森と花の国の王子

あーす。

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記憶を無くしたレジィリアンス

エウロペの調教 3

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 エルデリオンは最早、肩で息をしていた。
蕾の中…。
敏感で柔らかな内壁を広げられた痛みが、まだちり…ちり…と微かに感じる。

こんな状態でエウロペに挿入されたら…!

けれど…。

エルデリオンは思い出していた。

『止めて!!!お願…い止めて下さ…ぅうんっ!!!』

腕の中に抱いたレジィリアンスに、挿入したその時を。
夢中だった。
…気づかなかった…。

でも細心の注意を、払ったつもりだった。
今更ながらに、レジィリアンスの訴えかけるような、潤みきった青い瞳が思い浮かぶ。

エウロペの手に、一物を無造作に握られ、擦り上げられると。
途端、快感に身がくねった。

「…っあ…あ………っ」

まるで痛みの後の、甘やかすような…。

けれど蕾にも再び、二本の指が挿入され…抜き差しされて、ぐちゃっ!と音がする。
けれど気にもならない。
一物を手で、蕩けるように愛撫されて。

気持ち良くなって高まり、射精感に導かれる。
けれどその時、エウロペの手はまた、一物から放された。

エルデリオンは悲嘆に暮れ、首を俯ける。
途端、蕾に生々しい…先端が触れたかと思うと、めり込むようにエウロペの一物が、ぐいぐい埋め込まれるのを感じ、身が跳ね上がる。

手足が硬直し、凄まじい圧迫感が襲い…。
エウロペの一物が、ぐぅっ!と中を進み始めると。
無理矢理押し広げられる痛みが伴い、エルデリオンは涙を溜めて首を横に振る。

「う゛っ!…ぅ゛ぅ゛っ!!!」

息が、止まりそうに感じた。
あまりに凄まじい圧迫感で。

「…っ…ぐ!…っぅ…ぐっ!」

耐えようとした。
けれど…蕾が裂けそうに感じ、蕾の周囲に鋭い痛みが走り抜ける。

「ああっ!」

叫んだ途端、その圧迫感は引いていった。

あまりの凄まじい圧迫感で、必死に肩を上下させ呼吸する。
手足の硬直が取れ、体からはぐったりと…力が抜け失せた。

次にエウロペは突然立ち上がると、その場から消え…。
布の巻かれた張り型を手に持ち、戻って来る。

「…暫くはこれで。
広げなければ、挿入出来ない」

何か…粘液を塗りつけてるのがぼんやり見え、それが下に下がる。

「…っ!」

蕾に強引に押し込まれ、エルデリオンは身を捩った。

その後、張り型に付いてるベルトを足の付け根、そして腰に巻き付けられて固定され、ベルトの留め具に鍵がかけられた。

次に一物の根元にリングが食い込み、先端を覆うような革布が被せられ…。
そしてエウロペに肩を掴まれ、強引に抱き起こされた時。

自分の股間が見えた。

勃ち上がりかけた男の印の先端部分は、革布で覆われ、外れないよう四本の革紐が伸びて、根元に喰い込む金のリングと結ばれている。

足の付け根にも革紐が通り…蕾に挿入された張り型が外れないよう固定され、革紐は最後、腰のベルトに吊されていて…。
鍵を開けねば、自分では外せないようになっていた。

突然、エウロペに背を抱かれて抱き寄せられ、顔が覆い被さり、口づけられる。

熱く生々しい唇の感触に、ぞくぞくと肌が粟立つ。
舌が強引に滑り込んで来ると、まるで野生の…雄に襲いかかられてるような迫力があり、エウロペのもう片手が、左腿の下に滑り込んで腿を抱え上げ…。

次に、口づけされたまま前後に揺さぶられる。

エルデリオンは口に舌を深く差し入れられたまま、蕾に挿入された張り型の先端部分が、揺すられるたび中で伸びて、感じる場所を擦り上げられて身を派手にくねらす。

「ぅうっ!
ぅんっ!」

けれどさっき、エウロペの指で探られた時と比べ、緩慢な刺激に思えた。
だが刺激され続け、じれて…腰が震えて来る。

エウロペに揺すられる度。
一物を出し入れされてるように、中の先端部分は伸びて…縮む。

「ぅんんんっ!」

緩いとは言え、涙が出そうだった。
さっきエウロペの口や手で、中途に刺激された一物が…。
後腔内の刺激を受けて、どんどん勃ち上がる。
しかも興奮すればするほど、敏感な先端は覆われた革布に擦れ、たまらない…!

けれどエウロペは、舌を口に挿入したまま、腰を前後に揺らし続ける。

「んんっ!ぅ…んっ!!!」

射精感は我慢出来ない程なのに、根元のリングはきつく食い込み、痛みを感じるほどで、射精を阻んでる。

「ぅ゛…んっ!!!ぅ゛ぅ゛ぅ゛…っ!!!」

今まで一度も。
情事の時、射精したいのを我慢したことの無いエルデリオンは、辛そうに身を反らした。

揺するエウロペの手を止めたかったけど…。
腕は肘から下が、わずかに持ち上がる程度。
足首にズボンが絡み、体の自由を奪われては…エウロペにあらがうのは無理…。

やっと、エウロペが口から舌を抜き、顔を上げると。
エルデリオンの瞳は潤みきり、懇願するような表情でエウロペを真摯しんしに見つめた。

「…イきたい…?」

尋ねられて、エルデリオンは頷く。

「…レジィは…イかせた?」

エルデリオンの瞳は潤みきり、くっ!と眉を切なげに寄せると、掠れた声で告げる。

「…いい…え………。
私がイくまで…」

「待たせた?」

エルデリオンは項垂れた。
「手…で……。
調整した………」

「つまりレジィがイきかけると。
手の刺激を止めた?」

エルデリオンは頷く。
けれど顔を上げ、素早く訴えた。

「けれど張り型では…いつまで経っても、射精はしない!!!」

エウロペは頷いた。
「私が無理に挿入すると、貴方は裂ける」

エルデリオンは瞳を、見開いた。

「広げなくては無理だ」

エルデリオンは涙を頬に伝わせ、こっくりと頷く。

「どう…すれ…ば………」

「貴方にお任せする。
が…私から罰を受け続けたいのなら、張り型をずっと挿入れて、広げなさい」

エルデリオンは睫を震わせ、こっくりと頷いた。

エウロペは素早く、肘に絡むエルデリオンの上着を、肩へと一気に引き上げ、腕の自由を戻す。

チャリン…!

「明日の晩。
私を再び呼び出すかどうかは、貴方次第。
けれど挿入されて犯されたければ。
張り型を入れ続けなさい」

エウロペが立ち上がり、寝台から出て行く。

パタン…。
扉が閉まると、エルデリオンは寝台の上を見た。

腰のベルトを外す、鍵…。

エルデリオンは震える手でそれを取り、鍵を外して喰い込むリングの横のボタンを押し、二つに割ってリングを外す。

そして興奮した自身を、手で握り込むと擦り上げ、一気に解き放ってぐったりとした。

そのままぐったりと、体を休ませた後。
今だ後腔に埋め込まれた、張り型をそのまま取り出さず…。
耐えられなくなるまでは、そのままにしようと決意し、足に絡まるズボンを外し、テーブル横の水差しからコップに水を注ぐと。

一気にあおり、飲み干した。
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