森と花の国の王子

あーす。

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エルデリオンの幸福な始まり

ラステルの言うとおり、全力でエルデリオンを垂らしにかかるデルデロッテ 2

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 蕾にデルデの一物が挿入された途端。
エルデリオンは身を起こしてデルデロッテの首に両腕回し、抱きつく。

デルデは一瞬、エルデリオンの身の熱さを抱き止め、感激を滲ませながら腿をぐい!と引き寄せた。

一気に奥まで刺し貫かれ、エルデリオンが仰け反る。
「ぁあっ!!!」

激しい…けれど甘い喘ぎ声を聞き、デルデはもう自制が効かなかった。
エルデリオンの背を、タイルの床に押し倒し。
膝裏を手で高く持ち上げ、エルデリオンの後腔を思いっきり開かせ、腰を引いてその後奥まで、一気に刺し貫く。

「…ぁっあ!!!」

エルデリオンの腕がいっそうきつく、デルデの首にしがみつく。
肩に顔を埋められ…その愛おしさを感じると、デルデは少し、突き方を緩めた。

ゆっくり…なぜるように奥を擦り上げる。

「…っぁ…んっ…ぅ…っ!」

エルデリオンの甘い喘ぎ声を聞くと、デルデはたまらなくなって…また奥まで一気に刺し貫く。

「…っあ!!!」

エルデリオンはびりびりと幾度も、手足の先まで刺激が駆け抜け…体が沸騰しそうに熱くなって、必死にデルデにしがみついた…。

…まだ細く、しなやかだった少年の体は、すっかり大人になっていて…。
子供の頃、いつも気軽に触れ合ってた…その感触は、すっかり逞しくなって。

彼の体は熱くって、力強くて…。
容赦無く脳が蕩けるような快感に叩き込まれ、文字通り溺れそうに感じた。

一瞬、怯えも走った。
こんな…激しい快感を感じたら…もうデルデ以外では、きっと満足出来ない。

けれど片腕でしっかり背を抱き込まれる、その確かな感触に。
エルデリオンは不思議だったけど、思った。

これでいい…。
流されてもいい…。
相手が、デルデなら。

「…ぅ…んっ…っぁ…あっ!!!」

自分でも、恥ずかしいくらいの甘い、すすり啼くような喘ぎ声…。
今までずっと、抱く女性から聞こえてきたその声を、自分が上げてる…。

羞恥が襲い来る。

けれどそれよりもっと…蕾の奥に確かに感じる、脈打つデルデの一物に…思いをぶつけられるように激しく擦り上げられると。
喉が鳴って、たまらなく感じ、顎を曝す。

「…っ!!!」

一瞬、デルデは呆けた。
そして腿を持ち上げる手を外し、エルデリオンの股間を探る。

「…もう…イったんですか?
…じゃさっきの…。
エウロペ殿のが凄いだけじゃ無く、貴方が…かなり早い?」

エルデリオンは感じすぎて頭がぼうっ…と霞んでいたから。
その声は聞こえていたけど、睫を震わせ体から力が抜け、ぐったりデルデに抱きつきながら、囁く。

「…リング……」

デルデが顔下げて、首に抱きつくエルデリオンの、下がった顔に顔を寄せた。
「…リング?」

エルデリオンは微かに頷く。
半分…泣いていた。
「だっ…あれ…辛…かった…。
イきたいのに…なかなかイけな…くっ…て……」
「リングのせいです?
それとも…本来、早い?」

エルデリオンは問われ、頬染めて俯く。
「…かも………」

デルデは目を見開く。
「よく、今まで相手の女性に文句言われませんでしたね?」

エルデリオンはまだ、激しい快感の余韻で、睫を震わせていたけど。
掠れた声で囁く。

「…文句…は…言われたこと…な…い。
けど………」
「けど?」
「数回…かなり…?
物足りなさそうな…顔を…されたか…ら…。
ロットバルトに聞いた。
彼…女性は達するのに…男より時間がかかる…って……。
だから…長めに挿入した方…が…いい…って…。
ロットバルトはイきそうになったら…別事を考え、イかないで…。
女性が高まりきったら…一緒にイく…んだっ…て…」
デルデは口開こうとした。
が、エルデリオンはまだ言った。

「…私…は…我慢なんて出来ないし、する意味も理解出来ない…って…言った…ら。
ロットバルトは
“好きな女性と…一緒に達したいと思ったら、たいした苦労じゃありませんよ”
って……。
笑顔で言われて…も………。
どうしても…無理…で………。
花嫁捜しの旅でも、どんな女性とも…寝られたけど。
やっぱりどこか、物足りなさそうにしてるのに。
翌日の寝台以外では、凄く愛想良くされる。
それ…で…」
「レジィ殿は?」

エルデリオンは、顔を揺らした。
「…傷つけないよう…必死…だったか…ら…。
それ…に…初めてだから、達するのにも、時間がかかる…って…分かっていたし。
自分ではかなり長め…に…出来たと思う…」

デルデはそれを聞いて、絶句した。

つまりエルデリオンは、長く挿入して欲しい女性相手に、それをせず。
さっさと達して、一刻も早く一物を抜いて欲しいレジィには…。
うんと長く、挿入してたと分かって。

「…相変わらず貴方のそんな天然なところ、凄く可愛いですけど…。
今度からする相手は、私限定になさい」

エルデリオンはようやくその時、気づく。
「…ごめん…デルデ、まだ………」

蕾に中に挿入されたままのデルデの一物が、まだ固く脈打って感じ、エルデリオンは慌てる。
けれどデルデは、妖艶に笑った。

「これはこれで…楽しいから大丈夫」

言って、ゆっくり奥まで挿入し、きつく擦った後引き…またゆっくり挿入し、奥をかなり強めに擦り上げる。

「…っあ……っ…!
…っんんっ…っああっ!」

エルデリオンは刺激されながら、達したばかりの股間がまた、張り詰めてくるのを感じ、睫を震わせた。

「…ゃっ!…っあ!」

「…可愛い…」

エルデリオンは感じ始め、それをデルデにじっ、と見つめられて、かっ!と頬を染めた。

「…恥ずかしい…?
さっきエウロペ殿が一緒の時は…」

エルデリオンは顔を上げる。
「…だからさっきは…!
あの…時は、虐められて当然と、受け止めていたし!
どんな辛い事をさ…れても仕方無いって…!
覚悟してた…か…ぁあっ!!!」

デルデは微笑む。
「…手で愛撫してないのに、もうかなり勃ってる…。
貴方のココ…」
「ゃっ!!!」

蕾の奥を擦り上げると、エルデリオンは涙交じりに瞳を潤ませ、首を振る。

「…凄く感度が上がってる…。
やっぱりエウロペ殿に言われて、自分で張り型に挿入し、凄く感じたんですか?」

エルデリオンはデルデの首に腕を回したまま…下がった顔を横に振る。

「…そん…な…イイ訳無いし、そんな…」

デルデが耳元で、ぞくりとする低音で囁く。
「エウロペが挿入はいるよう…広げるのに精一杯で?」

エルデリオンは涙目で頷く。

「…気持ち良く感じた…の…は……」
「私が必死に貴方を護ったって…分かった後?」

エルデリオンは顔を戦慄かせながら、掠れた声で囁く。
「…いつ…も…必死に護ってくれた。
背に…私を庇っ…て…。
嬉しくって、縋り付きたかった…け…ど……。
その後、貴方はいつも私から顔を背け…て…。
だから、ラザフォードの言ったようにやっぱり嫌われて…」
「あれは…!
あんな近くに貴方を感じたら、直ぐ抱き寄せて…押し倒しそうで」

デルデロッテの告白に、エルデリオンは目を、ぱちくりさせた。

見るとデルデは凄く…説破詰まった男らしい表情で告げている。
「…もっと若かったし、興奮すると理性なんて空の彼方かなた
ラザフォードは…。
私が性獣でみさかいなく貴方にも迫り倒すと言わんばかりの目で、私を睨んでるし」

「…あ………」
「貴方は…ちょうど少年から青年になりかけで…。
もの凄く、可愛らしくって…」
「…こう…したいのを、我慢…してた…から?」

デルデはようやく、クス…と笑って突き上げた。

「っぁんっ!」

「そう…。
ずっと…貴方に挿入し、ここを…私だけの物にしたかった」

エルデリオンは熱い脈打つ一物で蕾の奥を激しく抉られ、再び快感に包み込まれ、涙目で頷いた。
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