9 / 45
第一章
女神の加護
しおりを挟む
ソフィアの声にライルは咄嗟に後ろを振り向いたその瞬間。
「グルァ! 」
赤い光のを持った黒い影が襲い掛かってくる。
「な! 」
ライルは右腕を出し顔を防ぐ。
すると黒い影はライルの右腕に噛みついてくる。
「ぐッ 」
ライルは苦悶の表情を浮かべるがすぐに黒い影を振り払う。
黒い影が振り払われ地面に倒れる。
「クソッやられた 」
「ライル…大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルが左手で押さえている右腕の傷を見つめ言った。
噛まれた後から血が出ている。
「手当ては後だ! 先にこいつらをなんとかする 」
そう言うとライルは腰に吊っているサーベルを一本抜く。
「グルルル 」
さっきライルが振り払った黒い影が体を起こした。
ソフィアはその姿を見る。
黒い体毛が身体中に生え、四本の細い足で立ち鋭い爪が生えている。
赤い光だと思っていたのは煌々と光る目だった。
口には爪と同じ様に鋭い牙が並んでいる。
ライルを襲ったのは狼だった。
「ライル、この狼は? 」
するとライルは額に汗を浮かべながら言う。
「ガルム、夜行性の魔獣だ 」
ライルがそう言うと森の中から次々とガルムが出てくる。
「チッ 数が多い。ソフィアは下がってろ 」
ライルはサーベルを構える。
そして飛びかかってきたガルムを斬る。
ガルムの首が鮮血と共に宙を舞う。
その後も次々とガルムは襲い掛かってくる。
ライルは襲い掛かってくるガルムを容赦無く斬り捨てる。
するとガルム達が踵を返し森の中に逃げて行く。
「ふーなんとかなったか 」
ライルはサーベルを鞘に戻し一息つく。
「大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルに駆け寄る。
「ああ、止血だけやっとく 」
ライルは着ているロングコートを脱ぐ。
するとソフィアがライルの傷口を見て言った。
「私が手当てします、とりあえず座って下さい 」
ライルはソフィアの言う通りにする。
「ライル、シャツも脱げますか? 」
「あ、ああ分かった 」
ライルはシャツも脱ぐ。
「それではライル傷口を見せて下さい 」
ライルは右腕をソフィアに向ける。
ソフィアは自分の黒い手袋を外すと傷口に手の平を当てる。
するとたちまち血が止まり傷口が塞がっていく。
ライルはこの光景に衝撃を受ける。
何故ならアルテス教の聖職者が使える治癒魔術でも止血し痛みを消す位しか出来ないからだ。
しかしソフィアは傷口を跡形も無く治していく。
(この力は、間違いない。ソフィアは…… )
ライルは頭の中で結論を出しソフィアに聞く。
「ソフィア、その力は『女神の加護』か? 」
するとソフィアは微笑み言う。
「はい、アンナさんはそう呼んでいました。ライルはこの力を知っているのですか? 」
「ああ、前に女神に聞いたんだよ 」
ライルがそう言うとソフィアは大声を上げ言った。
「な、な、女神アルテス様に会ったことがあるのですか! 」
「ん? ああ、あるよ。勇者に選ばれた時にちょっとな……で?ソフィアはどうして『女神の加護』なんて代物を手に入れた? イルミア王国が血眼で探しているものだぞ 」
ライルは傷口がすっかり無くなった右腕を見つめてソフィアの聞く。
するとソフィアは力を手に入れたの経緯を話してくれる。
「そんな大した話でも無いのですが、四年前に私がいつも通り朝の礼拝をしていた時にですね、何やら頭の中で女性の声が聞こえてきまして、私には直ぐに女神様の声だと分かりました。そして女神様が私にこの力を授けて下さったのです 」
「ふむ、それはソフィアが敬虔な信徒だから女神がソフィアを気に入ったんだ 」
ライルが抜いだシャツを着なおしながらそう言うとソフィアは嬉しそうな表情になる。
「貴重な力だ、大事にしろよ。くれぐれも他の聖職者に気付かれるなよ 」
ライルはロングコートを羽織るとそう言った。
「何故気付かれてはいけないのですか? 」
ソフィアは首を傾げる。
「言ったろイルミア王国の聖職者はその力を喉から手が出るほど欲しがってる。もしソフィアの存在がバレれば君は旅どころじゃ無くなる 」
「わ、分かりました。気を付けます 」
ソフィアはコクリと頷いた。
「さ、もう寝ようぜ。見張りは俺がやるから 」
「そうですね、ですがライルだけに見張りはやらせておけません。交代でやりましょう 」
「分かった。最初はソフィアがどうぞ 」
ライルはソフィアに寝るように促す。
「分かりました。それではよろしくお願いします 」
ソフィアはそう言うと服の入った荷物を枕にして眠りに着く。
予想以上に疲れていたのか直ぐに眠気に襲われた。
ライルはスースーと寝息を立てているソフィアに少しドギマギしながら視線をソフィアから星空に移す。
本当に綺麗な星だ 、こんなにゆっくり星を眺めたのはいつ以来だろう。
魔王討伐の旅以来だろうか。
あの時は夜遅くまで皆んなで騒いでたっけ。
ライルは過去の思い出を夜空を見上げながら考える。
そしてソフィアに再び視線を移す。
いつもは意志の強い大人びた雰囲気の彼女だが寝顔は少しあどけない。
「テントでも買ってあげれば良かったか…… 」
ライルはソフィアの寝顔を見つめながらそう呟いた————。
「グルァ! 」
赤い光のを持った黒い影が襲い掛かってくる。
「な! 」
ライルは右腕を出し顔を防ぐ。
すると黒い影はライルの右腕に噛みついてくる。
「ぐッ 」
ライルは苦悶の表情を浮かべるがすぐに黒い影を振り払う。
黒い影が振り払われ地面に倒れる。
「クソッやられた 」
「ライル…大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルが左手で押さえている右腕の傷を見つめ言った。
噛まれた後から血が出ている。
「手当ては後だ! 先にこいつらをなんとかする 」
そう言うとライルは腰に吊っているサーベルを一本抜く。
「グルルル 」
さっきライルが振り払った黒い影が体を起こした。
ソフィアはその姿を見る。
黒い体毛が身体中に生え、四本の細い足で立ち鋭い爪が生えている。
赤い光だと思っていたのは煌々と光る目だった。
口には爪と同じ様に鋭い牙が並んでいる。
ライルを襲ったのは狼だった。
「ライル、この狼は? 」
するとライルは額に汗を浮かべながら言う。
「ガルム、夜行性の魔獣だ 」
ライルがそう言うと森の中から次々とガルムが出てくる。
「チッ 数が多い。ソフィアは下がってろ 」
ライルはサーベルを構える。
そして飛びかかってきたガルムを斬る。
ガルムの首が鮮血と共に宙を舞う。
その後も次々とガルムは襲い掛かってくる。
ライルは襲い掛かってくるガルムを容赦無く斬り捨てる。
するとガルム達が踵を返し森の中に逃げて行く。
「ふーなんとかなったか 」
ライルはサーベルを鞘に戻し一息つく。
「大丈夫ですか? 」
ソフィアはライルに駆け寄る。
「ああ、止血だけやっとく 」
ライルは着ているロングコートを脱ぐ。
するとソフィアがライルの傷口を見て言った。
「私が手当てします、とりあえず座って下さい 」
ライルはソフィアの言う通りにする。
「ライル、シャツも脱げますか? 」
「あ、ああ分かった 」
ライルはシャツも脱ぐ。
「それではライル傷口を見せて下さい 」
ライルは右腕をソフィアに向ける。
ソフィアは自分の黒い手袋を外すと傷口に手の平を当てる。
するとたちまち血が止まり傷口が塞がっていく。
ライルはこの光景に衝撃を受ける。
何故ならアルテス教の聖職者が使える治癒魔術でも止血し痛みを消す位しか出来ないからだ。
しかしソフィアは傷口を跡形も無く治していく。
(この力は、間違いない。ソフィアは…… )
ライルは頭の中で結論を出しソフィアに聞く。
「ソフィア、その力は『女神の加護』か? 」
するとソフィアは微笑み言う。
「はい、アンナさんはそう呼んでいました。ライルはこの力を知っているのですか? 」
「ああ、前に女神に聞いたんだよ 」
ライルがそう言うとソフィアは大声を上げ言った。
「な、な、女神アルテス様に会ったことがあるのですか! 」
「ん? ああ、あるよ。勇者に選ばれた時にちょっとな……で?ソフィアはどうして『女神の加護』なんて代物を手に入れた? イルミア王国が血眼で探しているものだぞ 」
ライルは傷口がすっかり無くなった右腕を見つめてソフィアの聞く。
するとソフィアは力を手に入れたの経緯を話してくれる。
「そんな大した話でも無いのですが、四年前に私がいつも通り朝の礼拝をしていた時にですね、何やら頭の中で女性の声が聞こえてきまして、私には直ぐに女神様の声だと分かりました。そして女神様が私にこの力を授けて下さったのです 」
「ふむ、それはソフィアが敬虔な信徒だから女神がソフィアを気に入ったんだ 」
ライルが抜いだシャツを着なおしながらそう言うとソフィアは嬉しそうな表情になる。
「貴重な力だ、大事にしろよ。くれぐれも他の聖職者に気付かれるなよ 」
ライルはロングコートを羽織るとそう言った。
「何故気付かれてはいけないのですか? 」
ソフィアは首を傾げる。
「言ったろイルミア王国の聖職者はその力を喉から手が出るほど欲しがってる。もしソフィアの存在がバレれば君は旅どころじゃ無くなる 」
「わ、分かりました。気を付けます 」
ソフィアはコクリと頷いた。
「さ、もう寝ようぜ。見張りは俺がやるから 」
「そうですね、ですがライルだけに見張りはやらせておけません。交代でやりましょう 」
「分かった。最初はソフィアがどうぞ 」
ライルはソフィアに寝るように促す。
「分かりました。それではよろしくお願いします 」
ソフィアはそう言うと服の入った荷物を枕にして眠りに着く。
予想以上に疲れていたのか直ぐに眠気に襲われた。
ライルはスースーと寝息を立てているソフィアに少しドギマギしながら視線をソフィアから星空に移す。
本当に綺麗な星だ 、こんなにゆっくり星を眺めたのはいつ以来だろう。
魔王討伐の旅以来だろうか。
あの時は夜遅くまで皆んなで騒いでたっけ。
ライルは過去の思い出を夜空を見上げながら考える。
そしてソフィアに再び視線を移す。
いつもは意志の強い大人びた雰囲気の彼女だが寝顔は少しあどけない。
「テントでも買ってあげれば良かったか…… 」
ライルはソフィアの寝顔を見つめながらそう呟いた————。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
護国の鳥
凪子
ファンタジー
異世界×士官学校×サスペンス!!
サイクロイド士官学校はエスペラント帝国北西にある、国内最高峰の名門校である。
周囲を海に囲われた孤島を学び舎とするのは、十五歳の選りすぐりの少年達だった。
首席の問題児と呼ばれる美貌の少年ルート、天真爛漫で無邪気な子供フィン、軽薄で余裕綽々のレッド、大貴族の令息ユリシス。
同じ班に編成された彼らは、教官のルベリエや医務官のラグランジュ達と共に、士官候補生としての苛酷な訓練生活を送っていた。
外の世界から厳重に隔離され、治外法権下に置かれているサイクロイドでは、生徒の死すら明るみに出ることはない。
ある日同級生の突然死を目の当たりにし、ユリシスは不審を抱く。
校内に潜む闇と秘められた事実に近づいた四人は、否応なしに事件に巻き込まれていく……!
俺と幼女とエクスカリバー
鏡紫郎
ファンタジー
憧れた世界で人をやめ、彼女と出会い、そして俺は初めてあたりまえの恋におちた。
見知らぬ少女を助け死んだ俺こと明石徹(アカシトオル)は、中二病をこじらせ意気揚々と異世界転生を果たしたものの、目覚めるとなんと一本の「剣」になっていた。
最初の持ち主に使いものにならないという理由であっさりと捨てられ、途方に暮れる俺の目の前に現れたのは……なんと幼女!?
しかもこの幼女俺を復讐のために使うとか言ってるし、でもでも意思疎通ができるのは彼女だけで……一体この先どうなっちゃうの!?
剣になった少年と無口な幼女の冒険譚、ここに開幕
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く
川原源明
ファンタジー
伊東誠明(いとうまさあき)35歳
都内の大学病院で救命救急センターで医師として働いていた。仕事は順風満帆だが、プライベートを満たすために始めた婚活も運命の女性を見つけることが出来ないまま5年の月日が流れた。
そんな時、久しぶりに命の恩人であり、医師としての師匠でもある秋津先生を見かけ「良い人を紹介してください」と伝えたが、良い答えは貰えなかった。
自分が居る救命救急センターの看護主任をしている萩原さんに相談してみてはと言われ、職場に戻った誠明はすぐに萩原さんに相談すると、仕事後によく当たるという占いに行くことになった。
終業後、萩原さんと共に占いの館を目指していると、萩原さんから不思議な事を聞いた。「何か深い悩みを抱えてない限りたどり着けないとい」という、不安な気持ちになりつつも、占いの館にたどり着いた。
占い師の老婆から、運命の相手は日本に居ないと告げられ、国際結婚!?とワクワクするような答えが返ってきた。色々旅支度をしたうえで、3日後再度占いの館に来るように指示された。
誠明は、どんな辺境の地に行っても困らないように、キャンプ道具などの道具から、食材、手術道具、薬等買える物をすべてそろえてた。
3日後占いの館を訪れると。占い師の老婆から思わぬことを言われた。国際結婚ではなく、異世界結婚だと判明し、行かなければ生涯独身が約束されると聞いて、迷わず行くという選択肢を取った。
異世界転移から始まる運命の嫁ちゃん探し、誠明は無事理想の嫁ちゃんを迎えることが出来るのか!?
異世界で、医師として活動しながら婚活する物語!
全90話+幕間予定 90話まで作成済み。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる