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第2章 暁の竜神
第11話 ルーチェvs紅蓮飛竜隊 5
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「私、竜神ナディア=イスパダールの名において命じます。双方、剣を収めてください」
上空より舞い降りたのは、美しい紅色の翼を広げるナディアであった。その隣には無念そうに顔を伏せるレヴィとメグもいる。
「な……ナディア様、どうしてここに……?」
「貴方こそ、なぜここにいるのです。私の言葉を忘れたのですか?」
「それは……憎き者共へ、裁きの鉄槌を下すために」
ナディアは声をやや荒げる。普段ならば優しく諭すように語っていただろう。ここで叱責したところで起きたことは変えられないだろう。そうとわかりつつも、死傷した同胞たちに目を向ければ、どうしても怒りが抑えられないのだ。
「誰が許しましたか、そのような蛮行を。直ちに引き返しなさい。これはもはや戦ではなく、侵略行為です」
「うぐ……も、申し訳……ありません。しかし、あの娘は我らの同胞を殺めました! ただでは帰れません!」
振られたルーチェは、バツの悪そうに頬をかきながら、しおらしく挨拶する。今更許しを請うつもりはないのだが、それでも、ナディアの心中を思えばいつものようにふてぶてしくはできなかったのだ。
「その……ナディア様、お元気そうでなによりです」
「貴女に感謝せねばなりませんね」
「……ほぇ?」
てっきりローレンと同じように叱られるか、最悪の場合は処分されると覚悟していたルーチェは、鳩が豆鉄砲をくらったような顔で、変な声を上げた。感謝。同胞を殺められて、あんなにも悲しそうにしているのに、それでも感謝するというのだ。驚くなと言う方が無理な話だ。
「な、何を仰るのですか、ナディア様! そやつは同胞を!」
ルーチェですらそう思うのだから、ローレンはその上をいく。地面には多数の、それも槍でズタズタにされた同胞たちが倒れていたのだから。中には致命傷こそ貰っていないものの、落下した衝撃で死に至った者も少なくない。これだけの被害を受けながら感謝などあり得るものかと抗議した。
それでも、ナディアは頑としてこちらのみが悪いのだと言い張る。
「そもそも、この争いの原因はこちらにあります」
「しかし、あやつは四大将軍! 国の兵に傷を付けたのです! 厳罰に処すべきです!」
「確かに、かつて見知った顔ではあります。しかし今はただの一般市民。守るべき民へ刃を向け、罰せられるのはこちらです」
「そ、そんな……馬鹿な……」
項垂れるローレンを尻目に、ナディアはルーチェに向かって頭を下げた。これには黙って事の成り行きを見守っていたレヴィも止めようとしてしまう。
「なっ、ナディア様!?」
「良いのです、レヴィ。愛すべき民を意図的に傷付けんとしたのはこちらなのですから」
「そ、それはローレン様の役目です。何もナディア様が……!」
「同胞たちの罪は私の罪。謝って許されることではないでしょうが、せめてもの謝罪です」
その殊勝な態度にレヴィは言葉を失い、一方でルーチェは吹き出した。おかしくて。余りにもおかしくて。馬鹿にしているのではない。惜しいのだ。自分の信じていた通りの、こんなにも素敵な人とこんなことになってしまって、笑うしかなかった。
「あーあ、どうしてこんなにも心から尊敬できる方と、こんな風になっちゃうのかなぁ」
ナディアは逃げも隠れもせず、上に立つ者としての責任を取ろうとした。普通のことを普通にこなしたのだ。それがどんなに難しいことか。ルーチェは嫌というほど見てきている。聖天騎士団に入ってから僅か数年で、何度となく責任の押し付けがあった。蜥蜴の尻尾切りもあった。上に立つ者たちの醜さは、こういう重大な局面において臆面もなく姿を見せくれていた。
「返す言葉も御座いません」
ナディアに非はほぼ無い。強いて言えば、ローレンたちをきちんとコントロールできなかったことくらいか。それだけなのに、全ての責を背負おうと言っている。その心に少しでも報いるためには、と、ルーチェはあえて確認する。
「でもさ、本当にお咎め無しなの? 自分で言うのもあれだけどさ、それじゃあ虫が良すぎない?」
ルーチェは罰せられる覚悟があった。詳しい事情に何となく察しが付いており、今の世界の流れを汲むならば、むし悪はこちら側なのだろうとも理解している。だからこそ、ナディアに断罪されるならそれもありなのかと、そう思ったのである。まぁ、アデルと共にあるために精一杯の抵抗はするのだが。
「いえ、貴女には一切非などありませんよ」
「ふーん、そっか」
百人近くも斬っておきながら無罪放免なんて甘いが、許されるなら文句を言うのはおかしな話だ。むしろ万々歳。これ以上争う必要が無いのなら、いらなく蒸し返される前にと、ルーチェは背を向けて立ち去ろうとする。でも、ふと思いついた。今しかできない忠告を、もう一度しようと。
「あ、そうだ。1つだけ忠告しておきたいことがあります。イース・ディードに攻め込むのなら、私よりも魔王様に警戒してください。あの人と配下は強いです。私が十万人いたって、一番弱い人にも勝てませんから」
十万人。それはここにいる紅蓮飛竜隊の総数だ。十万対一でルーチェに負けそうになった彼らには、とても信じたくない話である。ただ、ナディアは違う。それが過剰表現でもなんでもない事実のなのだとよくわかっている。
「ご忠告、感謝します」
「はい、よろしくお願いします。それでは」
ルーチェは今度こそ振り返ることなく走り去ったのだった。その背中に尋常じゃない視線を浴びていたのだが、まるで近所の店からちょっと急いで帰る時のような雰囲気だったのは、言うまでもない。
上空より舞い降りたのは、美しい紅色の翼を広げるナディアであった。その隣には無念そうに顔を伏せるレヴィとメグもいる。
「な……ナディア様、どうしてここに……?」
「貴方こそ、なぜここにいるのです。私の言葉を忘れたのですか?」
「それは……憎き者共へ、裁きの鉄槌を下すために」
ナディアは声をやや荒げる。普段ならば優しく諭すように語っていただろう。ここで叱責したところで起きたことは変えられないだろう。そうとわかりつつも、死傷した同胞たちに目を向ければ、どうしても怒りが抑えられないのだ。
「誰が許しましたか、そのような蛮行を。直ちに引き返しなさい。これはもはや戦ではなく、侵略行為です」
「うぐ……も、申し訳……ありません。しかし、あの娘は我らの同胞を殺めました! ただでは帰れません!」
振られたルーチェは、バツの悪そうに頬をかきながら、しおらしく挨拶する。今更許しを請うつもりはないのだが、それでも、ナディアの心中を思えばいつものようにふてぶてしくはできなかったのだ。
「その……ナディア様、お元気そうでなによりです」
「貴女に感謝せねばなりませんね」
「……ほぇ?」
てっきりローレンと同じように叱られるか、最悪の場合は処分されると覚悟していたルーチェは、鳩が豆鉄砲をくらったような顔で、変な声を上げた。感謝。同胞を殺められて、あんなにも悲しそうにしているのに、それでも感謝するというのだ。驚くなと言う方が無理な話だ。
「な、何を仰るのですか、ナディア様! そやつは同胞を!」
ルーチェですらそう思うのだから、ローレンはその上をいく。地面には多数の、それも槍でズタズタにされた同胞たちが倒れていたのだから。中には致命傷こそ貰っていないものの、落下した衝撃で死に至った者も少なくない。これだけの被害を受けながら感謝などあり得るものかと抗議した。
それでも、ナディアは頑としてこちらのみが悪いのだと言い張る。
「そもそも、この争いの原因はこちらにあります」
「しかし、あやつは四大将軍! 国の兵に傷を付けたのです! 厳罰に処すべきです!」
「確かに、かつて見知った顔ではあります。しかし今はただの一般市民。守るべき民へ刃を向け、罰せられるのはこちらです」
「そ、そんな……馬鹿な……」
項垂れるローレンを尻目に、ナディアはルーチェに向かって頭を下げた。これには黙って事の成り行きを見守っていたレヴィも止めようとしてしまう。
「なっ、ナディア様!?」
「良いのです、レヴィ。愛すべき民を意図的に傷付けんとしたのはこちらなのですから」
「そ、それはローレン様の役目です。何もナディア様が……!」
「同胞たちの罪は私の罪。謝って許されることではないでしょうが、せめてもの謝罪です」
その殊勝な態度にレヴィは言葉を失い、一方でルーチェは吹き出した。おかしくて。余りにもおかしくて。馬鹿にしているのではない。惜しいのだ。自分の信じていた通りの、こんなにも素敵な人とこんなことになってしまって、笑うしかなかった。
「あーあ、どうしてこんなにも心から尊敬できる方と、こんな風になっちゃうのかなぁ」
ナディアは逃げも隠れもせず、上に立つ者としての責任を取ろうとした。普通のことを普通にこなしたのだ。それがどんなに難しいことか。ルーチェは嫌というほど見てきている。聖天騎士団に入ってから僅か数年で、何度となく責任の押し付けがあった。蜥蜴の尻尾切りもあった。上に立つ者たちの醜さは、こういう重大な局面において臆面もなく姿を見せくれていた。
「返す言葉も御座いません」
ナディアに非はほぼ無い。強いて言えば、ローレンたちをきちんとコントロールできなかったことくらいか。それだけなのに、全ての責を背負おうと言っている。その心に少しでも報いるためには、と、ルーチェはあえて確認する。
「でもさ、本当にお咎め無しなの? 自分で言うのもあれだけどさ、それじゃあ虫が良すぎない?」
ルーチェは罰せられる覚悟があった。詳しい事情に何となく察しが付いており、今の世界の流れを汲むならば、むし悪はこちら側なのだろうとも理解している。だからこそ、ナディアに断罪されるならそれもありなのかと、そう思ったのである。まぁ、アデルと共にあるために精一杯の抵抗はするのだが。
「いえ、貴女には一切非などありませんよ」
「ふーん、そっか」
百人近くも斬っておきながら無罪放免なんて甘いが、許されるなら文句を言うのはおかしな話だ。むしろ万々歳。これ以上争う必要が無いのなら、いらなく蒸し返される前にと、ルーチェは背を向けて立ち去ろうとする。でも、ふと思いついた。今しかできない忠告を、もう一度しようと。
「あ、そうだ。1つだけ忠告しておきたいことがあります。イース・ディードに攻め込むのなら、私よりも魔王様に警戒してください。あの人と配下は強いです。私が十万人いたって、一番弱い人にも勝てませんから」
十万人。それはここにいる紅蓮飛竜隊の総数だ。十万対一でルーチェに負けそうになった彼らには、とても信じたくない話である。ただ、ナディアは違う。それが過剰表現でもなんでもない事実のなのだとよくわかっている。
「ご忠告、感謝します」
「はい、よろしくお願いします。それでは」
ルーチェは今度こそ振り返ることなく走り去ったのだった。その背中に尋常じゃない視線を浴びていたのだが、まるで近所の店からちょっと急いで帰る時のような雰囲気だったのは、言うまでもない。
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