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ハリス視点 後編
しおりを挟む「あの子はあの日一日限りの娼婦でねえ。私どもも連絡先は知らないんでさあ」
あの一夜から数日後に訪れた娼館で聞いたマルタの言葉に、ハリスは元々大きい瞳を更に丸くした。
目覚めたハリスの元に、ミーナはいなかった。元々仮面デーということでお互いの素性は探らないのが暗黙のルールであったし、元々朝が強い方ではないハリスは部屋の使用時間ぎりぎりまで寝てしまっていたので、起きてすぐミーナと言葉を交わせなかったことは残念に思いつつも、まあそんなものかとその日は気にせず娼館を後にした。――それは、ミーナはどうせ娼館で働いているのだからまた会えるだろうと踏んでいたからであって。
「一日限りって、そんな娼婦いるのか?」
「極稀にですけどねえ。一時的に金が必要だとか、安全な相手と一夜を楽しみたいとか、まあ理由は色々ですが」
「………、ミーナはどうしてあの日だけ働いてたんだ?」
そう聞くと、マルタは眉を顰めて口を噤む。続く言葉をじっと見つめながら待っていると、マルタは大きく溜め息を吐いてからハリスの追及を逃れるように顔を背けた。
「人にはそれぞれ事情ってもんがあるんですよ。それを勝手に話すわけには…。それに、あの子は元々ウチ所属の子じゃないんでね。連絡を取る手段もないんで、相手はまた改めて探すしか」
今日、ハリスは元よりミーナという娼婦を指名する気で娼館を訪れた。ミーナ自身が名乗った名前が偽りであることも視野に入れてはいたが、娼婦と客の組み合わせはマルタが考えていると言っていたし、自分の相手はすぐに判明するだろうことは想定していた。結果的に、彼女はマルタにも自身の名を「ミーナ」と名乗っていたようだが。
――出来れば、今度は仮面なしで赤く染まった頬を見たい。吸い込まれそうな深緑の瞳と視線を交わしたい。屈託のない笑顔を、邪魔な飾りなしで向けられたい。
そんな思いで、まずはミーナの意思を確認してもらおうと思ったのだ。もしミーナが醜い自分と顔を合わせてそういう行為に及ぶのが嫌だと言うのなら、自分だけ仮面を被ることも吝かではなかった。それなのに、ミーナは既に娼婦ではなかったとは。
「とりあえず、他の娼婦もまた当たってみますんで。暫くは難しいかもしれませんが、まあ、また仮面デーを検討して頂けると良いですかねえ」
「あー……いや、暫くいいわ」
確かに、初めての娼館で過ごす夜は最高だった。かといって、ミーナ以外の娼婦を買って同様の時間を得られるかといえば、甚だ疑問である。仮面越しでも伝わる楽しそうな笑み、こちらの懸念も不安も全て吹き飛ばしてしまう元気な声、軽くて細くてすぐにでも折れてしまいそうなのに触れれば柔らかい身体。そして何よりあの明るくてまるで自分を慕ってくれているのではないかと勘違いしてしまいそうな性格、振る舞い。ミーナ以上に満足させてくれる娼婦等いないと経験がないながらにハリスには理解できたし、そもそもあの行為をミーナ以外としたいとも思えなかった(童貞だから初めてに固執するのだと言われればそれまでだが)。
「それよりも、もし万が一ミーナが来たら教えてくんねえか。もし仲介してくれたら、金は払うから」
「もう連絡を取る必要もないんで、来ないとは思いますがね…。まあ、もし来るようなことがあれば、一応確認してみますよ」
「恩に着る」
それから、ハリスの脳内はミーナのことで埋まったといっても過言ではない程だった。一日限りの娼婦等忘れるしかないと分かっていたから出来るだけ考えないようにと意識していたのに、気がつくとすぐにミーナのことを考えてしまう。辛うじて仕事を疎かにするには至らなかったが、本当にそれだけであった。
初めは、何故ミーナは娼館で働かなくてはならなかったのだろうとその理由を考えた。考えてもミーナに直接問いかけられないのだから詮無いことなのだが、それでも考えずにはいられなかった。――生活の困窮等で、一時的に金が必要だったのだろうか。この時期、冬を越す前の準備として常よりもお金を必要とするのはある種一般的な家庭の金の流れであるし、それが一番可能性が高いような気はする。
それとも、安全な相手と一夜を楽しみたいということだったのだろうか。しかし、それならばわざわざ仮面デーを選ばなくても良い気がする。その日しか都合が合わなかったのか、それともそういうのを楽しみたかったのか。どうにも、あの夜触れたミーナの人物像には合わない。それに、あの夜間違いなく処女であったミーナが、色々なステップを飛び越えてその行為をしたがるとは思えなかった(まあ、あの短い時間でミーナの何が分かるのかと言えば、全く分からないのだが)。
それならば、やはり金銭的な事情だろうか。それにしては、処女を売ったというのに悲壮感の欠片もなかったが――……。
色々と考えてはみたが、ミーナの人となりがあまりにも短い時間の触れ合いでは掴めていなかったこともあって、やはりこれだという理由は思い浮かばなかった。
それとは別に、自分の中で昂った性欲を処理するとき、ミーナのことが思い浮かぶようになった。まあ、四六時中ミーナのことを考えていたし、ハリスの唯一のそういう行為がミーナとのものしかなかったので、当然といえば当然なのだが。これまでは想像の範囲で脳内にぼんやりと好みの女を思い浮かべて半ば義務のようにしていたことが、ミーナという具体的な人物の登場によってより鮮明で生々しく、より熱を持った行為になった。会えない現実を、もう触れられはしないかもしれない事実を噛み締めながら、溜まる一方の欲を吐き出す。それは正に、「己を慰める」行為だった。
慰めている間、ミーナの「ハリスさま、すきです」という熱に浮かされた言葉を何度も思い出した。そうして、自分も気付けばミーナの名前を呼びながら、好きだと溢していた。――ああ、好きになってしまったのだ。あのたった一夜、ちゃんとした顔も素性も分からないミーナのことを。そう自覚したら、落ちていくのは早かった。
◇
「おーい、兄ちゃん!――そこの、赤茶の髪の!そうそう、兄ちゃん、君だよ!」
ハリスに声を掛けてきたのは、見覚えのある――二か月少し前位にハリスから声を掛けた――男だった。
ここ三か月近く、ハリスはミーナの存在を追い求めて隙あらば街中を歩き回っている。ミーナの生活圏域は分からないし一日限りなら遠くの街から来た可能性もないとは言えなかったが、ハリスがミーナと再び会おうとする為にはそれ位しか出来ることがなかったからである。探し始めた当初は道行く人に「ミーナという子を知らないか」と尋ね回ったが、誰一人「知らない」と答えるばかりで何一つ収穫はなかった。そもそもが、この見た目の男が一人の女を探しているということ自体不審だったのだろう、問い掛けた内容を聞いているんだかいないんだか、まともに取り合ってくれる者も殆どいなかった。ともすれば警備隊に通報されかねなかったため、出来るだけ一度問いかけた人の顔は覚えて何度も声を掛けないように心掛けた。
そうして声を掛けても収穫が得られないと理解してからは、今後はひたすら街中を歩いて探すだけとなった。もしこの街もしくは近しいところが生活圏域なのであれば、一度くらいは買い物等に来てもおかしくはない。
「良かったよ、見つけられて。っていっても、君しょっちゅうこの辺歩き回ってるからすぐに会えるとは思ってたんだけど」
珍しく嫌悪感を殆ど滲ませずに話し掛けてきた男は、興味深そうにハリスを見つめた。値踏みするかのような視線であったが、どことなく居た堪れないだけで悪意は感じられない。しかも、口振りからすると、たまたま話し掛けたというよりかは意図して話し掛けたような様子である。
不思議に思いながら男の視線を受けていると、一通り見て満足したのか、頷いた男が漸く本題を思い出したようで口を開いた。
「君、名前は?」
唐突に名前を問われて驚いたハリスは、それでもなんとか自身の名を男に告げた。そうすると、男はやはり満足気に頷く。自分に何か用なのだろうか、例えば仕事とか――と考えていたハリスの耳に、男の「君がミーナちゃんの言ってた『ハリス様』かあ」という楽しそうな声が聴こえて、思わずハリスは勢いよく顔を上げて男を凝視した。
「なんで、」
「これ、ミーナちゃんから君に」
何故ミーナのことを知っているのかと問う前に、男は何か小さいものを懐から取り出してハリスへと手渡した。綺麗に折り畳まれたメモ用紙であったそれを震える手でゆっくりと開くと、そこには簡素ではあるがミーナからのメッセージが書かれている。そして、ミーナの名前の横には何かが描かれている。なんだろうかと凝視している内にそれが仮面であると気付いて、今度は身体が震えた。
男――フレッドの話によれば、ミーナは街に買い物には来るものの街中に住んでいるわけではないらしい。住所は当然の如く教えてもらえなかったが、それでも手紙の橋渡しはしてくれると約束してくれた。そもそも、ハリスのことをミーナに伝えてくれたのはフレッドなのだという。少し前からミーナを探している様子のハリスのことを、ミーナに確認してくれたようだ(不審者と思われていたようだが)。
ハリスはすぐさま、半月後の昼、この辺りで評判の良い少し洒落た茶店で待ち合わせしたい旨の手紙をしたためてフレッドに手渡した。少し値の張る茶店ではあるし予約が必要な場所でもあるが、周りに人もいるしミーナの警戒心が薄れるだろうと考えた。勿論、女受けの良い場所にして少しでも印象を良くしようという思いもあった。半月後と言われ待ち切れない気持ちもあったが、そもそもこの街には住んでおらず街に来る頻度も決まっているわけではないというので、手紙の行き違い等を防ぐ為にある程度の期間を設けなくてはいけないということは理解できたし、そもそも三か月近く微塵も痕跡を追えなかったのがこうして会う約束を取り付けるまでに至ったのだからそれだけでも満足だった。
――まあ、結果的には待てずに翌日から毎日フレッドの店に訪れては、ミーナが街に来て手紙を見たかを確認してしまうわけだが。
◇
ハリスの前に現れたミーナは、それはそれは可愛い少女だった。勿論仮面越しにでも分かる顔の輪郭や髪型、口元等からハリスとは違い可愛い子なのだろうと想像してはいたのだが、それを遥かに超える可愛さだった。漸く会えたことと、実際に会って想像以上に可愛かったことで混乱しながらミーナの名を漏らせば、戸惑ったような困ったような表情をしたミーナが「こんにちは、ハリス様」とあの日の声でハリスへと話し掛ける。表情も少し首を傾げる仕草も可愛くて、急激に顔へと熱が集まるのが分かった。
「えーと、ハリス様…?」
「あっ、うあ、待っ………こんな、可愛かったのかよ」
「へ?」
「いやっ、違……わねーけど!その、そういう、意味じゃなくて……っ」
こんな可愛かったのか、という言葉自体が違うわけではないが、そうではない。可愛いかどうかをミーナに伝えたくてわざわざ三か月ミーナを探したわけではないのに、あまりの可愛さに言葉を失ってしまった。そりゃ勿論仮面越しの顔がどんな風なのか色々なパターンを想像していたけれども、その中には一つとしてこれ程までに可愛い顔はなかったのだ。無意識下に、自分のような男を相手をするのだから、とか仮面デーを選ぶくらいだから、とかそういう気持ちがあったのかもしれない。
これ以上口を開けばより変なことを口走ってしまいそうで、そして脳も思ったように回転しなくて。赤くなって戻らない顔を隠すようにして口元を手で覆っていたハリスは、気付けばミーナに連れられて貸し部屋の一室でミーナと向き合って座っていた。存在を確かめるようにミーナの全身をくまなく見つめてしまったのは、一種の不可抗力である。
「私をお探しだと聞いたんですが。どうしてでしょう」
そう問われて、これまでの自分の行動を初めて冷静に鑑みたハリスは、己の執着に自分ですらぞっとした。フレッドから事の次第を聞いたミーナは、どのように思っただろうか。きっと一夜付き合っただけの名前しか知らない客が自分を探していると聞き、厄介な客がストーカーになったと思ったに違いない。
「悪い。今考えりゃ、ストーカーみたいだよな」
「いえ、それは良いんですけど」
「いや、良かないだろ……」
ミーナに怖がられたことを覚悟して謝罪したというのに、あまりにもあっさりと気にしていない旨を返されてハリスの方が呆れてしまう。正直褒められた行為ではないというのに、そしてその相手はこんな風貌の男であるというのに、この危機感のなさはなんなのだろうか。
勿論ハリスはストーカーしてやろうと思ってしたわけではないのだが、世のストーカーと呼ばれる男は大体自分ではそう思っているわけではない。一般的に見れば、ハリスの行動は普通にストーカーである。だから、この場で警備隊を呼ばれてもハリスは文句の一言も発することは出来ないだろう。
「用があったんじゃないんですか?」
警備隊に連行されるまでをイメージしてしまったハリスは、その言葉で漸く我に返った。結果的に警備隊を呼ばれることになったとして、ハリスはミーナに伝えたいことや聞きたいことが山程あった。
そうして、ハリスは全てを洗いざらい話した。最初は、ミーナをもう一度買いたいと考えていたこと。一晩限りと聞き、その理由を考えたが分からなかったこと。色々考えている内にミーナのことが好きだと自覚したこと(この下りでミーナのことを考えて自分を慰めたことは後から思えば言わない方が良かった)。娼館では会えないので街中でミーナのことを聞き回り、探していたこと。フレッドの仲介を得たは良いが待ち切れずに毎日確認しに来ていたこと。
全てを話し終え、「気持ち悪いよな」と自分でも思っていたことを溜め息交じりに呟いたハリスに、ミーナはぱちぱちと目を瞬かせた。
「えっ、なんでですか?」
「は?」
「好きな人にもう一回会いたいって思ってもらって、なんで気持ち悪いとか思うんですか?」
「………………えっ、なんで?」
今度は、ハリスが目を瞬かせた。それに対し、ミーナは何故か不思議そうに眉尻を下げている。不思議なのはハリスの方だというのに。
客観的に見ても十分気持ち悪い行動をしていたハリスの言葉に嫌悪の表情を見せなかったことだけでハリスにとっては信じられないことではあるが、ミーナから放たれた言葉もハリスには理解が出来なかった。ミーナの言葉を何度反芻してみても、それを正しい意味として把握ができない。もしかして何かの隠語なのだろうかと考えたところで、ミーナの深緑の瞳がまっすぐハリスを見つめた。
「実は、あの日……仮面デーの日、私がハリス様のお相手になったのは偶然じゃないんです」
「…、は」
「その数日前にハリス様があの娼館から出ていくのを見て、私、ハリス様に一目惚れしちゃったんです。だから、娼館に駆け込んで一回でも良いからハリス様のお相手をしたいってお願いして。ハリス様が次来るのは仮面デーだって聞いたので、マルタさんにお願いして私がハリス様につけるように手配してもらいました。騙すみたいになっちゃって、すみませんでした」
「は?いや、え、ちょ、待って。情報量多すぎる。一目惚れって、ミーナが、俺に?」
ミーナは説明するかのようにつらつらと言葉を紡いだが、そのどれもがハリスの想像の範疇外過ぎて全くもって理解が追い付かない。ハリスは世間一般から見て十分に醜い男であるし、身体つきだってミーナも知っているだろうが女に喜ばれるものではない(と言うと聞こえが良いが、有り体に言えば吐き気を催されるレベルである)。仮にハリスを見かけたというミーナが身体の細部は分からなかったとて、凡そ好ましくないものであることくらいは分かった筈だ。それをわざわざ娼婦になってまで、しかも処女を売ろうだなど。ミーナであれば相手に困らないだろうに。
――一目惚れ?ミーナが?俺に?そんなわけないだろこんな可愛い子が。
そう思ったのが全て口からまろび出ていたらしく、ハリスの言葉を聞いたミーナが頬を赤く染める。
「んな顔されたら本気にすんだろ……、」
あまりにハリスに対して都合が良すぎる言葉の数々に、思わずそんな呟きが漏れた。本気だと思いたくない、それが後から勘違いだと言われるのならば。例え好かれていなくとも、時々でも会ってもらえればきっとハリスは満足出来る。それなのにまるでハリスのことが好きかのように言い募られたら、会うだけでは済まなくなってしまうだろう。
そんなことを考えていたハリスに、ミーナはずいと顔を近付ける。あまりの近さにハリスは思わず後退りそうになったが、何とか堪えた。
「私、ハリス様のその綺麗な金色に輝く瞳も、ぱっちりと整った二重も、凛々しくてかっこいい顔も、性格を表したような明るいけど落ち着いた赤茶の髪も、鍛え上げられた逞しくて頼り甲斐のある身体も、全部好きなんです。それに、この前一晩過ごして、低くてぞくぞくする色気のある声とか、私を気遣ってくれる優しいところとか、……そういうので、惚れ直しちゃいました。もしハリス様が望んでくれるなら、私と」
「ストップ!」
尚も続けようとしたミーナの口を思わず手で塞ぐ。生まれてこの方掛けられたことのない言葉で、正直意味が分からない。意識が飛びそうである。多分顔はハリスが想像する以上に赤くなってしまってさぞ醜くなっていることだろう、想像したくもないが。そして、自ら塞ぎに行ったにも関わらず手にミーナの柔らかくて温かい唇が触れて、嫌でもあの夜交わしたその感触を思い返してしまう。「悪い!」と慌てて手を離すと、ミーナはハリスの意図を組んだのか口を噤んだ。
ハリスは視線をうろつかせながら、なんとか先程のミーナの言葉を脳内で要約した(詳細は理解ができないので放置する他ない)。ミーナの話を嚙み砕くに、ミーナはどうやらハリスのことを好いてくれているらしい。もしそれが正しければ、「私と」に続く言葉は、間違ってもミーナに先に言わせてはいけない。例えそれがハリスの盛大な勘違いであったとしても(というかその可能性が高い気がしてならないが)、万が一にでもミーナがそう思ってくれているのであればそれはハリスが言うべきことであるので。
ハリスは覚悟を決め、はああ、と大きく息を吐いてからミーナを見据えた。
「正直まだ全然飲み込めてねえし、俺に都合良すぎてなんの冗談だよタチ悪ぃって思ってるけど、ミーナの言葉は、出来れば信じたいし。……だから。――ミーナが良いんなら、俺の、…恋人に、なってくれるか」
「――はいっ!」
ハリスの言葉に、ミーナは心底嬉しそうな表情でハリスに抱き着いた。そうして、すり、と甘えるようにミーナがハリスの胸板へと頬を摺り寄せる。
ミーナが恋人になったという事実と突然のゼロ距離でのミーナの甘えた素振りに今度こそ意識を飛ばしたハリスは、意識が戻っても尚自身の腕の中で幸せそうに笑うミーナに再び意識を飛ばしそうになるのであった。
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ああああ➰➰
続きが読みたぁ➰い!!
もちろんラブラブハッピィで🖤
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こちらにも頂けて嬉しいです!
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続きが読みたいと思ってもらえて本当に光栄です、ありがとうございます!