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訳アリ悪魔の愛玩天使
25.魔王と天使の初夜②**
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「…蜜が、溢れている…。 熱くて、甘い香りで男性体を誘う…淫らな蜜だ」
「ん…」
ルスフェス様の指が、フィーリアのそこで動き、くちゅくちゅと淫らな音を立てる。
自分のそこが濡れていることに気づいたフィーリアの脳裏に、脚の間から何かがとろっと溢れ出た感覚が蘇った。
ああ、本当に、あれは自分から溢れた者なのだ、という実感が湧いた、とも言える。
「力を、抜いて御覧?」
「気持ちよすぎて…力なんて、入りません」
それは、フィーリアの本音だった。
身体に与えられる気持ちよさはもちろんのこと、心が、満たされて、気持ちが良くて。
「本当に…貴女の、ベッドでの可愛さはなんなの?」
そう呟いたルスフェス様は、あろうことか、ゆっくりとフィーリアの脚の間に顔を近づけていく。
「っ!」
それに気づいたフィーリアは、制止の言葉を発そうとした。 けれど、発することはできなかった。
フィーリアが止めたら、ルスフェス様はきっともう二度とフィーリアには触れてくれないだろうと、思ったからだ。
ルスフェス様は、上目遣いにじっとフィーリアを見つめながら、そっと舌を伸ばす。
目を逸らしてはいけない、と感じたのは直感だった。
だからフィーリアは、恥ずかしいのを我慢してルスフェス様を見つめ続ける。 自分の秘めたる場所が、ルスフェス様の舌先に、愛撫されるのを。
ちろり、とルスフェス様の舌先が閃いて、フィーリアはびくりと肩を竦めた。
「ん、るすふぇす、さま」
舌が、もつれて、上手く言葉が出ない。
ルスフェス様は目を伏せて、フィーリアの秘めたる場所の上の方にある何かをちゅうっと吸った。
「あ。 あぁっ…」
胸の先を、吸われたとき、以上の感覚に、声を上げる。
とろっ…とまた、脚の間から何かが溢れるのを感じた。
「っ、ぇっ…!?」
驚きのあまり、フィーリアは声を上げてしまった。
何かが溢れ出たそこに、何かがそっと差し込まれる感じがしたからだ。
痛くはなかったけれど、違和感に、身体に力を入れる。
見れば、自分の身体のなかに差し込まれたのが、ルスフェス様の指だとわかった。
ルスフェス様は、差し込んだ指をそれ以上奥に押し込もうとはせずに、浅いところでゆっくりと動かし始める。
「………随分、狭い…。 締まりがいいね…。 もっと、気持ちよくして、力が入らないようにしないとつらいな?」
「あっ…何っ…? んんぅっ…」
くちゅくちゅと動かされていたそれが、少しだけ奥に進み、またそこで動かされる。
それを繰り返されていたのだが、ただただ、動かすだけの動きに変わったのに気づいて、尋ねた。
「あ、もしかして、全部…?」
「ああ。 …痛いか?」
ルスフェス様はフィーリアに口づけながら、訊いてくれる。 もちろん、指の動きは止まないままに。
「ううん…気持ち、いい…」
止めてほしくなくて、フィーリアがルスフェス様に伝えると、ルスフェス様はフィーリアの瞼に口づけを落としてくれた。
「本当に…なんて蕩けた表情をするんだ?」
「貴方の、触り方が、…」
まるで、フィーリアが悪いように言われるから、フィーリアはルスフェス様にも原因があるのだと伝えようとした。
けれど、きっとルスフェス様はそれに気づかなかったのだろう。 そっと、フィーリアに背を支えながら、たお移住をかけてくる。
「身体を倒して、楽にしているといい。 指を、増やすから」
柔らかく微笑んだルスフェス様は、フィーリアの体内に忍ばせた指で、なかの壁を二度とんとんと優しく叩く。
だからきっと、その指を二本に増やす、ということなのだろうと思った。
フィーリアの返事を待ってくれているのか、ルスフェス様の長い中指がそっと引き抜かれていくのが見えた。 中指の指先だけフィーリアの体内に沈ませたままで、その薬指の指先がフィーリアの入口を撫でている。
それが、むず痒いようで、我慢できなくなって、フィーリアは喘ぐようにして返事をした。
「はい…」
フィーリアが返事するや否や、ルスフェス様はぐぐっと二本の指をフィーリアのなかへと押し入れる。
「んっ…」
痛くは、ないけれど、苦しい。
ルスフェス様の指が、フィーリアのなかで色々な動きをする。
擦ったり、揺らされたり…、それ以外にも、くっくと押し上げるように動かされて、様々な刺激が加えられる。
最初は、ただ、動かされるのが変な感じだった、だけなのに。
むず痒いような気がして、気持ちよくて…。
それが、怖くなって、フィーリアは枕に爪を立てる。
「我慢しなくていい。 好きなところは、うんと愛してあげるから、教えてほしい」
フィーリアのなかを奥へと進み、入口のぎりぎりまで出ていって、再び奥へ進む、ルスフェス様の指。
もう、どれくらいそうしているのかもわからない。
ルスフェス様の指が、抜き差しされるときに、くっと刺激された場所に、ほぼ反射で声が上がった。
「アっ…!」
自分が上げた声に、フィーリアは驚いて目をぱちぱちとさせていたのだが、ルスフェス様はふっと嬉しそうに微笑むと、そこをくっくと優しく刺激し始める。
「ぅ、んっ…だめ、そこっ…」
「ああ、ここ?」
「あ、だめ、ルスフェス、様」
「何が、だめ?」
フィーリアが「だめ」と言ったというのに、ルスフェス様は微笑したままで更に熱心にフィーリアのなかを刺激する。
ちゅぷちゅぷと小さな、小さな水音だったものが、大きくなっていってちゃぷちゃぷと耳に届く。
「そんなに、したら、何か、きちゃう」
震えながら、ルスフェス様に訴えたのだが、ルスフェス様はフィーリアの大腿の内側に口づけて頬ずりしながら、指を動かす。
「そうだね…。 中が…奥が、すごく反応している」
脚を閉じようと、逃れようとしたのだが、両脚の間にルスフェス様の身体があり、それは叶わなかった。
押し寄せる、何かに、脚がふるふると震えているのがわかる。
「ねぇ、だめ、お願い、あ、あ、っん…!!!」
頭が真っ白になって、びく、びくっと身体が跳ねる。
身体が跳ねるのは落ち着いたけれど、初めて味わう感覚が凄まじすぎて、フィーリアはしばらく茫然自失としていた。
そんなフィーリアを現実へと引き戻したのは、ルスフェス様の声と、優しい口づけだった。
「どう、だった?」
「………何、ですか…? いまの」
まだ、ふわふわとした感覚に支配されたままのフィーリアがルスフェス様に問うと、ルスフェス様はフィーリアに問う。
「気持ち、よかった?」
「………身体が、どこかにいっちゃうんじゃないかと、思いました…」
フィーリアが素直に、その時の感覚を告げると、ルスフェス様はフィーリアを抱き起こして頬に口づけてくれる。
「それはよかった。 貴女が味わった感覚は、【達く】と言うんだ、よく覚えておいで」
「い、く」
フィーリアは、初めて聞くその単語を、繰り返した。
「ん…」
ルスフェス様の指が、フィーリアのそこで動き、くちゅくちゅと淫らな音を立てる。
自分のそこが濡れていることに気づいたフィーリアの脳裏に、脚の間から何かがとろっと溢れ出た感覚が蘇った。
ああ、本当に、あれは自分から溢れた者なのだ、という実感が湧いた、とも言える。
「力を、抜いて御覧?」
「気持ちよすぎて…力なんて、入りません」
それは、フィーリアの本音だった。
身体に与えられる気持ちよさはもちろんのこと、心が、満たされて、気持ちが良くて。
「本当に…貴女の、ベッドでの可愛さはなんなの?」
そう呟いたルスフェス様は、あろうことか、ゆっくりとフィーリアの脚の間に顔を近づけていく。
「っ!」
それに気づいたフィーリアは、制止の言葉を発そうとした。 けれど、発することはできなかった。
フィーリアが止めたら、ルスフェス様はきっともう二度とフィーリアには触れてくれないだろうと、思ったからだ。
ルスフェス様は、上目遣いにじっとフィーリアを見つめながら、そっと舌を伸ばす。
目を逸らしてはいけない、と感じたのは直感だった。
だからフィーリアは、恥ずかしいのを我慢してルスフェス様を見つめ続ける。 自分の秘めたる場所が、ルスフェス様の舌先に、愛撫されるのを。
ちろり、とルスフェス様の舌先が閃いて、フィーリアはびくりと肩を竦めた。
「ん、るすふぇす、さま」
舌が、もつれて、上手く言葉が出ない。
ルスフェス様は目を伏せて、フィーリアの秘めたる場所の上の方にある何かをちゅうっと吸った。
「あ。 あぁっ…」
胸の先を、吸われたとき、以上の感覚に、声を上げる。
とろっ…とまた、脚の間から何かが溢れるのを感じた。
「っ、ぇっ…!?」
驚きのあまり、フィーリアは声を上げてしまった。
何かが溢れ出たそこに、何かがそっと差し込まれる感じがしたからだ。
痛くはなかったけれど、違和感に、身体に力を入れる。
見れば、自分の身体のなかに差し込まれたのが、ルスフェス様の指だとわかった。
ルスフェス様は、差し込んだ指をそれ以上奥に押し込もうとはせずに、浅いところでゆっくりと動かし始める。
「………随分、狭い…。 締まりがいいね…。 もっと、気持ちよくして、力が入らないようにしないとつらいな?」
「あっ…何っ…? んんぅっ…」
くちゅくちゅと動かされていたそれが、少しだけ奥に進み、またそこで動かされる。
それを繰り返されていたのだが、ただただ、動かすだけの動きに変わったのに気づいて、尋ねた。
「あ、もしかして、全部…?」
「ああ。 …痛いか?」
ルスフェス様はフィーリアに口づけながら、訊いてくれる。 もちろん、指の動きは止まないままに。
「ううん…気持ち、いい…」
止めてほしくなくて、フィーリアがルスフェス様に伝えると、ルスフェス様はフィーリアの瞼に口づけを落としてくれた。
「本当に…なんて蕩けた表情をするんだ?」
「貴方の、触り方が、…」
まるで、フィーリアが悪いように言われるから、フィーリアはルスフェス様にも原因があるのだと伝えようとした。
けれど、きっとルスフェス様はそれに気づかなかったのだろう。 そっと、フィーリアに背を支えながら、たお移住をかけてくる。
「身体を倒して、楽にしているといい。 指を、増やすから」
柔らかく微笑んだルスフェス様は、フィーリアの体内に忍ばせた指で、なかの壁を二度とんとんと優しく叩く。
だからきっと、その指を二本に増やす、ということなのだろうと思った。
フィーリアの返事を待ってくれているのか、ルスフェス様の長い中指がそっと引き抜かれていくのが見えた。 中指の指先だけフィーリアの体内に沈ませたままで、その薬指の指先がフィーリアの入口を撫でている。
それが、むず痒いようで、我慢できなくなって、フィーリアは喘ぐようにして返事をした。
「はい…」
フィーリアが返事するや否や、ルスフェス様はぐぐっと二本の指をフィーリアのなかへと押し入れる。
「んっ…」
痛くは、ないけれど、苦しい。
ルスフェス様の指が、フィーリアのなかで色々な動きをする。
擦ったり、揺らされたり…、それ以外にも、くっくと押し上げるように動かされて、様々な刺激が加えられる。
最初は、ただ、動かされるのが変な感じだった、だけなのに。
むず痒いような気がして、気持ちよくて…。
それが、怖くなって、フィーリアは枕に爪を立てる。
「我慢しなくていい。 好きなところは、うんと愛してあげるから、教えてほしい」
フィーリアのなかを奥へと進み、入口のぎりぎりまで出ていって、再び奥へ進む、ルスフェス様の指。
もう、どれくらいそうしているのかもわからない。
ルスフェス様の指が、抜き差しされるときに、くっと刺激された場所に、ほぼ反射で声が上がった。
「アっ…!」
自分が上げた声に、フィーリアは驚いて目をぱちぱちとさせていたのだが、ルスフェス様はふっと嬉しそうに微笑むと、そこをくっくと優しく刺激し始める。
「ぅ、んっ…だめ、そこっ…」
「ああ、ここ?」
「あ、だめ、ルスフェス、様」
「何が、だめ?」
フィーリアが「だめ」と言ったというのに、ルスフェス様は微笑したままで更に熱心にフィーリアのなかを刺激する。
ちゅぷちゅぷと小さな、小さな水音だったものが、大きくなっていってちゃぷちゃぷと耳に届く。
「そんなに、したら、何か、きちゃう」
震えながら、ルスフェス様に訴えたのだが、ルスフェス様はフィーリアの大腿の内側に口づけて頬ずりしながら、指を動かす。
「そうだね…。 中が…奥が、すごく反応している」
脚を閉じようと、逃れようとしたのだが、両脚の間にルスフェス様の身体があり、それは叶わなかった。
押し寄せる、何かに、脚がふるふると震えているのがわかる。
「ねぇ、だめ、お願い、あ、あ、っん…!!!」
頭が真っ白になって、びく、びくっと身体が跳ねる。
身体が跳ねるのは落ち着いたけれど、初めて味わう感覚が凄まじすぎて、フィーリアはしばらく茫然自失としていた。
そんなフィーリアを現実へと引き戻したのは、ルスフェス様の声と、優しい口づけだった。
「どう、だった?」
「………何、ですか…? いまの」
まだ、ふわふわとした感覚に支配されたままのフィーリアがルスフェス様に問うと、ルスフェス様はフィーリアに問う。
「気持ち、よかった?」
「………身体が、どこかにいっちゃうんじゃないかと、思いました…」
フィーリアが素直に、その時の感覚を告げると、ルスフェス様はフィーリアを抱き起こして頬に口づけてくれる。
「それはよかった。 貴女が味わった感覚は、【達く】と言うんだ、よく覚えておいで」
「い、く」
フィーリアは、初めて聞くその単語を、繰り返した。
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