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おお!っと王都で驚いた
かわいい結婚式
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こどもひろばで新しいお友達ができてヨハンが元気になった。
毎日行きたがるのでお昼を食べた後、マインラートくんと2人でヨハンとハルトを連れて行く。子供だけでも構わないらしいけど、怪我をしたりさせたりが不安なのでついていく。それにマインラートくんはシッター歴が短くて若いから1人ではお母さん達と溝があるらしい。おれも若い方だけどね。
でもみんな男の人だからまだ話しやすい。お父さんが来てても知らないと区別ができないけど、細かい事は気にしない!
マインラートくんが休みの日、ヨハンのお母さんのクレメンスさんと2人で座っていたらヨハンが友達と手を繋いで近づいてきた。そして宣言する。
「「ぼくたち、けっこんしましゅ!」」
えぇっ!?
早いよ!!
まだ5歳だよ!?
おれが慌てていると、クレメンスさんが笑って言う。
「じゃあ結婚式しようか?」
「「しゅる!」」
「結婚式って何するの?」
「ちかいのきしゅ!」
「それだけ?」
「どれしゅをきましゅ!」
「ドレスを着てキスするの?」
「「うん!」」
子供の言う「けっこん」は好きならするものとして認識しているらしく、深い意味はないとの事。おれは周りに子供がいなかったから知らなくて焦っちゃった。ヨハンの相手の子のお母さんも笑ってる。明日早速結婚するんだって(笑)
家に帰ってからは衣装選びで盛り上がったらしい。でも翌日はクレメンスさん行かない日。お母さんに見てもらわなくて良いの?
「んーっと、じゃぁ、もう1かい、しゅる!」
結婚式は何度でもやるらしい。
気合いの入った服を着たヨハンを見てさらに次の日、ハルトもドレスを着たがり、3人で結婚式をやった。3人ともドレスで腕を組んで練り歩き、大人の前に行ってはほっぺにちゅー。……かわい過ぎる!! さらに翌日には合同結婚式の様相を呈したと言う……。お父さんと、お母さんと結婚する!って子もいて微笑ましかった。
───────────────────
そして迎えたハルトの誕生日。
なんと仕入れにかこつけてコリンさんがオルトさんとオスカーを連れて来てくれた!!
オスカーも大きくなった!! ハルトより3ヶ月年下だけどハルトと同じくらいだ。目はコリンさんに似るけど眉毛がオルトさんで凛々しい。キリッとした服でかっこよくて可愛かった。
「ハルトお誕生日おめでとう! オスカーと仲良くしてね」
「おしゅか?」
「はと! あい!」
お互い覚えてないだろうけどキラキラ輝く色とりどりの飴の瓶詰めをプレゼントされ、目を輝かせる。
「おしゅか、あーと! ちゅっ!」
「!! ぎゅっ! ちゅっ!」
プレゼントのお礼のキスが嬉しかったのか抱きついて押し倒してキスしまくる勢いだ。慌てて支えたからどこも打ってないけどオスカー激しいな。(笑)
「ハルトごめんね? オルトが僕にするのを見てて真似しちゃって…… キス魔なの…… あはは……」
キスされると誰彼構わず押し倒すらしい。オルトさんは大丈夫なの? 激しさにびっくりして固まるハルトをフィールが抱き上げた。
「オルト……」
「子供のキスなんて遊びだろう?」
「その教育は間違ってる!!」
子供が怯えるだろ! とザシャさんに一喝されて小休止。ヨハンとアレク、双子ちゃんとヨハンの彼氏(?)はひとまず室内に作られたキッズコーナーに避難させた。オスカーはハルトにキスしたがってフィールの前でぴょんぴょんしてる。
「オスカー、ハルトにちゅーしないでね」
「や! はと、かーいー! はと、おしゅか、しゅき!」
「違う」
コリンさんに抱き上げられ、キスしないように言われてもハルトは自分を好きだからキスをすると言いはる。これ、アレクと一緒? フィールがオスカーの主張を一蹴した。
……大人気ない。
「ハルトと同じ年? かわいい~~~~!! 抱っこしてもいいですか?」
「その制服……、オルト達の後輩?」
コリンさんがハラルドくんにオスカーを渡しながら声をかけた。
オルトさんはフィールの同級生だから後輩ですね。
自己紹介をし合っていたらオスカーが焦れたので子供達に合流させる。少し落ち着いたようでキスはしなかった。
「まぁま! みて!」
「わぁ、すごい! 上手にできたね」
キッズコーナーに用意したのは積み木。
こちらの世界でも積み木は子供に人気。アレクとヨハンの彼氏がひたすら高く積み上げている。
他にリボンやボタン、お花で飾り付けもできるディスプレイ台みたいなのもあって、ハルトとヨハンが好きな物を飾っている。双子ちゃんとオスカーは色々なものをライン上に並べている。
可愛い!
子供達をひとしきり遊ばせてから声をかけた。
「みんなの歌はいつ聴けるの?」
「「「うた!!」」」
ハルトも一緒に楽しめるような歌を考えた。学校に行きだしたアレクがおしりぷりぷりを恥ずかしがるようになってしまったのが少し残念だけど、仕方がないので今回は振り付けなし。
みんなの前に進み出たアレクとヨハンが手拍子をはじめ、かわいい声で歌い出した。
毎日行きたがるのでお昼を食べた後、マインラートくんと2人でヨハンとハルトを連れて行く。子供だけでも構わないらしいけど、怪我をしたりさせたりが不安なのでついていく。それにマインラートくんはシッター歴が短くて若いから1人ではお母さん達と溝があるらしい。おれも若い方だけどね。
でもみんな男の人だからまだ話しやすい。お父さんが来てても知らないと区別ができないけど、細かい事は気にしない!
マインラートくんが休みの日、ヨハンのお母さんのクレメンスさんと2人で座っていたらヨハンが友達と手を繋いで近づいてきた。そして宣言する。
「「ぼくたち、けっこんしましゅ!」」
えぇっ!?
早いよ!!
まだ5歳だよ!?
おれが慌てていると、クレメンスさんが笑って言う。
「じゃあ結婚式しようか?」
「「しゅる!」」
「結婚式って何するの?」
「ちかいのきしゅ!」
「それだけ?」
「どれしゅをきましゅ!」
「ドレスを着てキスするの?」
「「うん!」」
子供の言う「けっこん」は好きならするものとして認識しているらしく、深い意味はないとの事。おれは周りに子供がいなかったから知らなくて焦っちゃった。ヨハンの相手の子のお母さんも笑ってる。明日早速結婚するんだって(笑)
家に帰ってからは衣装選びで盛り上がったらしい。でも翌日はクレメンスさん行かない日。お母さんに見てもらわなくて良いの?
「んーっと、じゃぁ、もう1かい、しゅる!」
結婚式は何度でもやるらしい。
気合いの入った服を着たヨハンを見てさらに次の日、ハルトもドレスを着たがり、3人で結婚式をやった。3人ともドレスで腕を組んで練り歩き、大人の前に行ってはほっぺにちゅー。……かわい過ぎる!! さらに翌日には合同結婚式の様相を呈したと言う……。お父さんと、お母さんと結婚する!って子もいて微笑ましかった。
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そして迎えたハルトの誕生日。
なんと仕入れにかこつけてコリンさんがオルトさんとオスカーを連れて来てくれた!!
オスカーも大きくなった!! ハルトより3ヶ月年下だけどハルトと同じくらいだ。目はコリンさんに似るけど眉毛がオルトさんで凛々しい。キリッとした服でかっこよくて可愛かった。
「ハルトお誕生日おめでとう! オスカーと仲良くしてね」
「おしゅか?」
「はと! あい!」
お互い覚えてないだろうけどキラキラ輝く色とりどりの飴の瓶詰めをプレゼントされ、目を輝かせる。
「おしゅか、あーと! ちゅっ!」
「!! ぎゅっ! ちゅっ!」
プレゼントのお礼のキスが嬉しかったのか抱きついて押し倒してキスしまくる勢いだ。慌てて支えたからどこも打ってないけどオスカー激しいな。(笑)
「ハルトごめんね? オルトが僕にするのを見てて真似しちゃって…… キス魔なの…… あはは……」
キスされると誰彼構わず押し倒すらしい。オルトさんは大丈夫なの? 激しさにびっくりして固まるハルトをフィールが抱き上げた。
「オルト……」
「子供のキスなんて遊びだろう?」
「その教育は間違ってる!!」
子供が怯えるだろ! とザシャさんに一喝されて小休止。ヨハンとアレク、双子ちゃんとヨハンの彼氏(?)はひとまず室内に作られたキッズコーナーに避難させた。オスカーはハルトにキスしたがってフィールの前でぴょんぴょんしてる。
「オスカー、ハルトにちゅーしないでね」
「や! はと、かーいー! はと、おしゅか、しゅき!」
「違う」
コリンさんに抱き上げられ、キスしないように言われてもハルトは自分を好きだからキスをすると言いはる。これ、アレクと一緒? フィールがオスカーの主張を一蹴した。
……大人気ない。
「ハルトと同じ年? かわいい~~~~!! 抱っこしてもいいですか?」
「その制服……、オルト達の後輩?」
コリンさんがハラルドくんにオスカーを渡しながら声をかけた。
オルトさんはフィールの同級生だから後輩ですね。
自己紹介をし合っていたらオスカーが焦れたので子供達に合流させる。少し落ち着いたようでキスはしなかった。
「まぁま! みて!」
「わぁ、すごい! 上手にできたね」
キッズコーナーに用意したのは積み木。
こちらの世界でも積み木は子供に人気。アレクとヨハンの彼氏がひたすら高く積み上げている。
他にリボンやボタン、お花で飾り付けもできるディスプレイ台みたいなのもあって、ハルトとヨハンが好きな物を飾っている。双子ちゃんとオスカーは色々なものをライン上に並べている。
可愛い!
子供達をひとしきり遊ばせてから声をかけた。
「みんなの歌はいつ聴けるの?」
「「「うた!!」」」
ハルトも一緒に楽しめるような歌を考えた。学校に行きだしたアレクがおしりぷりぷりを恥ずかしがるようになってしまったのが少し残念だけど、仕方がないので今回は振り付けなし。
みんなの前に進み出たアレクとヨハンが手拍子をはじめ、かわいい声で歌い出した。
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