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夢の中の逃避行
193 夢の続き 1
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アリオンとシーリーンは夢の中の状況を見る。
シーリーンはアリオンの視線を、ひしひしと感じ、言った。
「あれは俺であって、俺で無い」
アリオンはふと思い出し
「そうだな」
と言った。
ファオンは少しシーリーンに抱かれてる自分を見て、思い出したのか赤くなって、もぞ…と身をよじってる感じがし、アリオンはまた、シーリーンをじっ。と見る。
「…だから!」
シーリーンに怒鳴られて、アリオンは顔背ける。
「分かってる(…つもりだ)」
が、夢の中のファオンはシーリーンにソファにすっかり押し倒され、うっとりした表情で、美麗な顔を傾け口付ようとするシーリーンを受け止め、愛らしく震えて仰け反ってる。
シーリーンの手が腿を這い、完全に男根を握り込んでる様子で…。
シーリーンの手が動く度、ファオンは身を震わせてシーリーンに囚われていく様子を見せる。
「あっ…あ…シ…ーリーン…。
僕……んっ……」
シーリーンに口づけを受ける度、ファオンの唇はピンクからどんどん赤に、染まって行く…。
夢を見てるシーリーンはまた、アリオンの視線を感じ、呟く。
「俺はいい思いしてないからな!」
アリオンはまた、視線をさっ!と外す。
二人がファオンに気づく。
ファオンは自分より、エイモスに口づけされかけてるキリアンを気遣っていた。
キリアンは繰り出し続ける拳を止めた途端、エイモスがすかさず口づけようと顔を寄せて来るので、顔を背けた。
一気に体を抱き込まれ…腕が動かせない。
「(…コイツ…迫り慣れてるな…)」
手が股の間に伸びる。
体ごと抱きすくめて来て、顔を寄せて頬に口付けて来る。
キリアンは仕方無く反撃を止め、色っぽく仰け反ってみる。
「あんっ…あ……駄目…ここじゃ…」
「隣はもう始めてるのに…」
エイモスがクスリ…と笑い呟く。
キリアンがエイモスの耳元で囁く。
「俺…男根触られるより…挿入(い)れられないと、感じない……」
エイモスが顔を上げて、ソファの外へ投げ出されたキリアンの腿を掴む。
途端、キリアンはどすっ!とその腿を素早く持ち上げ、膝を、自分から少し体浮かしたエイモスの腹に、突き入れた。
「ぐっ……」
キリアンは素早くエイモスの下からソファの下に転がり出る。
立ち上がってソファの横を見ると、まだプリン食ってるロレンツと目が合う。
ロレンツは横で呻くエイモスに、ぼそり。と言う。
「…ただのじゃじゃ馬で無く、演技派のじゃじゃ馬…って、言っとくべきだったかな」
エイモスはキリアンの膝が綺麗に入った腹を抱え、頷きながら呻く。
「…もっと早くに」
ロレンツはスプーン持ったまま、頷き返した。
けどもうファオンはシーリーンに挿入され、シーリーンの首に両腕巻き付け、うわずった声で囁く。
「あ…シー…リーン…頂戴…」
シーリーンが感極まってファオンを抱きすくめ、腰を入れる。
「あんっ!」
ファオンが甘やかにシーリーンの腕の中で身をくねらす。
「だからあれは…!」
夢見てるシーリーンが言いかけると、アリオンが返す。
「知ってる」
アリオンは夢の中の自分とジェンスが、戦いを止めて呆然とファオンの仰け反る、色っぽい姿を凝視してるのを見る。
互いが、はっ!と気づくとジェンスと自分は先を争いソファへと雪崩れ込もうとし、気づいて互いの胸ぐら掴んで、牽制する。
「…ロレンツって、本当に兄貴いるの?」
アリオンに聞かれて、夢見てるシーリーンも、ファオンもが同時に首を横に振る。
アリオンが見ると、二人は言った。
「知らない」
シーリーンはアリオンの視線を、ひしひしと感じ、言った。
「あれは俺であって、俺で無い」
アリオンはふと思い出し
「そうだな」
と言った。
ファオンは少しシーリーンに抱かれてる自分を見て、思い出したのか赤くなって、もぞ…と身をよじってる感じがし、アリオンはまた、シーリーンをじっ。と見る。
「…だから!」
シーリーンに怒鳴られて、アリオンは顔背ける。
「分かってる(…つもりだ)」
が、夢の中のファオンはシーリーンにソファにすっかり押し倒され、うっとりした表情で、美麗な顔を傾け口付ようとするシーリーンを受け止め、愛らしく震えて仰け反ってる。
シーリーンの手が腿を這い、完全に男根を握り込んでる様子で…。
シーリーンの手が動く度、ファオンは身を震わせてシーリーンに囚われていく様子を見せる。
「あっ…あ…シ…ーリーン…。
僕……んっ……」
シーリーンに口づけを受ける度、ファオンの唇はピンクからどんどん赤に、染まって行く…。
夢を見てるシーリーンはまた、アリオンの視線を感じ、呟く。
「俺はいい思いしてないからな!」
アリオンはまた、視線をさっ!と外す。
二人がファオンに気づく。
ファオンは自分より、エイモスに口づけされかけてるキリアンを気遣っていた。
キリアンは繰り出し続ける拳を止めた途端、エイモスがすかさず口づけようと顔を寄せて来るので、顔を背けた。
一気に体を抱き込まれ…腕が動かせない。
「(…コイツ…迫り慣れてるな…)」
手が股の間に伸びる。
体ごと抱きすくめて来て、顔を寄せて頬に口付けて来る。
キリアンは仕方無く反撃を止め、色っぽく仰け反ってみる。
「あんっ…あ……駄目…ここじゃ…」
「隣はもう始めてるのに…」
エイモスがクスリ…と笑い呟く。
キリアンがエイモスの耳元で囁く。
「俺…男根触られるより…挿入(い)れられないと、感じない……」
エイモスが顔を上げて、ソファの外へ投げ出されたキリアンの腿を掴む。
途端、キリアンはどすっ!とその腿を素早く持ち上げ、膝を、自分から少し体浮かしたエイモスの腹に、突き入れた。
「ぐっ……」
キリアンは素早くエイモスの下からソファの下に転がり出る。
立ち上がってソファの横を見ると、まだプリン食ってるロレンツと目が合う。
ロレンツは横で呻くエイモスに、ぼそり。と言う。
「…ただのじゃじゃ馬で無く、演技派のじゃじゃ馬…って、言っとくべきだったかな」
エイモスはキリアンの膝が綺麗に入った腹を抱え、頷きながら呻く。
「…もっと早くに」
ロレンツはスプーン持ったまま、頷き返した。
けどもうファオンはシーリーンに挿入され、シーリーンの首に両腕巻き付け、うわずった声で囁く。
「あ…シー…リーン…頂戴…」
シーリーンが感極まってファオンを抱きすくめ、腰を入れる。
「あんっ!」
ファオンが甘やかにシーリーンの腕の中で身をくねらす。
「だからあれは…!」
夢見てるシーリーンが言いかけると、アリオンが返す。
「知ってる」
アリオンは夢の中の自分とジェンスが、戦いを止めて呆然とファオンの仰け反る、色っぽい姿を凝視してるのを見る。
互いが、はっ!と気づくとジェンスと自分は先を争いソファへと雪崩れ込もうとし、気づいて互いの胸ぐら掴んで、牽制する。
「…ロレンツって、本当に兄貴いるの?」
アリオンに聞かれて、夢見てるシーリーンも、ファオンもが同時に首を横に振る。
アリオンが見ると、二人は言った。
「知らない」
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