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第十四のん♪
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第十四のん♪~夏休みだからってダラけていたら大変な事になりますよ?・・・~(あっと言う間に夏休み!勿論夏と言えば、一大イベントが盛りだくさん!今回も前編と後編に分かれるからお盆時期の暇潰しに是非読んでね♪)
桜「桜って誰?」
ひより「えっ!?もしかして桜ちゃん記憶喪失になっちゃったの!?病院病院・・・急いで電話を・・・」
桜「もう、どうでも良いよね?あたしらなんてさ?」
ひより「ちょっと何一番張り切ってた人が落ちこぼれみたいな状態になってるのぉ~っ!?しっかりしてよ!」
桜「いや・・・ぼんくら♪って前回更新日いつだったか覚えてるか?」
ひより「桜ちゃん、しっかりして!?「ぼんくら♪」じゃなくて「のんくら♪」だから!ぼんくらなのは作者だからっ!」
桜「6月だぜ!?6月っ!?それを2か月近く放置されてよ!?一体どうなってんだよ!?今日はここで1話分作者を説教だぜ!」
ひより「あぁ~・・・確かにもう2か月近く経つよね・・・前回の十三のん♪やったのが6月12日でようやく更新されるみたいだし・・・」
詩音「どうやら作者殿の日常がバタバタしていた上、少々疲れが出ていた様だ・・・こればかりは致し方無いのかもしれないな?・・・」
桜「甘いよ・・・本当に2人共・・・そんなんだからバカ作者も甘えるんだよ!1度やるからには男なら貫き通さないといけないだろ?今日は作者説教コーナーを設けてやる!おい、作者出て来い!」
天の声「い・・・いや・・・その・・・」
桜「「天の声」とか図々しいんだよ!バカでいいだろ?」
バカ「えっ!?・・・バカですか?・・・それはちょっと・・・」
桜「そこに正座しろ!」
バカ「はっ・・・はい・・・」
桜「あんたさ?この2か月あたしら放置して何やってた?」
バカ「えっ!?・・・いや・・・先程、詩音さんが仰った通りでして・・・」
桜「私生活がどうの、体調がどうの・・・そう言う事か?」
バカ「はい・・・それよりこの「バカ」って言う名前止めてもらえませ・・・」
桜「うっさいっ!!あたしらずっと待ってたんだぞ?ただでさえアクセス数が取れなくなって来て、読者さんが逃げて行ったらどうすんだ!?大事な読者様そっちのけでお前は何やってたんだ!?」
詩音「まぁ・・・桜?その辺りで?・・・」
桜「姉御は黙ってて!?あたしらの将来が掛かってんだ!?今日と言う今日は、許さねぇ!?」
ひより「少し疲れが激しかったらしいから桜ちゃんもその辺りにしておこうよ?バカ相手にしてても私たちが疲れちゃうだけだから?ね?・・・」
バカ「ひよりさん・・・地味に酷いフォローの仕方をして来るね?・・・まぁ、事実だけれども・・・」
桜「大体、ようやく新入生が来てくれて盛り上がって来ると思っていたらどうよ?この有様・・・あたしらあんたの初のシリーズ作品のキャラクターだろ?それを他の作品に手を着けて大事にしてさ?」
バカ「いや、大事にしていますとも!勿論!だが、私にも平等に愛する必要があるので他の作品にもですね?・・・桜さん?・・・ちょっと・・・それ何?・・・いや、止めて?・・・お願い?・・・」
桜「こ~の~バカ作者っ!?」
♪ドカンッ!!バキッ!!ドゴッ!!ズカッ!!!!!
詩音「桜、その辺で止めておけ!」
桜「姉御っ!?」
詩音「君は格闘技をやっているが作者殿は素人だ!下手に技を掛けると・・・ほら?」
バカ「・・・・・・・ゴブッ・・・・・・・・」
桜「チッ!?逃げたか!」
ひより「じゃあね・・・一応この場をお貸りして作者にお詫びしてもらおうよ?ねっ?読者さんへ向けた誠意ある謝罪を・・・それで夏休みのお話に入って行く感じで・・・」
詩音「そうだな!それが良い!あまりこの場でずっとやっていても話が進まないだろうし・・・桜?それで良いだろ?」
桜「まっ・・・まぁ2人がそこ迄言うなら・・・ほら、作者?読者さんにお詫びしろ!?」
作者「ひより・・・詩音・・・桜!?・・・分かった!お詫びをするよ!」
桜「ほら、さっさと謝る!」
作者「えぇ!コホンッ!!・・・読者の皆さま、日頃は小鳥遊 凛音シリーズ作品並びに短編作品をご覧下さり誠に、誠にありがとう御座いますm(_ _)m この度、のんくら♪最終話とあいなりまして・・・」
桜「ちょっと待てっ!?・・・聞き捨てならないセリフがあったぞ?もう一度言ってみろ?」
作者「桜さん?・・・少々お顔の様子が・・・じょっ!?じょっ!?冗談ですよ・・・いや、久しぶりだから舞い上がっちゃって・・・ほら、この作品、私が初めてシリーズとして書いたもので・・・」
桜「私は良いから読者さんへ向けてお詫びだ!?いいな?お詫びだぞ?手前の言い分じゃねぇんだ!いいな?分かったな?」
作者「ひぃっ!?・・・わっ、分かりました!!ちゃんと言います!言いますからその脅しみたいな表情で近くに来るのだけはやっ!?止めてぇっ!?・・・」
桜「続けろ?」
作者「えっ・・・日頃はのんくら♪を始め、小鳥遊 凛音の作品をご愛顧頂きまして誠にありがとう御座います。小鳥遊個人的な都合により、少々更新期間が空いてしまいいつもご愛顧下さっている読者様にはご迷惑をお掛け致しております。私生活の面、それから私個人、少し疲れの方が溜まっておりまして、中々執筆活動を以前の様な状態に戻す事が出来ず前回更新分よりお時間を頂戴する運びとなってしまった事をお詫び致します。今後しばらくの間は更新の方がアンバランスになってしまうかもしれませんが、又、以前の様に毎週か遅くとも隔週更新に戻せる様努めて参りますので今後とも小鳥遊 凛音及び、水無月 卯月の作品を何卒、宜しくお願い致します。」
桜「ポカ~ン・・・」
詩音「流石、大人だな!」
ひより「ふふん♪」
桜「お前・・・見直したぞ!お詫びの帝王なんじゃないのか?」
詩音「やる時はやる男だと言う事の様だな?流石です、作者殿!」
作者「どうだ!?参ったか?」
ひより「ふふ~ん♪ふふ~ん♪」
桜「どうした?ひよ子がどうしてドヤ顔してんだ?」
ひより「だってその文章・・・はぐっ・・・ふぐぐぐぐぐ・・・・・」
桜「はぁ?どうした!?作者、ひよ子の口から手を離せ!」
詩音「そう言う事だったのか・・・作者殿、見損ないました!」
桜「どう言う事だ?ひよ子?」
ひより「この文章、作者に頼まれて私が書いたの・・・それで当日お詫びする時に使わせて欲しいって言うから・・・どう?しっかりと書けてるでしょ?」
桜&詩音「さ~く~しゃ~(ど~の~)!!!!!」
作者「いっ!?いや、あの・・・ですね?・・・お2人共?・・・これはですね・・・私が・・・」
桜&詩音「死ねっ!?」
♪ズカッ!ドゴッ!バキッ!グキッ!!!!!
作者「ふっ・・・・ふがっ・・・・・・」
♪バタンッ!!!
桜「さて、今日のお話は夏休みだ!いよいよ待ちに待っていた楽しい夏休み♪・・・作者はくたばっちまったから作者抜きで張り切って参りましょう♪」
詩音「今回も前編・後編と分かれているので次回は夏休みの後編になります。」
ひより「作者いないけど大丈夫なのかな?・・・ちょっといつもよりのびている時間が長いような・・・こんなんでも一応いないと私たち・・・」
桜「大丈夫大丈夫♪こんなのいなければ他の作者さんが現れてくれてもっとしっかりとした作品になるだろうからさ♪むしろ好都合だよ!」
詩音「あぁ・・・今回は私も流石にフォローし切れなかった。新しい作者殿を待ってみてこののんくら♪をもっと活気のある作品に変えてもらうのも手だと思うんだ!」
ひより「まっ・・・まぁいいか・・・じゃっ!張り切って夏休み前編お届けします♪」
照子(ツンツン・・・)
作者「・・・・・・・・・・」
照子「本当に不器用な人ね?・・・もっと私たちを大切にしているって言う事を出して行けば良いのに・・・どうして自分が反感喰らう様な流れを作ってしまうのかしら?」
作者「流石ママ・・・ゴブッ・・・・」
照子「あなたにママって呼ばれる筋合いは無いわ!」
作者「照子師匠・・・ゴブッ・・・」
照子「あなたに師匠って呼ばれる筋合いも無いわよ?・・・支障を来すから止めて頂戴?」
作者「お見事!?・・・流石私の分身・・・オヤジギャグもお手のも・・・ブッ!?」
照子「誰が分身なのかしら?・・・あなたの様な人の分身だなんて恥です!」
作者「どうぼ、ずびばぜんでじだ・・・(どうも、すみませんでした)」
照子「人生色々あるから焦らないで・・・そして体ももう少し鍛え直さないといけないわ?」
作者「流石、照子・・・何でもお見通しと言う訳か・・・」
照子「えぇ・・・私は何でも知っているの・・・この先の展開も・・・」
作者「そろそろ本編進めて頂いても宜しいでしょうか?・・・折角主人公が振ってくれたのに話が反れかけてしまっているので・・・」
照子「あらあら・・・私とした事が・・・じゃぁ、一応私からも・・・のんくら♪地味な作品かもしれないけれど、私たち楽しくやっているので、これからも皆さまの応援があれば良い展開も作者としては考えてくれると思います。この様な作者ではありますが、とても作品を愛してくれていて、私たちも大切に考えてくれています。どうぞ宜しくお願い致します。」
作者「照子・・・女神様?・・・」
照子「あらあら?少しフォローしたら直ぐ堕ちたのね?・・・いいわ♪後でお仕置きも兼ねてあちらの・・・」
作者「いいえ、結構です!それでは、久々ののんくら♪楽しい楽しい夏休み前編をお楽しみ下さい!」
桜「あっと言う間に夏休みだな!?って言ってもさ、何だか体が軽過ぎて変なんだよな・・・」
ひより「それはあれだよ!・・・この作品が・・・ふがっ・・・ふごっ!!・・・」
照子「ひよちゃん?それは言っちゃダメよ?さっき理由を説明していたでしょ?」
桜「いや、その・・・ママも同じ様な気がする・・・」
詩音「まぁ、そう言うモヤモヤも消し去る為にも今回の長期休み中にも色々と出掛けたりしないか?」
桜「いいね!どうしようか?夏だからやっぱ海とか!山ってのもアリかもだけどさ?」
詩音「そうだな・・・又私の家の別荘を手配しようか?どっちもある所があって・・・」
桜「姉御の実家ってやっぱり壮絶だよな・・・はは・・・」
照子「じゃぁ、私たちも参加させてもらえるのかしら?」
詩音「勿論だよ♪それに今年からは後輩もいるから皆で行こうよ!」
ひより「いつにする?私も準備しなくちゃ!!」
桜「お前は、例の如く!先に宿題を済ませるんだぞ?」
ひより「そんなぁ・・・帰って来てからやるからぁ!!」
照子「ダメよ?そうやって結局夏休み最終日に私も駆り出される事になるのだから!先に済ませちゃいましょう?」
ひより「えぇぇぇ~!!!!?」
桜「えぇぇぇ~!!!!?じゃな~い!!!お前は出来る子なんだから先にやる事済ませるんだ!宿題だって集中し出したらあっと言う間じゃんか!」
ひより「そんなぁ・・・その一苦労が辛いんだよぅ~!!!」
詩音「じゃぁ、今回も皆で宿題を済ませようか!先に私の家に皆を招待するから昨年の様子を考えると2~3日あれば十分だろう?私も自宅には泊りでそのくらい大丈夫か話をして置く事にするから!早速行けそうだったら明日の終業式に調整してもらう様に伝えておくよ!」
桜「流石姉御!!仕事が早い!!」
照子「じゃぁ、詩音ちゃんの応答次第では明日から早速泊り掛けの宿題合宿と言う事で皆のご両親にも話を付けておいてね?」
ひより「やったぁ~!!!詩音ちゃんの・・・又あの豪邸で皆で♪」
桜「今回は宿題メインだからな?そこの所間違えるなよ?」
ひより「分かってるよぅ~!!それより今日って終業式前日だったんだね?知らなかったよ!」
照子「ひよちゃん!?そう言う事は言っちゃダメでしょ?ほら、作者さんがいじけちゃったじゃない・・・」
桜「地味にチクチク刺さる様に攻撃を仕掛けるよな?ひよ子って・・・ナイスだけどさ・・・あまりキャラに合って無いしお前は止めておいた方が良いだろうな!」
ひより「えぇっ!?私が悪者?・・・別にそう言うつもりで言ったんじゃないもん!!本当に楽し過ぎてもう1学期も終わりなのかなって思っただけなのに・・・(シュン)」
照子「あらあら!本当にそうだったのね?・・・ごめんなさいね、変な誤解をしちゃったわ!?」
詩音「皆、明日からOKだって!皆の親御さんにも明日から泊りで大丈夫か確認だけ取って欲しいんだ!後、沙希と真希と唯香にも伝えておくから!」
照子「流石詩音ちゃんね!仕事が早いわ♪」
ひより「じゃぁ、お泊りセットの準備をしないと!!」
照子「ちゃんと、おじさまとおばさまに確認取ってね?」
ひより「大丈夫だよ!うちの大黒柱は私だから!」
桜「又訳の分からない事を言い出したな・・・ひよ子?お前一応知っているとは思うけど聞くぞ?大黒柱ってどう言う事か知ってるか?」
ひより「勿論!色々と説はあるんだけどね、言わば、建物を支えている柱の中でも一番重要な位置と役割を担っている柱だからこれを家庭に例えて、生活と言う建物を支えている人、即ち、収入でそれを・・・」
桜「分かった・・・もう良い・・・お前は天才だから何でも知っているもんな?」
ひより「えへへ♪」
桜「じゃぁ、その天才が実力発揮させるべく姉御の家にお邪魔して宿題を片付ける!いいな?天才のお前ならあっと言う間だ!今回もあたしらがいるから楽しいぞ?お前は出来る子だ!お前は出来る子だ・・・」
ひより「うん・・・私は出来る子・・・私は天才・・・私は宿題を直ぐに終わらせる・・・」
照子「あらあら、桜ちゃん?どこで催眠術なんて覚えたの!?ひよちゃん深く掛かっちゃったみたいよ?凄いじゃない!!」
桜「あぁ・・・何と言うか本で?・・・結構上手く行くもんだな?これって?」
詩音「い・・・いや・・・これはひよりが素直と言うか・・・単純?・・・と言うのか・・・」
終業式・・・学校内で!
詩音「後輩3人組も今日から泊り掛けでも大丈夫だって!」
桜「よしっ!!じゃあ、学校終わったら早速準備して姉御宅だ!!」
ひより「おぉっ!!」
照子「おぉっ!!」
小雪「はい、皆?聞いて!・・・今日で一応1学期は終了します。皆が待ちに待っていた長い夏休みに入ります!もう皆は大人とほぼ変わらないと思うからしつこく言うのは気が引けるけれど、毎年必ずと言って良い程事故が発生します!だから皆も色々と楽しい事が多い夏休みだけれど、事故に遭わない様にだけ、特に海や山に行く予定の人、ニュースに出ないでね!出て良いのは街角インタビューとかだけにしておいて下さい。」
男子生徒「先生は夏休み何処か行くの?グラサン先生とラブラブなんでしょ?」
小雪「えっ!?私?・・・さぁて・・・どうだろう?・・・どう思う?」
男子生徒「ひっ!?・・・先生?その下舐めずりしながら流し目でこっち見るの止めてくれませんか?」
小雪「ちょっと色々と連れて行ってもらう様にお願いしなくちゃね・・・って言っても私たちはお盆休みだけしか無いけれど・・・」
女子生徒「そうか!大人だから生徒みたいに長い休みが無いんだよね!?大変だなぁ・・・大人って・・・でも先生って実はプライベートでは逆転しているって噂が・・・」
小雪「さぁて・・・どうだろう?・・・どう思う?」
女子生徒「いっ!?いや・・・だから、その下舐めずりしながら流し目でこっち見るの止めてくれませんか?・・・正直・・・怖いです・・・」
小雪「皆が見ていた通りよ?」
照子「色々と勉強になるわね!」
ひより「いや・・・照ちゃんのその勉強になるって言う部分がよく私には分からなくて・・・」
詩音「噂は事実と見た!」
ひより「えっ!?どう言う事?」
詩音「先生は雪之丞輝義先生を尻で敷いていると見せ掛けているけれど、実は家では逆の立場の様だ!」
照子「やっぱりそうだったのね!?」
ひより「えぇっ!?どうして分かっちゃうの!?今の話の流れでどうしてそれが分かるの!?」
桜「本当だよ!?どのシーンを見ればそうなるんだよ!?」
詩音「目が嘘を言っているんだ!」
桜「あの流し目に?」
詩音「いや、受け答えをしている時の目だよ!」
桜「流石にあたしでも分からなかったよ・・・」
小雪「あら?何の話かな?私も混ぜて?」
桜「ひっ!?・・・先生!?気配が無かった!?流石・・・」
小雪「って言う事は私の話をしていたのね?」
詩音「流石小雪先生!色々と勘が鋭いですね!」
小雪「そうかしら?でもあなたも相当なものだといつも感じているけれど・・・榊さん?」
詩音「いえ・・・私はまだまだです!いつも先生の様に精神鍛錬を見習わなければと日々精進しているのですが・・・中々・・・」
小雪「あなたなら私なんか直ぐに追い越せると思うけれど・・・既に私と同等の所には到達出来ていると思うのだけれど・・・」
ひより「この空気・・・前にもあった様な気が・・・」
照子「あらあら!デジャヴかしら?私は記憶が無いわね!」
ひより「嘘だよね!?思いっきり照ちゃんと私とで話してたもんね!?」
照子「あらあら♪そうだったかしら?」
ひより「やっぱりこの、のんくら♪に出てい来る人って皆変だよ!?」
桜「おい!あたしも変って事か?」
ひより「うぅ・・・桜ちゃんは・・・」
桜「おいこら!そこは桜ちゃんはまともだよ!って言う所だろうが!?」
ひより「冗談だよ・・・でも先生が詩音ちゃんを同等って言ってるけど確かに詩音ちゃんも凄いと思うけど・・・」
詩音「私は卵焼きがまだ綺麗に出来ません・・・」
ひより「へっ!?」
小雪「私は目玉焼きの周辺を焦がしてしまうの・・・」
桜「へっ!?」
詩音「どうしたら上手く返せて綺麗な形に出来るのでしょうか?」
小雪「どうすればあの硬い焦げ目を無くせるのかしら?あれを焦がしてしまうといつも輝義様が怒ってしまうの・・・はっ!?」
詩音「やはり・・・家では亭主関白だったのですね!?」
小雪「私とした事が・・・こんな所でヘマをしてしまうなんて・・・」
桜「って・・・何の対決してんだよ!?あんたらっ!?」
小雪「(・ω<)」
詩音「(・ω<)」
桜「(・ω<)じゃねぇっ!!!!!!!」
桜「なるほど・・・完全に旦那さんがご主人様なんですね・・・」
詩音「それで、この間も目玉焼きの周りを焦がしてしまって叱られた訳ですね・・・それで雪之丞先生は料理はされるのですか?」
小雪「えぇ・・・あのお方の手料理は私なんかとは比べものにならないの・・・本当に顎が落ちてしまう程のお料理なの・・・」
ひより「どちらかと言うと顎が落ちると言うより先生自体が堕ちてるよね?雪之丞先生に・・・」
桜「それはアウトな発言だなひよ子?」
ひより「えぇっ!?どうして?」
照子「ひよちゃんはギリギリ絶妙な所を突いて来るから難しいのよね・・・私も放置しようと思ったくらいよ?」
ひより「何気に照ちゃんって酷いよね!?本当に・・・」
詩音「私は目玉焼きは得意です!反対に卵焼きが苦手です・・・先生は私と反対の状態です。どうです?私の自宅で目玉焼きの特訓をしませんか?」
小雪「えっ!?教えてくれるのかしら!?」
詩音「はい!丁度この後皆で泊まり掛けの宿題合宿を私の家でするつもりですので先生も良ければご一緒に如何ですか?」
小雪「良いの!?私は料理だけれど・・・?」
詩音「私も宿題を済ませて直ぐにお手伝いさせてもらおうかと思いますので!」
小雪「それはあり難いわ!!是非お願いさせてくれないかしら?あの人には連絡を入れておくから!宜しくお願いします!」
詩音「私の方こそ、卵焼きの方を宜しくお願い致します。」
ひより「この日を「卵協定」と名付けた。めでたし、めでたし!」
桜「卵協定って・・・お前・・・」
照子「これは大変な事になりそうね!?詩音ちゃんの自宅に招く人数を増やした方がいいんじゃないかしら?」
ひより「どうして!?確かに人数が多い方が楽しいけど・・・」
照子「ほら、卵を使って練習するって言う事は分かるでしょ!?食べる人が必要になって来るの!?もしこのまま直ぐにどちらも成功すれば現行の人数で事が済むと思うわ!でもこれが何十回・・・何百回となると・・・どう?」
ひより「・・・・・・うっ・・・・うぐぅ・・・・ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
照子「だから、この失敗作はスタッフが美味しく頂きました♪・・・と表では言っているけれど、裏では・・・今ひよちゃんが想像した通りの事が行われているのよ!?」
桜「ママ?あまりひよ子をからかうなよ!?そんな事迄しなくて済む様に考えているだろうし・・・」
詩音「済まない・・・そこ迄考えていなかったよ!」
桜「うそ~ん!!!!!!」
終業式が終わり、全員揃って帰宅途中・・・
沙希「詩音先輩!又お邪魔しますが宜しくお願い致します。」
真希「先輩!すみません・・・いつも・・・」
唯香「あの豪邸で・・・本当に詩音先輩は凄いですよね!」
詩音「いや、皆一緒に勉強が出来た方が良いと思ったから・・・特に私は凄くも無いよ・・・親の家だから!」
ひより「人生勝組だよね!?赤コーナー!人生勝ち組!青コーナー人生負け組!さぁ、どっちが勝つか!因縁の対決!?」
桜「あほかっ!?人生勝組が勝つに決まってんだろ!?既に「勝ち」って名前に入ってるし!!」
詩音「実は・・・私はあの家の本当の子供じゃないんだ・・・」
ひより&桜「うそ~ん!!!!!!」
照子「それ気に入ったのね?」
詩音「ははは♪冗談だよ!紛れも無く私はあの家の娘だよ!」
各人自宅で持ち物を持って詩音宅へ・・・
♪ピンポーン
詩音「はい!」
桜「到着しました~!」
詩音「早いね!トップだよ!トップの桜にはご褒美があるから夜をお楽しみに♪」
桜「うそ~ん!!!!!!」
詩音「悪いけれど、又玄関迄歩いて来てくれないかい?今日、車出せない状態で・・・ごめん!」
桜「うそ~ん!!!!!!」
詩音「うっ・・・本当に気に入ったみたいだね?・・・」
♪ピンポーン
詩音「はい!」
沙希「先輩!到着しました!宜しくお願いします!」
真希「お邪魔します!今日は宜しくお願いします。」
唯香「大勢おしかけてしまいすみません・・・」
詩音「いや、こちらこそいつもありがとう♪よく来てくれたね!悪いけれど、車が今日は出せなくてこっち迄歩きになってしまうけれど・・・」
♪ピンポーン
詩音「はい!」
ひより「詩音ちゃ~ん!あ~そ~ぼ~!!」
照子「詩音ちゃ~ん!あ~そ~ぼ~!!」
詩音「い~い~よ~♪」
ひより「乗った!?詩音ちゃんが!!」
照子「やったわね♪ひよちゃん♪」
詩音「悪いけれど、車が今日は出せなくて、歩いてこちらへ来て欲しいんだ!」
ひより「うそ~ん!!!!!!!!」
照子「ひよちゃんも気に入っちゃったみたい・・・」
桜「おっ!?ひよ子たちも着いたか!もう準備万端だから早速始めようぜ!?」
詩音「これはジュースだよ!良かったら・・・」
ひより「わぁぁぁ!!美味しそう♪ありがとう!頂きま~す!」
照子「わざわざありがとう!頂くわね!」
♪ピンポーン
詩音「のんくら♪の作者は?」
小雪「ぼんくら♪」
詩音「入れ!」
小雪「了解!」
桜「いや・・・明らかにおかしいだろ?今の受け答え・・・」
ひより「いや、ある意味正解だけどある意味不透明な・・・」
照子「何かばれちゃいけない事でもあるのかしら?」
小雪「お邪魔します!」
桜「先生早っ!!!」
ひより「先生、場所よく分かったね!?」
小雪「だって家庭訪問で2度お邪魔しているもの!それより今日は皆、宜しくね♪」
沙希「あっ!?先輩たちのクラスの担任の先生でしたよね!?宜しくお願いします!」
ひより「お腹思いきり空かせているからドンと来いだよ!!」
桜「いや、先に宿題からだからな?勘違いすんなよ?」
ひより「ブー!ブー!桜ちゃんのツンデレ!?」
桜「訳わかんねぇツッコミするんじゃねぇよ!あたしのどこがツンデレなんだよ!大体デレてねぇし!」
小雪「宿題なら分からない所があったら教えられるかもしれないから何かあったら言ってね!」
照子「まぁ!助かります!」
詩音「先生もお疲れでしょうからしばらく休憩なさって下さい!」
小雪「ありがとう♪それにしても毎度の事ながら凄いお屋敷よね!」
詩音「えっ!?・・・あっ・・・はい・・・親の家系で5代程前の時に建てられたと聞いています。この家が建つ迄相当な苦難を強いられていたみたいで、それを無事に突破して富豪の地位に登り詰めたと聞いています。」
小雪「あなたのオーラにもその様な経緯が伝わっているのが伺える気がするわ・・・」
詩音「そう・・・でしょうか?」
小雪「私はね!何故か知らないけれど、生まれこの方、人を見る目があるって言われるの・・・この人危険だって思えば実際に事件に至ってしまったり、この人を信じなければと思えば実際その人が成果を出したり・・・あなたにも成功の兆しが見える気がするの!・・・それから・・・ここにいる全員が将来成功を遂げる・・・そんな感じがするの!これは冗談じゃなくて私がそう思うから!」
詩音「そうですか・・・だとすれば・・・きっとここに集まっている全員が何か強い絆で結ばれているからかもしれませんね!」
小雪「それは十分にあり得るわね!」
ひより「何だかのんくら♪らしからぬ発言集だよ!これでいいの?ねぇ?」
桜「折角良い空気なのにぶち壊しにするんじゃない!!」
ひより「でも・・・いつもとは世界が違うよね!?」
照子「そうね!いつもひよちゃんだけの世界が違うのかもしれないわね!?」
ひより「やっぱり照ちゃんは地味に私を傷付けるよね?」
桜「いや、それはお前が大切だからだって!」
ひより「いや、そんな事は無い!!」
詩音「きっと、その絆を結び付けてくれたのは・・・この空気が少し違う・・・そんな1人の少女のおかげなんだと思うのです。」
小雪「そうね!・・・一見普通の少女・・・でも何処か憎めない、楽しくて、不思議で、何とも言えない感じだけれど、皆に笑いや安らぎを与えてくれる・・・そんな子・・・」
ひより「えっ!?2人共何か言った?私、おかしく無いよね?普通だよね!?」
詩音「あぁ!君は普通だよ!何もおかしくない!」
ひより「ほら~!詩音ちゃんが言ってくれているから普通なんだよ!私は!?」
桜「バカだな!本人の目の前で「お前は変だ」なんて言える訳無いだろ?」
ひより「えぇ~!?そうなの?詩音ちゃん?本当は私の事変だって思ってるの?」
詩音「いいや!私はひよりに憧れているんだよ?どうしたら皆を幸せに出来るんだろう?ってそれを与えてくれているひよりみたいになりたいってきっと心の中で思っている!」
ひより「やっぱり詩音ちゃんは優しいね!」
詩音「ん?そうかな?・・・私は本心を話しただけだけれど・・・?」
桜「まぁ、ひよ子がいなかったらこんな感じで皆で集まっていないって事は確かかもしれない!」
照子「昔からひよちゃんは何かしらオーラを持っていたから、それに釣られてなのか周りに皆集まる習性があったの!本当に不思議よね?」
ひより「そうかな?照れますなぁ・・・えへへへ♪」
沙希「私たちがここにいるのもそれじゃぁ、ひより先輩のオーラのおかげなのでしょうか?」
詩音「そうかもしれないね!君たちもひよりのオーラに釣られて来たのかも?」
ひより「ちょっとぉ!今日の皆変だよ?私をそんなに持ち上げてぇ~!後で落とすとか無いよね?止めてよ?怖いから!!」
桜「じゃぁ、そろそろ・・・」
ひより「本当に落とすの?止めて(> <)」
桜「冗談だって!ってそろそろ宿題進めなきゃ!!ほら早くひよ子?」
ひより「やっぱり落とすんだ!!」
詩音「ははは♪それは落とすじゃないよ!ほら、この後楽しいイベントが満載だからね!頑張ろう?」
ひより「はっ!?そうだった!海行ったり山行ったり楽しいイベントが・・・早く進めよう!皆も早く終わらせよう?」
照子「あらあら!皆より張り切り始めちゃったわね!ふふふっ♪」
沙希「あの・・・先生?ここの問題って教えて頂いても構いませんか?」
小雪「ん?あら、これはね・・・こう・・・実は引っ掛け問題なのよ?」
沙希「あぁっ!?そうだったんですね!ありがとう御座います。先生って教えていらっしゃる教科以外でもご存じなんですね!流石です!」
小雪「一応教員免許を持っているから1つの教科だけと言う事では無いのだけれど、皆専門的になっちゃうからどうしても他の教科を忘れちゃうのよね!」
唯香「あの・・・私も教えてもらっても良いですか?」
小雪「あら、ここかしら?・・・あぁ、これも少し捻っているわね!こうして・・・ここに当てはめて考えるの!」
唯香「そうか!分かりました!ありがとう御座います。流石先生です!凄く分かりやすくて!」
真希「先生?実は私も・・・良いでしょうか?ここなんですが・・・」
小雪「えぇ・・・うん、これは、こっちの方から持って来てね、こうなると一瞬変に感じるかもしれないけれど、こう言う繋がりを持つの、だからこれで大丈夫!」
真希「わぁ!本当だ!ありがとう御座います。」
ひより「やっぱり小雪先生って凄いですね!!」
小雪「えっ!?どうして?」
ひより「オーラです!皆の事をよく見ていて、色々と考えていて、アドバイスも出来て、先生って凄いなって思うけど、そう言う凄さじゃないんです・・・人間と言うか、さっきの話みたいに人を見る目、そう言うのも凄いけど、先生自身のオーラが私にとっては凄い大きいものだなって思うんです!」
小雪「待乃さん・・・」
ひより「あれ?私何言ってるんだろ?ごめんなさい・・・自分で何言っているのか分からなくなって来た・・・」
小雪「ううん!凄くよく理解出来るわ!私もあなたの事が凄いなってずっと思ってたから・・・そう言ってもらえるなんて光栄だわ!」
ひより「先生は、雪之丞先生の事が好きだから結婚したんですよね?私も雪之丞先生は凄い人だって思うの!だからきっと先生は直ぐにそれを見抜いていたんだろうなって思うの・・・」
小雪「そうね・・・あの人とは幼馴染だったけれど、割と早くからそう言う事に気付いていたのかもしれないわね・・・」
ひより「あの人は大丈夫、あの人となら人生を一緒に送れる・・・そう思ったんだよね?先生は表向きではあの様に振る舞っているけど、本当は誰かに甘えたい、誰かにリードして欲しいってずっと思ってたんだよね?だから雪之丞先生ならそれを叶えてくれる・・・そう思ったんだよね?」
小雪「・・・ふふふっ!あなたには叶わないわね!・・・そうよ!全てあなたが言った通り!どうして表向きに拘っていたのかしら?・・・自分で自分が分からなくなって来ていたの・・・でも、待乃さんがそうやって私の今思っている事を言ってくれたおかげで何だかすっきりしたみたい!ありがとう♪やはりあなたは不思議な子ね!でも良い意味でだけれど♪」
ひより「ううん!私は普通だよ?小雪先生、最近少し表情が前とは違っていたからきっと何か思い詰めていたんだろうなって思っていたの!だから・・・」
桜「お前って本当凄いよな!あらゆる意味でだけどな?」
ひより「あらゆるってどう言う事かな?桜ちゃん?」
桜「天才肌なのかただのあほなのか、全く見えない!」
ひより「どう言う事だよ!?プンプン!!」
詩音「バカやあほに見える人程天才・・・要は、紙一重なんだろうね!」
桜「それっ!?それが言いたかった!」
ひより「どっちなの!?天才なの?バカやあほなの?」
桜「さぁて、どちらでしょうか?」
ひより「ちょっと~!酷いでしょ!?」
照子「ほらほら~!やっと半分程迄進んだのに又止まってしまったわよ?」
詩音「もう夜だし、今日はこの辺で切り上げて夕食にして、明日続きをしようか!?」
ひより「やったぁぁぁ!!やっと夜ご飯だ!!」
桜「本当単純な奴だよな?」
照子「まぁ、そこが良い所でもあるのだけれど♪」
詩音「そうだね・・・」
沙希「確かに初めてお会いした時に不思議な人だなと思いましたが今では当たり前と言うか、ひより先輩がいないとかえって変と言うか・・・」
真希「そんなものなの?」
唯香「そりゃぁ、ひより先輩ですもの!ぴか一ですよ!」
桜「あぁ~・・・唯香っちはひよ子の大ファンだったもんなぁ・・・」
真希「私も一応は!一応は!・・・ファンなのですが・・・」
桜「そんなに中途半端な力説しなくても・・・」
夕食を終え、入浴・・・
ひより「相変わらず大浴場だね~!!!」
小雪「本当、豪邸だとは見た目から察しているけれど、お風呂も相当なものね!」
桜「そうか!先生は初めて入るんだよね!凄いでしょ!へへん!」
ひより「どうして桜ちゃんがドヤ顔してるの?」
桜「いや、なんたってあたしは・・・はっ!?そう言う事じゃない!」
照子「あらあら♪もう将来の事を?少しばかり早いんじゃないのかしら?」
桜「ママっ!?茶化すの止めてよ!!」
照子「ふふふ♪」
沙希「本当凄いですよね!いつも思いますが・・・」
真希「先輩は本当に勝ち組じゃないのかな?」
唯香「ホテルの大浴場に来ているみたい・・・ライオンの口からお湯が出てるし!」
詩音「ははは♪まぁ、ゆっくりしてくれれば良いよ!でものぼせる迄は禁物!!」
桜「あはははは・・・そうだよね・・・のぼせる迄入るのはちょっと・・・」
小雪「榊さん、さっきはありがとう!大分コツを掴んで来たから何とか宿題が終わる頃には私もマスター出来ているかもしれないわ!」
詩音「いいえ、私の方こそ大分分かって来ました!返す方法が意外と難しいなと感じていましたが、やはり腕の付け根の動かし方も重要の様ですね!」
桜「このまま上手く行けば卵ももう少しで・・・」
ひより「うん・・・夢に出て来なくて済みそうな・・・」
照子「うぐっ・・・」
桜「珍しくママがたじたじになってるぞ?大丈夫か?」
照子「えぇ・・・何とか・・・卵はもう1週間程は事足りているわね!」
桜「1週間って又微妙な短さだよな?・・・ははは・・・はぁ・・・」
入浴後、詩音の部屋にて布団を敷いて皆で雑談・・・
詩音「あっと言う間だったね!宿題も半分以上片付いているみたいだし、明日には完全に終わるだろうね!」
桜「ひよ子?明日残り少しだから頑張れよな!お前さえ集中してくれたら後は楽しい楽しい夏休み本編に突入だからな!」
ひより「うん!私頑張るよ!早く楽しい楽しい夏休み本編を進められる様に私頑張るね!」
桜「お前はいつもやる前は凄く張り切るんだけどな・・・集中が変な方向に向くから怖いんだよ・・・」
沙希「まぁ、夏休みは始まったばかりですからそれ程慌てる事も無いのでは?」
照子「ふふっ!甘いわね沙希ちゃん?ひよちゃんの集中力は丸3日続く事だってあるのよ!?特に本を読む事に関しては!」
沙希「ひゃぁ~!!!3日ですか!?それも本をですか!?」
桜「こいつ本当に凄いんだよ!本があり溢れる程読んでるしそれでいつも宿題やら何やら疎かになってしまっているんだよ!」
沙希「これは又ベクトルが違う様な・・・珍しいタイプの・・・」
桜「だよなぁ?やっぱり変なんだよ!こいつは(笑)」
ひより「誰が変だって!?」
桜「ひっ!?後ろから気配隠して近づいて来るなよ!」
ひより「又私の悪口言ってたでしょ!?」
桜「お前トイレに行ったから・・・って別に悪口じゃないって!本を読むのが好きだから色々読んでいて凄い知識なんだって教えてた所だよ!」
ひより「えっ!?そうだったの!?・・・そんな照れるよ・・・」
桜「照れる場所間違えてないか?」
唯香「ひより先輩は本当に知識が深いから色々とご存じなんですよ!?」
小雪「あら、そうなの!?でも今のお話だと本当に本が好きなのね!?そう言う知識的な所でのオーラは一切出ていないから凄いわよね!」
ひより「何だか小雪先生迄微妙に酷い事言ってない?」
小雪「いいえ?それだけ凄いって事よ?」
照子「そうなんです!ひよちゃんはあらゆる意味で凄いんです!」
ひより「あらゆる意味ってどう言う意味?」
照子「そっ!?それは・・・その・・・」
桜「珍しくママが言いやられてる!これは面白い光景だな!」
詩音「ははは♪でもそろそろ消灯時間を過ぎているから終業式もあったから疲れただろうし今日は少しだけ早目に眠るとしよう!明日以降は状況に応じて・・・と言う事でどうかな?」
桜「姉御も悪くなって来たな!それでこそだよ♪」
詩音「おぃおぃ、悪くは無いと思うけれど・・・」
詩音(耳打ち)「じゃぁ、桜は皆が眠った後外に来て欲しいんだ!」
桜(耳打ち)「あっ!?さっき言ってた事?分かったよ!後で・・・」
ひより(耳打ち)「照ちゃん!定番のイベントが始まろうとしているよ!早く寝たふり寝たふり♪」
照子(耳打ち)「もう、ひよちゃんったら~!ダメよ?今日は2人だけにしてあげましょう?この前は後から知ったみたいけど一応邪魔しちゃったから!」
ひより(耳打ち)「これも応援の内だよ!だからね?」
照子(耳打ち)「はいはい!分かったわ!じゃあ、寝たふりしなきゃね!」
♪スースー♪スースー
詩音(耳打ち)「桜?起きてるかい?」
桜(耳打ち)「うん♪大丈夫!」
詩音(耳打ち)「先に私が外に出ているから少ししたら出て来てくれないかい?」
桜(耳打ち)「うん!分かったよ!」
ひより「♪スー・・・スー・・・♪」
照子「♪スースー・・・♪スースー・・・」
桜「詩音ちゃん、お待たせ!」
詩音「桜、空を見てくれないかい?」
桜「空?・・・うわぁぁぁ!!何これ!?」
詩音「綺麗だろ?まだ言っていなかったけれど、この家って割と高い場所にあるからね!それにここの敷地は森みたいになっているから夜は周囲が暗くて空が明るく見える!周りに電飾のある建物や阻害物が無いから田舎の空の様に澄んだ空が見れるのさ♪」
桜「これを私に見せてくれる為に?」
詩音「あぁ!最初は桜に教えたかったんだ!」
桜「そう・・・だったんだ!・・・嬉しいな♪」
詩音「気に入ってくれたみたいで何よりだよ!」
桜「ねぇ、詩音ちゃん?」
詩音「ん?どうしたんだい?・・・あぁ!そうだね!折角の星空だから・・・」
桜「うん♪」
♪チュッ💛
桜「ありがとう♪」
詩音「私も、ありがとう!」
桜「あの・・・その・・・あまり聞くのはいけない事かもしれないけどさ・・・」
詩音「どうしたんだい?少し切なそうな顔をしているけれど・・・?」
桜「こう言う事って・・・今した事・・・これって私以外の・・・」
詩音「あぁ!勿論、桜にだけだよ?私だってそう言う事くらいは分かっているし、誰これ構わずと言うのは私自身のポリシーに反する。」
桜「詩音ちゃんは人気が高いし、皆にも優しいしモテるから・・・」
詩音「不安かい?」
桜「・・・少し・・・だけ・・・」
♪チュッ💛💛💛
詩音「このキスはどう言う意味か分かるかい?」
桜「へっ!?・・・えっと・・・どう言う?・・・」
詩音「誓いを立てたんだ!私は好きな相手以外とはキスをしませんって!」
桜「詩音ちゃん♪」
詩音「どうか、私のこの気持ちを信用して欲しいんだ!桜?」
桜「詩音ちゃん♪・・・うん!私、信じるね!嬉しいな♪」
詩音「やはり、君は可愛いね!私の好みのタイプだったよ!桜?」
♪ガサッ!!!
ひより「ちょっ!!蚊が・・・止めて!!」
照子「ダメよ!ひよちゃん!気付かれちゃうわ!?」
桜「ふ~た~り~と~も~!!!!!!!!!!」
ひより「はいっ!?見てません!キスしている場面等私たち一切見ておりません!!」
照子「ひよちゃん?自分で白状しちゃっているわよ?」
桜「覚悟は良いよね?2人共?」
ひより「えっ!?・・・えへへへへ?」
照子「まぁ、これは・・・2人を応援しようと・・・あまりひよちゃんを攻めないであげて欲しいの?」
桜「じゃあ、ママに矛先が向くけどいいの?」
詩音「まぁまぁ、もう私たちの関係はばれているのだから良いんじゃないのかい?桜?」
桜「詩音ちゃんは誰に対しても甘いんだよ!ちょっとこの2人にはお灸を据えてやらなきゃダメなんだよ!!」
詩音「桜は、私たちの関係がばれるのが嫌なのかい?」
桜「えっ!?・・・そんな事は・・・」
詩音「もし普通に日常生活で皆に「私たちはお互いを好きなんだ」って知られると嫌?」
桜「そんな事は無いけど・・・でも・・・」
詩音「じゃあ、どうしてそんなに隠そうと思うの?」
桜「詩音・・・ちゃん?・・・涙が・・・」
詩音「桜は私の事好きだって言ってくれた・・・私も桜の事が大好きだよ?なのに・・・なのに皆に隠そうとするのはどうして?私・・・私・・・」
バッ・・・・・
桜「詩音ちゃん?詩音ちゃん!!!待って!」
照子「桜ちゃん、ダメよ!そっちは行った事が無い場所よ!?」
ひより「あわわわわわ・・・私・・・どうしよう?・・・」
照子「とりあえず、桜ちゃんを追うわよ!?今日は詩音ちゃんの家、誰もいないって話だから!それに詩音ちゃんはここの家の子だからある程度森の中も分かっていると思うの!でも桜ちゃんは・・・」
ひより「分かったよ!早く追いつこう!」
桜は私の事を本当に好きなの?・・・私はこれ程・・・こんなに胸が苦しくなる程あなたの事を・・・好きなのに・・・どうして?・・・私たち同性だから?それとも私の事を好きだって言いたく無いの?
詩音ちゃん・・・ごめん!詩音ちゃんの事を考えられていなかった・・・いつも私は、私は・・・自分の事ばかり・・・こんなに詩音ちゃんとキスが出来て嬉しくて舞い上がって・・・浮かれてしまう程好きなのに・・・でも、皆に知られるのが怖い?・・・違うよ!本当は自慢すらしたい・・・でも・・・沙希ちゃんとか真希ちゃんが・・・詩音ちゃんは皆から好かれている・・・憧れているから・・・私が独り占めする事はこの皆の想いを踏みにじる事になる・・・だからいつも隠していた・・・ひよりと照子はそれを分かってくれていただから良かったけれど・・・でも・・・やっぱり知られてしまうのは・・・
桜「あれ!?詩音ちゃん?・・・見失った・・・どうしよう・・・結構深い所迄追って来ちゃったからな・・・罰が当たったのかな・・・詩音ちゃんの事が好きなのに詩音ちゃんの気持ちを考えられなかった・・・私が・・・私が悪いんだ・・・」
ひより「桜ちゃ~ん!桜ちゃ~ん!」
照子「桜ちゃん、桜ちゃん!!!」
ひより「ダメだよ・・・いない・・・懐中電灯持って無いから夜空が凄く綺麗だけどそれが代わりになる程度で・・・やっぱりあまりはっきりと遠く迄見えないね・・・」
照子「確か詩音ちゃんの家の周りって各2キロ程幅があった様な気がするわ!だとすれば私たちも結構遠い場所迄来ているみたいね!」
ひより「出入り口っていつも入るあの場所しか無かったよね?確か・・・」
照子「そうね!侵入者等が入って来られない為に出入り口は1ヶ所になっていたはず・・・でもセキュリティーが掛かっているはずよね?」
ひより「そうだね!だったらもうセンサーが感知しているはず・・・」
♪ピロロロロ・・・ピロロロロ
ひより「あっ!?沙希ちゃんからだ!もしもし?」
照子「ちょっとひよちゃん!?携帯持ってたの!?それを先に言ってよ!!」
ひより「うん・・・じゃぁ、もう警備員さん達が来てくれているんだね!?分かったこの辺りで待っているよ!ありがとう!じゃぁね!」
照子「ちょっと!ひよちゃん!携帯あるなら先に言ってよ!!」
ひより「あっ!ごめんね!私、最近出掛ける時には肌身離さず持つ様にしていたのを今思い出して・・・」
照子「とりあえず、警備員さんがどうのって言っていたみたいだけれど?」
ひより「もう来ているから私たちも探しに来てくれているみたい!事情は沙希ちゃんにも伝えておいたから2人も探してくれると思うよ!私たちはこの辺りで警備員さんを待つ形で良いって!」
照子「って、ひよちゃん?あれ?空!」
ひより「えっ!?・・・あれって?ヘリコプター・・・だよね?」
警備員「こちらA地点2名を発見致しました!これより地上の警備員に報告し、救出に向かわせます!」
ひより「凄いね!!流石と言うか・・・お金持ちの家って・・・」
照子「えぇ!・・・そうね!・・・」
桜「詩音ちゃん・・・ごめんね・・・私・・・私・・・うぐっ・・・うぅっ・・・」
警備員「こちらD地点、少女1名を発見しました。恐らくご友人の方だと思われます。これより地上警備員に救出に向かわせます!」
照子「桜ちゃんは見付かったみたい・・・でもまだ詩音ちゃんが・・・」
ひより「でも、詩音ちゃんはここの家の子だからある程度は場所が自分でも分かるんだよね?」
沙希「今、ご両親に電話を掛けてみましたが、どうやら迷子になるといけないから幼少の頃から絶対にこの周りの森へは行くなと・・・方向性が絶対に分からなくなるらしくて・・・止められていたみたいです!」
照子「じゃぁ、詩音ちゃんは・・・」
ひより(フラッ・・・)
バタンッ・・・
照子「ひよちゃん?ちょっと?ひよちゃん?しっかりして?ひよちゃん!?」
小雪「ショックで一時的に気を失っただけの様ね!大丈夫よ!ここのベッドに横にならせてあげましょう!」
詩音「無我夢中で走って来てしまったけれど、そう言えば、昔からこの森には入るなってきつく言われていたっけ・・・無我夢中になっていて、何処をどう走ったのかさえ覚えていなかったな・・・迷子・・・か・・・この歳で・・・自分の家の森で・・・我ながら情けない・・・そう言えば、ここってこんなにも暗くて怖いものだったのか・・・怖いと言うのはきっと1人だからかもしれないな・・・1人は寂しくて怖い・・・私は常に凛々しく強くと言う振る舞いを心して来たけれど・・・本当は凛々しくも無いし強くも無い・・・だって私は・・・1人の女の子・・・本当は・・・うぅっ・・・私は・・・私は・・・」
警備員「お1人お連れ致しました。後は詩音様です!只今空から見回っておりますがどうしてか全体的に確認しておりますが詩音様の姿が見当たりません・・・」
小雪「何かこちらの敷地に洞穴や空から見つからない場所なんてあるのでしょうか?」
警備員「我々もその事については聞かされておりませんので恐らくそう言う事は無いだろうとは考えておりますが・・・」
沙希「どうやらご両親がこちらへ向かわれているみたいです!ですがどうしても時間的に朝になってしまうらしいです・・・それからやはり警備員さんの言っている通り上から確認が取れない場所は今の所無いらしいです!」
小雪「そう・・・ありがとう!となると・・・やはりどこかの平地にいるはず・・・ここの森の木で葉っぱがかなり多い被さった場所等はありますか?」
警備員「えぇっと・・・こちらでしょうか・・・こちらはB区画になっていますが、特に迷いやすいと言われている場所でして、我々も一度厳重に注意されていた事があります!ここ以外には特にありません!」
小雪「だとすると、このB区画を探してみるのは!?」
警備員「確かに・・・一度こちらを地上の方から探してみる様伝えます!」
私もまだまだ未熟だな・・・小雪先生があの様に私の高く評価して下さっていたのに・・・桜・・・桜の事で心を取り乱されてしまっていたとは・・・それ程私にとって桜は・・・
警備員「詩音様でしょうか!?」
詩音「えっ!?・・・はい・・・私は榊 詩音ですが・・・」
小雪「見付かった!?・・・はい!確かにいたのですね?良かったです!はい!お待ちしています。皆さまもお気を付けて!」
沙希「先輩、見付かったのですか!?」
小雪「えぇ!あなたの行動のおかげよ!本当にありがとう!」
沙希「いいえ!先生の判断が一番大きいと思います!」
ひより「・・・ん・・・んぐ・・・」
照子「ひよちゃん?ひよちゃん?」
ひより「あっ・・・照ちゃん?・・・私・・・もしかして・・・」
照子「大丈夫よ?桜ちゃんも・・・今詩音ちゃんも見つかったって!だから安心して?」
ひより「桜ちゃん・・・ごめん・・・私・・・私・・・」
桜「もういいんだ・・・元はと言えばあたしが変に隠してたからそれが祟ったんだよ・・・詩音ちゃんの気持ちを分からずに・・・」
警備員「詩音様をお連れしました!お怪我は皆さま無いと言う事で詩音様もご無事でした!では我々はこれにて帰らせて頂きます。署名の方も詩音様に頂いております。ご両親様の方にも我々からご報告致しますので皆さまはお疲れでしょうからお休み下さいませ!それでは、失礼致します。」
小雪「榊さん?大丈夫だった?」
詩音「ごめんなさい・・・私が勝手な事をしてしまった為に・・・皆を・・・皆を・・・えぐっ・・・うぐっ・・・」
桜「詩音ちゃん・・・ごめんなさい・・・私が・・・私がいけなかったの・・・本当は・・・えぐっ・・・えぐっ・・・」
小雪「何があったのか分からないけれど、2人共疲れたでしょ?今日はゆっくり休みましょう?それから、皆も疲れちゃったと思うから明日改めてお話しましょう?榊さん、ご両親に念の為連絡を取りたいので電話番号を教えてもらえる?」
詩音「はい!こちらです!」
小雪「ありがとう!」
小雪「寝る直前だけれど、榊さんのご両親には全員無事で榊さんの声も聴いて安心されたみたいなので一応こちらへ帰って来ないで現地へ戻られたわ!榊さん?本当に良いの?続けても・・・」
詩音「はい!私はもう大丈夫です!桜からも事情は聴いたので安心しました!」
小雪「そう!それなら安心したわ!じゃあ、明日も張り切って宿題を頑張らなきゃね!」
ひより「・・・・・・」
桜「・・・・・ひ・・・ひよ子・・・宿題そんなに嫌なのか?」
ひより「・・・・ううん・・・そう言う事じゃなくて・・・」
照子「まっ・・・まぁ、明日に備えて寝ましょう!」
翌日・・・
小雪「集まったわね!?昨夜少し疲れが溜まっていたと思うし朝も遅めになっちゃったけれど、どうも私は先輩たちの方がモヤモヤしている感が強いからここで決着付けてみようと思うんだけど?どうかな?」
詩音「決着・・・ですか?それはどう言った?」
小雪「昨夜、榊さんが外へ出て行った・・・その後少ししてから相楽さんが出て行った・・・・その後更に少ししてから待乃さんと天海さんが出て行った・・・残っていたのは後輩ちゃんたちと私だけ・・・一体何があったのかしら?」
沙希「止めてあげて下さい!」
小雪「水乃瀬さん?」
沙希「私、本当は・・・本当は知っているんです・・・詩音先輩と桜先輩が・・・両想いだって事を!」
桜「沙希・・・ちゃん!?」
沙希「ごめんなさい・・・本当は知っていたのに、桜先輩私たちに気を使ってくれていたんですよね?でももうそう言う心配は必要ありません!私も確かに詩音先輩の事が大好きです・・・でも詩音先輩は既に桜先輩に意識が行っていた・・・あの時!去年初めて先輩方とお会いしたあの日から・・・本当は全部分かっていました!きっとお互い想い合っていたんだなって・・・」
詩音「沙希・・・・君は・・・」
沙希「私は確かに詩音先輩が大好きです!ですが私は・・・どちらかと言うと憧れと言いますか・・・アイドルに憧れるみたいなそんな感じで先輩を見ていたから・・・桜先輩の様な真っ直ぐな強い想いでは正直言ってありません・・・だから桜先輩?おお方詩音先輩が好きな事を隠そうとしていたのを詩音先輩が勘違いされたんでしょう?」
桜「沙希ちゃん・・・どうしてそれを?・・・」
沙希「と言う事は私の推測は正解だと言う事の様ですね?私は推理ものが好きなので割と当たるんですよ?勘もです!」
詩音「すまない・・・君たちに迄迷惑を掛けてしまっていた・・・私とした事が・・・うぐっ・・・」
真希「詩音先輩?私も先輩の事憧れています・・・ですが、沙希もそうだと思いますが、先輩?あなたに憧れた所ってどこだと思いますか?」
詩音「私の?・・・いつも私が告白される時は「凛々しい」「強い」「格好良い」等と言われていたけれど・・・」
真希「やっぱりそう言う部分ですよね・・・私たちもきっとそう言う面も憧れていたのだろうと思います・・・ですが、本当に私たちが先輩に心惹かれていたのは・・・」
唯香「優しい所・・・そして、か弱い所・・・人に見られてはいけないと必死に隠そうとしている部分がチラホラ見えちゃっている所・・・そう言う所だったんだと思うんです!」
沙希「か弱い先輩、優しい先輩、可愛い先輩・・・皆、詩音先輩が好きだと言う割に分かっていないんですよね・・・こう言う部分が本当に先輩の魅力だって事に・・・だから恋心と言う想いよりもむしろ本当の意味での憧れ・・・女性としての憧れ・・・それを詩音先輩は持っていたから私たちは先輩のファンになったのだと思うんです!」
真希「だから、もし私たちの為に自分の本当の想いを隠し続けていらっしゃるなら、どうか本当の自分を、想いを出して欲しいです!・・・桜先輩?」
唯香「自分を隠し通す事は本当に辛いし苦しいと思います。でも私たちはそう言う事はむしろ応援したいので安心して下さい。もし私たちに気を使って下さっているのならそう言う事はしないで欲しいです!」
桜「3人共・・・わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・・・・」
詩音「君たち・・・うぅっ・・・・うっ・・・」
小雪「私がいなくても解決出来たみたいね!・・・と言うよりしっかりとした後輩ちゃんたちね!先輩たちがむしろ見習わなければいけないわね?」
ひより「はい・・・仰る通りです・・・」
照子「今回の件に関しては本当に反省するべき所でした・・・」
小雪「さて、落ち着いたらお腹が空いて来たから朝ご飯をぱぱっと作っちゃうから皆は座って待っていて?」
桜「皆・・・本当にごめんなさい・・・それから、沙希ちゃん・真希ちゃん・唯香ちゃんが言っていた事は全て私が想っていた通りの事実です。私は、榊 詩音ちゃんの事が大好きです!これは最初に会ってしばらくしてから、色々と共通点が出て来たり、詩音ちゃんが肌身離さず持っている刀が私の家が刃物屋さんで元々榊家の刀を作っていた事、それから私が最初詩音ちゃんに憧れていた事、そしてそれが恋心に発展していた事・・・全て今言ってくれた事が本当の事・・・だからここでもう一つ私から伝えなければいけない事があります。詩音ちゃん、今迄詩音ちゃんの本当の気持ちを分からず自分だけ舞い上がってしまって結局詩音ちゃんを傷付けてしまった事、本当にごめんなさい。これからは誰にも隠さず詩音ちゃんを好きだって言う気持ちを表に向けて行きたいと思います。だから・・・詩音ちゃん・・・」
詩音「ダメだ・・・一つ大事な事が残っている・・・」
桜「えっ!?・・・大事な事?」
♪チュッ💛
桜「ひゃっ!!詩音ちゃん?・・・」
詩音「これで許すよ!それから、桜・・・私が未熟だった為に、君を苦しめていたなんて・・・私こそ桜の気持ちを分かろうとせず自分勝手な事を言ってしまったね・・・本当に・・・本当にごめんなさい・・・でもこんな私でも好きでいてくれるかい?」
桜「そんな・・・勿論だよ!これからも宜しくね?詩音ちゃん!」
詩音「あぁ!良かったよ!本当に・・・こちらの方こそ宜しくお願いします。相楽 桜ちゃん!」
小雪「はぁぁぁ・・・キスの件は本来私は止めるべき事になっちゃうけれど・・・致し方ないか・・・私も今は榊さんの自宅にお世話になっている身だし、何だかんだ言っても私も助けてもらっているからね!今日の所は見なかった事にするわね!でも人前でキスは今のあなたたちはあまり良い行為とは言えないからね!そこだけは気を付けないといけないわね!」
詩音「先生、恩に着ます。」
こうしてあたしは本心を表へ出す事にした・・・
最初は凄く恥ずかしくて、自分のキャラに合わなかったけど、慣れて来るとあまり気にならなくなった。むしろ楽になった。隠さなくて良くなったから!でも相変わらず皆の前では詩音ちゃんの事を「姉御」と呼んでしまう・・・まぁ、これ位なら詩音ちゃんも許してくれるかな・・・
ひより「宿題やっと終わった・・・」
照子「よくやったわね!色々とあったけれどそれでも早い方だったわね!」
ひより「今回はかなりぐったりしたからもっと褒めて~?」
照子「よしよし・・・ナデナデ♪」
ひより「あぁぁぁ~癒されるぅ~・・・照ちゃんにナデナデされるの好き~♪」
小雪「本当に皆早いわね!!噂には少し聞いていたけれど・・・後輩チームも既に終えているとは!!ここのメンバー優秀過ぎ?」
ひより「でへへへへ~♪先生~!もっと褒めてくれていいからね~?」
小雪「なるほどね・・・待乃さんはこう言う所があると言う訳か・・・」
照子「そうなんです!昔からお調子者だったのであまり褒め過ぎるとおいたをしでかしてしまうのでそのくらいで良いです!」
小雪「私もこの子の扱い方を勉強した気がするわ!ありがとう、天海さん?」
こうして、怒濤の夏休みが始まり、1波が収まったのだった・・・
宿題は無事に済ませたので残りは夏休みを堪能するぞっ!と言う事で次回は夏休み後編へと続くのです!・・・卵焼きと目玉焼きの件は無事に2人共焼ける様になり、お互い解決に至ったのでした♪
桜「と言う事で、久しぶりの、のんくら♪かと思えばとんでもない展開で無事に解決したから良いものを・・・と言うかあたしキャラ崩壊?」
詩音「私も何だか恥ずかしいキャラになってしまった様な気が・・・」
ひより「大丈夫だよ!私が一番悪人になってたから・・・これはきっと作者の陰謀だよね?私が少し意地悪したみたいな感じになっちゃったから私に八つ当たりしたんだよきっと!酷いよね?主人公に八つ当たりするなんて!!」
照子「でもいつもながら最後は丸くまとめちゃうのよね?それがまだマシなのかもしれないけれど・・・」
小雪「何だか今日は私も随分とお邪魔してしまったみたいだけれど良かったのかな?」
桜「先生はむしろいてくれて良かったと思います!ぼんくら作者が何しでかすか分からないので先生も見張っていて欲しいくらいです!!」
小雪「あら?でも綺麗にまとめていると私も思うわよ?あんな激しい展開で親御さんすら帰宅させずに戻してしまうのだから!」
詩音「確かに・・・今迄直接私の両親が1度たりとも登場した事はありませんでしたから・・・桜のご両親は何度か登場されていますが・・・」
小雪「後、私がいながらあなたたちが結ばれる展開だったのだからむしろ感謝する所だと思うし・・・」
照子「そうですよね・・・確かに2人が皆に祝福されて結婚するシーンなんて見ものだったわね♪」
桜「ママ脚色し過ぎ!!結婚だなんて!まだ・・・」
ひより「まだって事は行く行くは?・・・」
桜「ひよ子!?お前も調子に乗り過ぎだよ!!あくまで両想いだって事を表面に出しただけだからっ!!」
詩音「どんどん百合要素が強くなって来ている気がするのだが・・・これで良いのだろうか?」
小雪「まぁ、でも無事に問題が解決した事だし、宿題も解決済みだから次回は楽しみでしょ?私もご主人様、いえ、あいつとちょっと出掛けたりして来ようかしら?」
桜「もう化けの皮が剥がれちゃってますから素直に・・・で良いのでは?私みたいに・・・」
小雪「そっ・・・そうね・・・いかんせんずっとこのオーラを出したままだったから戻すのに少し時間が・・・」
詩音「雪之丞先生ってサングラスを外されると美形だって評判もあるみたいですし・・・」
小雪「何?その設定!?ちょっと私得?」
桜「そうだったんですか!?意外だなぁ・・・私の弟子とか言って来たのに・・・」
小雪「えっ!?弟子?それどう言う事?」
桜「あっ!?しまった・・・実はですね・・・私って極度のオタクなんですが、あたしがギャルパンって言うアニメが大好きで、去年のゴールデンウィークの劇場版を観に行った時に先生がいて、先生も実はギャルパンの大ファンであたしの方が先に観ていて知っていたから弟子になるって言う勢いでそれ以来・・・」
小雪「・・・・・・・・・・ぐぬぬぬぬ・・・・雪之丞ぅ~・・・・・許さない!!!私が色々と教えてあげるって言ったのにぃぃぃぃぃ~・・・」
桜「えっ!?小雪先生もオタクですか?」
小雪「私は違うわよ!?でも時々そう言うのは観ているけれど・・・ギャルパンって何故か私たちにも関心を持たせてくれる作品だったから私が最初にあの人に教えてあげたの!」
桜「えっ!?そうだったんですか!?てっきり雪之丞先生が飛びついていたのかとばかり・・・」
小雪「それを私じゃなくてこんな可愛いギャルパンっぽい子にデレデレしながら教えを・・・許せない!!ちょっと帰ってお仕置きするから今日はこの辺で!又学校で会いましょう?まだ夏休みも始まったばかりだから事故とか本当に気を付けてね!2学期元気に会いましょう!じゃあね!」
詩音「行ってしまわれたか・・・小雪先生も凄く美人なのに少しズレてしまっている所が何とも・・・」
桜「でも、そう言う所に惹かれる男って多いんじゃないのかな?まぁ、あたしには関係無いけどね!」
ひより「そうだよね!桜ちゃんは詩音ちゃんオンリーだからね!関係ないよ!きっと!!うん!」
桜「ひよ子?ちょっとそっちの部屋行こうか?」
ひより「えっ!?・・・ははは・・・冗談だよ?冗談?」
照子「ひよちゃん、反省があまり無い所もあるわよね!ちょっとそっちの部屋に行きましょうか?」
ひより「反省があまり無いのは照ちゃんも同じだよぅぅぅ~!!!」
詩音「でも、今回は沙希と真希と唯香にはかなり助けてもらったからなぁ・・・彼女たちにもお礼をしなければ!」
桜「そうだね・・・あの子たちのおかげで私も素直になれた・・・本当に感謝だよ!」
ひより「と言う訳で、前半なのにかなりお疲れモードになっちゃったから作者は次回は緩い作品を書いてくれるだろうと思います!緩くなければ私が緩ませて来ます!」
桜「何気に恐ろしい事言ったよな?」
ひより「そんなこんなで次回は夏休み後編に入りますが、間に合わなければ9月頃の投稿になってしまうかもしれないらしいです・・・夏休みじゃないじゃん!」
桜「まぁ、冒頭で体の疲れがどうのって言ってたし老化現象が始まったんだよきっと!」
詩音「そうか・・・体がなまっているみたいだから私が稽古を付けてやろうと思うのだが・・・」
桜「それが良いと思うよ!姉御がしごいてあげたらきっと作者も悦ぶ・・・じゃなかった・・・喜ぶだろうし、のんくら♪の更新も増えるだろうし!張り切ってしごいて来ちゃってよ!あたしも応援するからさ!」
詩音「そうだな!では私も行って来るよ!」
ひより「と言う訳で、もう2万5千文字前後あるって出てるよ!作者張り切り過ぎてない?又例の、途中から筆が乗ったとか訳の分からない事を言い出すよきっと?」
照子「まぁ、私たちの事を忘れていなかったと言う事で良かったんじゃないのかしら?」
ひより「忘れてたりしたらとっくの昔にこの世にいなかったと思うよ!うん!」
桜「だからお前がそう言う不粋な事を口にするんじゃないって!!それはあたしの仕事だからっ!!・・・まぁ、今日の内容で少しだけ見直してやっても良いかなって思ったり思わなかったり・・・」
ひより「やっぱり桜ちゃんってツンデレじゃない!!」
桜「だから別にデレてないって!!誰があんなおっさん好きになるかよ!大体あたしは詩音ちゃん・・・いや、何でもないよ!」
ひより(ニヤニヤ♪)
照子(ニヤニヤ♪)
桜「お前ら・・・本当通じ合ってるよな!羨ましいくらいに・・・」
ひより「じゃぁ、次回の、のんくら♪もお楽しみにね!!」
第十四のん♪ 終
桜「桜って誰?」
ひより「えっ!?もしかして桜ちゃん記憶喪失になっちゃったの!?病院病院・・・急いで電話を・・・」
桜「もう、どうでも良いよね?あたしらなんてさ?」
ひより「ちょっと何一番張り切ってた人が落ちこぼれみたいな状態になってるのぉ~っ!?しっかりしてよ!」
桜「いや・・・ぼんくら♪って前回更新日いつだったか覚えてるか?」
ひより「桜ちゃん、しっかりして!?「ぼんくら♪」じゃなくて「のんくら♪」だから!ぼんくらなのは作者だからっ!」
桜「6月だぜ!?6月っ!?それを2か月近く放置されてよ!?一体どうなってんだよ!?今日はここで1話分作者を説教だぜ!」
ひより「あぁ~・・・確かにもう2か月近く経つよね・・・前回の十三のん♪やったのが6月12日でようやく更新されるみたいだし・・・」
詩音「どうやら作者殿の日常がバタバタしていた上、少々疲れが出ていた様だ・・・こればかりは致し方無いのかもしれないな?・・・」
桜「甘いよ・・・本当に2人共・・・そんなんだからバカ作者も甘えるんだよ!1度やるからには男なら貫き通さないといけないだろ?今日は作者説教コーナーを設けてやる!おい、作者出て来い!」
天の声「い・・・いや・・・その・・・」
桜「「天の声」とか図々しいんだよ!バカでいいだろ?」
バカ「えっ!?・・・バカですか?・・・それはちょっと・・・」
桜「そこに正座しろ!」
バカ「はっ・・・はい・・・」
桜「あんたさ?この2か月あたしら放置して何やってた?」
バカ「えっ!?・・・いや・・・先程、詩音さんが仰った通りでして・・・」
桜「私生活がどうの、体調がどうの・・・そう言う事か?」
バカ「はい・・・それよりこの「バカ」って言う名前止めてもらえませ・・・」
桜「うっさいっ!!あたしらずっと待ってたんだぞ?ただでさえアクセス数が取れなくなって来て、読者さんが逃げて行ったらどうすんだ!?大事な読者様そっちのけでお前は何やってたんだ!?」
詩音「まぁ・・・桜?その辺りで?・・・」
桜「姉御は黙ってて!?あたしらの将来が掛かってんだ!?今日と言う今日は、許さねぇ!?」
ひより「少し疲れが激しかったらしいから桜ちゃんもその辺りにしておこうよ?バカ相手にしてても私たちが疲れちゃうだけだから?ね?・・・」
バカ「ひよりさん・・・地味に酷いフォローの仕方をして来るね?・・・まぁ、事実だけれども・・・」
桜「大体、ようやく新入生が来てくれて盛り上がって来ると思っていたらどうよ?この有様・・・あたしらあんたの初のシリーズ作品のキャラクターだろ?それを他の作品に手を着けて大事にしてさ?」
バカ「いや、大事にしていますとも!勿論!だが、私にも平等に愛する必要があるので他の作品にもですね?・・・桜さん?・・・ちょっと・・・それ何?・・・いや、止めて?・・・お願い?・・・」
桜「こ~の~バカ作者っ!?」
♪ドカンッ!!バキッ!!ドゴッ!!ズカッ!!!!!
詩音「桜、その辺で止めておけ!」
桜「姉御っ!?」
詩音「君は格闘技をやっているが作者殿は素人だ!下手に技を掛けると・・・ほら?」
バカ「・・・・・・・ゴブッ・・・・・・・・」
桜「チッ!?逃げたか!」
ひより「じゃあね・・・一応この場をお貸りして作者にお詫びしてもらおうよ?ねっ?読者さんへ向けた誠意ある謝罪を・・・それで夏休みのお話に入って行く感じで・・・」
詩音「そうだな!それが良い!あまりこの場でずっとやっていても話が進まないだろうし・・・桜?それで良いだろ?」
桜「まっ・・・まぁ2人がそこ迄言うなら・・・ほら、作者?読者さんにお詫びしろ!?」
作者「ひより・・・詩音・・・桜!?・・・分かった!お詫びをするよ!」
桜「ほら、さっさと謝る!」
作者「えぇ!コホンッ!!・・・読者の皆さま、日頃は小鳥遊 凛音シリーズ作品並びに短編作品をご覧下さり誠に、誠にありがとう御座いますm(_ _)m この度、のんくら♪最終話とあいなりまして・・・」
桜「ちょっと待てっ!?・・・聞き捨てならないセリフがあったぞ?もう一度言ってみろ?」
作者「桜さん?・・・少々お顔の様子が・・・じょっ!?じょっ!?冗談ですよ・・・いや、久しぶりだから舞い上がっちゃって・・・ほら、この作品、私が初めてシリーズとして書いたもので・・・」
桜「私は良いから読者さんへ向けてお詫びだ!?いいな?お詫びだぞ?手前の言い分じゃねぇんだ!いいな?分かったな?」
作者「ひぃっ!?・・・わっ、分かりました!!ちゃんと言います!言いますからその脅しみたいな表情で近くに来るのだけはやっ!?止めてぇっ!?・・・」
桜「続けろ?」
作者「えっ・・・日頃はのんくら♪を始め、小鳥遊 凛音の作品をご愛顧頂きまして誠にありがとう御座います。小鳥遊個人的な都合により、少々更新期間が空いてしまいいつもご愛顧下さっている読者様にはご迷惑をお掛け致しております。私生活の面、それから私個人、少し疲れの方が溜まっておりまして、中々執筆活動を以前の様な状態に戻す事が出来ず前回更新分よりお時間を頂戴する運びとなってしまった事をお詫び致します。今後しばらくの間は更新の方がアンバランスになってしまうかもしれませんが、又、以前の様に毎週か遅くとも隔週更新に戻せる様努めて参りますので今後とも小鳥遊 凛音及び、水無月 卯月の作品を何卒、宜しくお願い致します。」
桜「ポカ~ン・・・」
詩音「流石、大人だな!」
ひより「ふふん♪」
桜「お前・・・見直したぞ!お詫びの帝王なんじゃないのか?」
詩音「やる時はやる男だと言う事の様だな?流石です、作者殿!」
作者「どうだ!?参ったか?」
ひより「ふふ~ん♪ふふ~ん♪」
桜「どうした?ひよ子がどうしてドヤ顔してんだ?」
ひより「だってその文章・・・はぐっ・・・ふぐぐぐぐぐ・・・・・」
桜「はぁ?どうした!?作者、ひよ子の口から手を離せ!」
詩音「そう言う事だったのか・・・作者殿、見損ないました!」
桜「どう言う事だ?ひよ子?」
ひより「この文章、作者に頼まれて私が書いたの・・・それで当日お詫びする時に使わせて欲しいって言うから・・・どう?しっかりと書けてるでしょ?」
桜&詩音「さ~く~しゃ~(ど~の~)!!!!!」
作者「いっ!?いや、あの・・・ですね?・・・お2人共?・・・これはですね・・・私が・・・」
桜&詩音「死ねっ!?」
♪ズカッ!ドゴッ!バキッ!グキッ!!!!!
作者「ふっ・・・・ふがっ・・・・・・」
♪バタンッ!!!
桜「さて、今日のお話は夏休みだ!いよいよ待ちに待っていた楽しい夏休み♪・・・作者はくたばっちまったから作者抜きで張り切って参りましょう♪」
詩音「今回も前編・後編と分かれているので次回は夏休みの後編になります。」
ひより「作者いないけど大丈夫なのかな?・・・ちょっといつもよりのびている時間が長いような・・・こんなんでも一応いないと私たち・・・」
桜「大丈夫大丈夫♪こんなのいなければ他の作者さんが現れてくれてもっとしっかりとした作品になるだろうからさ♪むしろ好都合だよ!」
詩音「あぁ・・・今回は私も流石にフォローし切れなかった。新しい作者殿を待ってみてこののんくら♪をもっと活気のある作品に変えてもらうのも手だと思うんだ!」
ひより「まっ・・・まぁいいか・・・じゃっ!張り切って夏休み前編お届けします♪」
照子(ツンツン・・・)
作者「・・・・・・・・・・」
照子「本当に不器用な人ね?・・・もっと私たちを大切にしているって言う事を出して行けば良いのに・・・どうして自分が反感喰らう様な流れを作ってしまうのかしら?」
作者「流石ママ・・・ゴブッ・・・・」
照子「あなたにママって呼ばれる筋合いは無いわ!」
作者「照子師匠・・・ゴブッ・・・」
照子「あなたに師匠って呼ばれる筋合いも無いわよ?・・・支障を来すから止めて頂戴?」
作者「お見事!?・・・流石私の分身・・・オヤジギャグもお手のも・・・ブッ!?」
照子「誰が分身なのかしら?・・・あなたの様な人の分身だなんて恥です!」
作者「どうぼ、ずびばぜんでじだ・・・(どうも、すみませんでした)」
照子「人生色々あるから焦らないで・・・そして体ももう少し鍛え直さないといけないわ?」
作者「流石、照子・・・何でもお見通しと言う訳か・・・」
照子「えぇ・・・私は何でも知っているの・・・この先の展開も・・・」
作者「そろそろ本編進めて頂いても宜しいでしょうか?・・・折角主人公が振ってくれたのに話が反れかけてしまっているので・・・」
照子「あらあら・・・私とした事が・・・じゃぁ、一応私からも・・・のんくら♪地味な作品かもしれないけれど、私たち楽しくやっているので、これからも皆さまの応援があれば良い展開も作者としては考えてくれると思います。この様な作者ではありますが、とても作品を愛してくれていて、私たちも大切に考えてくれています。どうぞ宜しくお願い致します。」
作者「照子・・・女神様?・・・」
照子「あらあら?少しフォローしたら直ぐ堕ちたのね?・・・いいわ♪後でお仕置きも兼ねてあちらの・・・」
作者「いいえ、結構です!それでは、久々ののんくら♪楽しい楽しい夏休み前編をお楽しみ下さい!」
桜「あっと言う間に夏休みだな!?って言ってもさ、何だか体が軽過ぎて変なんだよな・・・」
ひより「それはあれだよ!・・・この作品が・・・ふがっ・・・ふごっ!!・・・」
照子「ひよちゃん?それは言っちゃダメよ?さっき理由を説明していたでしょ?」
桜「いや、その・・・ママも同じ様な気がする・・・」
詩音「まぁ、そう言うモヤモヤも消し去る為にも今回の長期休み中にも色々と出掛けたりしないか?」
桜「いいね!どうしようか?夏だからやっぱ海とか!山ってのもアリかもだけどさ?」
詩音「そうだな・・・又私の家の別荘を手配しようか?どっちもある所があって・・・」
桜「姉御の実家ってやっぱり壮絶だよな・・・はは・・・」
照子「じゃぁ、私たちも参加させてもらえるのかしら?」
詩音「勿論だよ♪それに今年からは後輩もいるから皆で行こうよ!」
ひより「いつにする?私も準備しなくちゃ!!」
桜「お前は、例の如く!先に宿題を済ませるんだぞ?」
ひより「そんなぁ・・・帰って来てからやるからぁ!!」
照子「ダメよ?そうやって結局夏休み最終日に私も駆り出される事になるのだから!先に済ませちゃいましょう?」
ひより「えぇぇぇ~!!!!?」
桜「えぇぇぇ~!!!!?じゃな~い!!!お前は出来る子なんだから先にやる事済ませるんだ!宿題だって集中し出したらあっと言う間じゃんか!」
ひより「そんなぁ・・・その一苦労が辛いんだよぅ~!!!」
詩音「じゃぁ、今回も皆で宿題を済ませようか!先に私の家に皆を招待するから昨年の様子を考えると2~3日あれば十分だろう?私も自宅には泊りでそのくらい大丈夫か話をして置く事にするから!早速行けそうだったら明日の終業式に調整してもらう様に伝えておくよ!」
桜「流石姉御!!仕事が早い!!」
照子「じゃぁ、詩音ちゃんの応答次第では明日から早速泊り掛けの宿題合宿と言う事で皆のご両親にも話を付けておいてね?」
ひより「やったぁ~!!!詩音ちゃんの・・・又あの豪邸で皆で♪」
桜「今回は宿題メインだからな?そこの所間違えるなよ?」
ひより「分かってるよぅ~!!それより今日って終業式前日だったんだね?知らなかったよ!」
照子「ひよちゃん!?そう言う事は言っちゃダメでしょ?ほら、作者さんがいじけちゃったじゃない・・・」
桜「地味にチクチク刺さる様に攻撃を仕掛けるよな?ひよ子って・・・ナイスだけどさ・・・あまりキャラに合って無いしお前は止めておいた方が良いだろうな!」
ひより「えぇっ!?私が悪者?・・・別にそう言うつもりで言ったんじゃないもん!!本当に楽し過ぎてもう1学期も終わりなのかなって思っただけなのに・・・(シュン)」
照子「あらあら!本当にそうだったのね?・・・ごめんなさいね、変な誤解をしちゃったわ!?」
詩音「皆、明日からOKだって!皆の親御さんにも明日から泊りで大丈夫か確認だけ取って欲しいんだ!後、沙希と真希と唯香にも伝えておくから!」
照子「流石詩音ちゃんね!仕事が早いわ♪」
ひより「じゃぁ、お泊りセットの準備をしないと!!」
照子「ちゃんと、おじさまとおばさまに確認取ってね?」
ひより「大丈夫だよ!うちの大黒柱は私だから!」
桜「又訳の分からない事を言い出したな・・・ひよ子?お前一応知っているとは思うけど聞くぞ?大黒柱ってどう言う事か知ってるか?」
ひより「勿論!色々と説はあるんだけどね、言わば、建物を支えている柱の中でも一番重要な位置と役割を担っている柱だからこれを家庭に例えて、生活と言う建物を支えている人、即ち、収入でそれを・・・」
桜「分かった・・・もう良い・・・お前は天才だから何でも知っているもんな?」
ひより「えへへ♪」
桜「じゃぁ、その天才が実力発揮させるべく姉御の家にお邪魔して宿題を片付ける!いいな?天才のお前ならあっと言う間だ!今回もあたしらがいるから楽しいぞ?お前は出来る子だ!お前は出来る子だ・・・」
ひより「うん・・・私は出来る子・・・私は天才・・・私は宿題を直ぐに終わらせる・・・」
照子「あらあら、桜ちゃん?どこで催眠術なんて覚えたの!?ひよちゃん深く掛かっちゃったみたいよ?凄いじゃない!!」
桜「あぁ・・・何と言うか本で?・・・結構上手く行くもんだな?これって?」
詩音「い・・・いや・・・これはひよりが素直と言うか・・・単純?・・・と言うのか・・・」
終業式・・・学校内で!
詩音「後輩3人組も今日から泊り掛けでも大丈夫だって!」
桜「よしっ!!じゃあ、学校終わったら早速準備して姉御宅だ!!」
ひより「おぉっ!!」
照子「おぉっ!!」
小雪「はい、皆?聞いて!・・・今日で一応1学期は終了します。皆が待ちに待っていた長い夏休みに入ります!もう皆は大人とほぼ変わらないと思うからしつこく言うのは気が引けるけれど、毎年必ずと言って良い程事故が発生します!だから皆も色々と楽しい事が多い夏休みだけれど、事故に遭わない様にだけ、特に海や山に行く予定の人、ニュースに出ないでね!出て良いのは街角インタビューとかだけにしておいて下さい。」
男子生徒「先生は夏休み何処か行くの?グラサン先生とラブラブなんでしょ?」
小雪「えっ!?私?・・・さぁて・・・どうだろう?・・・どう思う?」
男子生徒「ひっ!?・・・先生?その下舐めずりしながら流し目でこっち見るの止めてくれませんか?」
小雪「ちょっと色々と連れて行ってもらう様にお願いしなくちゃね・・・って言っても私たちはお盆休みだけしか無いけれど・・・」
女子生徒「そうか!大人だから生徒みたいに長い休みが無いんだよね!?大変だなぁ・・・大人って・・・でも先生って実はプライベートでは逆転しているって噂が・・・」
小雪「さぁて・・・どうだろう?・・・どう思う?」
女子生徒「いっ!?いや・・・だから、その下舐めずりしながら流し目でこっち見るの止めてくれませんか?・・・正直・・・怖いです・・・」
小雪「皆が見ていた通りよ?」
照子「色々と勉強になるわね!」
ひより「いや・・・照ちゃんのその勉強になるって言う部分がよく私には分からなくて・・・」
詩音「噂は事実と見た!」
ひより「えっ!?どう言う事?」
詩音「先生は雪之丞輝義先生を尻で敷いていると見せ掛けているけれど、実は家では逆の立場の様だ!」
照子「やっぱりそうだったのね!?」
ひより「えぇっ!?どうして分かっちゃうの!?今の話の流れでどうしてそれが分かるの!?」
桜「本当だよ!?どのシーンを見ればそうなるんだよ!?」
詩音「目が嘘を言っているんだ!」
桜「あの流し目に?」
詩音「いや、受け答えをしている時の目だよ!」
桜「流石にあたしでも分からなかったよ・・・」
小雪「あら?何の話かな?私も混ぜて?」
桜「ひっ!?・・・先生!?気配が無かった!?流石・・・」
小雪「って言う事は私の話をしていたのね?」
詩音「流石小雪先生!色々と勘が鋭いですね!」
小雪「そうかしら?でもあなたも相当なものだといつも感じているけれど・・・榊さん?」
詩音「いえ・・・私はまだまだです!いつも先生の様に精神鍛錬を見習わなければと日々精進しているのですが・・・中々・・・」
小雪「あなたなら私なんか直ぐに追い越せると思うけれど・・・既に私と同等の所には到達出来ていると思うのだけれど・・・」
ひより「この空気・・・前にもあった様な気が・・・」
照子「あらあら!デジャヴかしら?私は記憶が無いわね!」
ひより「嘘だよね!?思いっきり照ちゃんと私とで話してたもんね!?」
照子「あらあら♪そうだったかしら?」
ひより「やっぱりこの、のんくら♪に出てい来る人って皆変だよ!?」
桜「おい!あたしも変って事か?」
ひより「うぅ・・・桜ちゃんは・・・」
桜「おいこら!そこは桜ちゃんはまともだよ!って言う所だろうが!?」
ひより「冗談だよ・・・でも先生が詩音ちゃんを同等って言ってるけど確かに詩音ちゃんも凄いと思うけど・・・」
詩音「私は卵焼きがまだ綺麗に出来ません・・・」
ひより「へっ!?」
小雪「私は目玉焼きの周辺を焦がしてしまうの・・・」
桜「へっ!?」
詩音「どうしたら上手く返せて綺麗な形に出来るのでしょうか?」
小雪「どうすればあの硬い焦げ目を無くせるのかしら?あれを焦がしてしまうといつも輝義様が怒ってしまうの・・・はっ!?」
詩音「やはり・・・家では亭主関白だったのですね!?」
小雪「私とした事が・・・こんな所でヘマをしてしまうなんて・・・」
桜「って・・・何の対決してんだよ!?あんたらっ!?」
小雪「(・ω<)」
詩音「(・ω<)」
桜「(・ω<)じゃねぇっ!!!!!!!」
桜「なるほど・・・完全に旦那さんがご主人様なんですね・・・」
詩音「それで、この間も目玉焼きの周りを焦がしてしまって叱られた訳ですね・・・それで雪之丞先生は料理はされるのですか?」
小雪「えぇ・・・あのお方の手料理は私なんかとは比べものにならないの・・・本当に顎が落ちてしまう程のお料理なの・・・」
ひより「どちらかと言うと顎が落ちると言うより先生自体が堕ちてるよね?雪之丞先生に・・・」
桜「それはアウトな発言だなひよ子?」
ひより「えぇっ!?どうして?」
照子「ひよちゃんはギリギリ絶妙な所を突いて来るから難しいのよね・・・私も放置しようと思ったくらいよ?」
ひより「何気に照ちゃんって酷いよね!?本当に・・・」
詩音「私は目玉焼きは得意です!反対に卵焼きが苦手です・・・先生は私と反対の状態です。どうです?私の自宅で目玉焼きの特訓をしませんか?」
小雪「えっ!?教えてくれるのかしら!?」
詩音「はい!丁度この後皆で泊まり掛けの宿題合宿を私の家でするつもりですので先生も良ければご一緒に如何ですか?」
小雪「良いの!?私は料理だけれど・・・?」
詩音「私も宿題を済ませて直ぐにお手伝いさせてもらおうかと思いますので!」
小雪「それはあり難いわ!!是非お願いさせてくれないかしら?あの人には連絡を入れておくから!宜しくお願いします!」
詩音「私の方こそ、卵焼きの方を宜しくお願い致します。」
ひより「この日を「卵協定」と名付けた。めでたし、めでたし!」
桜「卵協定って・・・お前・・・」
照子「これは大変な事になりそうね!?詩音ちゃんの自宅に招く人数を増やした方がいいんじゃないかしら?」
ひより「どうして!?確かに人数が多い方が楽しいけど・・・」
照子「ほら、卵を使って練習するって言う事は分かるでしょ!?食べる人が必要になって来るの!?もしこのまま直ぐにどちらも成功すれば現行の人数で事が済むと思うわ!でもこれが何十回・・・何百回となると・・・どう?」
ひより「・・・・・・うっ・・・・うぐぅ・・・・ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
照子「だから、この失敗作はスタッフが美味しく頂きました♪・・・と表では言っているけれど、裏では・・・今ひよちゃんが想像した通りの事が行われているのよ!?」
桜「ママ?あまりひよ子をからかうなよ!?そんな事迄しなくて済む様に考えているだろうし・・・」
詩音「済まない・・・そこ迄考えていなかったよ!」
桜「うそ~ん!!!!!!」
終業式が終わり、全員揃って帰宅途中・・・
沙希「詩音先輩!又お邪魔しますが宜しくお願い致します。」
真希「先輩!すみません・・・いつも・・・」
唯香「あの豪邸で・・・本当に詩音先輩は凄いですよね!」
詩音「いや、皆一緒に勉強が出来た方が良いと思ったから・・・特に私は凄くも無いよ・・・親の家だから!」
ひより「人生勝組だよね!?赤コーナー!人生勝ち組!青コーナー人生負け組!さぁ、どっちが勝つか!因縁の対決!?」
桜「あほかっ!?人生勝組が勝つに決まってんだろ!?既に「勝ち」って名前に入ってるし!!」
詩音「実は・・・私はあの家の本当の子供じゃないんだ・・・」
ひより&桜「うそ~ん!!!!!!」
照子「それ気に入ったのね?」
詩音「ははは♪冗談だよ!紛れも無く私はあの家の娘だよ!」
各人自宅で持ち物を持って詩音宅へ・・・
♪ピンポーン
詩音「はい!」
桜「到着しました~!」
詩音「早いね!トップだよ!トップの桜にはご褒美があるから夜をお楽しみに♪」
桜「うそ~ん!!!!!!」
詩音「悪いけれど、又玄関迄歩いて来てくれないかい?今日、車出せない状態で・・・ごめん!」
桜「うそ~ん!!!!!!」
詩音「うっ・・・本当に気に入ったみたいだね?・・・」
♪ピンポーン
詩音「はい!」
沙希「先輩!到着しました!宜しくお願いします!」
真希「お邪魔します!今日は宜しくお願いします。」
唯香「大勢おしかけてしまいすみません・・・」
詩音「いや、こちらこそいつもありがとう♪よく来てくれたね!悪いけれど、車が今日は出せなくてこっち迄歩きになってしまうけれど・・・」
♪ピンポーン
詩音「はい!」
ひより「詩音ちゃ~ん!あ~そ~ぼ~!!」
照子「詩音ちゃ~ん!あ~そ~ぼ~!!」
詩音「い~い~よ~♪」
ひより「乗った!?詩音ちゃんが!!」
照子「やったわね♪ひよちゃん♪」
詩音「悪いけれど、車が今日は出せなくて、歩いてこちらへ来て欲しいんだ!」
ひより「うそ~ん!!!!!!!!」
照子「ひよちゃんも気に入っちゃったみたい・・・」
桜「おっ!?ひよ子たちも着いたか!もう準備万端だから早速始めようぜ!?」
詩音「これはジュースだよ!良かったら・・・」
ひより「わぁぁぁ!!美味しそう♪ありがとう!頂きま~す!」
照子「わざわざありがとう!頂くわね!」
♪ピンポーン
詩音「のんくら♪の作者は?」
小雪「ぼんくら♪」
詩音「入れ!」
小雪「了解!」
桜「いや・・・明らかにおかしいだろ?今の受け答え・・・」
ひより「いや、ある意味正解だけどある意味不透明な・・・」
照子「何かばれちゃいけない事でもあるのかしら?」
小雪「お邪魔します!」
桜「先生早っ!!!」
ひより「先生、場所よく分かったね!?」
小雪「だって家庭訪問で2度お邪魔しているもの!それより今日は皆、宜しくね♪」
沙希「あっ!?先輩たちのクラスの担任の先生でしたよね!?宜しくお願いします!」
ひより「お腹思いきり空かせているからドンと来いだよ!!」
桜「いや、先に宿題からだからな?勘違いすんなよ?」
ひより「ブー!ブー!桜ちゃんのツンデレ!?」
桜「訳わかんねぇツッコミするんじゃねぇよ!あたしのどこがツンデレなんだよ!大体デレてねぇし!」
小雪「宿題なら分からない所があったら教えられるかもしれないから何かあったら言ってね!」
照子「まぁ!助かります!」
詩音「先生もお疲れでしょうからしばらく休憩なさって下さい!」
小雪「ありがとう♪それにしても毎度の事ながら凄いお屋敷よね!」
詩音「えっ!?・・・あっ・・・はい・・・親の家系で5代程前の時に建てられたと聞いています。この家が建つ迄相当な苦難を強いられていたみたいで、それを無事に突破して富豪の地位に登り詰めたと聞いています。」
小雪「あなたのオーラにもその様な経緯が伝わっているのが伺える気がするわ・・・」
詩音「そう・・・でしょうか?」
小雪「私はね!何故か知らないけれど、生まれこの方、人を見る目があるって言われるの・・・この人危険だって思えば実際に事件に至ってしまったり、この人を信じなければと思えば実際その人が成果を出したり・・・あなたにも成功の兆しが見える気がするの!・・・それから・・・ここにいる全員が将来成功を遂げる・・・そんな感じがするの!これは冗談じゃなくて私がそう思うから!」
詩音「そうですか・・・だとすれば・・・きっとここに集まっている全員が何か強い絆で結ばれているからかもしれませんね!」
小雪「それは十分にあり得るわね!」
ひより「何だかのんくら♪らしからぬ発言集だよ!これでいいの?ねぇ?」
桜「折角良い空気なのにぶち壊しにするんじゃない!!」
ひより「でも・・・いつもとは世界が違うよね!?」
照子「そうね!いつもひよちゃんだけの世界が違うのかもしれないわね!?」
ひより「やっぱり照ちゃんは地味に私を傷付けるよね?」
桜「いや、それはお前が大切だからだって!」
ひより「いや、そんな事は無い!!」
詩音「きっと、その絆を結び付けてくれたのは・・・この空気が少し違う・・・そんな1人の少女のおかげなんだと思うのです。」
小雪「そうね!・・・一見普通の少女・・・でも何処か憎めない、楽しくて、不思議で、何とも言えない感じだけれど、皆に笑いや安らぎを与えてくれる・・・そんな子・・・」
ひより「えっ!?2人共何か言った?私、おかしく無いよね?普通だよね!?」
詩音「あぁ!君は普通だよ!何もおかしくない!」
ひより「ほら~!詩音ちゃんが言ってくれているから普通なんだよ!私は!?」
桜「バカだな!本人の目の前で「お前は変だ」なんて言える訳無いだろ?」
ひより「えぇ~!?そうなの?詩音ちゃん?本当は私の事変だって思ってるの?」
詩音「いいや!私はひよりに憧れているんだよ?どうしたら皆を幸せに出来るんだろう?ってそれを与えてくれているひよりみたいになりたいってきっと心の中で思っている!」
ひより「やっぱり詩音ちゃんは優しいね!」
詩音「ん?そうかな?・・・私は本心を話しただけだけれど・・・?」
桜「まぁ、ひよ子がいなかったらこんな感じで皆で集まっていないって事は確かかもしれない!」
照子「昔からひよちゃんは何かしらオーラを持っていたから、それに釣られてなのか周りに皆集まる習性があったの!本当に不思議よね?」
ひより「そうかな?照れますなぁ・・・えへへへ♪」
沙希「私たちがここにいるのもそれじゃぁ、ひより先輩のオーラのおかげなのでしょうか?」
詩音「そうかもしれないね!君たちもひよりのオーラに釣られて来たのかも?」
ひより「ちょっとぉ!今日の皆変だよ?私をそんなに持ち上げてぇ~!後で落とすとか無いよね?止めてよ?怖いから!!」
桜「じゃぁ、そろそろ・・・」
ひより「本当に落とすの?止めて(> <)」
桜「冗談だって!ってそろそろ宿題進めなきゃ!!ほら早くひよ子?」
ひより「やっぱり落とすんだ!!」
詩音「ははは♪それは落とすじゃないよ!ほら、この後楽しいイベントが満載だからね!頑張ろう?」
ひより「はっ!?そうだった!海行ったり山行ったり楽しいイベントが・・・早く進めよう!皆も早く終わらせよう?」
照子「あらあら!皆より張り切り始めちゃったわね!ふふふっ♪」
沙希「あの・・・先生?ここの問題って教えて頂いても構いませんか?」
小雪「ん?あら、これはね・・・こう・・・実は引っ掛け問題なのよ?」
沙希「あぁっ!?そうだったんですね!ありがとう御座います。先生って教えていらっしゃる教科以外でもご存じなんですね!流石です!」
小雪「一応教員免許を持っているから1つの教科だけと言う事では無いのだけれど、皆専門的になっちゃうからどうしても他の教科を忘れちゃうのよね!」
唯香「あの・・・私も教えてもらっても良いですか?」
小雪「あら、ここかしら?・・・あぁ、これも少し捻っているわね!こうして・・・ここに当てはめて考えるの!」
唯香「そうか!分かりました!ありがとう御座います。流石先生です!凄く分かりやすくて!」
真希「先生?実は私も・・・良いでしょうか?ここなんですが・・・」
小雪「えぇ・・・うん、これは、こっちの方から持って来てね、こうなると一瞬変に感じるかもしれないけれど、こう言う繋がりを持つの、だからこれで大丈夫!」
真希「わぁ!本当だ!ありがとう御座います。」
ひより「やっぱり小雪先生って凄いですね!!」
小雪「えっ!?どうして?」
ひより「オーラです!皆の事をよく見ていて、色々と考えていて、アドバイスも出来て、先生って凄いなって思うけど、そう言う凄さじゃないんです・・・人間と言うか、さっきの話みたいに人を見る目、そう言うのも凄いけど、先生自身のオーラが私にとっては凄い大きいものだなって思うんです!」
小雪「待乃さん・・・」
ひより「あれ?私何言ってるんだろ?ごめんなさい・・・自分で何言っているのか分からなくなって来た・・・」
小雪「ううん!凄くよく理解出来るわ!私もあなたの事が凄いなってずっと思ってたから・・・そう言ってもらえるなんて光栄だわ!」
ひより「先生は、雪之丞先生の事が好きだから結婚したんですよね?私も雪之丞先生は凄い人だって思うの!だからきっと先生は直ぐにそれを見抜いていたんだろうなって思うの・・・」
小雪「そうね・・・あの人とは幼馴染だったけれど、割と早くからそう言う事に気付いていたのかもしれないわね・・・」
ひより「あの人は大丈夫、あの人となら人生を一緒に送れる・・・そう思ったんだよね?先生は表向きではあの様に振る舞っているけど、本当は誰かに甘えたい、誰かにリードして欲しいってずっと思ってたんだよね?だから雪之丞先生ならそれを叶えてくれる・・・そう思ったんだよね?」
小雪「・・・ふふふっ!あなたには叶わないわね!・・・そうよ!全てあなたが言った通り!どうして表向きに拘っていたのかしら?・・・自分で自分が分からなくなって来ていたの・・・でも、待乃さんがそうやって私の今思っている事を言ってくれたおかげで何だかすっきりしたみたい!ありがとう♪やはりあなたは不思議な子ね!でも良い意味でだけれど♪」
ひより「ううん!私は普通だよ?小雪先生、最近少し表情が前とは違っていたからきっと何か思い詰めていたんだろうなって思っていたの!だから・・・」
桜「お前って本当凄いよな!あらゆる意味でだけどな?」
ひより「あらゆるってどう言う事かな?桜ちゃん?」
桜「天才肌なのかただのあほなのか、全く見えない!」
ひより「どう言う事だよ!?プンプン!!」
詩音「バカやあほに見える人程天才・・・要は、紙一重なんだろうね!」
桜「それっ!?それが言いたかった!」
ひより「どっちなの!?天才なの?バカやあほなの?」
桜「さぁて、どちらでしょうか?」
ひより「ちょっと~!酷いでしょ!?」
照子「ほらほら~!やっと半分程迄進んだのに又止まってしまったわよ?」
詩音「もう夜だし、今日はこの辺で切り上げて夕食にして、明日続きをしようか!?」
ひより「やったぁぁぁ!!やっと夜ご飯だ!!」
桜「本当単純な奴だよな?」
照子「まぁ、そこが良い所でもあるのだけれど♪」
詩音「そうだね・・・」
沙希「確かに初めてお会いした時に不思議な人だなと思いましたが今では当たり前と言うか、ひより先輩がいないとかえって変と言うか・・・」
真希「そんなものなの?」
唯香「そりゃぁ、ひより先輩ですもの!ぴか一ですよ!」
桜「あぁ~・・・唯香っちはひよ子の大ファンだったもんなぁ・・・」
真希「私も一応は!一応は!・・・ファンなのですが・・・」
桜「そんなに中途半端な力説しなくても・・・」
夕食を終え、入浴・・・
ひより「相変わらず大浴場だね~!!!」
小雪「本当、豪邸だとは見た目から察しているけれど、お風呂も相当なものね!」
桜「そうか!先生は初めて入るんだよね!凄いでしょ!へへん!」
ひより「どうして桜ちゃんがドヤ顔してるの?」
桜「いや、なんたってあたしは・・・はっ!?そう言う事じゃない!」
照子「あらあら♪もう将来の事を?少しばかり早いんじゃないのかしら?」
桜「ママっ!?茶化すの止めてよ!!」
照子「ふふふ♪」
沙希「本当凄いですよね!いつも思いますが・・・」
真希「先輩は本当に勝ち組じゃないのかな?」
唯香「ホテルの大浴場に来ているみたい・・・ライオンの口からお湯が出てるし!」
詩音「ははは♪まぁ、ゆっくりしてくれれば良いよ!でものぼせる迄は禁物!!」
桜「あはははは・・・そうだよね・・・のぼせる迄入るのはちょっと・・・」
小雪「榊さん、さっきはありがとう!大分コツを掴んで来たから何とか宿題が終わる頃には私もマスター出来ているかもしれないわ!」
詩音「いいえ、私の方こそ大分分かって来ました!返す方法が意外と難しいなと感じていましたが、やはり腕の付け根の動かし方も重要の様ですね!」
桜「このまま上手く行けば卵ももう少しで・・・」
ひより「うん・・・夢に出て来なくて済みそうな・・・」
照子「うぐっ・・・」
桜「珍しくママがたじたじになってるぞ?大丈夫か?」
照子「えぇ・・・何とか・・・卵はもう1週間程は事足りているわね!」
桜「1週間って又微妙な短さだよな?・・・ははは・・・はぁ・・・」
入浴後、詩音の部屋にて布団を敷いて皆で雑談・・・
詩音「あっと言う間だったね!宿題も半分以上片付いているみたいだし、明日には完全に終わるだろうね!」
桜「ひよ子?明日残り少しだから頑張れよな!お前さえ集中してくれたら後は楽しい楽しい夏休み本編に突入だからな!」
ひより「うん!私頑張るよ!早く楽しい楽しい夏休み本編を進められる様に私頑張るね!」
桜「お前はいつもやる前は凄く張り切るんだけどな・・・集中が変な方向に向くから怖いんだよ・・・」
沙希「まぁ、夏休みは始まったばかりですからそれ程慌てる事も無いのでは?」
照子「ふふっ!甘いわね沙希ちゃん?ひよちゃんの集中力は丸3日続く事だってあるのよ!?特に本を読む事に関しては!」
沙希「ひゃぁ~!!!3日ですか!?それも本をですか!?」
桜「こいつ本当に凄いんだよ!本があり溢れる程読んでるしそれでいつも宿題やら何やら疎かになってしまっているんだよ!」
沙希「これは又ベクトルが違う様な・・・珍しいタイプの・・・」
桜「だよなぁ?やっぱり変なんだよ!こいつは(笑)」
ひより「誰が変だって!?」
桜「ひっ!?後ろから気配隠して近づいて来るなよ!」
ひより「又私の悪口言ってたでしょ!?」
桜「お前トイレに行ったから・・・って別に悪口じゃないって!本を読むのが好きだから色々読んでいて凄い知識なんだって教えてた所だよ!」
ひより「えっ!?そうだったの!?・・・そんな照れるよ・・・」
桜「照れる場所間違えてないか?」
唯香「ひより先輩は本当に知識が深いから色々とご存じなんですよ!?」
小雪「あら、そうなの!?でも今のお話だと本当に本が好きなのね!?そう言う知識的な所でのオーラは一切出ていないから凄いわよね!」
ひより「何だか小雪先生迄微妙に酷い事言ってない?」
小雪「いいえ?それだけ凄いって事よ?」
照子「そうなんです!ひよちゃんはあらゆる意味で凄いんです!」
ひより「あらゆる意味ってどう言う意味?」
照子「そっ!?それは・・・その・・・」
桜「珍しくママが言いやられてる!これは面白い光景だな!」
詩音「ははは♪でもそろそろ消灯時間を過ぎているから終業式もあったから疲れただろうし今日は少しだけ早目に眠るとしよう!明日以降は状況に応じて・・・と言う事でどうかな?」
桜「姉御も悪くなって来たな!それでこそだよ♪」
詩音「おぃおぃ、悪くは無いと思うけれど・・・」
詩音(耳打ち)「じゃぁ、桜は皆が眠った後外に来て欲しいんだ!」
桜(耳打ち)「あっ!?さっき言ってた事?分かったよ!後で・・・」
ひより(耳打ち)「照ちゃん!定番のイベントが始まろうとしているよ!早く寝たふり寝たふり♪」
照子(耳打ち)「もう、ひよちゃんったら~!ダメよ?今日は2人だけにしてあげましょう?この前は後から知ったみたいけど一応邪魔しちゃったから!」
ひより(耳打ち)「これも応援の内だよ!だからね?」
照子(耳打ち)「はいはい!分かったわ!じゃあ、寝たふりしなきゃね!」
♪スースー♪スースー
詩音(耳打ち)「桜?起きてるかい?」
桜(耳打ち)「うん♪大丈夫!」
詩音(耳打ち)「先に私が外に出ているから少ししたら出て来てくれないかい?」
桜(耳打ち)「うん!分かったよ!」
ひより「♪スー・・・スー・・・♪」
照子「♪スースー・・・♪スースー・・・」
桜「詩音ちゃん、お待たせ!」
詩音「桜、空を見てくれないかい?」
桜「空?・・・うわぁぁぁ!!何これ!?」
詩音「綺麗だろ?まだ言っていなかったけれど、この家って割と高い場所にあるからね!それにここの敷地は森みたいになっているから夜は周囲が暗くて空が明るく見える!周りに電飾のある建物や阻害物が無いから田舎の空の様に澄んだ空が見れるのさ♪」
桜「これを私に見せてくれる為に?」
詩音「あぁ!最初は桜に教えたかったんだ!」
桜「そう・・・だったんだ!・・・嬉しいな♪」
詩音「気に入ってくれたみたいで何よりだよ!」
桜「ねぇ、詩音ちゃん?」
詩音「ん?どうしたんだい?・・・あぁ!そうだね!折角の星空だから・・・」
桜「うん♪」
♪チュッ💛
桜「ありがとう♪」
詩音「私も、ありがとう!」
桜「あの・・・その・・・あまり聞くのはいけない事かもしれないけどさ・・・」
詩音「どうしたんだい?少し切なそうな顔をしているけれど・・・?」
桜「こう言う事って・・・今した事・・・これって私以外の・・・」
詩音「あぁ!勿論、桜にだけだよ?私だってそう言う事くらいは分かっているし、誰これ構わずと言うのは私自身のポリシーに反する。」
桜「詩音ちゃんは人気が高いし、皆にも優しいしモテるから・・・」
詩音「不安かい?」
桜「・・・少し・・・だけ・・・」
♪チュッ💛💛💛
詩音「このキスはどう言う意味か分かるかい?」
桜「へっ!?・・・えっと・・・どう言う?・・・」
詩音「誓いを立てたんだ!私は好きな相手以外とはキスをしませんって!」
桜「詩音ちゃん♪」
詩音「どうか、私のこの気持ちを信用して欲しいんだ!桜?」
桜「詩音ちゃん♪・・・うん!私、信じるね!嬉しいな♪」
詩音「やはり、君は可愛いね!私の好みのタイプだったよ!桜?」
♪ガサッ!!!
ひより「ちょっ!!蚊が・・・止めて!!」
照子「ダメよ!ひよちゃん!気付かれちゃうわ!?」
桜「ふ~た~り~と~も~!!!!!!!!!!」
ひより「はいっ!?見てません!キスしている場面等私たち一切見ておりません!!」
照子「ひよちゃん?自分で白状しちゃっているわよ?」
桜「覚悟は良いよね?2人共?」
ひより「えっ!?・・・えへへへへ?」
照子「まぁ、これは・・・2人を応援しようと・・・あまりひよちゃんを攻めないであげて欲しいの?」
桜「じゃあ、ママに矛先が向くけどいいの?」
詩音「まぁまぁ、もう私たちの関係はばれているのだから良いんじゃないのかい?桜?」
桜「詩音ちゃんは誰に対しても甘いんだよ!ちょっとこの2人にはお灸を据えてやらなきゃダメなんだよ!!」
詩音「桜は、私たちの関係がばれるのが嫌なのかい?」
桜「えっ!?・・・そんな事は・・・」
詩音「もし普通に日常生活で皆に「私たちはお互いを好きなんだ」って知られると嫌?」
桜「そんな事は無いけど・・・でも・・・」
詩音「じゃあ、どうしてそんなに隠そうと思うの?」
桜「詩音・・・ちゃん?・・・涙が・・・」
詩音「桜は私の事好きだって言ってくれた・・・私も桜の事が大好きだよ?なのに・・・なのに皆に隠そうとするのはどうして?私・・・私・・・」
バッ・・・・・
桜「詩音ちゃん?詩音ちゃん!!!待って!」
照子「桜ちゃん、ダメよ!そっちは行った事が無い場所よ!?」
ひより「あわわわわわ・・・私・・・どうしよう?・・・」
照子「とりあえず、桜ちゃんを追うわよ!?今日は詩音ちゃんの家、誰もいないって話だから!それに詩音ちゃんはここの家の子だからある程度森の中も分かっていると思うの!でも桜ちゃんは・・・」
ひより「分かったよ!早く追いつこう!」
桜は私の事を本当に好きなの?・・・私はこれ程・・・こんなに胸が苦しくなる程あなたの事を・・・好きなのに・・・どうして?・・・私たち同性だから?それとも私の事を好きだって言いたく無いの?
詩音ちゃん・・・ごめん!詩音ちゃんの事を考えられていなかった・・・いつも私は、私は・・・自分の事ばかり・・・こんなに詩音ちゃんとキスが出来て嬉しくて舞い上がって・・・浮かれてしまう程好きなのに・・・でも、皆に知られるのが怖い?・・・違うよ!本当は自慢すらしたい・・・でも・・・沙希ちゃんとか真希ちゃんが・・・詩音ちゃんは皆から好かれている・・・憧れているから・・・私が独り占めする事はこの皆の想いを踏みにじる事になる・・・だからいつも隠していた・・・ひよりと照子はそれを分かってくれていただから良かったけれど・・・でも・・・やっぱり知られてしまうのは・・・
桜「あれ!?詩音ちゃん?・・・見失った・・・どうしよう・・・結構深い所迄追って来ちゃったからな・・・罰が当たったのかな・・・詩音ちゃんの事が好きなのに詩音ちゃんの気持ちを考えられなかった・・・私が・・・私が悪いんだ・・・」
ひより「桜ちゃ~ん!桜ちゃ~ん!」
照子「桜ちゃん、桜ちゃん!!!」
ひより「ダメだよ・・・いない・・・懐中電灯持って無いから夜空が凄く綺麗だけどそれが代わりになる程度で・・・やっぱりあまりはっきりと遠く迄見えないね・・・」
照子「確か詩音ちゃんの家の周りって各2キロ程幅があった様な気がするわ!だとすれば私たちも結構遠い場所迄来ているみたいね!」
ひより「出入り口っていつも入るあの場所しか無かったよね?確か・・・」
照子「そうね!侵入者等が入って来られない為に出入り口は1ヶ所になっていたはず・・・でもセキュリティーが掛かっているはずよね?」
ひより「そうだね!だったらもうセンサーが感知しているはず・・・」
♪ピロロロロ・・・ピロロロロ
ひより「あっ!?沙希ちゃんからだ!もしもし?」
照子「ちょっとひよちゃん!?携帯持ってたの!?それを先に言ってよ!!」
ひより「うん・・・じゃぁ、もう警備員さん達が来てくれているんだね!?分かったこの辺りで待っているよ!ありがとう!じゃぁね!」
照子「ちょっと!ひよちゃん!携帯あるなら先に言ってよ!!」
ひより「あっ!ごめんね!私、最近出掛ける時には肌身離さず持つ様にしていたのを今思い出して・・・」
照子「とりあえず、警備員さんがどうのって言っていたみたいだけれど?」
ひより「もう来ているから私たちも探しに来てくれているみたい!事情は沙希ちゃんにも伝えておいたから2人も探してくれると思うよ!私たちはこの辺りで警備員さんを待つ形で良いって!」
照子「って、ひよちゃん?あれ?空!」
ひより「えっ!?・・・あれって?ヘリコプター・・・だよね?」
警備員「こちらA地点2名を発見致しました!これより地上の警備員に報告し、救出に向かわせます!」
ひより「凄いね!!流石と言うか・・・お金持ちの家って・・・」
照子「えぇ!・・・そうね!・・・」
桜「詩音ちゃん・・・ごめんね・・・私・・・私・・・うぐっ・・・うぅっ・・・」
警備員「こちらD地点、少女1名を発見しました。恐らくご友人の方だと思われます。これより地上警備員に救出に向かわせます!」
照子「桜ちゃんは見付かったみたい・・・でもまだ詩音ちゃんが・・・」
ひより「でも、詩音ちゃんはここの家の子だからある程度は場所が自分でも分かるんだよね?」
沙希「今、ご両親に電話を掛けてみましたが、どうやら迷子になるといけないから幼少の頃から絶対にこの周りの森へは行くなと・・・方向性が絶対に分からなくなるらしくて・・・止められていたみたいです!」
照子「じゃぁ、詩音ちゃんは・・・」
ひより(フラッ・・・)
バタンッ・・・
照子「ひよちゃん?ちょっと?ひよちゃん?しっかりして?ひよちゃん!?」
小雪「ショックで一時的に気を失っただけの様ね!大丈夫よ!ここのベッドに横にならせてあげましょう!」
詩音「無我夢中で走って来てしまったけれど、そう言えば、昔からこの森には入るなってきつく言われていたっけ・・・無我夢中になっていて、何処をどう走ったのかさえ覚えていなかったな・・・迷子・・・か・・・この歳で・・・自分の家の森で・・・我ながら情けない・・・そう言えば、ここってこんなにも暗くて怖いものだったのか・・・怖いと言うのはきっと1人だからかもしれないな・・・1人は寂しくて怖い・・・私は常に凛々しく強くと言う振る舞いを心して来たけれど・・・本当は凛々しくも無いし強くも無い・・・だって私は・・・1人の女の子・・・本当は・・・うぅっ・・・私は・・・私は・・・」
警備員「お1人お連れ致しました。後は詩音様です!只今空から見回っておりますがどうしてか全体的に確認しておりますが詩音様の姿が見当たりません・・・」
小雪「何かこちらの敷地に洞穴や空から見つからない場所なんてあるのでしょうか?」
警備員「我々もその事については聞かされておりませんので恐らくそう言う事は無いだろうとは考えておりますが・・・」
沙希「どうやらご両親がこちらへ向かわれているみたいです!ですがどうしても時間的に朝になってしまうらしいです・・・それからやはり警備員さんの言っている通り上から確認が取れない場所は今の所無いらしいです!」
小雪「そう・・・ありがとう!となると・・・やはりどこかの平地にいるはず・・・ここの森の木で葉っぱがかなり多い被さった場所等はありますか?」
警備員「えぇっと・・・こちらでしょうか・・・こちらはB区画になっていますが、特に迷いやすいと言われている場所でして、我々も一度厳重に注意されていた事があります!ここ以外には特にありません!」
小雪「だとすると、このB区画を探してみるのは!?」
警備員「確かに・・・一度こちらを地上の方から探してみる様伝えます!」
私もまだまだ未熟だな・・・小雪先生があの様に私の高く評価して下さっていたのに・・・桜・・・桜の事で心を取り乱されてしまっていたとは・・・それ程私にとって桜は・・・
警備員「詩音様でしょうか!?」
詩音「えっ!?・・・はい・・・私は榊 詩音ですが・・・」
小雪「見付かった!?・・・はい!確かにいたのですね?良かったです!はい!お待ちしています。皆さまもお気を付けて!」
沙希「先輩、見付かったのですか!?」
小雪「えぇ!あなたの行動のおかげよ!本当にありがとう!」
沙希「いいえ!先生の判断が一番大きいと思います!」
ひより「・・・ん・・・んぐ・・・」
照子「ひよちゃん?ひよちゃん?」
ひより「あっ・・・照ちゃん?・・・私・・・もしかして・・・」
照子「大丈夫よ?桜ちゃんも・・・今詩音ちゃんも見つかったって!だから安心して?」
ひより「桜ちゃん・・・ごめん・・・私・・・私・・・」
桜「もういいんだ・・・元はと言えばあたしが変に隠してたからそれが祟ったんだよ・・・詩音ちゃんの気持ちを分からずに・・・」
警備員「詩音様をお連れしました!お怪我は皆さま無いと言う事で詩音様もご無事でした!では我々はこれにて帰らせて頂きます。署名の方も詩音様に頂いております。ご両親様の方にも我々からご報告致しますので皆さまはお疲れでしょうからお休み下さいませ!それでは、失礼致します。」
小雪「榊さん?大丈夫だった?」
詩音「ごめんなさい・・・私が勝手な事をしてしまった為に・・・皆を・・・皆を・・・えぐっ・・・うぐっ・・・」
桜「詩音ちゃん・・・ごめんなさい・・・私が・・・私がいけなかったの・・・本当は・・・えぐっ・・・えぐっ・・・」
小雪「何があったのか分からないけれど、2人共疲れたでしょ?今日はゆっくり休みましょう?それから、皆も疲れちゃったと思うから明日改めてお話しましょう?榊さん、ご両親に念の為連絡を取りたいので電話番号を教えてもらえる?」
詩音「はい!こちらです!」
小雪「ありがとう!」
小雪「寝る直前だけれど、榊さんのご両親には全員無事で榊さんの声も聴いて安心されたみたいなので一応こちらへ帰って来ないで現地へ戻られたわ!榊さん?本当に良いの?続けても・・・」
詩音「はい!私はもう大丈夫です!桜からも事情は聴いたので安心しました!」
小雪「そう!それなら安心したわ!じゃあ、明日も張り切って宿題を頑張らなきゃね!」
ひより「・・・・・・」
桜「・・・・・ひ・・・ひよ子・・・宿題そんなに嫌なのか?」
ひより「・・・・ううん・・・そう言う事じゃなくて・・・」
照子「まっ・・・まぁ、明日に備えて寝ましょう!」
翌日・・・
小雪「集まったわね!?昨夜少し疲れが溜まっていたと思うし朝も遅めになっちゃったけれど、どうも私は先輩たちの方がモヤモヤしている感が強いからここで決着付けてみようと思うんだけど?どうかな?」
詩音「決着・・・ですか?それはどう言った?」
小雪「昨夜、榊さんが外へ出て行った・・・その後少ししてから相楽さんが出て行った・・・・その後更に少ししてから待乃さんと天海さんが出て行った・・・残っていたのは後輩ちゃんたちと私だけ・・・一体何があったのかしら?」
沙希「止めてあげて下さい!」
小雪「水乃瀬さん?」
沙希「私、本当は・・・本当は知っているんです・・・詩音先輩と桜先輩が・・・両想いだって事を!」
桜「沙希・・・ちゃん!?」
沙希「ごめんなさい・・・本当は知っていたのに、桜先輩私たちに気を使ってくれていたんですよね?でももうそう言う心配は必要ありません!私も確かに詩音先輩の事が大好きです・・・でも詩音先輩は既に桜先輩に意識が行っていた・・・あの時!去年初めて先輩方とお会いしたあの日から・・・本当は全部分かっていました!きっとお互い想い合っていたんだなって・・・」
詩音「沙希・・・・君は・・・」
沙希「私は確かに詩音先輩が大好きです!ですが私は・・・どちらかと言うと憧れと言いますか・・・アイドルに憧れるみたいなそんな感じで先輩を見ていたから・・・桜先輩の様な真っ直ぐな強い想いでは正直言ってありません・・・だから桜先輩?おお方詩音先輩が好きな事を隠そうとしていたのを詩音先輩が勘違いされたんでしょう?」
桜「沙希ちゃん・・・どうしてそれを?・・・」
沙希「と言う事は私の推測は正解だと言う事の様ですね?私は推理ものが好きなので割と当たるんですよ?勘もです!」
詩音「すまない・・・君たちに迄迷惑を掛けてしまっていた・・・私とした事が・・・うぐっ・・・」
真希「詩音先輩?私も先輩の事憧れています・・・ですが、沙希もそうだと思いますが、先輩?あなたに憧れた所ってどこだと思いますか?」
詩音「私の?・・・いつも私が告白される時は「凛々しい」「強い」「格好良い」等と言われていたけれど・・・」
真希「やっぱりそう言う部分ですよね・・・私たちもきっとそう言う面も憧れていたのだろうと思います・・・ですが、本当に私たちが先輩に心惹かれていたのは・・・」
唯香「優しい所・・・そして、か弱い所・・・人に見られてはいけないと必死に隠そうとしている部分がチラホラ見えちゃっている所・・・そう言う所だったんだと思うんです!」
沙希「か弱い先輩、優しい先輩、可愛い先輩・・・皆、詩音先輩が好きだと言う割に分かっていないんですよね・・・こう言う部分が本当に先輩の魅力だって事に・・・だから恋心と言う想いよりもむしろ本当の意味での憧れ・・・女性としての憧れ・・・それを詩音先輩は持っていたから私たちは先輩のファンになったのだと思うんです!」
真希「だから、もし私たちの為に自分の本当の想いを隠し続けていらっしゃるなら、どうか本当の自分を、想いを出して欲しいです!・・・桜先輩?」
唯香「自分を隠し通す事は本当に辛いし苦しいと思います。でも私たちはそう言う事はむしろ応援したいので安心して下さい。もし私たちに気を使って下さっているのならそう言う事はしないで欲しいです!」
桜「3人共・・・わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・・・・」
詩音「君たち・・・うぅっ・・・・うっ・・・」
小雪「私がいなくても解決出来たみたいね!・・・と言うよりしっかりとした後輩ちゃんたちね!先輩たちがむしろ見習わなければいけないわね?」
ひより「はい・・・仰る通りです・・・」
照子「今回の件に関しては本当に反省するべき所でした・・・」
小雪「さて、落ち着いたらお腹が空いて来たから朝ご飯をぱぱっと作っちゃうから皆は座って待っていて?」
桜「皆・・・本当にごめんなさい・・・それから、沙希ちゃん・真希ちゃん・唯香ちゃんが言っていた事は全て私が想っていた通りの事実です。私は、榊 詩音ちゃんの事が大好きです!これは最初に会ってしばらくしてから、色々と共通点が出て来たり、詩音ちゃんが肌身離さず持っている刀が私の家が刃物屋さんで元々榊家の刀を作っていた事、それから私が最初詩音ちゃんに憧れていた事、そしてそれが恋心に発展していた事・・・全て今言ってくれた事が本当の事・・・だからここでもう一つ私から伝えなければいけない事があります。詩音ちゃん、今迄詩音ちゃんの本当の気持ちを分からず自分だけ舞い上がってしまって結局詩音ちゃんを傷付けてしまった事、本当にごめんなさい。これからは誰にも隠さず詩音ちゃんを好きだって言う気持ちを表に向けて行きたいと思います。だから・・・詩音ちゃん・・・」
詩音「ダメだ・・・一つ大事な事が残っている・・・」
桜「えっ!?・・・大事な事?」
♪チュッ💛
桜「ひゃっ!!詩音ちゃん?・・・」
詩音「これで許すよ!それから、桜・・・私が未熟だった為に、君を苦しめていたなんて・・・私こそ桜の気持ちを分かろうとせず自分勝手な事を言ってしまったね・・・本当に・・・本当にごめんなさい・・・でもこんな私でも好きでいてくれるかい?」
桜「そんな・・・勿論だよ!これからも宜しくね?詩音ちゃん!」
詩音「あぁ!良かったよ!本当に・・・こちらの方こそ宜しくお願いします。相楽 桜ちゃん!」
小雪「はぁぁぁ・・・キスの件は本来私は止めるべき事になっちゃうけれど・・・致し方ないか・・・私も今は榊さんの自宅にお世話になっている身だし、何だかんだ言っても私も助けてもらっているからね!今日の所は見なかった事にするわね!でも人前でキスは今のあなたたちはあまり良い行為とは言えないからね!そこだけは気を付けないといけないわね!」
詩音「先生、恩に着ます。」
こうしてあたしは本心を表へ出す事にした・・・
最初は凄く恥ずかしくて、自分のキャラに合わなかったけど、慣れて来るとあまり気にならなくなった。むしろ楽になった。隠さなくて良くなったから!でも相変わらず皆の前では詩音ちゃんの事を「姉御」と呼んでしまう・・・まぁ、これ位なら詩音ちゃんも許してくれるかな・・・
ひより「宿題やっと終わった・・・」
照子「よくやったわね!色々とあったけれどそれでも早い方だったわね!」
ひより「今回はかなりぐったりしたからもっと褒めて~?」
照子「よしよし・・・ナデナデ♪」
ひより「あぁぁぁ~癒されるぅ~・・・照ちゃんにナデナデされるの好き~♪」
小雪「本当に皆早いわね!!噂には少し聞いていたけれど・・・後輩チームも既に終えているとは!!ここのメンバー優秀過ぎ?」
ひより「でへへへへ~♪先生~!もっと褒めてくれていいからね~?」
小雪「なるほどね・・・待乃さんはこう言う所があると言う訳か・・・」
照子「そうなんです!昔からお調子者だったのであまり褒め過ぎるとおいたをしでかしてしまうのでそのくらいで良いです!」
小雪「私もこの子の扱い方を勉強した気がするわ!ありがとう、天海さん?」
こうして、怒濤の夏休みが始まり、1波が収まったのだった・・・
宿題は無事に済ませたので残りは夏休みを堪能するぞっ!と言う事で次回は夏休み後編へと続くのです!・・・卵焼きと目玉焼きの件は無事に2人共焼ける様になり、お互い解決に至ったのでした♪
桜「と言う事で、久しぶりの、のんくら♪かと思えばとんでもない展開で無事に解決したから良いものを・・・と言うかあたしキャラ崩壊?」
詩音「私も何だか恥ずかしいキャラになってしまった様な気が・・・」
ひより「大丈夫だよ!私が一番悪人になってたから・・・これはきっと作者の陰謀だよね?私が少し意地悪したみたいな感じになっちゃったから私に八つ当たりしたんだよきっと!酷いよね?主人公に八つ当たりするなんて!!」
照子「でもいつもながら最後は丸くまとめちゃうのよね?それがまだマシなのかもしれないけれど・・・」
小雪「何だか今日は私も随分とお邪魔してしまったみたいだけれど良かったのかな?」
桜「先生はむしろいてくれて良かったと思います!ぼんくら作者が何しでかすか分からないので先生も見張っていて欲しいくらいです!!」
小雪「あら?でも綺麗にまとめていると私も思うわよ?あんな激しい展開で親御さんすら帰宅させずに戻してしまうのだから!」
詩音「確かに・・・今迄直接私の両親が1度たりとも登場した事はありませんでしたから・・・桜のご両親は何度か登場されていますが・・・」
小雪「後、私がいながらあなたたちが結ばれる展開だったのだからむしろ感謝する所だと思うし・・・」
照子「そうですよね・・・確かに2人が皆に祝福されて結婚するシーンなんて見ものだったわね♪」
桜「ママ脚色し過ぎ!!結婚だなんて!まだ・・・」
ひより「まだって事は行く行くは?・・・」
桜「ひよ子!?お前も調子に乗り過ぎだよ!!あくまで両想いだって事を表面に出しただけだからっ!!」
詩音「どんどん百合要素が強くなって来ている気がするのだが・・・これで良いのだろうか?」
小雪「まぁ、でも無事に問題が解決した事だし、宿題も解決済みだから次回は楽しみでしょ?私もご主人様、いえ、あいつとちょっと出掛けたりして来ようかしら?」
桜「もう化けの皮が剥がれちゃってますから素直に・・・で良いのでは?私みたいに・・・」
小雪「そっ・・・そうね・・・いかんせんずっとこのオーラを出したままだったから戻すのに少し時間が・・・」
詩音「雪之丞先生ってサングラスを外されると美形だって評判もあるみたいですし・・・」
小雪「何?その設定!?ちょっと私得?」
桜「そうだったんですか!?意外だなぁ・・・私の弟子とか言って来たのに・・・」
小雪「えっ!?弟子?それどう言う事?」
桜「あっ!?しまった・・・実はですね・・・私って極度のオタクなんですが、あたしがギャルパンって言うアニメが大好きで、去年のゴールデンウィークの劇場版を観に行った時に先生がいて、先生も実はギャルパンの大ファンであたしの方が先に観ていて知っていたから弟子になるって言う勢いでそれ以来・・・」
小雪「・・・・・・・・・・ぐぬぬぬぬ・・・・雪之丞ぅ~・・・・・許さない!!!私が色々と教えてあげるって言ったのにぃぃぃぃぃ~・・・」
桜「えっ!?小雪先生もオタクですか?」
小雪「私は違うわよ!?でも時々そう言うのは観ているけれど・・・ギャルパンって何故か私たちにも関心を持たせてくれる作品だったから私が最初にあの人に教えてあげたの!」
桜「えっ!?そうだったんですか!?てっきり雪之丞先生が飛びついていたのかとばかり・・・」
小雪「それを私じゃなくてこんな可愛いギャルパンっぽい子にデレデレしながら教えを・・・許せない!!ちょっと帰ってお仕置きするから今日はこの辺で!又学校で会いましょう?まだ夏休みも始まったばかりだから事故とか本当に気を付けてね!2学期元気に会いましょう!じゃあね!」
詩音「行ってしまわれたか・・・小雪先生も凄く美人なのに少しズレてしまっている所が何とも・・・」
桜「でも、そう言う所に惹かれる男って多いんじゃないのかな?まぁ、あたしには関係無いけどね!」
ひより「そうだよね!桜ちゃんは詩音ちゃんオンリーだからね!関係ないよ!きっと!!うん!」
桜「ひよ子?ちょっとそっちの部屋行こうか?」
ひより「えっ!?・・・ははは・・・冗談だよ?冗談?」
照子「ひよちゃん、反省があまり無い所もあるわよね!ちょっとそっちの部屋に行きましょうか?」
ひより「反省があまり無いのは照ちゃんも同じだよぅぅぅ~!!!」
詩音「でも、今回は沙希と真希と唯香にはかなり助けてもらったからなぁ・・・彼女たちにもお礼をしなければ!」
桜「そうだね・・・あの子たちのおかげで私も素直になれた・・・本当に感謝だよ!」
ひより「と言う訳で、前半なのにかなりお疲れモードになっちゃったから作者は次回は緩い作品を書いてくれるだろうと思います!緩くなければ私が緩ませて来ます!」
桜「何気に恐ろしい事言ったよな?」
ひより「そんなこんなで次回は夏休み後編に入りますが、間に合わなければ9月頃の投稿になってしまうかもしれないらしいです・・・夏休みじゃないじゃん!」
桜「まぁ、冒頭で体の疲れがどうのって言ってたし老化現象が始まったんだよきっと!」
詩音「そうか・・・体がなまっているみたいだから私が稽古を付けてやろうと思うのだが・・・」
桜「それが良いと思うよ!姉御がしごいてあげたらきっと作者も悦ぶ・・・じゃなかった・・・喜ぶだろうし、のんくら♪の更新も増えるだろうし!張り切ってしごいて来ちゃってよ!あたしも応援するからさ!」
詩音「そうだな!では私も行って来るよ!」
ひより「と言う訳で、もう2万5千文字前後あるって出てるよ!作者張り切り過ぎてない?又例の、途中から筆が乗ったとか訳の分からない事を言い出すよきっと?」
照子「まぁ、私たちの事を忘れていなかったと言う事で良かったんじゃないのかしら?」
ひより「忘れてたりしたらとっくの昔にこの世にいなかったと思うよ!うん!」
桜「だからお前がそう言う不粋な事を口にするんじゃないって!!それはあたしの仕事だからっ!!・・・まぁ、今日の内容で少しだけ見直してやっても良いかなって思ったり思わなかったり・・・」
ひより「やっぱり桜ちゃんってツンデレじゃない!!」
桜「だから別にデレてないって!!誰があんなおっさん好きになるかよ!大体あたしは詩音ちゃん・・・いや、何でもないよ!」
ひより(ニヤニヤ♪)
照子(ニヤニヤ♪)
桜「お前ら・・・本当通じ合ってるよな!羨ましいくらいに・・・」
ひより「じゃぁ、次回の、のんくら♪もお楽しみにね!!」
第十四のん♪ 終
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