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魔法使い
ひとづきあい
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「...い」
ん、、?
「おい」
ルイナさんの声
「おきろォロロロロロロ...」
ルイナ、、さん?
眩しさでまだ目を開けられていない。
もう朝か
村の人達が挨拶する声や、窓を開けたりする音がする。
村が朝を迎えている。
暖かい太陽の光(?)
あたたかい
うん、確かにあたたかい
「おろろろろろろぉ」
あたたかい
「ディー、うっぷ」
あたた、、、
「かいなぁぁぁ、おいいぃぃ!!」
今朝は、大量の吐瀉物の海の中で目覚め
た。
━━━━━━━━━━━━━━━
シャワーを浴びながらいつも繰り返している疑問は、今日は違かった。
俺のスキルは一体何なのか
ウィンと言いう人物は一体どういった人なのか
晴れてハンターになる事ができるのか
昨晩、ルイナさんは一体どれだけのお酒をのんだのか、
部屋に戻った俺は、空いた口がふさがらなかった。
部屋の至る所に空き瓶が敷き詰められていた。足元にころがっている瓶のラベルを見てみると。
アルコール度数85度
うっへ、飲みもんかこれ?
げーげー、吐き散らかしているルイナさんをよそに支度を済ませ、ウィンの元へ急ぐ
はやく、自分のスキルを確認したいんだ。
家の近くでも度々、ゲートが発生する。
そのゲートから次元獣(キラー)が侵入してくるのだが、その度にハンターがキラーを討伐してくれていた。その姿に心躍らない少年は、いないだろう。
俺も、その勇ましい姿に魅了された少年の一人だった。
自分にはスキルがないからと半分諦めかけていたが、ウィンのもとへ、彼の元へ行けば夢が一歩現実へ近づくんだ。
昨晩、目星をつけていたツリーハウスの目の前まで来た、、、ここまでは良かったが。
「どうやって入るんだ、ここ」
ハシゴも階段も何も無かった。
唖然としていると、後ろから声をかけられた。
「家になんか用か、そこのガキ」
冷たく、鋭い目をした男がそこに立っていた。が、俺を一通り眺めると
なーんだ、と、にこやかな表情になり、俺の脇の下に手をかけ、舌噛むなよと一言
その途端、体は一気に持ち上がりツリーハウスと同じ高さにいた。瞬きをする暇もないくらい一瞬の出来事だった。
その後は、お茶やら、クッキーやらで手厚くもてなされた。ウィンも俺の向かいに座り、お茶をすすっていた。
ひとしきり、お菓子に手をつけたところで
「んで、“杖の宣言”のボウズ、おまえはどんな魔法を使うんだ。目に関する魔法を使うやつなんて、久しぶりに見たぞ。俺の知ってるやつでも6人しかいねぇ」
やけに興奮している姿を見ると、相当なレアものらしい
しかし、
「あの、俺は魔法使いではないのだけど...」
「魔法使いじゃぁないだと?確かに、初めは人間だと思ったが、お前には色んな要素がある、、、てっきり魔道士だと思ったが」
「俺は、スキルを見せに来ました。」
ここに来るまでの経緯をウィンに話した。その間、ウィンは熱心に聞いてくれた。その眼差しは優しさそのものだった。
「目については、暗闇でも目が見えるってことか」
ほんとにそれだけか?と疑われる。
「さっきも言ったが、おまえさんには、色んな要素を感じる。」
おもむろに席をたち、棚にある本を俺に差し出してきた。随分と読んだのだろう、やけに廃れていた。
魔法界にきて、読み物をしてないだろう、ほれ、そこのページ読んでみろ。言われるがままに、読みすすめたのだが、
ん?
...///
...//////
パタン
本を閉じ、ウィンさんに押し付けた。
「これ、エ〇本ですよね、、、」
爆笑しながら、本棚に戻したウィンさんは、席に戻っても笑いまくっていた。
「はっはっは、久々に笑ったぞ、すまなかったな、ふふっ」
ありゃ、刺激強すぎるぜ
しかし、まぁ、とウィンさんは、話を続けた。
「おまえさん、読めるじゃねーか、初めて見た魔法界の文字をな」
!?
確かにそうだ!目のスキル、そういう事なのか!
「おまえさん、ハンターになりてぇんだろ?それと、あの本読みてぇなら貸してやんぞ、ただし、汚すなよ、ふふっ」
「まぁ、そうカッカするな
俺は、目に関する能力のスペシャリストだ。スキルコード:アイのウィン・ロード
よろしくな」
「キラーと戦いてぇんだろ?文字読めるだけじゃーちっとキツいが、大丈夫だ何度も言ってるが、おまえさんには色んな要素がある」
「戦闘スキルの要素もひしひしと感じるさ、まぁ、そう焦るなお前の言いたいことは分かってる、ウィン様の目には全部お見通しさ」
「まぁ、また明日こい、おりゃぁもう笑い疲れた。」
「あ、本、貸すか?」
俺の考えていること全てがお見通しだ。スキルコード:アイ...か
俺が口を挟むまもなく、全て先読みされて答えられてしまい、とりあえずは今日は、家へ帰った。
帰るとまぁ、案の定ぐったりした様子のルイナさんが腹減ったなどとボソボソ呟いていた。
はぁ~~~
今夜は寝れそうにないな
徹夜で、部屋の掃除をしまくった。眠りについたのは、明け方。
ばったりと眠りについた。
ん、、?
「おい」
ルイナさんの声
「おきろォロロロロロロ...」
ルイナ、、さん?
眩しさでまだ目を開けられていない。
もう朝か
村の人達が挨拶する声や、窓を開けたりする音がする。
村が朝を迎えている。
暖かい太陽の光(?)
あたたかい
うん、確かにあたたかい
「おろろろろろろぉ」
あたたかい
「ディー、うっぷ」
あたた、、、
「かいなぁぁぁ、おいいぃぃ!!」
今朝は、大量の吐瀉物の海の中で目覚め
た。
━━━━━━━━━━━━━━━
シャワーを浴びながらいつも繰り返している疑問は、今日は違かった。
俺のスキルは一体何なのか
ウィンと言いう人物は一体どういった人なのか
晴れてハンターになる事ができるのか
昨晩、ルイナさんは一体どれだけのお酒をのんだのか、
部屋に戻った俺は、空いた口がふさがらなかった。
部屋の至る所に空き瓶が敷き詰められていた。足元にころがっている瓶のラベルを見てみると。
アルコール度数85度
うっへ、飲みもんかこれ?
げーげー、吐き散らかしているルイナさんをよそに支度を済ませ、ウィンの元へ急ぐ
はやく、自分のスキルを確認したいんだ。
家の近くでも度々、ゲートが発生する。
そのゲートから次元獣(キラー)が侵入してくるのだが、その度にハンターがキラーを討伐してくれていた。その姿に心躍らない少年は、いないだろう。
俺も、その勇ましい姿に魅了された少年の一人だった。
自分にはスキルがないからと半分諦めかけていたが、ウィンのもとへ、彼の元へ行けば夢が一歩現実へ近づくんだ。
昨晩、目星をつけていたツリーハウスの目の前まで来た、、、ここまでは良かったが。
「どうやって入るんだ、ここ」
ハシゴも階段も何も無かった。
唖然としていると、後ろから声をかけられた。
「家になんか用か、そこのガキ」
冷たく、鋭い目をした男がそこに立っていた。が、俺を一通り眺めると
なーんだ、と、にこやかな表情になり、俺の脇の下に手をかけ、舌噛むなよと一言
その途端、体は一気に持ち上がりツリーハウスと同じ高さにいた。瞬きをする暇もないくらい一瞬の出来事だった。
その後は、お茶やら、クッキーやらで手厚くもてなされた。ウィンも俺の向かいに座り、お茶をすすっていた。
ひとしきり、お菓子に手をつけたところで
「んで、“杖の宣言”のボウズ、おまえはどんな魔法を使うんだ。目に関する魔法を使うやつなんて、久しぶりに見たぞ。俺の知ってるやつでも6人しかいねぇ」
やけに興奮している姿を見ると、相当なレアものらしい
しかし、
「あの、俺は魔法使いではないのだけど...」
「魔法使いじゃぁないだと?確かに、初めは人間だと思ったが、お前には色んな要素がある、、、てっきり魔道士だと思ったが」
「俺は、スキルを見せに来ました。」
ここに来るまでの経緯をウィンに話した。その間、ウィンは熱心に聞いてくれた。その眼差しは優しさそのものだった。
「目については、暗闇でも目が見えるってことか」
ほんとにそれだけか?と疑われる。
「さっきも言ったが、おまえさんには、色んな要素を感じる。」
おもむろに席をたち、棚にある本を俺に差し出してきた。随分と読んだのだろう、やけに廃れていた。
魔法界にきて、読み物をしてないだろう、ほれ、そこのページ読んでみろ。言われるがままに、読みすすめたのだが、
ん?
...///
...//////
パタン
本を閉じ、ウィンさんに押し付けた。
「これ、エ〇本ですよね、、、」
爆笑しながら、本棚に戻したウィンさんは、席に戻っても笑いまくっていた。
「はっはっは、久々に笑ったぞ、すまなかったな、ふふっ」
ありゃ、刺激強すぎるぜ
しかし、まぁ、とウィンさんは、話を続けた。
「おまえさん、読めるじゃねーか、初めて見た魔法界の文字をな」
!?
確かにそうだ!目のスキル、そういう事なのか!
「おまえさん、ハンターになりてぇんだろ?それと、あの本読みてぇなら貸してやんぞ、ただし、汚すなよ、ふふっ」
「まぁ、そうカッカするな
俺は、目に関する能力のスペシャリストだ。スキルコード:アイのウィン・ロード
よろしくな」
「キラーと戦いてぇんだろ?文字読めるだけじゃーちっとキツいが、大丈夫だ何度も言ってるが、おまえさんには色んな要素がある」
「戦闘スキルの要素もひしひしと感じるさ、まぁ、そう焦るなお前の言いたいことは分かってる、ウィン様の目には全部お見通しさ」
「まぁ、また明日こい、おりゃぁもう笑い疲れた。」
「あ、本、貸すか?」
俺の考えていること全てがお見通しだ。スキルコード:アイ...か
俺が口を挟むまもなく、全て先読みされて答えられてしまい、とりあえずは今日は、家へ帰った。
帰るとまぁ、案の定ぐったりした様子のルイナさんが腹減ったなどとボソボソ呟いていた。
はぁ~~~
今夜は寝れそうにないな
徹夜で、部屋の掃除をしまくった。眠りについたのは、明け方。
ばったりと眠りについた。
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