……」
「そんな決まりはないだろう。それに、フレヤの世話を焼くのは心が温かくなるんだ。お前を嫁にもらえて本当に嬉しく思う」
「トーレ様……!! ぼくが無理やり嫁いだのに……?」
「無理やり? 何の事だ?」
「筋肉痛だからと言って尾を触らせました」
「確かにあの時、心は決まったが……その前にでーとでぴしりと叱ってくれただろう。あの時の凛々しさ清々しさにすでに惚れていたんだ」
「り、凛々しさ……?」
「その美しさ、あの凛々しさ、尻の滑らかさ、そして好ましい香り。フレヤは全てのヒトを魅了するだろう」
「……気の強さが全てを台無しにすると言われました」
「それは心の輝きだから失ってはいけないと思う。あなたの全てがが好ましくてしかたがない。この気持ちが愛なのだろう」
「ふふ…… ぼくもあなたの全てが好ましくてしかたがありません。愛しています」
今度はちゃんとフレヤの負担を考えてベッドで抱きしめるだけで眠った。
翌日は2人とも尾の付け根が筋肉痛になっており、互いに薬を塗った。
私の方は毛皮がベトベトになって少し気持ちが悪かったが、きっとこれからもこの痛みを感じる事だろう。
これは幸せの証。喜ばしい痛みだ。
----- おしまい -----
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