森と花の国の王子

あーす。

文字の大きさ
上 下
108 / 418
逢瀬

激しい刺激にさらされるレジィリアンス

しおりを挟む
 エルデリオンが顔を下げる。
一気に唇が乳首に触れ、きつく吸い上げられた時。
蕾の奥の固いエルデリオンの男の印が、同時に突いてきつく擦られ、レジィリアンスは男の印の先端に、激しい刺激が駆け抜けて行くのを感じ、背を反り返した。

「…っ!ああっ!!!」

体が一気にかっ!と火の中に叩き込まれたように火照り、男の印の先端が、もう…耐えられないほど、汁が滴り始め…。
感じすぎて、どうにかなりそうになった。

けどエルデリオンは、反対側の乳首も唇で触れ、舌先でざらりと乳首の先端を舐め上げ…。
軽く、歯を立て挟み込まれた後、一気に激しく吸い上げられた時。
レジィリアンスはあまりにも感じ過ぎて、身を跳ね上げた。

「あああ…っ!っんっぅんっ!」

レジィリアンスは意識が飛びかけ、体から一気に、緊張が抜け去るのを感じ、ぐったりと身を、エルデリオンの腕の中に沈めた。

エルデリオンはレジィリアンスの体の重みを感じ、手で慌てて、レジィリアンスの男の印に触れた。
既に、放った後で…。
エルデリオンはまだ自分が、興奮途中だと知り、戸惑った。

一旦、抜いて。
また口で、レジィリアンスを勃たせようか。
とも思ったけど。
そのまま乳首を軽く舌先で虐めながら、手で萎えたレジィリアンスの男の印を、ゆっくり弄ぶ。
同時に腰を進めながら、レジィの後腔を自身の興奮し、勃ちあがったもので擦り上げ、刺激し続けると。
レジィは身悶えながら身をくねらせ、そして直ぐ、男の印を勃ち上げた。

「…ぁあんっ…っ!ぅ…んっ!」

エルデリオンが顔を上げ、レジィの表情を覗う。
が、金の豪奢な髪は乱れ、額に、頬に張り付き。
青い瞳を潤ませ、唇は熟れたように真っ赤で、凄く艶やかで色香を放ち、たまらなくなって、くるおしい興奮に包まれた。

「…突いても…大丈夫?」

出来るだけ自分を抑え、小声でそう、尋ねる。
が、レジィは放ったばかりなのに…。
感じる所に立て続けに刺激を受け、強引に勃たせられた事に、本当は異論を唱えたかった。

けれど体は…敏感な部分が、再び疼きまくってたまらない…!
両腕を億劫そうに持ち上げ、エルデリオンの背に回すと、きつくしがみついて、肩に顔を埋めた。

「…突い…て……」

半分泣きながら、震える声でそう、訴えかける。
するとエルデリオンは微かに頷き、腰を、引き抜くギリギリまで引き、一気に激しく打ち付け、奥深くまで刺し貫く…!

「…っああああっ!!!」

激しい刺激が体中を駆け抜け、レジィは瞬間、激しく背を反り返らせた。

エルデリオンは必死に急く自分を自制し、今度は出来るだけ優しく…腰を動かす。

激しい刺激の後、ゆっくりと蕾の奥の、感じる場所を擦られると…。
喉が鳴る程の快感に包まれ、射精感が襲ってきて、レジィリアンスはエルデリオンに、しなだれかかった。

「んっ…ん…っ…」
「イイ…?」

エルデリオンに聞かれたけど、もうレジィリアンスは、言葉が出なかった。

エルデリオンは興奮に包まれ、次第に激しく突き上げ始める。
レジィリアンスは涙を頬に伝わせ、その激しい刺激に身を激しくくねらせながらも、しっかとエルデリオンにしがみつく。

「っ!んん…っあ!
あんっ…!
あん!
あんっっっ!」

…次に突かれた時、あまりに激しく、きつく擦り上げられ、レジィは一瞬、意識が飛んだ。

「…っぁ…っ!」

エルデリオンはとうとう身を起こすと、レジィの左右の手を握り込んで寝台に押しつけたまま、腰を押し進め始める。

「…っあ!!!
あんっ!!!」

レジィリアンスを見下ろすと、彼は目を閉じ、突くたび愛らしく首を横に振る。
真っ赤な唇からは、立て続けに喘ぎが漏れ、切なげに眉を寄せる表情はたまらなく色っぽく、エルデリオンは夢中になって、突き続けた。

レジィリアンスは寝台に自分の手を釘づけてる、エルデリオンの大きな手で、きつく握られてるのを感じた。
肩の上で釘付けられてたから、エルデリオンがどれだけ激しく抉っても、身が上に、持ち上げられるのは防がれたけど。
見下ろすエルデリオンに、感じて悶える表情を見られ、凄く恥ずかしくって所在を無くすほど狼狽える。
なのに見られてると思うと、もっと…感じてしまって…。
乱れきって、身悶えた。

「…っ!!!
あんっ!!!
あ…あ…ぁ…っ!
あああんっ!!!」

エルデリオンに握られた手は熱く…その時初めて。
レジィリアンスはダイレクトに、エルデリオンが自分に注ぎ込まれてるのを感じた。

「ぁ…っ!!!う…んっ…!
…あ…ああっ…!!!ぅんっ!!!」

背を反り返らせ、髪を乱しきって激しく身をくねらせ、突かれる度首を横に振る。

「あ…あ…ぁ…………っ!」

掠れた声を発し、体が火照りきって、とうとう解き放つ…。

体中から、一気に力が抜けた時。
エルデリオンもほぼ同時に後腔に放って、レジィリアンスにのしかかり、レジィリアンスはエルデリオンの、体の重みを感じた。

レジィリアンスは自分より大きく引き締まった、エルデリオンの密着した身体の熱さをぼんやり感じながら…意識が遠ざかるのを感じ…。

…そしてそのまま、意識を失った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あばずれローニャ

黒神譚
恋愛
ちょっとエッチで甘々なTSラブストーリー。 主人公は色欲の魔神シトリーを討伐した際に、いまわの際の魔神に強烈な呪いをかけられてしまう。 その呪いとは女体化および、その女となった体で男性を虜にする色欲の呪い。 女性となった主人公は女性名ローニャと名乗り、各地を転々として最高クラスの司祭でも祓うことができない呪いを解く術を探す旅を続けるのだった。 だが、ローニャにかけられた呪いは太陽の加護が失われた時により強力になる女性化の呪い。日没後に心身ともに完全な女性になってしまった時。ローニャは常に呪いに自我を支配され、往く先々で様々な色男たちと恋愛スキャンダルを巻き起こす。 そんなローニャを人々はいつの間にか「あばずれローニャ」「恋多き女・ローニャ」と呼ぶようになった。 果たしてローニャは無事に呪いを解き、魔神シトリーを討伐した英雄として帰郷し故郷に錦の旗を飾ることができるのだろうか? それとも女性としての生き方を受け入れて色欲の呪いのままに男性を誑し込んで生き続けるのだろうか? TS・恋愛・ファンタジー・魔法・アクション何でもありのラブコメです。 今回は、複雑な設定はなく一般的でありふれたい世界観でとっつきやすい物語になっています。 1話1200文字程度ですので、どうぞお気軽にお読みください。(毎日19時更新)

【完】オメガ騎士は運命の番に愛される《義弟の濃厚マーキングでアルファ偽装中》

市川パナ
BL
オメガの騎士は性別をアルファだと偽っていた。取り巻くのは事情を知らない同僚の騎士たちや社交界の面々。協力者は、添い寝でアルファのフェロモンを付けてくれる義理の弟と、抑制剤を処方してくれるお医者様だ。オメガだとバレたら騎士として認めてもらえない。夢を追うことは、本当は許されない事なのかもしれない。迷う日々の中、運命の番の騎士が赴任してきて、体に熱がともる。 ※総受け・攻め4人(本番Hは本命のみ)。モブレ未遂アリ。サスペンス風味。 ※IFはエロ詰めです。随時追加予定。 リクエスト受付は終了させていただきます……!! ありがとうございました!!

悪役令息はゾウの夢を見る

朝顔
BL
現実世界で過労死した健は、縁あってゾウの神様がいるBLゲームの世界のキャラクターに憑依する。 楽勝主人公を選ぶはずが、見た目が可哀想だと同情して悪役令息のキャラを選んでしまう。 超がつくほど真面目な性格の健は、選んだからにはシナリオ通りに悲劇を迎えるまでちゃんと演じなければと思い込んでしまう。 悪役令息の子供時代に憑依したので、それっぽく我儘で傲慢な子供時代を胃痛を抱えながら、必死に演じていた。 そんな中、ついに因縁の主人公が登場したので悪役として接するのだが、主人公は予想を超える人物だった。 嫌われようとしているのに、全然嫌ってくれなくてむしろどんどん懐いてしまう。 しかも儚げ美人主人公に成長するはずなのに、なぜか正反対に逞しく成長してしまい……。 なんとかシナリオ通りに軌道修正しようと奮闘するのだが思いもよらぬ方向に……。 嫌われ者の悪役令息なのに、他のキャラ達とも仲良くなってしまう。 健は新しい世界で幸せを見つけることができるのか。 ※※※ 悪役令息になりきれなかった主人公が総愛されするお話です。 恋愛面では固定カプ。 子供時代スタートなので、R18シーンは十八歳からなります。 ※他サイトでも同時連載しております。

転生したら第13皇子⁈〜構ってくれなくて結構です!蚊帳の外にいさせて下さい!!〜

白黒ニャン子(旧:白黒ニャンコ)
BL
『君の死は手違いです』 光の後、体に走った衝撃。 次に目が覚めたら白い部屋。目の前には女の子とも男の子ともとれる子供が1人。 『この世界では生き返らせてあげられないから、別の世界で命をあげるけど、どうする?』 そんなの、そうしてもらうに決まってる! 無事に命を繋げたはいいけど、何かおかしくない? 周りに集まるの、みんな男なんですけど⁈ 頼むから寄らないで、ほっといて!! せっかく生き繋いだんだから、俺は地味に平和に暮らしたいだけなんです! 主人公は至って普通。容姿も普通(?)地位は一国の第13番目の皇子。平凡を愛する事なかれ主義。 主人公以外(女の子も!)みんな美形で美人。 誰も彼もが、普通(?)な皇子様をほっとかない!!? *性描写ありには☆マークつきます。 *複数有り。苦手な方はご注意を!

シンギュラリティはあなたの目の前に… 〜AIはうるさいが、仕事は出来る刑事〜

クマミー
SF
 これは未来の話… 家事、医療、運転手、秘書など… 身の回りの生活にアンドロイドが 広まり始めた時代。  警察に事件の一報があった。それは殺人事件。被害者は男性で頭を殴られた痕があった。主人公風見刑事は捜査を進め、犯人を追う最中、ある事実に到達する。  そこで風見たちは知らぬ間に自分たちの日常生活の中に暗躍するアンドロイドが存在していることを知ることになる。 登場人物 ・風見類 この物語はコイツの視点のことが多い。 刑事になって5年目でバリバリ現場で張り切るが、 少し無鉄砲な性格が災いして、行き詰まったり、 ピンチになることも… 酔っ払い対応にはウンザリしている。 ・KeiRa 未来の警察が採用した高性能AI検索ナビゲーションシステム。人間の言葉を理解し、的確な助言を与える。 常に学習し続ける。声は20代後半で設定されているようだ。常に学習しているせいか、急に人間のような会話の切り返し、毒舌を吐いてくることもある。

たまには働かないと、格好がつかないし、ね?

氷室ゆうり
恋愛
さて、今回は異形化、というか融合系ですね。少しばかり男体化要素もあるかなぁ?杏理君はなんだかんだ私の小説では頑張ってくれます。ちょっとばかり苦手な人もいるかもしれませんが、なるべくマイルドに書いたつもりです。…たぶん。 ああ、ダークにはしていないのでそこはご安心ください。 今回も、r18です。 それでは!

A hero from the darkness of chaos. Its name is Kirk

黒神譚
BL
異界の神や魔神、人間の英雄が絡み合う壮大なスケールで描かれる本格的ファンタジー。 人間の欲望や狂気を隠すことなく赤裸々(せきらら)に綴(つづ)っているので、一般的に温いストーリー設定が多いWEB小説には似つかわしくない、かなり大人向けの作品です。(「小説家になろう」からの移行作品。) ※本作は本格的なファンタジー作品で単純にBL作品とは言い難いです。ですが主人公は両性愛者で男女にかかわらず恋愛をし、かなり濃厚な関係を持つのでBL、女性向けタグとさせて頂きました。 ●ストーリー 争いの絶えない人類は魔王ドノヴァンの怒りを買い、粛清(しゅくせい)されるが、そこではじめて人類は戦争をやめて協力し合うことができた。それを見届けた魔王ドノヴァンは人類に1000年の不戦を約束させて眠りについた。 だが、人類は1000年間も平和を保てずに、やがて争いを始めるようになってしまった。 時は流れて1000年の契約期間が終わりそうになってから、人類は自分の愚かさを悔やんだ。 世界が魔王に滅ぼされると恐れていたその時、一人の神官が今から30年後に救いの聖者が現れると予言するのだった。

王太子さま、侍女を正妃にするなど狂気の沙汰ですぞ!

家紋武範
恋愛
侍女アメリアは王宮勤め。宰相の息子のルイスに恋心を抱いていたが、それが叶ってルイスよりプロポーズされた。それを王太子に伝えると、王太子はルイスへは渡さないとさらって軟禁してしまう。アメリアは軟禁先より抜け出そうと苦心する。

処理中です...