18 / 65
石に花咲く
16.**
しおりを挟む
シィーファは、ぼんやりとする頭で考えながら、ラディスを見つめる。
ラディスは、本当によくわからない、不思議な男だ、と思う。
シィーファが初めてではないことは知っているはずなのに、どうしてそんなにシィーファの身体のことを心配するのだろう。
シィーファの身体は、既に、ほかの男を受け入れた経験があるのだ。
今更、ラディスを受け入れたところで、裂けることなどありえない。
なのに、どうして。
見つめるラディスが、大丈夫かなぁ、とでも言いそうな表情で、シィーファのなかを優しく撫でるようにしながら、また、胸の先を吸ってくれた。
「ぁ…」
胸の中央と、脚の間が直結しているのではないか。
そのように錯覚しそうな、快感が走って、声が漏れる。
ラディスの指が、自分の体内を出入りするのを感じながら、ふとシィーファは気づいた。
もしかすると、大丈夫だと思っているのはシィーファだけで、本当はラディスを受け入れるのは難しいのではないだろうか。
ラディスの質問に答えるのならば、入って大丈夫でない、ということはない。
ただ、初めてではない、が、久しぶりではある、のだ。
いきなりは、厳しいかもしれない。
そう、シィーファは見解を改めた。
「ん…、久しぶり、だから。 少し、慣らしてもらわないと、かも」
ラディスが軽く目を見張ったのに気づいて、シィーファはラディスの股間に視線をやった。
股間のものが、天を衝くようになってしまっているのに、こんなことをお願いするなんて、面倒くさい女だと思われただろうか。
初めてでもないくせに、と。
「…そう」
ラディスの、そんな呟きが耳に届いて、シィーファはギクリとする。
呆れられた、だろうか。
視線を落としていたシィーファは、ラディスが微笑んでいたことになど、当然気づかなかった。
だから、ラディスが指を入れてくれている場所に、自分の指を持って行きながら、そっと問う。
「自分で、したほうが、いい…?」
「えっ、どうして? 私にさせて。 どうしたらいい?」
シィーファの提案に、ラディスは本気で驚いたのだろう。
声をひっくり返して、前のめりになり、シィーファの目を覗き込んできた。
その、必死な表情に、シィーファは思う。
きっと、ラディスは基本的には、優しくて、いい子なのだ。
セネウが言うように、誰にでも優しくて、人間性のできた、素晴らしいひとなのだろう。
そのひとに、何ということをねだるのだろうと自己嫌悪に陥りそうになりながらも、シィーファの唇は、言葉を発していた。
「指、増やして…? 切ない…」
ラディスは、唇を引き結んだかと思うと、シィーファからそっと指を引き抜く。
シィーファのなかで、ぐずぐずにふやけてしまった中指に薬指を添えて、シィーファの入口へと当てた。
「あ…、本当だ…。 はいる…」
ゆっくりと、ラディスの指が、シィーファの身体を押し拓いていく。
「ァ…」
指一本とは、まるで違うその感覚に、頭の中が沸騰しそうになる。
ラディスの指が、しっかりしているのか、それとも、今まで受け入れてきた男のものが貧弱だったのか、指なのに、なかなのに、気持ちがいい。
ぎちぎちかも、と思ったのに、シィーファがとろとろに濡れているせいか、窮屈な感じはなく、ラディスは指を動かしている。
ばかりか、本当にラディスは、シィーファを慣らして、解すつもりでいるらしく、指をばらばらに動かしたり、旋回するように動かしたりし始めた。
本当に、自分のものがはいるのか、そこまでシィーファの身体が広がるのか、確かめているようだと思う。
そして、調べるようにしながらシィーファの体内を開いていたラディスの指が触れた場所に、シィーファはビクリとする。
「ぁ!」
慌ててシィーファは口を塞ぐ。
ラディスが一度動きを止めてくれたので、シィーファはほっとしたのだが、すぐにまた同じところを撫でられて、シィーファは身をよじった。
「ふぁ、そこっ…」
「ん…、ここ、気持ちいいんだ」
ラディスは、この短時間で、シィーファの反応の見極めができるようになったらしい。
もはや、「痛い?」とは問わずに、「気持ちいいんだ」と確認してきた。
そして、更にそこを刺激し始める。
「あぁ、んぅ」
くるくると円を描くように撫でたり、クックッと押し込むように撫でたりする。
それが、絶妙で、シィーファは腰を逃がそうとするが、ラディスが空いている右手でシィーファの左太腿を抱えているから叶わない。
敷布を乱しながら身をくねらせ、喘ぐシィーファを、ラディスはうっとりと見つめている。
「シィーファ、可愛い…」
シィーファには謎でしかないのだが、ラディスはシィーファを可愛いと言うのだ。
シィーファからしたら、ラディスの方がよっぽど可愛いのに。
そして、これもシィーファにとっては謎でしかないのだが、ラディスは「シィーファ可愛い」という気持ちが有り余ったらしく、シィーファの太腿の内側に口づけてきた。
それでも、シィーファの体内を愛撫し、刺激するラディスの指は止まらない。
お腹の奥がぞくぞくとして、ラディスを呑み込んでいる場所が、きゅうきゅうと反応し始めて、シィーファは狼狽えた。
秘所の上にある小さな凝り――シィーファにとっては恐らく、最も敏感な外部器官に触れていないのに、ぐいぐいと絶頂が近づいてきているのだ。
自慢ではないが、シィーファは今まで、なかへの刺激だけで絶頂に達せたことがない。
それなのに、今、初めてだという、恐らく年下の男相手に、絶頂に導かれてしまうなんて…。
「あ! だめ、だめ、ラディスっ…! んんっ…!」
シィーファの思いに反して、凄まじい快感が脚の間から脳へと駆けた。
「ぁ、ぅ」
びく、びく、と下肢が跳ねる。
絶頂へと導いてくれたラディスの指を、ぎゅう、ぎゅう、と自分の身体が食い締めているのがわかる。
既に達したというのに、ラディスの指を締めつけて、また達する。
「ん、ん」
どれだけ、自分が達していたのかもわからない。
ようやく身体が落ち着くと、ラディスもシィーファの身体の締め付ける力が弱くなったのに気づいたらしく、そろそろと指を引き抜いていく。
「…シィーファ…、今…、なか、すごかった、けど…、大丈夫?」
ラディスは、労わるようにシィーファの腹を撫でながら、シィーファの前髪を掻き上げるようにして、瞳を覗き込んでくる。
また、シィーファのことを心配しているんだろうな、と思ったから、シィーファはそっと目を逸らしつつ、告げた。
「…気持ちよく…なっちゃった…」
ラディスは、紫紺の瞳を何度か瞬かせたが、自分がした質問と、シィーファの返答が繋がったのだろう。
つまりは、シィーファの身体のあの反応は、気持ちよくなったためだと、理解したのだと思う。
頬をうっすらと染め、目を細めて微笑んだ。
「本当? 嬉しい」
身を屈めて、シィーファの瞼に口づけてくるラディスに、シィーファはどうして口にしてくれないんだろう、なんてことを考えた。
考えたのが、いけなかった。
「口づけ、したい」
自分の声が耳に届いて、シィーファはぎょっとした。
夢から覚める、とはこんな感じだろうか。
シィーファは咄嗟に、自分の顔の前で手を交差させた。
恋人でもあるまいに、こうしているときに口づけをしたいなんて、何を血迷って口走ったのか。
「ちが、あの、今の、は」
今のは、口が暴走したのだと説明しようとするシィーファの、顔の前で交差された手を、ラディスが握り、左右に開かせた。
シィーファの手は、ラディスの手によって敷布に縫い留められてしまう。
ラディスの身体は、シィーファの脚の間に納まり、組み敷かれていると言っても差し支えない体勢になっていた。
「違うの? キスしたら、だめ?」
緩く首を揺らしたラディスが、シィーファの瞳を覗き込む。
本当に、末恐ろしい童貞で、年下だと思うのだが、吐息が唇にかかるくらいの距離で囁いてきた。
実は、比喩ではなく唇に吐息がかかっていたし、故意にそうしているのではないかと思うほどだ。
唇が疼くような気がしてきた、と思うと同時に、また、唇が勝手に言葉を紡いでいた。
「違わない…」
シィーファが自分の発言を後悔するより先に、ラディスがちゅっとシィーファの唇に口づける。
ちゅうっとやわらかく唇を吸われて、シィーファの中で何かが切り替わったのだと思う。
「ん…」
やるまい、やるまい、と思っていたのだが、舌を出してラディスの唇の隙間を舌先でなぞってしまった。
シィーファとしては、引かれて逃げ出されても仕方ないと覚悟したのだが、勘が良いというかなんというか、ラディスは舌先を出してシィーファの舌に合わせてきた。
これで、シィーファの理性は完全に吹っ飛んでしまったのだ。
ラディスは、本当によくわからない、不思議な男だ、と思う。
シィーファが初めてではないことは知っているはずなのに、どうしてそんなにシィーファの身体のことを心配するのだろう。
シィーファの身体は、既に、ほかの男を受け入れた経験があるのだ。
今更、ラディスを受け入れたところで、裂けることなどありえない。
なのに、どうして。
見つめるラディスが、大丈夫かなぁ、とでも言いそうな表情で、シィーファのなかを優しく撫でるようにしながら、また、胸の先を吸ってくれた。
「ぁ…」
胸の中央と、脚の間が直結しているのではないか。
そのように錯覚しそうな、快感が走って、声が漏れる。
ラディスの指が、自分の体内を出入りするのを感じながら、ふとシィーファは気づいた。
もしかすると、大丈夫だと思っているのはシィーファだけで、本当はラディスを受け入れるのは難しいのではないだろうか。
ラディスの質問に答えるのならば、入って大丈夫でない、ということはない。
ただ、初めてではない、が、久しぶりではある、のだ。
いきなりは、厳しいかもしれない。
そう、シィーファは見解を改めた。
「ん…、久しぶり、だから。 少し、慣らしてもらわないと、かも」
ラディスが軽く目を見張ったのに気づいて、シィーファはラディスの股間に視線をやった。
股間のものが、天を衝くようになってしまっているのに、こんなことをお願いするなんて、面倒くさい女だと思われただろうか。
初めてでもないくせに、と。
「…そう」
ラディスの、そんな呟きが耳に届いて、シィーファはギクリとする。
呆れられた、だろうか。
視線を落としていたシィーファは、ラディスが微笑んでいたことになど、当然気づかなかった。
だから、ラディスが指を入れてくれている場所に、自分の指を持って行きながら、そっと問う。
「自分で、したほうが、いい…?」
「えっ、どうして? 私にさせて。 どうしたらいい?」
シィーファの提案に、ラディスは本気で驚いたのだろう。
声をひっくり返して、前のめりになり、シィーファの目を覗き込んできた。
その、必死な表情に、シィーファは思う。
きっと、ラディスは基本的には、優しくて、いい子なのだ。
セネウが言うように、誰にでも優しくて、人間性のできた、素晴らしいひとなのだろう。
そのひとに、何ということをねだるのだろうと自己嫌悪に陥りそうになりながらも、シィーファの唇は、言葉を発していた。
「指、増やして…? 切ない…」
ラディスは、唇を引き結んだかと思うと、シィーファからそっと指を引き抜く。
シィーファのなかで、ぐずぐずにふやけてしまった中指に薬指を添えて、シィーファの入口へと当てた。
「あ…、本当だ…。 はいる…」
ゆっくりと、ラディスの指が、シィーファの身体を押し拓いていく。
「ァ…」
指一本とは、まるで違うその感覚に、頭の中が沸騰しそうになる。
ラディスの指が、しっかりしているのか、それとも、今まで受け入れてきた男のものが貧弱だったのか、指なのに、なかなのに、気持ちがいい。
ぎちぎちかも、と思ったのに、シィーファがとろとろに濡れているせいか、窮屈な感じはなく、ラディスは指を動かしている。
ばかりか、本当にラディスは、シィーファを慣らして、解すつもりでいるらしく、指をばらばらに動かしたり、旋回するように動かしたりし始めた。
本当に、自分のものがはいるのか、そこまでシィーファの身体が広がるのか、確かめているようだと思う。
そして、調べるようにしながらシィーファの体内を開いていたラディスの指が触れた場所に、シィーファはビクリとする。
「ぁ!」
慌ててシィーファは口を塞ぐ。
ラディスが一度動きを止めてくれたので、シィーファはほっとしたのだが、すぐにまた同じところを撫でられて、シィーファは身をよじった。
「ふぁ、そこっ…」
「ん…、ここ、気持ちいいんだ」
ラディスは、この短時間で、シィーファの反応の見極めができるようになったらしい。
もはや、「痛い?」とは問わずに、「気持ちいいんだ」と確認してきた。
そして、更にそこを刺激し始める。
「あぁ、んぅ」
くるくると円を描くように撫でたり、クックッと押し込むように撫でたりする。
それが、絶妙で、シィーファは腰を逃がそうとするが、ラディスが空いている右手でシィーファの左太腿を抱えているから叶わない。
敷布を乱しながら身をくねらせ、喘ぐシィーファを、ラディスはうっとりと見つめている。
「シィーファ、可愛い…」
シィーファには謎でしかないのだが、ラディスはシィーファを可愛いと言うのだ。
シィーファからしたら、ラディスの方がよっぽど可愛いのに。
そして、これもシィーファにとっては謎でしかないのだが、ラディスは「シィーファ可愛い」という気持ちが有り余ったらしく、シィーファの太腿の内側に口づけてきた。
それでも、シィーファの体内を愛撫し、刺激するラディスの指は止まらない。
お腹の奥がぞくぞくとして、ラディスを呑み込んでいる場所が、きゅうきゅうと反応し始めて、シィーファは狼狽えた。
秘所の上にある小さな凝り――シィーファにとっては恐らく、最も敏感な外部器官に触れていないのに、ぐいぐいと絶頂が近づいてきているのだ。
自慢ではないが、シィーファは今まで、なかへの刺激だけで絶頂に達せたことがない。
それなのに、今、初めてだという、恐らく年下の男相手に、絶頂に導かれてしまうなんて…。
「あ! だめ、だめ、ラディスっ…! んんっ…!」
シィーファの思いに反して、凄まじい快感が脚の間から脳へと駆けた。
「ぁ、ぅ」
びく、びく、と下肢が跳ねる。
絶頂へと導いてくれたラディスの指を、ぎゅう、ぎゅう、と自分の身体が食い締めているのがわかる。
既に達したというのに、ラディスの指を締めつけて、また達する。
「ん、ん」
どれだけ、自分が達していたのかもわからない。
ようやく身体が落ち着くと、ラディスもシィーファの身体の締め付ける力が弱くなったのに気づいたらしく、そろそろと指を引き抜いていく。
「…シィーファ…、今…、なか、すごかった、けど…、大丈夫?」
ラディスは、労わるようにシィーファの腹を撫でながら、シィーファの前髪を掻き上げるようにして、瞳を覗き込んでくる。
また、シィーファのことを心配しているんだろうな、と思ったから、シィーファはそっと目を逸らしつつ、告げた。
「…気持ちよく…なっちゃった…」
ラディスは、紫紺の瞳を何度か瞬かせたが、自分がした質問と、シィーファの返答が繋がったのだろう。
つまりは、シィーファの身体のあの反応は、気持ちよくなったためだと、理解したのだと思う。
頬をうっすらと染め、目を細めて微笑んだ。
「本当? 嬉しい」
身を屈めて、シィーファの瞼に口づけてくるラディスに、シィーファはどうして口にしてくれないんだろう、なんてことを考えた。
考えたのが、いけなかった。
「口づけ、したい」
自分の声が耳に届いて、シィーファはぎょっとした。
夢から覚める、とはこんな感じだろうか。
シィーファは咄嗟に、自分の顔の前で手を交差させた。
恋人でもあるまいに、こうしているときに口づけをしたいなんて、何を血迷って口走ったのか。
「ちが、あの、今の、は」
今のは、口が暴走したのだと説明しようとするシィーファの、顔の前で交差された手を、ラディスが握り、左右に開かせた。
シィーファの手は、ラディスの手によって敷布に縫い留められてしまう。
ラディスの身体は、シィーファの脚の間に納まり、組み敷かれていると言っても差し支えない体勢になっていた。
「違うの? キスしたら、だめ?」
緩く首を揺らしたラディスが、シィーファの瞳を覗き込む。
本当に、末恐ろしい童貞で、年下だと思うのだが、吐息が唇にかかるくらいの距離で囁いてきた。
実は、比喩ではなく唇に吐息がかかっていたし、故意にそうしているのではないかと思うほどだ。
唇が疼くような気がしてきた、と思うと同時に、また、唇が勝手に言葉を紡いでいた。
「違わない…」
シィーファが自分の発言を後悔するより先に、ラディスがちゅっとシィーファの唇に口づける。
ちゅうっとやわらかく唇を吸われて、シィーファの中で何かが切り替わったのだと思う。
「ん…」
やるまい、やるまい、と思っていたのだが、舌を出してラディスの唇の隙間を舌先でなぞってしまった。
シィーファとしては、引かれて逃げ出されても仕方ないと覚悟したのだが、勘が良いというかなんというか、ラディスは舌先を出してシィーファの舌に合わせてきた。
これで、シィーファの理性は完全に吹っ飛んでしまったのだ。
10
お気に入りに追加
76
あなたにおすすめの小説
俺様系和服社長の家庭教師になりました。
蝶野ともえ
恋愛
一葉 翠(いつは すい)は、とある高級ブランドの店員。
ある日、常連である和服のイケメン社長に接客を指名されてしまう。
冷泉 色 (れいぜん しき) 高級和食店や呉服屋を国内に展開する大手企業の社長。普段は人当たりが良いが、オフや自分の会社に戻ると一気に俺様になる。
「君に一目惚れした。バックではなく、おまえ自身と取引をさせろ。」
それから気づくと色の家庭教師になることに!?
期間限定の生徒と先生の関係から、お互いに気持ちが変わっていって、、、
俺様社長に翻弄される日々がスタートした。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
純白の檻に咲く復讐のバラ
ゆる
恋愛
貴族社会で孤独と屈辱に耐えながらも、自分を見失わずに生き抜こうとするヒロイン・ジュリア。裏切られた過去に縛られ、愛を信じられなくなった彼女の前に現れたのは、幼なじみのレオナルドだった。彼の誠実な想いと温かな支えに触れ、少しずつ心を開いていくジュリア。
屋敷を拠点に新しい活動を始め、支援を必要とする人々に手を差し伸べることで、自分自身の人生を取り戻していく。純白のバラが咲き誇る庭で、ジュリアが見つけたのは過去を乗り越える強さと、共に歩む未来だった――。
裏切り、再生、そして真実の愛。困難な運命を乗り越え、自らの力で未来を切り開くヒロインの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる