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帰り道 10
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皆がお休みなさい。を言い、自室に向かおうとぞろぞろと移動するさ中、ギュンターはまだローランデの横に居るセルダンに、背後から尋ねる。
「君の部屋はどこだ?
誰かと同室なのか?」
セルダンは首を傾げ、自分より随分長身の、顔は綺麗だが半端ない迫力の都の猛者に、畏まって告げた。
「同室者は居ない…。
二階の一番奥の突き当たりで、一人ですよ」
どうして聞くんだろう?と尋ね顔だったが、ギュンターは無視した。
が、ギュンターが先に、宛がわれた部屋の扉の向こうに姿を消すと、セルダンはいきなり思い立って隣のローランデに囁く。
「近衛では戦闘に成ると毎晩少年を相手にすると聞きましたが………」
ローランデはいきなりそんな事を言われ、ついセルダンの青年らしい顔を、まじっと見た。
がセルダンは言いたい事を察しないローランデにじれて、尚も言葉を継ぎ足す。
「…彼は近衛でしょう?
つまり…時々近衛の男は男が抱きたくなって男相手にも迫ったりすると………」
ローランデはほっ。と吐息を吐き呟く。
「そういう事も、あるかも知れませんが…。
ギュンターの相手はいつも殆どが女性だ」
が、セルダンはまだ引き下がらない。
ツバメのような容貌の男の中身が…誰よりも男らしく獰猛な獣だったのを目にしたばかりか…声を掛けられ、話をした時のそのど・迫力に完全に呑まれていたので。
不安そうに、ローランデに尋ねる。
「…殆どの相手?
ではそれ以外は?」
ローランデはつい、俯いて小声に成った。
「ギュンターは迫って来る相手が、少年でも平気だ」
「…では彼の方から迫る事は?
例えば彼は、私の部屋の場所を聞いたが、もしや夜中に………」
ローランデは、びっくりして目を、見開いた。
「あれだけの年頃の女性に誘いを掛けられているのに、貴方に迫るとは思えません」
この、ローランデの言葉にセルダンがどれ程安堵した事か………。
「では彼が私の部屋に夜中に忍んで来る。
…なんて事は、有り得ないんですね?」
ローランデが、保証するように、頷いた。
ローランデは宛がわれた豪勢な部屋でポツン…と立ちすくみ…襟を開けて寝台に、腰掛けた。
金と銀の更紗の地に、ふんだんに刺繍の施されたベッドシーツ。
天蓋付きで机も衣装戸棚も、それは手が込んだ彫刻が彫り込まれていて美しい。
ガラスのはめ込まれた窓の外に続く白い手すりのバルコニーも、とても優雅だった。
………が。
結局晩餐の席は人目があり、その後人が押し寄せて来て、ギュンターとロクすっぽ話も出来なかった。
更にギュンターはさっさと自室に引っ込んで、訪ねていかないと話が出来そうにない。
けど………。
セルダンに二人の関係を知られまいと…剣を向けて本気で戦う様を見せた上………。
妻の目前ですら平気で抱く男が必死で…必死で、堪えてくれていた。
行って…どうする?
ギュンターを、苦しめるだけだ…。
彼の心づもりに、感謝しか無いし今は…きっと求められれば直ぐに自分は彼に身を、委ねてしまう…。
二人切りで無い事が、これ程もどかしく感じた事が無かった。
教練では彼と二人切りに成れば直ぐ、それが始まると知っていたし…都合が悪い時は出来るだけ…ギュンターが手出し出来ないような相手に自室に、居座って貰って…。
ギュンターと過ごす情事を、どうやって牽制し、回数を減らすか。
だけを、考えていたのに………。
だいたい男相手にそう成るのは、ギュンターが自分の体に教え込んだせいで、自ら望んだ事じゃないから、そういう衝動もギュンターが側に居なければ、早々滅多には起きない。
けれど…ギュンターが戦闘に出かけ、20日も会えなかった時は流石に…ギュンターに挿入される場所がひどく疼き…自分の体を、呪ったものだった。
けれど今は、衝動じゃなかった。
浮かれてる。とギュンターは言った。
そして熱を帯びた彼の唇は熱く、甘かった………。
自分が、彼の口づけを欲してる。
と思った時、ギュンターと過ごす情事を思い出す度体が疼くように熱くなる自分に毎度感じる罪悪感を、今は感じていない事に、突然気づく。
不思議だったが、罪悪感無しにギュンターの事を思ったのは…確かこれで、二度目だった。
ギュンターに抱かれた後自分でも変わる自分の様子に戸惑い…目ざといグーデンに、知られてしまって、拉致されて傷つけられたギュンターを目前に、彼にこれ以上危害を加えられたくなければ自分のものに成れ。
そうグーデンに言われ………。
けどギュンターは傷口に塩を塗られようが、自分は丸腰で相手が刃物を持っていようが…。
刃向かい、傷つき、全身を血まみれにしながらもその場から、救い出してくれた。
…間もなく…貧血で倒れた彼の、青味を帯びた顔色と黄金の髪を見た時…彼に身を委ねる罪悪感は、消えていた………。
けどそれは事の後の、数回だけ。
暫くすると、彼と過ごした後人目が気になるように成って…。
皆、情事をギュンターと過ごしたと、直ぐ気づいたから。
どんな風に自分が変わっているのか、その時は解らなかったけど…。
親しい者や目ざとい者達はどうしてだか、直ぐに察する。
気づかれてる。と思った途端恥ずかしくて…。
消えてしまいたい衝動にかられた。
なのにギュンターに会うと直ぐ彼は直ぐ求めて来て…熟練した彼に煽られ、直ぐにあられも無い様を曝し…いつの間にか、乱れきってひどいと失神していた。
ギュンターと情事を過ごした後は毎度、惨めだった。
気づかれた人々の、好奇の視線が怖くて。
寝室でギュンターに女のように抱かれてる。
どんな風になるのかと…興味本位でジロジロ見つめられ…あんまりいたたまれなくて、ひどいと顔も上げられなかった。
あからさまに、面前でからかう者もいた。
清廉潔白に見えるけど…あれ程の遊び人を惚れ込ませるのだから、実はとてもふしだらなんだろう?と…。
確かあれはギュンターの在学中…。
けれどそんな事を言う輩を、ギュンターはいつも拳で黙らせたし、面前で
『彼を侮辱する者は俺が相手に成る』
そう言い放ち…。
皆、喧嘩の強いギュンターを敵に回したく無かったから、面と向かっての嘲笑は消えて無くなった…。
けどそれでもやっぱり…ギュンターと過ごした後、ふいに…気づかされる。
自分の様子が変わっている。と………。
親友のフィンスに瞳を見開かれ、驚いたように見つめられた時に。
ふ…と見ると…脱ぎかけた衣服の乳首の横に赤い…痣を、見つけられ…。
途端、ギュンターに散々吸われてよがる自分とその時の疼きを思い出し、つい真っ赤に成って俯いていると…もう一人の友、ヤッケルが何気ない話題をふってくれて、その気まずい場を取り繕ってくれた。
あんまり恥ずかしくて、身の置き所が無くて…。
ひそひそと話す、声すら怖く成った…。
自分への…陰口に聞こえて。
ギュンターに抱かれる様を一度…鏡で盗み見た時、あんまり…自分が淫らに見え、彼らはこんな自分を想像してるのか。
そう…思っただけで……………。
人目が怖くて、仕方無かった。
ギュンターは
『どうして開き直れない?
体が悦んでるんだから、それでいいだろう?』
そう言ったけれど…そんな事、出来る筈ない。
情事を終えてギュンターと別れ…男に戻るとやっぱり…自分が出来損ないの男のように感じる。
男としての誇りも無く…女のように男を受け入れる、最低の男のように。
そう感じさせる、ギュンターを呪った事もある。
彼さえいなければ自分はこんな、惨めな男に成らずに済んだのだと。
好奇の瞳に晒され、言われもない中傷を受けずに済んだのだと…。
ギュンターとの関係は、不名誉でしか無かったから…だから…どうして『気持ちいい』等と楽しむ事が出来るかすら、謎だった。
体が、疼く事すら自分にとっては呪いのように感じるのに。
けれど……今夜は違った。
どうしてだか、ギュンターの温もりが欲しくて…彼が側に、居ない事が寂しく…やけに寒々しく感じられた。
「君の部屋はどこだ?
誰かと同室なのか?」
セルダンは首を傾げ、自分より随分長身の、顔は綺麗だが半端ない迫力の都の猛者に、畏まって告げた。
「同室者は居ない…。
二階の一番奥の突き当たりで、一人ですよ」
どうして聞くんだろう?と尋ね顔だったが、ギュンターは無視した。
が、ギュンターが先に、宛がわれた部屋の扉の向こうに姿を消すと、セルダンはいきなり思い立って隣のローランデに囁く。
「近衛では戦闘に成ると毎晩少年を相手にすると聞きましたが………」
ローランデはいきなりそんな事を言われ、ついセルダンの青年らしい顔を、まじっと見た。
がセルダンは言いたい事を察しないローランデにじれて、尚も言葉を継ぎ足す。
「…彼は近衛でしょう?
つまり…時々近衛の男は男が抱きたくなって男相手にも迫ったりすると………」
ローランデはほっ。と吐息を吐き呟く。
「そういう事も、あるかも知れませんが…。
ギュンターの相手はいつも殆どが女性だ」
が、セルダンはまだ引き下がらない。
ツバメのような容貌の男の中身が…誰よりも男らしく獰猛な獣だったのを目にしたばかりか…声を掛けられ、話をした時のそのど・迫力に完全に呑まれていたので。
不安そうに、ローランデに尋ねる。
「…殆どの相手?
ではそれ以外は?」
ローランデはつい、俯いて小声に成った。
「ギュンターは迫って来る相手が、少年でも平気だ」
「…では彼の方から迫る事は?
例えば彼は、私の部屋の場所を聞いたが、もしや夜中に………」
ローランデは、びっくりして目を、見開いた。
「あれだけの年頃の女性に誘いを掛けられているのに、貴方に迫るとは思えません」
この、ローランデの言葉にセルダンがどれ程安堵した事か………。
「では彼が私の部屋に夜中に忍んで来る。
…なんて事は、有り得ないんですね?」
ローランデが、保証するように、頷いた。
ローランデは宛がわれた豪勢な部屋でポツン…と立ちすくみ…襟を開けて寝台に、腰掛けた。
金と銀の更紗の地に、ふんだんに刺繍の施されたベッドシーツ。
天蓋付きで机も衣装戸棚も、それは手が込んだ彫刻が彫り込まれていて美しい。
ガラスのはめ込まれた窓の外に続く白い手すりのバルコニーも、とても優雅だった。
………が。
結局晩餐の席は人目があり、その後人が押し寄せて来て、ギュンターとロクすっぽ話も出来なかった。
更にギュンターはさっさと自室に引っ込んで、訪ねていかないと話が出来そうにない。
けど………。
セルダンに二人の関係を知られまいと…剣を向けて本気で戦う様を見せた上………。
妻の目前ですら平気で抱く男が必死で…必死で、堪えてくれていた。
行って…どうする?
ギュンターを、苦しめるだけだ…。
彼の心づもりに、感謝しか無いし今は…きっと求められれば直ぐに自分は彼に身を、委ねてしまう…。
二人切りで無い事が、これ程もどかしく感じた事が無かった。
教練では彼と二人切りに成れば直ぐ、それが始まると知っていたし…都合が悪い時は出来るだけ…ギュンターが手出し出来ないような相手に自室に、居座って貰って…。
ギュンターと過ごす情事を、どうやって牽制し、回数を減らすか。
だけを、考えていたのに………。
だいたい男相手にそう成るのは、ギュンターが自分の体に教え込んだせいで、自ら望んだ事じゃないから、そういう衝動もギュンターが側に居なければ、早々滅多には起きない。
けれど…ギュンターが戦闘に出かけ、20日も会えなかった時は流石に…ギュンターに挿入される場所がひどく疼き…自分の体を、呪ったものだった。
けれど今は、衝動じゃなかった。
浮かれてる。とギュンターは言った。
そして熱を帯びた彼の唇は熱く、甘かった………。
自分が、彼の口づけを欲してる。
と思った時、ギュンターと過ごす情事を思い出す度体が疼くように熱くなる自分に毎度感じる罪悪感を、今は感じていない事に、突然気づく。
不思議だったが、罪悪感無しにギュンターの事を思ったのは…確かこれで、二度目だった。
ギュンターに抱かれた後自分でも変わる自分の様子に戸惑い…目ざといグーデンに、知られてしまって、拉致されて傷つけられたギュンターを目前に、彼にこれ以上危害を加えられたくなければ自分のものに成れ。
そうグーデンに言われ………。
けどギュンターは傷口に塩を塗られようが、自分は丸腰で相手が刃物を持っていようが…。
刃向かい、傷つき、全身を血まみれにしながらもその場から、救い出してくれた。
…間もなく…貧血で倒れた彼の、青味を帯びた顔色と黄金の髪を見た時…彼に身を委ねる罪悪感は、消えていた………。
けどそれは事の後の、数回だけ。
暫くすると、彼と過ごした後人目が気になるように成って…。
皆、情事をギュンターと過ごしたと、直ぐ気づいたから。
どんな風に自分が変わっているのか、その時は解らなかったけど…。
親しい者や目ざとい者達はどうしてだか、直ぐに察する。
気づかれてる。と思った途端恥ずかしくて…。
消えてしまいたい衝動にかられた。
なのにギュンターに会うと直ぐ彼は直ぐ求めて来て…熟練した彼に煽られ、直ぐにあられも無い様を曝し…いつの間にか、乱れきってひどいと失神していた。
ギュンターと情事を過ごした後は毎度、惨めだった。
気づかれた人々の、好奇の視線が怖くて。
寝室でギュンターに女のように抱かれてる。
どんな風になるのかと…興味本位でジロジロ見つめられ…あんまりいたたまれなくて、ひどいと顔も上げられなかった。
あからさまに、面前でからかう者もいた。
清廉潔白に見えるけど…あれ程の遊び人を惚れ込ませるのだから、実はとてもふしだらなんだろう?と…。
確かあれはギュンターの在学中…。
けれどそんな事を言う輩を、ギュンターはいつも拳で黙らせたし、面前で
『彼を侮辱する者は俺が相手に成る』
そう言い放ち…。
皆、喧嘩の強いギュンターを敵に回したく無かったから、面と向かっての嘲笑は消えて無くなった…。
けどそれでもやっぱり…ギュンターと過ごした後、ふいに…気づかされる。
自分の様子が変わっている。と………。
親友のフィンスに瞳を見開かれ、驚いたように見つめられた時に。
ふ…と見ると…脱ぎかけた衣服の乳首の横に赤い…痣を、見つけられ…。
途端、ギュンターに散々吸われてよがる自分とその時の疼きを思い出し、つい真っ赤に成って俯いていると…もう一人の友、ヤッケルが何気ない話題をふってくれて、その気まずい場を取り繕ってくれた。
あんまり恥ずかしくて、身の置き所が無くて…。
ひそひそと話す、声すら怖く成った…。
自分への…陰口に聞こえて。
ギュンターに抱かれる様を一度…鏡で盗み見た時、あんまり…自分が淫らに見え、彼らはこんな自分を想像してるのか。
そう…思っただけで……………。
人目が怖くて、仕方無かった。
ギュンターは
『どうして開き直れない?
体が悦んでるんだから、それでいいだろう?』
そう言ったけれど…そんな事、出来る筈ない。
情事を終えてギュンターと別れ…男に戻るとやっぱり…自分が出来損ないの男のように感じる。
男としての誇りも無く…女のように男を受け入れる、最低の男のように。
そう感じさせる、ギュンターを呪った事もある。
彼さえいなければ自分はこんな、惨めな男に成らずに済んだのだと。
好奇の瞳に晒され、言われもない中傷を受けずに済んだのだと…。
ギュンターとの関係は、不名誉でしか無かったから…だから…どうして『気持ちいい』等と楽しむ事が出来るかすら、謎だった。
体が、疼く事すら自分にとっては呪いのように感じるのに。
けれど……今夜は違った。
どうしてだか、ギュンターの温もりが欲しくて…彼が側に、居ない事が寂しく…やけに寒々しく感じられた。
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