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登場人物(ネタバレ注意、随時変更あり)
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【初めに】
この物語は、実在した古代エジプトの王、女王、王女を題材にした創作です。架空の人物・設定がかなり入っていますが、物語が進むにつれて登場人物を追加または変更します。
ネタバレが嫌な方は、以下の『実際の歴史上の人物』だけお読み下さい。
【実際の歴史上の人物】
ごく簡単にリストアップしておきますので、詳しくは本やウィキペディアをご覧ください。
トトメス2世:トトメス1世と側室ムトネフェルトの息子。病弱で早死にした。
ハトシェプスト:トトメス1世と正妃イアフメスの娘。異母弟のトトメス2世と結婚し、正妃(𓇓𓈞𓏏𓅨𓏏ヘメト・ネスウ・ウェレト)となった。夫との間には娘ネフェルウラーが生まれた。もう1人娘がいたという説もあるが、確実な証拠はない。夫の早世後に幼くして即位した義息子トトメス3世を支えて22年間共同統治した。公式な場では付け髭をつけて男装したと伝えられている。共同統治中の専横のため、その死後に彼女の名前や姿(ただし男性のファラオとして描写されている)が消されたという説がある。一方、それは女系の王位継承を習慣化させないためでハトシェプストとトトメス3世の関係は悪くなかったという考えもある。
トトメス3世:トトメス2世と側室イセトの息子。平和外交主義だった(と言われる)ハトシェプストの死後、何度も外国に出兵してエジプト史上最大の帝国を築いた。治世22年頃にハトシェプストが亡くなった後、彼女の名前を様々な建造物から削らせた。享年56歳。
ネフェルウラー:トトメス3世の父トトメス2世と正妃ハトシェプストの娘。アメン神信仰に関わる神官称号であるアメンの神妻(たいていの王家の女性が持つ称号)を持っていた。ネフェルウラーは、一説には異母兄弟のトトメス3世と結婚したと言われているが、確実な証拠はない。ハトシェプストの治世中、おそらく治世11年から17年の間に亡くなった。
サアトイアフ:トトメス3世の乳母の娘で最初の正妃。トトメス3世治世23年か24年(トトメス3世25/26歳の時)に死去。早世した嫡男アメンエムハトの実母の可能性がある。
メリトラー・ハトシェプスト:トトメス3世の2番目の正妃。後継者アメンヘテプ2世の実母。ハトシェプストが名前についているが、トトメス2世の正妃ハトシェプストの娘ではない説の方が強い。
トトメス3世には、その他にもネブトゥという名の妻と3人の外国人妻メンヘト、メヌウアイ、メレティがいた。
センエンムウト:ハトシェプストの治世に活躍した高官で、様々な記念物の建造に関わった。王女ネフェルウラーの教育係にもなり、子供の姿の彼女を抱きかかえた彫像を何体も作らせた。一説にはトトメス1世にも仕えていたとも言われるが、彼に関する確実な史料はトトメス2世死後以降のものである。デル・エル=バハリにあるハトシェプストの葬祭神殿建築などを任され、女王の寵愛が深く、葬祭神殿のすぐ近くに墓(TT 353)を造営することを許された。ちなみに彼は、同じくルクソール西岸のシェイク・アブド・エル=クルナにもう1基の墓(TT 71)も建造している。一説にはセンエンムウトはハトシェプストと男女の関係にあったというが、確実な証拠はない。ハトシェプスト治世16年頃、彼に関する記録はぷっつりと消えた。
イアフメス/パアエンネヘベト:イアフメス、またの名をパアエンネヘベト。第18王朝初代イアフメス1世から王家に仕えていたので、トトメス3世・ハトシェプスト共同統治治世には高齢だった。上エジプトのエルカブにある自身の墓の自伝碑文にネフェルウラーを育てたと記している。この碑文にはハトシェプストが正妃および神妻と記されているので、おそらく彼女の戴冠前の話であり、ネフェルウラーの教育係としてはセンエンムウトの前任者であろう。
イネニ:アメンヘテプ1世、トトメス1世、トトメス2世、ハトシェプストとトトメス3世の共同統治下で活躍した高官。テーベ市長やアメン神の食料庫長官、王墓建造長官などを歴任し、共同統治終了前に死去した。テーベに建造した墓(TT 81)の有名な自伝碑文でハトシェプストがエジプトを統治した事を記しているが、珍しく彼女の名前は削られていない。
【この物語の登場人物】
ハトシェプスト:トトメス1世と正妃イアフメスの娘。異母兄のトトメス2世の正妃(𓇓𓈞𓏏𓅨𓏏ヘメト・ネスウ・ウェレト)となったが、病弱な娘ネフェルウラーしかもうける事ができなかった。義息子トトメス3世とネフェルウラーを結婚させて孫息子が生まれたら、トトメス3世を王座から引きずり下ろすことを画策している。
ネフェルウラー:トトメス2世とハトシェプストの娘。近親結婚の悪影響で身体が弱い。トトメス3世の異母妹で正妃。
トトメス3世:トトメス2世と側室イセトの息子でネフェルウラーの夫。少し大きくなると幼馴染の助言もあって継母の陰謀に気付き、彼女と権力闘争を繰り広げる。ネフェルウラーとの間に子供をもうけないように彼女との閨を避けているが、継母の死後、彼女との間にアメンヘテプ2世をもうけた。成人してから側室を迎えた。
トトメス2世:ハトシェプストの異母兄で夫。トトメス3世とネフェルウラーの父。病弱で早世した。物語が始まる時点で亡くなっている。正妃ハトシェプストと側室イセトの他にも妾が何人かいてその妾達が産んだ王女が3人いる。
イセト:トトメス2世の側室。トトメス2世との間に唯一の王子トトメス3世をもうけた。トトメス3世即位後に病死するが、トトメス3世はハトシェプストが毒殺したのではないかと疑っている。
ユウヤ:トトメス3世の乳母。アメンメスとサアトイアフ兄妹の母。
アメンメス:トトメス3世の乳母の息子。妹サアトイアフとトトメス3世の8歳上。雌伏の時代のトトメス3世を支える。
サアトイアフ:トトメス3世と同い年の乳きょうだい。成長するにつれてトトメス3世に恋心を抱くようになる。
ティイ:ネフェルウラーの乳母。アメニの母。
アメニ:ネフェルウラーの乳兄弟。アメンメスとは犬猿の仲。成長するにつれてネフェルウラーに恋心を抱くようになる。
センエンムウト:トトメス2世やハトシェプストと同年代。イアフメス/パアエンネヘベトの死後、ネフェルウラーの教育係に任命され、ハトシェプスト・トトメス3世共同統治下で宰相を務める。独身を貫いているので、トトメス2世死後、トトメス3世派の陰謀でハトシェプストの愛人という噂が流れる。それは事実無根ではあるものの、ハトシェプストに片想いしている。自分と一緒になればハトシェプストの野望が達成されないので、彼女のために想いを告げられないでいる。
イアフメス/パアエンネヘベト:イアフメス、またの名をパアエンネヘベト。ネフェルウラーの教育係に任命されたが、彼女が乳児の頃に死去。
イネニ:アメンヘテプ1世から王家に仕える老臣。センエンムウトを見出してハトシェプストに推薦した。
【参考サイト(一例)】
https://www.maat-ka-ra.de/
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/index-new.htm
現在、不定期更新となっております。申し訳ありません。
この物語は、実在した古代エジプトの王、女王、王女を題材にした創作です。架空の人物・設定がかなり入っていますが、物語が進むにつれて登場人物を追加または変更します。
ネタバレが嫌な方は、以下の『実際の歴史上の人物』だけお読み下さい。
【実際の歴史上の人物】
ごく簡単にリストアップしておきますので、詳しくは本やウィキペディアをご覧ください。
トトメス2世:トトメス1世と側室ムトネフェルトの息子。病弱で早死にした。
ハトシェプスト:トトメス1世と正妃イアフメスの娘。異母弟のトトメス2世と結婚し、正妃(𓇓𓈞𓏏𓅨𓏏ヘメト・ネスウ・ウェレト)となった。夫との間には娘ネフェルウラーが生まれた。もう1人娘がいたという説もあるが、確実な証拠はない。夫の早世後に幼くして即位した義息子トトメス3世を支えて22年間共同統治した。公式な場では付け髭をつけて男装したと伝えられている。共同統治中の専横のため、その死後に彼女の名前や姿(ただし男性のファラオとして描写されている)が消されたという説がある。一方、それは女系の王位継承を習慣化させないためでハトシェプストとトトメス3世の関係は悪くなかったという考えもある。
トトメス3世:トトメス2世と側室イセトの息子。平和外交主義だった(と言われる)ハトシェプストの死後、何度も外国に出兵してエジプト史上最大の帝国を築いた。治世22年頃にハトシェプストが亡くなった後、彼女の名前を様々な建造物から削らせた。享年56歳。
ネフェルウラー:トトメス3世の父トトメス2世と正妃ハトシェプストの娘。アメン神信仰に関わる神官称号であるアメンの神妻(たいていの王家の女性が持つ称号)を持っていた。ネフェルウラーは、一説には異母兄弟のトトメス3世と結婚したと言われているが、確実な証拠はない。ハトシェプストの治世中、おそらく治世11年から17年の間に亡くなった。
サアトイアフ:トトメス3世の乳母の娘で最初の正妃。トトメス3世治世23年か24年(トトメス3世25/26歳の時)に死去。早世した嫡男アメンエムハトの実母の可能性がある。
メリトラー・ハトシェプスト:トトメス3世の2番目の正妃。後継者アメンヘテプ2世の実母。ハトシェプストが名前についているが、トトメス2世の正妃ハトシェプストの娘ではない説の方が強い。
トトメス3世には、その他にもネブトゥという名の妻と3人の外国人妻メンヘト、メヌウアイ、メレティがいた。
センエンムウト:ハトシェプストの治世に活躍した高官で、様々な記念物の建造に関わった。王女ネフェルウラーの教育係にもなり、子供の姿の彼女を抱きかかえた彫像を何体も作らせた。一説にはトトメス1世にも仕えていたとも言われるが、彼に関する確実な史料はトトメス2世死後以降のものである。デル・エル=バハリにあるハトシェプストの葬祭神殿建築などを任され、女王の寵愛が深く、葬祭神殿のすぐ近くに墓(TT 353)を造営することを許された。ちなみに彼は、同じくルクソール西岸のシェイク・アブド・エル=クルナにもう1基の墓(TT 71)も建造している。一説にはセンエンムウトはハトシェプストと男女の関係にあったというが、確実な証拠はない。ハトシェプスト治世16年頃、彼に関する記録はぷっつりと消えた。
イアフメス/パアエンネヘベト:イアフメス、またの名をパアエンネヘベト。第18王朝初代イアフメス1世から王家に仕えていたので、トトメス3世・ハトシェプスト共同統治治世には高齢だった。上エジプトのエルカブにある自身の墓の自伝碑文にネフェルウラーを育てたと記している。この碑文にはハトシェプストが正妃および神妻と記されているので、おそらく彼女の戴冠前の話であり、ネフェルウラーの教育係としてはセンエンムウトの前任者であろう。
イネニ:アメンヘテプ1世、トトメス1世、トトメス2世、ハトシェプストとトトメス3世の共同統治下で活躍した高官。テーベ市長やアメン神の食料庫長官、王墓建造長官などを歴任し、共同統治終了前に死去した。テーベに建造した墓(TT 81)の有名な自伝碑文でハトシェプストがエジプトを統治した事を記しているが、珍しく彼女の名前は削られていない。
【この物語の登場人物】
ハトシェプスト:トトメス1世と正妃イアフメスの娘。異母兄のトトメス2世の正妃(𓇓𓈞𓏏𓅨𓏏ヘメト・ネスウ・ウェレト)となったが、病弱な娘ネフェルウラーしかもうける事ができなかった。義息子トトメス3世とネフェルウラーを結婚させて孫息子が生まれたら、トトメス3世を王座から引きずり下ろすことを画策している。
ネフェルウラー:トトメス2世とハトシェプストの娘。近親結婚の悪影響で身体が弱い。トトメス3世の異母妹で正妃。
トトメス3世:トトメス2世と側室イセトの息子でネフェルウラーの夫。少し大きくなると幼馴染の助言もあって継母の陰謀に気付き、彼女と権力闘争を繰り広げる。ネフェルウラーとの間に子供をもうけないように彼女との閨を避けているが、継母の死後、彼女との間にアメンヘテプ2世をもうけた。成人してから側室を迎えた。
トトメス2世:ハトシェプストの異母兄で夫。トトメス3世とネフェルウラーの父。病弱で早世した。物語が始まる時点で亡くなっている。正妃ハトシェプストと側室イセトの他にも妾が何人かいてその妾達が産んだ王女が3人いる。
イセト:トトメス2世の側室。トトメス2世との間に唯一の王子トトメス3世をもうけた。トトメス3世即位後に病死するが、トトメス3世はハトシェプストが毒殺したのではないかと疑っている。
ユウヤ:トトメス3世の乳母。アメンメスとサアトイアフ兄妹の母。
アメンメス:トトメス3世の乳母の息子。妹サアトイアフとトトメス3世の8歳上。雌伏の時代のトトメス3世を支える。
サアトイアフ:トトメス3世と同い年の乳きょうだい。成長するにつれてトトメス3世に恋心を抱くようになる。
ティイ:ネフェルウラーの乳母。アメニの母。
アメニ:ネフェルウラーの乳兄弟。アメンメスとは犬猿の仲。成長するにつれてネフェルウラーに恋心を抱くようになる。
センエンムウト:トトメス2世やハトシェプストと同年代。イアフメス/パアエンネヘベトの死後、ネフェルウラーの教育係に任命され、ハトシェプスト・トトメス3世共同統治下で宰相を務める。独身を貫いているので、トトメス2世死後、トトメス3世派の陰謀でハトシェプストの愛人という噂が流れる。それは事実無根ではあるものの、ハトシェプストに片想いしている。自分と一緒になればハトシェプストの野望が達成されないので、彼女のために想いを告げられないでいる。
イアフメス/パアエンネヘベト:イアフメス、またの名をパアエンネヘベト。ネフェルウラーの教育係に任命されたが、彼女が乳児の頃に死去。
イネニ:アメンヘテプ1世から王家に仕える老臣。センエンムウトを見出してハトシェプストに推薦した。
【参考サイト(一例)】
https://www.maat-ka-ra.de/
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/index-new.htm
現在、不定期更新となっております。申し訳ありません。
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