137 / 307
黄金のグリフォン(金鷲獅子)を目指し、ローランデと対戦するスフォルツァ
しおりを挟む
その紋章は獅子に翼が付いていた。
だから通称“鷲獅子”と呼ばれていた。
誰もが欲しくて、だがたった一人にしか、与えられない紋章。
「一学年代表スフォルツァ!」
その講師の叫びが鋭く自分に向けられた途端、スフォルツァは引き締まった表情ですっ!と立ち上がる。
アイリスはスフォルツァの様子を伺った。
覚悟を決めた男とはこれほど…格好いいのか。
アイリスはそんなスフォルツァが、心から誇らしかった。
学校中の生徒の、視線を帯びても怯む様子無く跳ね返し、堂たる態度を崩さず中央に進み行く。
その肝の据わった剣士の様子に、上級生達は見入られる。
去年のローランデはもっと、自然だった。
あんな…小柄とも言える体格でしかも優しげな風貌。
確かに凜とした強さはあった。
が今年のスフォルツァの方が余程、強そうに見えた。
「二学年代表、ローランデ!」
もう…誰も彼が試合場中央に進み出ても、意外と思う者はいない。
どころか、まるで緊張を感じさせない自然なたたずまいに、逆に猛者達が顔を、引き締める。
フィンスもシェイルもヤッケルも。
まるでそこらに出向くように何気なく、試合中央に足を運ぶローランデに、感嘆した。
“いつでも戦う準備は整ってる”
彼の様子はそんな風に、見えた。
ローランデが微笑してスフォルツァの向かいに、立つ。
スフォルツァは剣を下げたまま、その一見優しげな気品の塊の、貴公子を見つめた。
やはり彼は、静かだった。
相対してみると、目前の彼からは静かな湖畔の、そよ風に湖水をさざめかせる光景が広がり見える気がする。
まるで自然の中に居るようだ。
ここは確かに…試合場なのに。
ローランデの青の瞳は澄みきっていて、つい魅入られ見惚れる。
さらり…。
と、濃い栗毛と明るい栗毛が交互に混じる艶やかな髪が肩を滑り、ローランデが下げた剣を横に動かしたのだと気づく。
スフォルツァはごくり…。と唾を飲む。
講師が叫ぶ。
「始め!」
その声と同時に、剣を下げ突っ込んで行った。
弾かれたように。
無意識に。
がローランデが間近に迫り彼がその歩をたったの一歩、横へ滑らせただけで、斬り込む隙が消えた事にスフォルツァは気づく。
が、まるで目前のローランデで無く…怖じける自分と戦うように、スフォルツァは真っ直ぐ突っ込んで行った。
がんっ!
ローランデが剣を、振り上げたかと思うと真正面で止められる。
振り上げる動作があまりに自然で、手に伝う振動が信じられなかった。
いつもなら…。
がいつもが通用する相手じゃない。
間違いなく一度も、対戦した事の無い相手だった。
直ぐ剣を下げ、もう一度斬りかかる。
突然、ふっ…。とローランデの姿が正面から消える。
ぎょっとした。滑るように横にずれるローランデの残像。
瞬間、スフォルツァは横に振り向く。
襲いかかる剣に寸でで、剣をぶつけ止めた。
がっ…!
振動が手を伝う間無く剣を引かれ、もう…ローランデの姿は消えていた。
スフォルツァは自分が、心許ない子供になった上。
迷子のように狼狽えてるのに気づく。
そして同時にそんな自分を叱咤する。
“しっかりしろ!
見えるはずだ必ず!
俺はダテに鍛錬を積んだ訳じゃない!!!"
がっ!
左横から降って来る殺気に、剣を必死で合わせ、止める。
その一瞬ローランデの青の瞳が視界に飛び込む。
その時ようやくスフォルツァは、理解した。
“これは試合じゃない………”
生死を賭けた戦い。
ズン…と手に痺れが走り、がスフォルツァはそれを悟った途端すぐ、次に襲い来るローランデの剣に反応していた。
剣を持ち上げる。が、襲いかかる剣先は泳ぐ。
軌道を…変えている!
咄嗟スフォルツァは変えられた軌道に、決死で剣をぶつけた。
変に腕を捻り、重なる剣の衝撃で二の腕に痛みが走る。
だが剣はもう外され、突然軽くなって二度重い剣を受け止めた筋肉に、痛みが走る。
が視線は、消えたローランデを必死に追う。
オーガスタスは腕組みした。
ローフィスがそっと、オーガスタスの表情を伺う。
リーラスが真剣な表情でつぶやく。
「…良く、やってる。一年にしては」
ローフィスが中央二人を手で示し、肩竦める。
「ローランデは手加減してるがな」
オーガスタスはつぶやく。
「あの一年は負けん気が強い。
代表に相応しい器だ」
ローフィスとリーラスに振り向かれ、オーガスタスは視線を中央で戦う二人に向けたまま、呟く。
「…ずっと怖い。
竦み上がる自分を奮い立たせるだけで精一杯。
が良く、反応してる」
“反撃出来なきゃ、負けるがな”
言いたかった。
がローフィスはその言葉を、飲み込んだ。
スフォルツァの瞳に、殺気がよぎるのを見つけて。
今、試合中央の様子は緊迫が漲っていた。
スフォルツァは身を低く構え、飛び来る剣を咄嗟に剣をぶつけ止める。
見ている側からローランデはまるで…風がそよぐようにスフォルツァの周囲で、身を躍らせていた。
一方スフォルツァは足がある事を、忘れたようにその場から、全く動かない。
アスランは横にいるマレーの腕を、そっ…と掴む。
「…どうして…スフォルツァは動かないんだろう?」
マレーは言い淀む。
横に座る講師が二人に振り向き、返答した。
「動けないんだ。
迂闊に動けば隙を作り、ローランデに一撃で勝敗を決されてしまうから…」
アスランが講師に振り向いたし、マレーもだった。
視線をスフォルツァに戻す。
スフォルツァは全身の毛が逆立つような、怒気とも言える殺気を纏っていた。
一年の、上級に見せる遠慮など一切無い。
身を低く構えたまま、がっ!と剣を突き出す。
ローランデは風が泳ぐように足音も無く、一瞬で突き入れようとした、剣を引く。
またスフォルツァが剣を突き出す。
が、今度は…カン!と。
ローランデが咄嗟に振り入れた、剣を弾く。
実際…ローランデは剣を構えてる様子は無かった。
何気無く剣を持ち足を泳ぐように滑らせ、肩を入れて身を、返したと思った瞬間。
スフォルツァに向かって剣を弾き飛ばし…弾き返されると直ぐ引いてまた足を滑らせる。
スフォルツァの姿はくっきりと浮かび上がるのに。
ローランデはまるで…人間の気配を見せず。
スフォルツァの周囲を、彼を殺す風が、渦巻いているようだった。
「…こんな…こんな事って…………」
アスランが言い、マレーもごくっ。と唾を、飲み込んだ。
さらり…。とローランデの、わずか毛先に癖のある、真っ直ぐで柔らかな栗色の長い髪が、彼の肩を背を動く度滑り。
残像として艶と煌めきを伴って、視界に残る。
…その端 正な白面は微塵の感情無く、その青の瞳だけが攻撃対象を捉え、スフォルツァが僅かに動く度一瞬見える隙に、間髪入れず襲いかかって行く。
幾度も剣を泳がせ、フェイントを掛けながら。
アイリスの剣も舞踏のようだった。
アイリスははっきりそれを舞踏に見せて、相手の度肝を抜いた。
明らかにあれは相手の油断を誘う手段だったが、ローランデの足運びは…。
シェイルはやっぱり真剣なローランデに見惚れている自分に気づく。
気配が、殆ど無い。
あれ程優美で戦いにくい相手は、いない…。
チラ…と、集中力を増すスフォルツァに視線を向けるが、直ぐローランデに戻す。
一瞬剣を軽く持ち上げたかと思うと、一気にスフォルツァへ向かい、見えない早さで剣を繰り出し、弾かれ引くローランデに魅入られる。
ローランデの口元には僅かに微笑が、浮かんでいた。
「…頑張るな」
ヤッケルが吐息混じりに囁く。
フィンスが肩竦めてスフォルツァに手を、差し出し示す。
「体格が追いつけば、相当な手練れに育つだろうな」
ヤッケルがそう言うフィンスを見つめる。
フィンスは見つめられて言葉を続けた。
「プライドが、それは高い。
がそれに見合う剣の腕も持ってる。
鍛錬も真剣に、やって来てる」
シェイルはつい…小声でつぶやいた。
「それでも…ローランデは圧倒的だ」
ヤッケルも…フィンスもが、ローランデの強さを思い知っていたから…。
同時にこくん。と、頷いた。
だから通称“鷲獅子”と呼ばれていた。
誰もが欲しくて、だがたった一人にしか、与えられない紋章。
「一学年代表スフォルツァ!」
その講師の叫びが鋭く自分に向けられた途端、スフォルツァは引き締まった表情ですっ!と立ち上がる。
アイリスはスフォルツァの様子を伺った。
覚悟を決めた男とはこれほど…格好いいのか。
アイリスはそんなスフォルツァが、心から誇らしかった。
学校中の生徒の、視線を帯びても怯む様子無く跳ね返し、堂たる態度を崩さず中央に進み行く。
その肝の据わった剣士の様子に、上級生達は見入られる。
去年のローランデはもっと、自然だった。
あんな…小柄とも言える体格でしかも優しげな風貌。
確かに凜とした強さはあった。
が今年のスフォルツァの方が余程、強そうに見えた。
「二学年代表、ローランデ!」
もう…誰も彼が試合場中央に進み出ても、意外と思う者はいない。
どころか、まるで緊張を感じさせない自然なたたずまいに、逆に猛者達が顔を、引き締める。
フィンスもシェイルもヤッケルも。
まるでそこらに出向くように何気なく、試合中央に足を運ぶローランデに、感嘆した。
“いつでも戦う準備は整ってる”
彼の様子はそんな風に、見えた。
ローランデが微笑してスフォルツァの向かいに、立つ。
スフォルツァは剣を下げたまま、その一見優しげな気品の塊の、貴公子を見つめた。
やはり彼は、静かだった。
相対してみると、目前の彼からは静かな湖畔の、そよ風に湖水をさざめかせる光景が広がり見える気がする。
まるで自然の中に居るようだ。
ここは確かに…試合場なのに。
ローランデの青の瞳は澄みきっていて、つい魅入られ見惚れる。
さらり…。
と、濃い栗毛と明るい栗毛が交互に混じる艶やかな髪が肩を滑り、ローランデが下げた剣を横に動かしたのだと気づく。
スフォルツァはごくり…。と唾を飲む。
講師が叫ぶ。
「始め!」
その声と同時に、剣を下げ突っ込んで行った。
弾かれたように。
無意識に。
がローランデが間近に迫り彼がその歩をたったの一歩、横へ滑らせただけで、斬り込む隙が消えた事にスフォルツァは気づく。
が、まるで目前のローランデで無く…怖じける自分と戦うように、スフォルツァは真っ直ぐ突っ込んで行った。
がんっ!
ローランデが剣を、振り上げたかと思うと真正面で止められる。
振り上げる動作があまりに自然で、手に伝う振動が信じられなかった。
いつもなら…。
がいつもが通用する相手じゃない。
間違いなく一度も、対戦した事の無い相手だった。
直ぐ剣を下げ、もう一度斬りかかる。
突然、ふっ…。とローランデの姿が正面から消える。
ぎょっとした。滑るように横にずれるローランデの残像。
瞬間、スフォルツァは横に振り向く。
襲いかかる剣に寸でで、剣をぶつけ止めた。
がっ…!
振動が手を伝う間無く剣を引かれ、もう…ローランデの姿は消えていた。
スフォルツァは自分が、心許ない子供になった上。
迷子のように狼狽えてるのに気づく。
そして同時にそんな自分を叱咤する。
“しっかりしろ!
見えるはずだ必ず!
俺はダテに鍛錬を積んだ訳じゃない!!!"
がっ!
左横から降って来る殺気に、剣を必死で合わせ、止める。
その一瞬ローランデの青の瞳が視界に飛び込む。
その時ようやくスフォルツァは、理解した。
“これは試合じゃない………”
生死を賭けた戦い。
ズン…と手に痺れが走り、がスフォルツァはそれを悟った途端すぐ、次に襲い来るローランデの剣に反応していた。
剣を持ち上げる。が、襲いかかる剣先は泳ぐ。
軌道を…変えている!
咄嗟スフォルツァは変えられた軌道に、決死で剣をぶつけた。
変に腕を捻り、重なる剣の衝撃で二の腕に痛みが走る。
だが剣はもう外され、突然軽くなって二度重い剣を受け止めた筋肉に、痛みが走る。
が視線は、消えたローランデを必死に追う。
オーガスタスは腕組みした。
ローフィスがそっと、オーガスタスの表情を伺う。
リーラスが真剣な表情でつぶやく。
「…良く、やってる。一年にしては」
ローフィスが中央二人を手で示し、肩竦める。
「ローランデは手加減してるがな」
オーガスタスはつぶやく。
「あの一年は負けん気が強い。
代表に相応しい器だ」
ローフィスとリーラスに振り向かれ、オーガスタスは視線を中央で戦う二人に向けたまま、呟く。
「…ずっと怖い。
竦み上がる自分を奮い立たせるだけで精一杯。
が良く、反応してる」
“反撃出来なきゃ、負けるがな”
言いたかった。
がローフィスはその言葉を、飲み込んだ。
スフォルツァの瞳に、殺気がよぎるのを見つけて。
今、試合中央の様子は緊迫が漲っていた。
スフォルツァは身を低く構え、飛び来る剣を咄嗟に剣をぶつけ止める。
見ている側からローランデはまるで…風がそよぐようにスフォルツァの周囲で、身を躍らせていた。
一方スフォルツァは足がある事を、忘れたようにその場から、全く動かない。
アスランは横にいるマレーの腕を、そっ…と掴む。
「…どうして…スフォルツァは動かないんだろう?」
マレーは言い淀む。
横に座る講師が二人に振り向き、返答した。
「動けないんだ。
迂闊に動けば隙を作り、ローランデに一撃で勝敗を決されてしまうから…」
アスランが講師に振り向いたし、マレーもだった。
視線をスフォルツァに戻す。
スフォルツァは全身の毛が逆立つような、怒気とも言える殺気を纏っていた。
一年の、上級に見せる遠慮など一切無い。
身を低く構えたまま、がっ!と剣を突き出す。
ローランデは風が泳ぐように足音も無く、一瞬で突き入れようとした、剣を引く。
またスフォルツァが剣を突き出す。
が、今度は…カン!と。
ローランデが咄嗟に振り入れた、剣を弾く。
実際…ローランデは剣を構えてる様子は無かった。
何気無く剣を持ち足を泳ぐように滑らせ、肩を入れて身を、返したと思った瞬間。
スフォルツァに向かって剣を弾き飛ばし…弾き返されると直ぐ引いてまた足を滑らせる。
スフォルツァの姿はくっきりと浮かび上がるのに。
ローランデはまるで…人間の気配を見せず。
スフォルツァの周囲を、彼を殺す風が、渦巻いているようだった。
「…こんな…こんな事って…………」
アスランが言い、マレーもごくっ。と唾を、飲み込んだ。
さらり…。とローランデの、わずか毛先に癖のある、真っ直ぐで柔らかな栗色の長い髪が、彼の肩を背を動く度滑り。
残像として艶と煌めきを伴って、視界に残る。
…その端 正な白面は微塵の感情無く、その青の瞳だけが攻撃対象を捉え、スフォルツァが僅かに動く度一瞬見える隙に、間髪入れず襲いかかって行く。
幾度も剣を泳がせ、フェイントを掛けながら。
アイリスの剣も舞踏のようだった。
アイリスははっきりそれを舞踏に見せて、相手の度肝を抜いた。
明らかにあれは相手の油断を誘う手段だったが、ローランデの足運びは…。
シェイルはやっぱり真剣なローランデに見惚れている自分に気づく。
気配が、殆ど無い。
あれ程優美で戦いにくい相手は、いない…。
チラ…と、集中力を増すスフォルツァに視線を向けるが、直ぐローランデに戻す。
一瞬剣を軽く持ち上げたかと思うと、一気にスフォルツァへ向かい、見えない早さで剣を繰り出し、弾かれ引くローランデに魅入られる。
ローランデの口元には僅かに微笑が、浮かんでいた。
「…頑張るな」
ヤッケルが吐息混じりに囁く。
フィンスが肩竦めてスフォルツァに手を、差し出し示す。
「体格が追いつけば、相当な手練れに育つだろうな」
ヤッケルがそう言うフィンスを見つめる。
フィンスは見つめられて言葉を続けた。
「プライドが、それは高い。
がそれに見合う剣の腕も持ってる。
鍛錬も真剣に、やって来てる」
シェイルはつい…小声でつぶやいた。
「それでも…ローランデは圧倒的だ」
ヤッケルも…フィンスもが、ローランデの強さを思い知っていたから…。
同時にこくん。と、頷いた。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
壁穴奴隷No.19 麻袋の男
猫丸
BL
壁穴奴隷シリーズ・第二弾、壁穴奴隷No.19の男の話。
麻袋で顔を隠して働いていた壁穴奴隷19番、レオが誘拐されてしまった。彼の正体は、実は新王国の第二王子。変態的な性癖を持つ王子を連れ去った犯人の目的は?
シンプルにドS(攻)✕ドM(受※ちょっとビッチ気味)の組合せ。
前編・後編+後日談の全3話
SM系で鞭多めです。ハッピーエンド。
※壁穴奴隷シリーズのNo.18で使えなかった特殊性癖を含む内容です。地雷のある方はキーワードを確認してからお読みください。
※No.18の話と世界観(設定)は一緒で、一部にNo.18の登場人物がでてきますが、No.19からお読みいただいても問題ありません。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】
海林檎
BL
子宮はあるのに卵巣が存在しない。
発情期はあるのに妊娠ができない。
番を作ることさえ叶わない。
そんなΩとして生まれた少年の生活は
荒んだものでした。
親には疎まれ味方なんて居ない。
「子供できないとか発散にはちょうどいいじゃん」
少年達はそう言って玩具にしました。
誰も救えない
誰も救ってくれない
いっそ消えてしまった方が楽だ。
旧校舎の屋上に行った時に出会ったのは
「噂の玩具君だろ?」
陽キャの三年生でした。
新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~
焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。
美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。
スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。
これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語…
※DLsite様でCG集販売の予定あり
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる