森と花の国の王子

あーす。

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接近

共同の居間にて その2

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 エルデリオンの心臓は、炙りまくってた。
けど努めて冷静に、囁く。

…それでも声は、掠れたが。

「…あの…」

レジィリアンスは縋り付いてしまい、けれど今度は、手を離さなかった。
「…お願い…すれ…ば…。
した下さると…」

うんと小さな声で。
俯きながら。
レジィリアンスはやっとそれを口にした。

エルデリオンはレジィリアンスの背に腕を回し、抱き止めると、ゆっくり自身の下半身をレジィリアンスの下から引き抜き、そして横に腰掛け、囁き返した。
「ええ…」

そうして、そっ…とレジィリアンスの股間に手を触れる。
レジィリアンスは瞬間、恥ずかしげに首を横に振り、俯く。

ガウンの前合わせに手を差し入れ、レジィリアンスの股間を少しずつはだけながら、エルデリオンはそっ…と、上体を落とし込む。

息がかかる程近づき、そっと手で触れ、持ち上げて口に…。

「…っ!」

レジィリアンスの、肩に置かれた手の平は熱く…そして、震えていた。
エルデリオンは極力、デルデロッテの濃厚な舌使いを思い返し、可愛らしいレジィリアンスの男の印を口に含むと、舐め上げた。

けれど口に入れた途端、意識は飛ぶ。
再び彼に触れられる喜びで夢中になり、思い出す事など綺麗に忘れ、夢中で…口で。
舌で。
小さな男の印を愛撫し、もっと興奮へと掻き立てた。

「…っ!っ!」

レジィリアンスはその刺激に、詰まった息を吐きながら、ソファの背もたれに、背を反り返しながらもたれかかる。

「…っあ」

先端の敏感な部分を…時に優しく、時に激しく、舌で舐め上げると。
レジィリアンスは甘い声を上げたかと思うと、四肢を震わせる。

「…っあ…ん…」

けれどじれたように腰をいざらせるのを見て、エルデリオンは気づいた。
足りないのだ…。

そっ…と指先を舐めると、蕾へ這わせる。

レジィリアンスは恥ずかしげに首を振るけれど…求めてるように思えて、蕾の奥へ。
出来るだけ優しく、挿入する。
そうして彼の男の印を口で。
蕾の奥の、感じる場所を指で。

ほぼ同時に刺激すると、レジィリアンスは身を跳ね上げた。

「ぁあんっ!」

エルデリオンはかっ!と熱が上がり、興奮に包まれた。
が、まだ必死に自制する。

蕾の奥を、時に強く。
時に…じらすように。
敏感な部分を避け、擦り上げると、レジィリアンスはたまらないように腰を、くねらせた。

「…っぅんっ…」

かなり弱めに刺激し続けると、とうとうレジィリアンスは股間に顔を埋めるエルデリオンの、その顔の近くに、顔を倒し込んで囁く。

「…ダメ…。
もっと…」

エルデリオンはレジィリアンスの男の印を、口から出して手を添え、顔を上げて尋ねる。
「…弱く?」

出来るだけ、優しくそう尋ねると。
レジィリアンスは潤んだ青い瞳を向け、首を横に振った。
「…あの…もっと…強…く。
出切れ…ば…。
指じゃ無く…」

エルデリオンの心臓が、どくん!と大きく高鳴った。

「…お…願い…。
エルデリオン様は…興奮していらっしゃらないかもしれません…けど…。
明け方…貴方に…突かれる夢を見ると、必ず…。
その…こんな風に…。
………手で軽く触れて、放つんですけど…。
どうして…も…何か、足りなくて…。
だか…ら………」

エルデリオンはレジィリアンスの、恥ずかしげな告白を耳にした途端。
がっつきそうになる自分を、必死で制しながら。
にっこりと、微笑んだ。

「お望みであれば。
勿論、そう致します」

膝をソファの椅子につけ、身を持ち上げ。
レジィリアンスの肩の後ろの、背もたれに手を突き、背もたれに背をもたせかける、金の髪に覆われた愛らしいレジィリアンスを見下ろす。
レジィリアンスはまるで…待ち望んでるように、両手をエルデリオンの胸に添え、そして顔を埋めた。

エルデリオンの心臓は、炙り続けていたけれど。
必死に冷静さを保つ、努力を続けた。

股間はもう、そそり勃って布に擦れてた。
自身の股間をそっと探り、ボタンを外し、取り出すと…。
もう待ちきれないようなレジィリアンスに倒れ込み、細腰を抱き寄せる。

そしてゆっくり、レジィリアンスの白く細い腿を持ち上げ、腰を寄せた。
レジィリアンスの桃色のお尻の下に、腰を滑り込ませると、ゆっくり自身の先端で蕾を探り、めり込ませた。

「あっあ!
…っあっ…」

少し怯えたように、レジィリアンスは身もがく。
夢とは違い、あまりに生々しく。
かつ、脈動したエルデリオンの男根の太さを、直に感じて。

なのでエルデリオンは出来るだけ…そっ…と、滑り込ませる。
そうして、感じる場所まで挿入せず、手前の入り口近くで、ゆっくり抜き差ししてみた。

「…っ!…っあ…」

レジィリアンスは圧迫感はそれ程感じないけど…一番触れて欲しい場所に、届く前に引かれ、切なげに喘ぐ。

けれどエルデリオンはじらすように。
それをし続けた。
慣れた頃、少し強く、擦り上げる。

「…んっ…」

けれど…レジィリアンスは物足りないように、とうとうエルデリオンの首に抱きつき、囁く。
「お…願い…。
もっと…奥…を………」

エルデリオンは当然、そうしたかったし、抱きつかれて感激のあまり、ガンガン突き入れそうになって、必死に止まりながら…。
それでも出来るだけ紳士的に、尋ねる。

「…いいん…ですか?」
「お願い…」

レジィリアンスにそう囁かれ、エルデリオンはもっと奥へ。
狭くキツイ中へと、挿入を果たす。

舌で緩めてないから、前回よりも狭かった。
ぴっちり包み込まれる快感に、下肢が震える。

けれど正気を保ち、尋ねる。
「痛くは…無いですか?」
「…ええ…。
あの…。
息は…詰まりますが…大丈夫…です…」

レジィリアンスはあまり思い返さない分、夢で見た時よりうんとずっと…。
圧迫感と息苦しさを感じ、一瞬後悔した。
けれどエルデリオンが、ゆっくり抜き差しを始めると、変になって身がくねり始める。

「ああっ…んっ!」

エルデリオンはそれでも出来るだけ、興奮を堪えながら、更にゆっくり…感じる場所をなるべく、強く擦らないよう、抜き差しした。

「…んっ…!
…あ…もっ…と…」
「強く?」
自分の頬に頬を当て、肩に顔を埋め込むレジィリアンスの頭が、縦に振られるのを感じ、とうとうエルデリオンはレジィリアンスの感じる場所を、かなり強く。
突き上げた。

「…っぁあっ!!!」

レジィリアンスの抱きつく指が、強く喰い込むのを感じた途端。
エルデリオンはレジィリアンスの華奢な体を抱きしめ、強く激しく。
彼の蕾の奥を、突き上げた。
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