20 / 60
第一章.帰還
18.従属
しおりを挟む
ヴェルドライトと紅女帝が去って、リーファはガルドとその場に取り残された。
ガルドが紅女帝の、直属の配下だということは、広く知られたことなのだろう。
おかげで、リーファとガルドは遠巻きに見られているだけで、近づいてくる者はない。
もっと、控えめに、目立たずにいられるところにいよう。
そう考えて、リーファがそっと壁際に移動すると、静かにガルドはリーファの後を追う。
彼――無成体のガルドに、その呼称が適切かはわからないが――にとっては、リーファのお守りであっても、紅女帝の命令とあらば、重大な使命になるのだろう。
だからといって、リーファの、彼に対する申し訳なさが消えるわけではないのだが。
「あの、ごめんなさいね」
リーファの言葉に、ガルドは紅一族の証である紅の目を丸くした。
そして、リーファを安心させるかのように微笑む。
「貴女が謝られるようなことは、何も」
「陛下はお幸せね」
貴方のような、配下がいて。
口には出さなかったが、十分にガルドには伝わったのだろう。
彼は、口元に微笑を浮かべたまま、ゆるく首を横に振った。
「彼の方に仕える許可をいただけたことこそが、僥倖です。 この、【しるし】を与えていただけたことも」
ガルドは微笑んだまま、まるで何か高貴なものにでも触れるかのように、恭しく、自分の襟元に触れた。
正確には、その下――…襟に隠された首元に。
ガルドはいつも、襟元までしっかりとボタンをして衣類を身に着けるので、リーファ自身は目にしたことはない、が。
恐らくそこには、【従属のしるし】があるのだろう。
それこそが、リーファの弟であり、翠一族の当主であるヴェルドライトが彼を、【紅女帝の狗】と呼ぶ理由だと察せる。
紅女帝への、【従属のしるし】が。
実は、ウィリデコルヌ家の世話係兼執事兼秘書であるロビンにも、この【従属のしるし】がある。
【従属のしるし】は首を一周ぐるりと回る白銀の線であり、そこに、一見すると棘のようなものがついている。有刺鉄線が、一番近いイメージかもしれない。
六皇家の当主は、強い。
この世の最高権力者は、【覇者のしるし】の譲渡により、その地位を受け継ぐが、それは六皇家の当主も同じこと。
紅女帝の例を挙げれば、彼女は額に最高権力者の証たる【覇者のしるし】を持つが、それ以外に当主の証である【六芒星のしるし】も利き手の肩のあたりに刻んでいるはずだ。
【覇者のしるし】も【六芒星のしるし】も同じ六芒星の形であるが、【覇者のしるし】が塗りつぶされているのに対し、【六芒星のしるし】は線のみ。
そして、【六芒星のしるし】は、継承する対象が六皇家の当主に相応しくなければ、儀式を経ても継承されないのだ。
ただし、相応しいかどうか、というのは資格の有無であり、唯一無二の存在という意味ではない。
問われているのは、最低限のラインをクリアできているか。
なぜなら、【六芒星のしるし】の継承により、継承者は歴代当主の力や能力の一部も引き継いで行くからだ。
言うなれば、それは、加点制のようなもの。
デフォルトにオプションが付くと考えればよい。
通常の理論で言えば、前当主が当代当主に力で勝ることはない、ということになる。
そして、その理論で言えば、六皇家の当主に力で勝る者はいない。
だが、六皇家の当主――彼らの一族の王を守るべき配下が、守るべき対象よりも弱いのでは、お話にならない。
だから、主に【従属のしるし】を与えてもらうことで、主の力の一部を授かるのだ。
【従属のしるし】は、線に棘のある、有刺鉄線のような見た目のものだが、あの棘がリミッターなのだ。
主の許可を得てリミッターが外れれば、【従属のしるし】を持つ者は自分の力以上の力を振るうことが可能となる。
反動として、数日間動けなくなるので、休養せざるを得なくなるらしいが。
また、【従属のしるし】を得たものは、主の意に背いて力の行使をすれば、激痛に襲われるという。
主に害を成せば、己が命を落とすことになるということだ。
真偽のほどは、不明だが。
だから、【従属のしるし】は別名、【忠誠のしるし】とも呼ばれていたりする。
そのしるしを与える側は当然、与えられる側よりも様々な点で優位性がなければならないし、与える側と与える側の同意がなければならない。
まあ、【しるし】とは総じて、そういうものなのだが。
「お戻りですね」
ぽつり、と呟いたガルドの声に、リーファはガルドを見る。
ガルドの視線は、遠くに向けられていた。
「…機嫌が悪そうだ」
リーファは、ガルドの視線を追う。
そこには、ヴェルドライトがいて、リーファの方へずんずんと近づいてくるので、彼の姿はどんどんと大きくなっていく。
それにしても、ヴェルドライトは色々な相手から、「機嫌が悪い」と言われ過ぎてはいないだろうか?
リーファの目から見れば、どこか切羽詰まった様子に見えるのだが、他者曰く「機嫌の悪そうな」ヴェルドライトは、リーファの目の前に来て、リーファの手を掴んだ。
「帰るよ」
どこか、有無を言わせぬ響きの、声だった。
リーファはたとえそれが一時でも、ヴェルドライトから距離を置きたくて、ガルドについて紅女帝の元へ来たはずなのに。
やはり、向けられる視線は身体にも心にもチクチクして、この場に居心地の悪さを感じ始めてもいた。
紅女帝にお祝いの言葉もお伝えできたことだし、そろそろお暇してもいいだろう。
「では、陛下にお暇のご挨拶を」
リーファが言いかけたとき、深紅の何かが目の端に映った。
それは、ガルドの身に着けている衣装で、ガルドはヴェルドライドの右の手首に手をかけている。
ヴェルドライトが、リーファの手を握った手だ。
「翠の君、お引き取りを」
ガルドの言葉に、ヴェルドライトはわずかに片眉を吊り上げる。
すぐに薄笑いになったが、今回はリーファでもわかった。
気分を害したようだ、と。
「何て?」
「我が君に、何者も近づけぬよう言われました」
ガルドは、紅女帝の言いつけを、忠実に守るつもりでいるらしい。
そして、リーファの勘でしかないが、彼らはお互いに、譲るつもりはない。
つまり、一触即発ということだ。
折角のおめでたい席なのだ。 騒動に発展させたくない。
だからリーファは頭をフル回転させつつ、ガルドを見る。
「でも、ガルド、それって」
リーファが、ガルドから「ご容赦を」と懇願された彼の名を呼べば、ガルドはサッと顔色を変えて、のろのろとヴェルドライトの手首から手を引いた。
「ですから、名前を呼ぶのはご容赦を、と。 めでたい日が血で染まります。 …わたくしめの血で」
非常に物騒なことを口にしつつ、ぶるっとガルドは身を震わせた。
申し訳ない気分になりながら、リーファはこのめでたい日が誰の血でも染まらないようにするために頷く。
「ええ、承知しました。 それで、陛下からの言いつけの件だけど、何者かがわたしに近づくのがだめなら、わたしから近づくのはいいってことよね?」
もうほとんどこじつけなのだが、ガルドに対して、一定の効果はあったらしい。
ガルドは目を丸くしたあとで、左手で己の右肘を支え、右手を顎に当てる。
目を伏せるようにして床を見つめ、リーファの発言を吟味したようだ。
「…それは、確かに」
「ええ、だから、貴方は陛下に命じられた職務から逸していない。 そう、わたしに説き伏せられたと伝えて」
リーファの名前を出せば、リーファに甘い紅女帝は、必要以上にガルドを責めたり叱ったりしないはず。
そう、リーファは計算したし、ガルドも同様の計算をして、答えを出したのだろう。
今、この場で翠一族の当主とやり合うよりも、平和的な解決だ、と。
「では、翠の姫。 貴女の御心のままに」
ガルドが紅女帝の、直属の配下だということは、広く知られたことなのだろう。
おかげで、リーファとガルドは遠巻きに見られているだけで、近づいてくる者はない。
もっと、控えめに、目立たずにいられるところにいよう。
そう考えて、リーファがそっと壁際に移動すると、静かにガルドはリーファの後を追う。
彼――無成体のガルドに、その呼称が適切かはわからないが――にとっては、リーファのお守りであっても、紅女帝の命令とあらば、重大な使命になるのだろう。
だからといって、リーファの、彼に対する申し訳なさが消えるわけではないのだが。
「あの、ごめんなさいね」
リーファの言葉に、ガルドは紅一族の証である紅の目を丸くした。
そして、リーファを安心させるかのように微笑む。
「貴女が謝られるようなことは、何も」
「陛下はお幸せね」
貴方のような、配下がいて。
口には出さなかったが、十分にガルドには伝わったのだろう。
彼は、口元に微笑を浮かべたまま、ゆるく首を横に振った。
「彼の方に仕える許可をいただけたことこそが、僥倖です。 この、【しるし】を与えていただけたことも」
ガルドは微笑んだまま、まるで何か高貴なものにでも触れるかのように、恭しく、自分の襟元に触れた。
正確には、その下――…襟に隠された首元に。
ガルドはいつも、襟元までしっかりとボタンをして衣類を身に着けるので、リーファ自身は目にしたことはない、が。
恐らくそこには、【従属のしるし】があるのだろう。
それこそが、リーファの弟であり、翠一族の当主であるヴェルドライトが彼を、【紅女帝の狗】と呼ぶ理由だと察せる。
紅女帝への、【従属のしるし】が。
実は、ウィリデコルヌ家の世話係兼執事兼秘書であるロビンにも、この【従属のしるし】がある。
【従属のしるし】は首を一周ぐるりと回る白銀の線であり、そこに、一見すると棘のようなものがついている。有刺鉄線が、一番近いイメージかもしれない。
六皇家の当主は、強い。
この世の最高権力者は、【覇者のしるし】の譲渡により、その地位を受け継ぐが、それは六皇家の当主も同じこと。
紅女帝の例を挙げれば、彼女は額に最高権力者の証たる【覇者のしるし】を持つが、それ以外に当主の証である【六芒星のしるし】も利き手の肩のあたりに刻んでいるはずだ。
【覇者のしるし】も【六芒星のしるし】も同じ六芒星の形であるが、【覇者のしるし】が塗りつぶされているのに対し、【六芒星のしるし】は線のみ。
そして、【六芒星のしるし】は、継承する対象が六皇家の当主に相応しくなければ、儀式を経ても継承されないのだ。
ただし、相応しいかどうか、というのは資格の有無であり、唯一無二の存在という意味ではない。
問われているのは、最低限のラインをクリアできているか。
なぜなら、【六芒星のしるし】の継承により、継承者は歴代当主の力や能力の一部も引き継いで行くからだ。
言うなれば、それは、加点制のようなもの。
デフォルトにオプションが付くと考えればよい。
通常の理論で言えば、前当主が当代当主に力で勝ることはない、ということになる。
そして、その理論で言えば、六皇家の当主に力で勝る者はいない。
だが、六皇家の当主――彼らの一族の王を守るべき配下が、守るべき対象よりも弱いのでは、お話にならない。
だから、主に【従属のしるし】を与えてもらうことで、主の力の一部を授かるのだ。
【従属のしるし】は、線に棘のある、有刺鉄線のような見た目のものだが、あの棘がリミッターなのだ。
主の許可を得てリミッターが外れれば、【従属のしるし】を持つ者は自分の力以上の力を振るうことが可能となる。
反動として、数日間動けなくなるので、休養せざるを得なくなるらしいが。
また、【従属のしるし】を得たものは、主の意に背いて力の行使をすれば、激痛に襲われるという。
主に害を成せば、己が命を落とすことになるということだ。
真偽のほどは、不明だが。
だから、【従属のしるし】は別名、【忠誠のしるし】とも呼ばれていたりする。
そのしるしを与える側は当然、与えられる側よりも様々な点で優位性がなければならないし、与える側と与える側の同意がなければならない。
まあ、【しるし】とは総じて、そういうものなのだが。
「お戻りですね」
ぽつり、と呟いたガルドの声に、リーファはガルドを見る。
ガルドの視線は、遠くに向けられていた。
「…機嫌が悪そうだ」
リーファは、ガルドの視線を追う。
そこには、ヴェルドライトがいて、リーファの方へずんずんと近づいてくるので、彼の姿はどんどんと大きくなっていく。
それにしても、ヴェルドライトは色々な相手から、「機嫌が悪い」と言われ過ぎてはいないだろうか?
リーファの目から見れば、どこか切羽詰まった様子に見えるのだが、他者曰く「機嫌の悪そうな」ヴェルドライトは、リーファの目の前に来て、リーファの手を掴んだ。
「帰るよ」
どこか、有無を言わせぬ響きの、声だった。
リーファはたとえそれが一時でも、ヴェルドライトから距離を置きたくて、ガルドについて紅女帝の元へ来たはずなのに。
やはり、向けられる視線は身体にも心にもチクチクして、この場に居心地の悪さを感じ始めてもいた。
紅女帝にお祝いの言葉もお伝えできたことだし、そろそろお暇してもいいだろう。
「では、陛下にお暇のご挨拶を」
リーファが言いかけたとき、深紅の何かが目の端に映った。
それは、ガルドの身に着けている衣装で、ガルドはヴェルドライドの右の手首に手をかけている。
ヴェルドライトが、リーファの手を握った手だ。
「翠の君、お引き取りを」
ガルドの言葉に、ヴェルドライトはわずかに片眉を吊り上げる。
すぐに薄笑いになったが、今回はリーファでもわかった。
気分を害したようだ、と。
「何て?」
「我が君に、何者も近づけぬよう言われました」
ガルドは、紅女帝の言いつけを、忠実に守るつもりでいるらしい。
そして、リーファの勘でしかないが、彼らはお互いに、譲るつもりはない。
つまり、一触即発ということだ。
折角のおめでたい席なのだ。 騒動に発展させたくない。
だからリーファは頭をフル回転させつつ、ガルドを見る。
「でも、ガルド、それって」
リーファが、ガルドから「ご容赦を」と懇願された彼の名を呼べば、ガルドはサッと顔色を変えて、のろのろとヴェルドライトの手首から手を引いた。
「ですから、名前を呼ぶのはご容赦を、と。 めでたい日が血で染まります。 …わたくしめの血で」
非常に物騒なことを口にしつつ、ぶるっとガルドは身を震わせた。
申し訳ない気分になりながら、リーファはこのめでたい日が誰の血でも染まらないようにするために頷く。
「ええ、承知しました。 それで、陛下からの言いつけの件だけど、何者かがわたしに近づくのがだめなら、わたしから近づくのはいいってことよね?」
もうほとんどこじつけなのだが、ガルドに対して、一定の効果はあったらしい。
ガルドは目を丸くしたあとで、左手で己の右肘を支え、右手を顎に当てる。
目を伏せるようにして床を見つめ、リーファの発言を吟味したようだ。
「…それは、確かに」
「ええ、だから、貴方は陛下に命じられた職務から逸していない。 そう、わたしに説き伏せられたと伝えて」
リーファの名前を出せば、リーファに甘い紅女帝は、必要以上にガルドを責めたり叱ったりしないはず。
そう、リーファは計算したし、ガルドも同様の計算をして、答えを出したのだろう。
今、この場で翠一族の当主とやり合うよりも、平和的な解決だ、と。
「では、翠の姫。 貴女の御心のままに」
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。
すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。
そこで私は一人の男の人と出会う。
「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」
そんな言葉をかけてきた彼。
でも私には秘密があった。
「キミ・・・目が・・?」
「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」
ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。
「お願いだから俺を好きになって・・・。」
その言葉を聞いてお付き合いが始まる。
「やぁぁっ・・!」
「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」
激しくなっていく夜の生活。
私の身はもつの!?
※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
では、お楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる