106 / 418
逢瀬
深夜の訪問
しおりを挟む
オレシニォンに戻るなり、酔っ払いらは早々、自室の寝台に雪崩れ込んだ。
レジィリアンスもエウロペが寝台に持ち上げ、ブーツを脱がしてる間、寝息を立ててるのを、エルデリオンとラステル、デルデロッテ、エリューンは無言で見守る。
「さて。
ゆっくり休ませれば、明日は正気に戻る」
エルデリオンは手に持つ、青に金の斑点のある石の紙置きを、そっ…とエウロペに差し出して言った。
「…これを。
とても嬉しそうに見つめていらしたので、支払いを済ませましたから」
エウロペは差し出すエルデリオンを、明るい緑の瞳で見つめ、低い声で告げた。
「…明日、貴方から。
きっと、喜びます」
一斉にレジィリアンスの寝室を出て行く皆の背に、エルデリオンは続こうとし…。
けれど取って戻って、寝台のサイドテーブルの上に、紙置きを、こっそり乗せた。
扉を開いて待ってるエウロペの元へ、慌てて駆けて行く。
エウロペは何も言わず、扉を閉めた。
その夜。
レジィリアンスは喉が渇いて、目を覚ます。
サイドテーブルの瓶からガラスのコップに水を注ぎ、飲んでいると…雑貨屋で見た、綺麗な石の紙置きを、そこに見つけた。
そっ…と手に取って、薄暗いランプの灯りの中、石を見る。
そして…自分の状態に頬を染めると、俯いてため息を吐いた。
エルデリオンは寝返りを打つものの…。
完全に、眠りには落ちて行かず、浅い眠りの中を彷徨ってる感覚だった。
トントン…。
ノックの音に、飛び起きる。
続きの衣装部屋の扉に振り向く。
が、音は…別の、レジィリアンスとの寝室を繋ぐ、共同の居間から、聞こえてきてるのに気づき、寝台から跳ね起きた。
扉を開けると、そこにはレジィリアンスは俯き…恥ずかしげに立っていた。
「…あの…。
お酒を飲んだせいか…その…。
体が、おかしく…なってい…て…」
エルデリオンは内心、小躍りした。
が、紳士的に微笑むと
「対処致しましょう」
と告げた。
レジィリアンスはエルデリオンの寝室に招き入れられ、寝台に腰掛けると、エルデリオンは優しく微笑んで
「そのまま」
と言うから…つい、金の刺繍入りの濃い緑の、たった今エルデリオンが寝ていて、寝乱れた豪奢な布団を見つめた。
気づくと…エルデリオンは屈んで、股間を開かれ、顔を埋めてる…。
「…っあ…っ!」
エルデリオンのぬめった、温かい口に含まれ、思わず仰け反る。
舌先で敏感な先端を舐め上げられると、寝台に付く手は思わず、寝具を握り込んだ。
「…ん…っ…あ…っ…」
レジィリアンスはまだ半分、ほうっとしてた。
室内は暖炉に火が炊かれていて、薄暗い…。
まるで半分、夢のように感じていたけれど…エルデリオンにもたらされる感覚は、強烈で…。
思わずレジィリアンスは、片手を股間に張り付く、エルデリオンの髪の上に乗せた。
「あっ…ん…んんっ…。
ダ…メっ!」
もう…高まって、射精感に包まれ、レジィリアンスは思わず喘ぐ。
エルデリオンはその声を聞くと、そっと片手でサイドテーブルから、ナプキンを取って口を拭い、瓶を取って口臭を消すミント水を口に含み、顔を上げて寝台に背を倒す、レジィリアンスを見下ろす。
「…まだ…ですよね?」
尋ねられて、レジィリアンスは恥ずかしげに頷き、囁く。
「…だっ…て…。
貴方のお口が、私の放つ液で…汚れます…」
エルデリオンはそう気遣う、レジィリアンスにクス…と笑った。
「…けれどこんな中途では…お辛いでしょう?」
レジィリアンスは素直に、コクン。と頷いた。
エルデリオンは先端から汁を滴らせ、まだ固いままのレジィリアンスの男の印を握り、寝台に背を倒すレジィリアンスに屈み込むと、左手でレジィリアンスの、胸の衣服を取り退けた。
デルデロッテ言う所の、“両方を刺激すると感度が上がる”が本当か。
確かめたくて。
親指の腹で男の印の先端をなぜながら、顔を下げ…レジィリアンスのピンクの乳首にそっ…と、口づける。
「…ああ…んっ」
レジィリアンスは倒れ込んで来るエルデリオンの、背に腕を回す。
「…ダメ…そこ…」
エルデリオンは唇を離すと、小声で尋ねた。
「…どうして?」
けれどエルデリオンの手で、男の印に愛撫を加えられたまま、感じ続けてたレジィリアンスは、ピク…ピク…と身を小さく跳ね上げながら、掠れた声で囁く。
「…だっ…て…もっと…おかしく…なる…」
「感じるの?」
尋ねられて、レジィリアンスは目を開けると、真上から顔を見下ろす、エルデリオンを見た。
微笑んでいて…昼間の優しいお兄さんを彷彿とさせ、怖く無かった。
レジィリアンスは恥ずかしげに俯き、寝具に顔を半分埋めながら、囁く。
「…もっときつく…吸って…欲しく…なって…。
でもそれって…」
「恥ずかしくありません。
して欲しいなら…そうしますから」
とても気安く。
優しく微笑まれ、レジィリアンスは頷く。
エルデリオンは顔をレジィの…まだ薄い、少年の胸に倒すと、今度はピンクの乳首を、思いっきり吸い上げた。
同時に手で男の印を擦り上げると、レジィリアンスは身を跳ね上げる。
「ああっ!っぅんっ!」
今度は舌でねぶった後、吸い上げると同時に、男の印の先端を爪で思い切り、攻めた。
「ああっ…!ダ…メっ!」
レジィリアンスが激しく身もがき、エルデリオンは顔を上げる。
「…どう…して?」
返事が無く、エルデリオンがレジィリアンスを見ると、レジィリアンスは大きな青い、潤んだ瞳を見開き、今にも涙が零れそう…。
レジィはエルデリオンに、心配げに見つめられ、掠れた声で何とか、理由を説明した。
「…あの…また…」
「また?」
エルデリオンに眉を寄せて見つめられ、レジィリアンスは横を向いて訴えた。
「…その…思いきり…お尻の奥…を…」
エルデリオンは心底、ほっとした。
「…突かれたい?」
レジィリアンスは微かに震えながら、頬を真っ赤に染め、小さく、頷いた。
レジィリアンスもエウロペが寝台に持ち上げ、ブーツを脱がしてる間、寝息を立ててるのを、エルデリオンとラステル、デルデロッテ、エリューンは無言で見守る。
「さて。
ゆっくり休ませれば、明日は正気に戻る」
エルデリオンは手に持つ、青に金の斑点のある石の紙置きを、そっ…とエウロペに差し出して言った。
「…これを。
とても嬉しそうに見つめていらしたので、支払いを済ませましたから」
エウロペは差し出すエルデリオンを、明るい緑の瞳で見つめ、低い声で告げた。
「…明日、貴方から。
きっと、喜びます」
一斉にレジィリアンスの寝室を出て行く皆の背に、エルデリオンは続こうとし…。
けれど取って戻って、寝台のサイドテーブルの上に、紙置きを、こっそり乗せた。
扉を開いて待ってるエウロペの元へ、慌てて駆けて行く。
エウロペは何も言わず、扉を閉めた。
その夜。
レジィリアンスは喉が渇いて、目を覚ます。
サイドテーブルの瓶からガラスのコップに水を注ぎ、飲んでいると…雑貨屋で見た、綺麗な石の紙置きを、そこに見つけた。
そっ…と手に取って、薄暗いランプの灯りの中、石を見る。
そして…自分の状態に頬を染めると、俯いてため息を吐いた。
エルデリオンは寝返りを打つものの…。
完全に、眠りには落ちて行かず、浅い眠りの中を彷徨ってる感覚だった。
トントン…。
ノックの音に、飛び起きる。
続きの衣装部屋の扉に振り向く。
が、音は…別の、レジィリアンスとの寝室を繋ぐ、共同の居間から、聞こえてきてるのに気づき、寝台から跳ね起きた。
扉を開けると、そこにはレジィリアンスは俯き…恥ずかしげに立っていた。
「…あの…。
お酒を飲んだせいか…その…。
体が、おかしく…なってい…て…」
エルデリオンは内心、小躍りした。
が、紳士的に微笑むと
「対処致しましょう」
と告げた。
レジィリアンスはエルデリオンの寝室に招き入れられ、寝台に腰掛けると、エルデリオンは優しく微笑んで
「そのまま」
と言うから…つい、金の刺繍入りの濃い緑の、たった今エルデリオンが寝ていて、寝乱れた豪奢な布団を見つめた。
気づくと…エルデリオンは屈んで、股間を開かれ、顔を埋めてる…。
「…っあ…っ!」
エルデリオンのぬめった、温かい口に含まれ、思わず仰け反る。
舌先で敏感な先端を舐め上げられると、寝台に付く手は思わず、寝具を握り込んだ。
「…ん…っ…あ…っ…」
レジィリアンスはまだ半分、ほうっとしてた。
室内は暖炉に火が炊かれていて、薄暗い…。
まるで半分、夢のように感じていたけれど…エルデリオンにもたらされる感覚は、強烈で…。
思わずレジィリアンスは、片手を股間に張り付く、エルデリオンの髪の上に乗せた。
「あっ…ん…んんっ…。
ダ…メっ!」
もう…高まって、射精感に包まれ、レジィリアンスは思わず喘ぐ。
エルデリオンはその声を聞くと、そっと片手でサイドテーブルから、ナプキンを取って口を拭い、瓶を取って口臭を消すミント水を口に含み、顔を上げて寝台に背を倒す、レジィリアンスを見下ろす。
「…まだ…ですよね?」
尋ねられて、レジィリアンスは恥ずかしげに頷き、囁く。
「…だっ…て…。
貴方のお口が、私の放つ液で…汚れます…」
エルデリオンはそう気遣う、レジィリアンスにクス…と笑った。
「…けれどこんな中途では…お辛いでしょう?」
レジィリアンスは素直に、コクン。と頷いた。
エルデリオンは先端から汁を滴らせ、まだ固いままのレジィリアンスの男の印を握り、寝台に背を倒すレジィリアンスに屈み込むと、左手でレジィリアンスの、胸の衣服を取り退けた。
デルデロッテ言う所の、“両方を刺激すると感度が上がる”が本当か。
確かめたくて。
親指の腹で男の印の先端をなぜながら、顔を下げ…レジィリアンスのピンクの乳首にそっ…と、口づける。
「…ああ…んっ」
レジィリアンスは倒れ込んで来るエルデリオンの、背に腕を回す。
「…ダメ…そこ…」
エルデリオンは唇を離すと、小声で尋ねた。
「…どうして?」
けれどエルデリオンの手で、男の印に愛撫を加えられたまま、感じ続けてたレジィリアンスは、ピク…ピク…と身を小さく跳ね上げながら、掠れた声で囁く。
「…だっ…て…もっと…おかしく…なる…」
「感じるの?」
尋ねられて、レジィリアンスは目を開けると、真上から顔を見下ろす、エルデリオンを見た。
微笑んでいて…昼間の優しいお兄さんを彷彿とさせ、怖く無かった。
レジィリアンスは恥ずかしげに俯き、寝具に顔を半分埋めながら、囁く。
「…もっときつく…吸って…欲しく…なって…。
でもそれって…」
「恥ずかしくありません。
して欲しいなら…そうしますから」
とても気安く。
優しく微笑まれ、レジィリアンスは頷く。
エルデリオンは顔をレジィの…まだ薄い、少年の胸に倒すと、今度はピンクの乳首を、思いっきり吸い上げた。
同時に手で男の印を擦り上げると、レジィリアンスは身を跳ね上げる。
「ああっ!っぅんっ!」
今度は舌でねぶった後、吸い上げると同時に、男の印の先端を爪で思い切り、攻めた。
「ああっ…!ダ…メっ!」
レジィリアンスが激しく身もがき、エルデリオンは顔を上げる。
「…どう…して?」
返事が無く、エルデリオンがレジィリアンスを見ると、レジィリアンスは大きな青い、潤んだ瞳を見開き、今にも涙が零れそう…。
レジィはエルデリオンに、心配げに見つめられ、掠れた声で何とか、理由を説明した。
「…あの…また…」
「また?」
エルデリオンに眉を寄せて見つめられ、レジィリアンスは横を向いて訴えた。
「…その…思いきり…お尻の奥…を…」
エルデリオンは心底、ほっとした。
「…突かれたい?」
レジィリアンスは微かに震えながら、頬を真っ赤に染め、小さく、頷いた。
0
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
奴隷騎士のセックス修業
彩月野生
BL
魔族と手を組んだ闇の軍団に敗北した大国の騎士団。
その大国の騎士団長であるシュテオは、仲間の命を守る為、性奴隷になる事を受け入れる。
軍団の主力人物カールマーと、オークの戦士ドアルと共になぶられるシュテオ。
セックスが下手くそだと叱責され、仲間である副団長コンラウスにセックス指南を受けるようになるが、快楽に溺れていく。
主人公
シュテオ 大国の騎士団長、仲間と国を守るため性奴隷となる。
銀髪に青目。
敵勢力
カールマー 傭兵上がりの騎士。漆黒の髪に黒目、黒の鎧の男。
電撃系の攻撃魔術が使える。強欲で狡猾。
ドアル 横柄なオークの戦士。
シュテオの仲間
副団長コンラウス 金髪碧眼の騎士。女との噂が絶えない。
シュテオにセックスの指南をする。
(誤字脱字報告不要。時間が取れる際に定期的に見直してます。ご報告頂いても基本的に返答致しませんのでご理解ご了承下さいます様お願い致します。申し訳ありません)
僕が玩具になった理由
Me-ya
BL
🈲R指定🈯
「俺のペットにしてやるよ」
眞司は僕を見下ろしながらそう言った。
🈲R指定🔞
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨
ので、ここで新しく書き直します…。
(他の場所でも、1カ所書いていますが…)
公開凌辱される話まとめ
たみしげ
BL
BLすけべ小説です。
・性奴隷を飼う街
元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。
・玩具でアナルを焦らされる話
猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる