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石に咲いた花は
しあわせのかたち③**
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「そんなこと言われたら、爆発する」
うっすらと頬を染めたラディスは、困ったように視線を揺らす。
そんなラディスが可愛くて、シィーファは笑った。
「して、いいのに、ん」
だが、笑うと、シィーファの体内も反応してしまって、ラディスを締めつけて、甘い声が漏れてしまった。
「…シィーファ…、好き…」
ラディスは、その気になったのか、ゆったりと大きな動きで穿つようにしながら、腰を遣い始めた。
「ん、ぁ、だす…?」
「まだだしたくない。 早漏みたいでやだ」
気持ちいいなぁ、あったかいなぁ、とぽわわんとしたシィーファが問うと、拗ねたようにラディスが言った。
言い方がとてつもなく可愛くて、シィーファはきゅんとする。
ラディスは、遅い方ではない。 かといって、早いかというとそうでもない。
じゃあ、どちらなんだと言われると、恐らく人並みなのだと思う。
そのラディスだが、気が緩んだり、シィーファに思いもかけない嬉しいことを言われたりすると、簡単に達してくれる。
そこがまた、可愛いと、シィーファは思うのだが、ラディスは「早漏みたいでやだ」と思っているらしい。
男のプライドの問題で、ラディスも男なんだなぁ、と思うと、また可愛いのだけれど。
まだだしたくない、と言うラディスに、ならば、とシィーファは羞恥心を押し殺して、ねだることにした。
「でも、だしてほしい…。 わたし、貴方になかにだされるの、好き。 貴方で満たされるみたいで」
「…また、そういうことを…」
ラディスは、頬を染めて、目を潤ませたかと思うと、ふるっ…と震えたが、何とか堪えたらしい。
ラディスとこういう関係になる前は、なかに放たれるのは、苦手な方だったのだと思う。
どろどろと零れてきて、後処理が面倒、というか。
でも、先程恥を忍んで口にしたように、ラディスになかに放たれるのは、ラディスに満たされるようで、好きなのだ。
とろとろと零れるラディスの白濁だって、ラディスの想いが溢れるようで嬉しい、と思う。
ラディスは、「早漏みたいでやだ」と言ったが、傾向的に、ラディスが長く持つ日は、一度で終える。
これは、シィーファはがその間に、何度も達してお腹いっぱいになってしまうからだと思われる。
逆に、ラディスが早く達してくれる日は、一度で済んだことがない。
今日は、ラディスにたくさんしてほしい気分なのだけれど、と思いながらも、奥を何度も突かれては、シィーファが先に気持ちよくなってしまう。
だから、シィーファは、恥ずかしいのを我慢して、ラディスを誘惑する決心をした。
「ラディス、大好きだから、来て」
意識して、ラディスに微笑みかけると、奥に穿ったラディスが、ぶるっ…と胴震いした。
「っ…!」
「あ…」
ラディスが、びく、びく、と震えているのが、わかる。
それに合わせて、シィーファのなかに、ラディスが放たれていることも。
ラディスは、意図せず達してしまったことが、不服だったのだろう。
照れ隠しのように、ラディスはシィーファの首に顔を埋める。
「…もう、でちゃった…」
それが可愛くて、シィーファはラディスの背に腕を回して、ぎゅっと抱きしめる。
「うん、幸せ。 大好き、ラディス」
シィーファの首元に顔を埋めたラディスの頭に、頬擦りするようにして気持ちを伝えると、シィーファのなかで鎮まりかけていたラディスが、再び勢いを取り戻す気配がした。
ラディスは、何事もなかったかのように、身体を起こし、シィーファに気づかれる前にと自身を引き抜こうとしたのだろう。
けれど、シィーファはもう気づいているので、ラディスが引こうとしたラディスの腰に、脚を絡めて引き寄せた。
「! シィーファ…」
ラディスが、狼狽しているが、そんなラディスも可愛い。
足癖が悪いと言われても、もういいや、という気分になりながら、シィーファはラディスの腰で交差させた脚に、さらに力を入れて、首を傾げる。
「ねぇ、ラディス、もう一回?」
できるよね? と訊いたのか、したいんだけど? とねだったのかはわからなかった。
けれど、自分のなかで、ラディスがますます大きくなったことは、わかる。
ラディスは、目を伏せて眉間に皺を寄せつつも、頬をうっすらと染めて、シィーファの腕を引く。
抱き起されて、ラディスと繋がったまま、ラディスと向かい合わせに、ラディスの膝の上に座らされた。
そのシィーファの背に、ラディスは優しく、やわらかく、腕を回して、抱きしめてくれる。
「ああ…、もう…。 そんなに可愛いのは私の前だけにしてね」
もう少し、強引にしたって、大丈夫なのに、ラディスはとても丁重に、シィーファを扱ってくれる。
いや、言動は割と強引なのだが、シィーファと接するときのラディスは、とても優しい。
まるで、余計な力を込めると、シィーファが壊れるか何かするとでも、思っているかのようだ。
「…ラディス、もっとぎゅってして?」
だから、その都度、シィーファはラディスに願う。
そうすれば、ラディスは、少しだけ力を強めて、訊いてくれるのだ。
「これくらい?」
ラディスの声は、笑みを含んでいる。
ラディスはラディスで、シィーファに甘えられたくて、故意にやっているのかもしれない。
それでも、シィーファは、尊重されているようで、大切にされているようで、胸がいっぱいになる。
「うん。 …大好き、ラディス」
うっすらと頬を染めたラディスは、困ったように視線を揺らす。
そんなラディスが可愛くて、シィーファは笑った。
「して、いいのに、ん」
だが、笑うと、シィーファの体内も反応してしまって、ラディスを締めつけて、甘い声が漏れてしまった。
「…シィーファ…、好き…」
ラディスは、その気になったのか、ゆったりと大きな動きで穿つようにしながら、腰を遣い始めた。
「ん、ぁ、だす…?」
「まだだしたくない。 早漏みたいでやだ」
気持ちいいなぁ、あったかいなぁ、とぽわわんとしたシィーファが問うと、拗ねたようにラディスが言った。
言い方がとてつもなく可愛くて、シィーファはきゅんとする。
ラディスは、遅い方ではない。 かといって、早いかというとそうでもない。
じゃあ、どちらなんだと言われると、恐らく人並みなのだと思う。
そのラディスだが、気が緩んだり、シィーファに思いもかけない嬉しいことを言われたりすると、簡単に達してくれる。
そこがまた、可愛いと、シィーファは思うのだが、ラディスは「早漏みたいでやだ」と思っているらしい。
男のプライドの問題で、ラディスも男なんだなぁ、と思うと、また可愛いのだけれど。
まだだしたくない、と言うラディスに、ならば、とシィーファは羞恥心を押し殺して、ねだることにした。
「でも、だしてほしい…。 わたし、貴方になかにだされるの、好き。 貴方で満たされるみたいで」
「…また、そういうことを…」
ラディスは、頬を染めて、目を潤ませたかと思うと、ふるっ…と震えたが、何とか堪えたらしい。
ラディスとこういう関係になる前は、なかに放たれるのは、苦手な方だったのだと思う。
どろどろと零れてきて、後処理が面倒、というか。
でも、先程恥を忍んで口にしたように、ラディスになかに放たれるのは、ラディスに満たされるようで、好きなのだ。
とろとろと零れるラディスの白濁だって、ラディスの想いが溢れるようで嬉しい、と思う。
ラディスは、「早漏みたいでやだ」と言ったが、傾向的に、ラディスが長く持つ日は、一度で終える。
これは、シィーファはがその間に、何度も達してお腹いっぱいになってしまうからだと思われる。
逆に、ラディスが早く達してくれる日は、一度で済んだことがない。
今日は、ラディスにたくさんしてほしい気分なのだけれど、と思いながらも、奥を何度も突かれては、シィーファが先に気持ちよくなってしまう。
だから、シィーファは、恥ずかしいのを我慢して、ラディスを誘惑する決心をした。
「ラディス、大好きだから、来て」
意識して、ラディスに微笑みかけると、奥に穿ったラディスが、ぶるっ…と胴震いした。
「っ…!」
「あ…」
ラディスが、びく、びく、と震えているのが、わかる。
それに合わせて、シィーファのなかに、ラディスが放たれていることも。
ラディスは、意図せず達してしまったことが、不服だったのだろう。
照れ隠しのように、ラディスはシィーファの首に顔を埋める。
「…もう、でちゃった…」
それが可愛くて、シィーファはラディスの背に腕を回して、ぎゅっと抱きしめる。
「うん、幸せ。 大好き、ラディス」
シィーファの首元に顔を埋めたラディスの頭に、頬擦りするようにして気持ちを伝えると、シィーファのなかで鎮まりかけていたラディスが、再び勢いを取り戻す気配がした。
ラディスは、何事もなかったかのように、身体を起こし、シィーファに気づかれる前にと自身を引き抜こうとしたのだろう。
けれど、シィーファはもう気づいているので、ラディスが引こうとしたラディスの腰に、脚を絡めて引き寄せた。
「! シィーファ…」
ラディスが、狼狽しているが、そんなラディスも可愛い。
足癖が悪いと言われても、もういいや、という気分になりながら、シィーファはラディスの腰で交差させた脚に、さらに力を入れて、首を傾げる。
「ねぇ、ラディス、もう一回?」
できるよね? と訊いたのか、したいんだけど? とねだったのかはわからなかった。
けれど、自分のなかで、ラディスがますます大きくなったことは、わかる。
ラディスは、目を伏せて眉間に皺を寄せつつも、頬をうっすらと染めて、シィーファの腕を引く。
抱き起されて、ラディスと繋がったまま、ラディスと向かい合わせに、ラディスの膝の上に座らされた。
そのシィーファの背に、ラディスは優しく、やわらかく、腕を回して、抱きしめてくれる。
「ああ…、もう…。 そんなに可愛いのは私の前だけにしてね」
もう少し、強引にしたって、大丈夫なのに、ラディスはとても丁重に、シィーファを扱ってくれる。
いや、言動は割と強引なのだが、シィーファと接するときのラディスは、とても優しい。
まるで、余計な力を込めると、シィーファが壊れるか何かするとでも、思っているかのようだ。
「…ラディス、もっとぎゅってして?」
だから、その都度、シィーファはラディスに願う。
そうすれば、ラディスは、少しだけ力を強めて、訊いてくれるのだ。
「これくらい?」
ラディスの声は、笑みを含んでいる。
ラディスはラディスで、シィーファに甘えられたくて、故意にやっているのかもしれない。
それでも、シィーファは、尊重されているようで、大切にされているようで、胸がいっぱいになる。
「うん。 …大好き、ラディス」
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